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Final Cut Proの「配置」コントロール
多くの素材レイヤーには、3Dタイトルに適用される寸法の固定されたグラフィックイメージ(布地のパターンやディストレスレイヤーのしわなど)が含まれます。「テキスト」インスペクタの「素材」セクションで、これらの各レイヤーのコントロールにある「配置」コントロールのセットを使用すれば、イメージをテキストオブジェクトにマップする方法を定義できます。
配置設定を複数のレイヤーに同時に適用したい場合は、それらのレイヤーの配置を「共通」に指定できます。その場合、「テキスト」インスペクタの「素材」セクションには、個々のレイヤーの「配置」コントロールの代わりに「共通の配置」コントロールが表示されます。「配置」が「独立」に設定されているレイヤーは、「共通の配置」設定の影響を受けません。「配置」コントロールが含まれるレイヤーを追加する場合は、それらのレイヤーで共通設定を使用するか、それらを個別に制御するかを選択できます。
「テキスト」インスペクタの「素材」セクションでも、「グローバルな配置」コントロールを使えば、任意の素材レイヤーで、適用されているテクスチャの配置をランダム化することができます。これらの設定は、「独立」または「共通」のどちらに指定されているかに関係なく、すべてのテクスチャに適用されます。
「独立」の「配置」コントロール
これらのコントロールは、3Dタイトルに適用されたテクスチャを含む素材レイヤーのそれぞれに表示されます。
配置: イメージのマッピングを独立させる(つまり下のコントロールでイメージの配置を調整できるようにする)か、選択した3Dタイトルに配置されているほかのイメージと共通にするかを選択するポップアップメニュー。
「配置」を「共通」に設定すると、その素材レイヤーが「オプション」セクションの「共通の配置」設定で制御されるようになるため、素材レイヤーの残りの配置パラメータは非表示になります。
次に配置: イメージまたはテクスチャをテキストオブジェクト全体に一度に適用するか、または各グリフ(文字)に個別に適用するかを選択するポップアップメニュー。
側面の配置: マップされたイメージまたはテクスチャをテキストオブジェクトの側面にどのように適用するかを選択するポップアップメニュー。次のオプションのいずれかを選択します:
標準: イメージまたはテクスチャが、テキストオブジェクトの前面と側面に同じ向きでマップされます。
90°回転: 同じイメージがテキストオブジェクトの側面にマップされますが、90°回転します。
端から伸縮: パターンがテキストオブジェクトの側面に伸ばされたような見た目になります。
位置: イメージまたはテクスチャがオブジェクト上にマップされる位置を設定する値スライダ。
調整: マップされるイメージまたはテクスチャの拡大(ズーム)レベルを調整するスライダ。開閉用三角ボタンをクリックすると、「X」と「Y」のスライダが別々に表示され、「フォントサイズとの比率を固定」チェックボックス(後述)が表示されます。
フォントサイズとの比率を固定: 選択すると、テキストオブジェクトのフォントサイズを変更したときに、適用されているイメージまたはテクスチャのサイズが比例して変更されるようにするチェックボックス(「調整」の開閉用三角ボタンをクリックすると使用可能になります)。
回転: マップされたイメージまたはテクスチャをZ軸を中心に回転させるダイヤル。開閉用三角ボタンをクリックすると、X軸、Y軸、およびZ軸に沿って回転させるためのダイヤルが個別に表示されます。
「共通の配置」コントロール
これらのコントロールは、素材レイヤーの「配置」ポップアップメニューを「共通」に設定したときに、「テキスト」インスペクタの「オプション」セクションに表示されます。これらのコントロールは、上で説明した「独立」の「配置」コントロールと同じものです。
「グローバルな配置」コントロール
これらの設定は、「配置」コントロール(独立または共通)の影響を受けるすべてのイメージに適用されます。これらのコントロールは「テキスト」インスペクタの「オプション」セクションに表示されます。
Final Cut Proでテクスチャ、エフェクト、およびイメージを3Dタイトルのテキストオブジェクトに配置するときに使用するさまざまなパターンを作成できます。適用するパターンの配置をタイトルの文字間で変化させたい場合があります。この場合、「ランダムシード」の機能をランダム・パターン・ジェネレータのように使用できます。
ランダム化: ランダム化を側面のみに適用するか、前面と背面のみに適用するか、すべての面に適用するかを選択するポップアップメニュー。
ランダムシード: 別の乱数を選択してランダムなパターン配置を変更するためのコントロールです。「生成」ボタンをクリックすると、Final Cut Proで乱数が選択されます。または、テキストフィールドに独自の数字を入力します。