Apple School Managerで新しいドメインにリンクする
管理対象Apple IDを使用するには、使用するドメインを確認する必要があるか、予約済みのドメインを使用できます。ドメイン(ドメイン名とも呼ばれる)は、個々のメンバーではなく大きな組織を表します。ドメイン名は登録済みで、グローバルに一意である必要があります。
確認済みのドメイン
確認プロセスにより、所属する組織が自分のドメインのドメイン・ネーム・サービス(DNS)レコードを変更する権限を持っていることを確認できます。たとえば、townshipschools.orgを自分のドメインとして使用するには、確認プロセスの開始時(「確認」ボタンを選択した時)から14暦日以内に特定のTXTレコードをドメイン・ネーム・サーバのゾーンファイルに追加します。
追加できるドメインは、別の組織によって所有権が確認されていないドメインのみです。ドメインの所有権を確認できない場合、係争中のドメイン名がどの組織に関連付けられているかを解決するために、追加の手順が必要になります。「ドメインの競合について」を参照してください。
重要: 確認プロセスは14暦日以内に完了させる必要があります。14暦日を過ぎると、確認プロセスをやり直す必要があります。ネットワークの構成によっては、DNS変更の表示に時間がかかる場合があります。タスクを有効期間内に完了させるため、DNSエントリにレコードを記録する社内担当者(たとえば、DNS管理者)に必ず連絡するようにしてください。
予約済みのドメイン
ドメインの確認ができない場合は、予約済みのドメインを使用することが可能です。予約済みのドメイン:
Appleが自動的に生成するドメイン
正常に登録した際に使用したWebサイトに基づく
編集または削除できないもの
組織によるドメインの確認が不要なもの
たとえば、www.townshipschools.orgのWebサイトを使用して登録した場合は、予約済みのドメイン名はtownshipschools.appleid.comになります。複数の組織が同じドメインを使用している場合は、たとえばtownshipschools2.appleid.comのように、増分番号がドメイン名に加えられます。
ドメインの競合
ドメインの競合には次の2種類があります。
別の組織によって登録されているドメイン。
別の組織によって登録および確認されているドメイン。
以下に例を示します。
組織A | 組織B |
---|---|
「townshipschools.org」を登録済みです。 | 連絡先情報を含むメールを組織Aに送信できます。 |
「townshipschools.org」を登録および確認済みです。 | 組織Aによって登録および確認されているため、ドメイン「townshipschools.org」を使用できません。 |
この例の場合、組織Bは、連絡先情報(連絡を求めている人の名前とメールアドレス、組織の名前)を組織Aに送信できます。組織Aは、ドメイン登録問題を解決するために組織Bに連絡するかどうかを選択できます。
重要: ドメインの登録問題に関して、Appleは介入しません。
ドメインを追加する
Apple School Managerで、管理者、サイトマネージャ、またはユーザマネージャの役割を持つユーザでサインインします。
サイドバーの下部にある自分の名前を選択し、「環境設定」を選択して、「管理対象Apple ID」を選択します。
「ドメイン」セクションで「ドメインの追加」を選択して、使用するドメインを入力します。
次のいずれかを実行します。
別の組織によって登録および確認されたドメインを入力した場合、続行するには別のドメインを入力する必要があります。
別の組織に登録されているものの、まだ確認されていないドメインを入力した場合、「上記の連絡先情報を共有することに同意します」、「送信」の順に選択できます。「ドメインの競合」を参照してください。
「ドメインの追加」を選択してから、このタスクの残りの手順を行います。
ドメインの横にある「確認」を選択します。
TXTレコードが表示され、選択したドメインは現在確認中であることが記載されているメールが届きます。確認プロセスは、14暦日以内に完了させる必要があります。TXTレコードの文字列には、末尾にランダムな文字が含まれます(例:apple-domain-verification=RaNdOmLeTtErSaNdNuMbErS)。
「コピー」ボタンを選択します。
以下のいずれかのサービスを使用中の場合は、TXTレコードをゾーンファイルに貼り付ける方法について、該当するサービスの資料を確認するか、DNS管理者にお問い合わせください。
GoDaddy: Add a TXT record(TXTレコードを追加する)
Google: ドメインの所有権をTXTレコードで証明する
Microsoft Entra ID:TXTまたはMXレコードを追加してドメインの所有を確認する
NameCheap:How do I add TXT/SPF/DKIM/DMARC records for my domain?(自分のドメインのTXT/SPF/DKIM/DMARCレコードを追加する方法)
ネットワークソリューション:How Do I Manage DNS and Advanced DNS Records?(DNSおよび高度なDNSレコードを管理する方法)
「テキスト(TXT)レコードまたはセンダーポリシーフレームワーク(SPF)レコード」を選択する
別のドメイン登録機関をご使用の場合、DNSゾーンファイルにTXTレコードを追加する方法について、その登録機関にお問い合わせください。
DNS TXTレコードを追加してから、確認プロセスを終了させます。
注記: 追加できるドメインは、別の組織によって取得されていないドメインのみです。紛争については、使用したいドメインを取得している組織に直接お問い合わせください。「ドメインの競合について」を参照してください。
確認プロセスを終了させる
Apple School Managerで、管理者、サイトマネージャ、またはユーザマネージャの役割を持つユーザでサインインします。
サイドバーの下部にある自分の名前を選択し、「環境設定」を選択して、「管理対象Apple ID」を選択します。
TXTレコードが追加されたドメインを見つけて、「今すぐ確認」を選択します。
TXTレコードが適切にDNSゾーンファイルに正しく追加されると、表示されたレコードと「コピー」ボタンが「所有権の確認済み」に変わります。
TXTレコードが誤ってDNSゾーンファイルに置かれると、「今すぐ確認」ボタンは変化しません。
ドメインの確認が完了したら、ゾーンファイルからTXTレコードを削除できます。