SFTPを使用してアカウントをApple School Managerに読み込む
Secure File Transfer Protocol(SFTP)を使って、すべての.csvファイルをStudent Information System(SIS)からApple School Managerにアップロードできます。この機能は、以下のような状況で活用できます:
使用するStudent Information System (SIS) が、現在Apple School Managerによってサポートされていないが、将来サポートされる可能性がある場合。
SISを使用していないが、現在使用中のシステムから同様の情報を読み込みたい場合。
注記: SFTPアップロードにはmacOS上で実行できるサードパーティ製Appが必要です。SFTPクライアントをインストールしていない場合は、Mac App StoreからAppを見つけてインストールできます。
設定とアップロードの要件
SFTPアップロードを設定する前に、ドメインを確認する必要があります。ドメインを確認すると、Apple School Managerから.csvテンプレートファイルと専用SFTPサーバへの接続情報を取得できます。ファイルはスプレッドシートApp(Numbersなど)で開くことができます。
SFTP接続を作成してデータをアップロードするには、「組織の設定」の権限を持つ役割が必要です。使用するSFTP Appによっては、圧縮ファイルをフォルダに保存するだけで、次回からのアップロードを自動化することができます。その権限を持つ役割については、「役割と権限について」を参照してください。
テンプレートをアップロードする前に、管理対象Apple IDの作成方法を決めておく必要があります。「管理対象Apple IDを使用する」を参照してください。
ファイルに関する要件
データを読み込む前に以下を読んで、各.csvファイルに適切な情報が記入されるように設定する方法を確認してください。
ファイルが正常にアップロードされた後
その後、職員、講師、生徒に役割を割り当てることができます。新しいファイルをアップロードするときは、毎回その情報が自動的にApple School Managerに追加され、更新されます。データがSISやその他のシステムに書き戻されることはありません。
最初の接続が完了すると、Apple School Managerは、更新されていないファイルがあった場合でも、すべての.csvファイルに更新があると仮定します。たとえば、新しい職員、クラス、名簿はないが、追加する新しい生徒がある場合、それらすべてのファイルをアップロードする必要があります。
SFTP Appを使ってApple School Managerにユーザを追加する
Apple School Managerで、管理者、サイトマネージャ、またはユーザマネージャの役割を持つユーザでサインインします。
サイドバーの下部にある自分の名前をタップし、「環境設定」をタップし、「ディレクトリ同期」をタップして、SIS/SFTPの横の「接続」をタップします。
「SIS/SFTPアシスタント」が開きます。
「生徒、講師、クラスを検索」の横にある「追加」をタップし、「SFTPの設定」を選択します。
Apple School Managerはファイルのアップロード時に使用するURL、ユーザ名、およびパスワードを生成します。この情報を使って、使用するSFTP Appを設定します。
「テンプレートをダウンロード」をタップしてテンプレートファイルをコンピュータにダウンロードし、「Filling Out Data Files」セクションに記載されているテンプレートの使用法を読み、各ファイルの必須フォーマットと記入すべき情報について確認します。
各テンプレートを開き、各列にデータを入力して、拡張子.csvファイルとして保存します。
ファイルへの記入が完了したら、6個のファイルすべてが含まれるZIPアーカイブを作成します(Finderでファイルを選択して「ファイル」メニューを開き、「6項目を圧縮」を選択します)。
SFTP Appを開き、新規SFTP接続を作成します。この手順は使用するAppによって異なります。
Apple School Managerが生成したURL、ユーザ名、およびパスワードを入力します。
接続を確立したら、SFTP Appのドロップボックスフォルダを見つけて開き、そこへZIPファイルをドロップします。
Apple School Managerで「続ける」をタップして、ファイルがアップロードされるのを待ちます。
アップロード中にエラーが発生した場合は、エラーのあるファイルと行が特定されたログを参照します。データファイルにあるエラーを修正し、新しいZIPファイルをアップロードします。Apple SFTPサーバから元のファイルを削除する必要はありません。
ファイルのアップロードが正常に完了したら、ユーザの種類と数、クラスの数、場所など、読み込まれた内容を確認します。また、追加のユーザが表示されるウィンドウを調整することも可能です。
情報を確認するには「SFTPデータを確認」をタップします。
SFTPデータを確認したら、「続ける」をタップします。
自動的に「アカウントとクラスを作成」が開きます。
「アカウントとクラスをプレビュー」をタップして、SFTPデータをプレビューし、「アカウントとクラスを作成」をタップします。
プロセスが完了したら、「閉じる」をタップして「SIS/SFTPアシスタント」を閉じます。
Apple School Managerでインポートされたアカウントとクラスを表示できるようになります。