Wake on Demand および Bonjour Sleep Proxy について

Mac コンピュータがスリープモードになっているときも、iTunes および iPhoto のライブラリ共有、プリンタ共有、ファイル共有、画面共有などの共有サービスは引き続き利用できます。

しくみ

Wake on Demand (Mac) および Bonjour Sleep Proxy (AirMac デバイスまたは Apple TV) を使うと、すべての共有サービスに完全にアクセスできる状態を維持しながらも、節電とコスト削減を実現できます。「どこでも My Mac」を使ってインターネット経由で共有サービスにリモートアクセスすることもできます。

Wake on Demand は、AirMac ベースステーション、Time Capsule、または Apple TV (ネットワーク上に AirMac ベースステーションまたは Time Capsule がない場合) で実行される Bonjour Sleep Proxy と連動して機能します。注意:Apple TV は、スリープモードになっている場合も Bonjour Sleep Proxy として機能します。

システム環境設定の「省エネルギー」パネルで Wake on Demand が有効になっている Mac がネットワーク上にある場合、Mac 自体とその Mac 上の共有サービスが自動的に Bonjour Sleep Proxy に登録されます。Mac がスリープモードになっているときに Mac 上の共有サービスへのアクセスがリクエストされると、Bonjour Sleep Proxy が、スリープを解除してリクエストを処理するよう Mac に指示します。リクエストの処理が終わると、Mac は再度 Bonjour Sleep Proxy に登録され、システム環境設定の「省エネルギー」パネルで設定された時間が経過すると再度スリープモードになります。注意:理想のパフォーマンスを目指すには、Wake on Demand が有効になっている Mac の数を、ネットワーク上で Bonjour Sleep Proxy ごとに 20 台以下にする必要があります。

注意

  • Wake on Demand が有効になっている (下記参照) Mac は、スリープモードになっていても、共有サービスの Bonjour Sleep Proxy への登録をアクティブなまま維持するため、ときどきスリープ解除されます (画面は消灯したまま)。一部の Mac では、この一時的なスリープ解除の際に、光学式ドライブ、ハードドライブ、ファンの音が聞こえる場合もあります。注意:スリープモードになっている Mac をネットワークから削除すると、その Mac で Bonjour Sleep Proxy に登録されている共有サービスも自動的に登録解除されます。
  • Bonjour Sleep Proxy は、最新のソフトウェアアップデートがインストールされている AirMac ベースステーション、Time Capsule、または Apple TV (第 2 世代以降) (ネットワーク上に AirMac ベースステーションまたは Time Capsule がない場合) で実行されます。
  • Wake on Demand が有効になっているポータブル Mac では、電源アダプタが接続され、内蔵ディスプレイが開いているときまたは外部ディスプレイが接続されているときにのみ、Wake on Demand が動作します。

Wake on Demand 機能の例

iTunes および iPhoto 共有

iTunes や iPhoto などのアプリケーションでは、ローカルネットワーク上の友達や家族と、音楽、映画、画像などを共有することができます。Wake on Demand が有効な場合、Mac はスリープ状態になりますが、Mac で共有しているコンテンツにほかのユーザが引き続きアクセスできるように、スリープが自動的に解除されます。

プリンタ共有

OS X では、Mac に接続したプリンタを、ネットワーク上のほかのコンピュータと共有することができます。Wake on Demand が有効な場合、Mac は待機中はスリープ状態になり、プリントジョブを処理する必要がある場合に自動的にスリープ解除されます。

「どこでも My Mac」

Wake on Demand が有効な場合、Mac がスリープモードになっていても、インターネットおよび「どこでも My Mac」経由で Mac にリモートアクセスできます。

ローカルでのファイル共有、画面共有、その他の共有サービス

Wake on Demand を有効にしておくと、自宅の Mac に「どこでも My Mac」を使ってリモートアクセスする際に Mac のスリープを解除できるほか、ホームネットワーク内で Mac にローカルアクセスする際も、ファイル共有、画面共有、SSH 経由のリモートログイン、またはその他の共有サービスで、同じ機能を利用できます。

主な機能

自動登録

システム環境設定の「省エネルギー」パネルで「ネットワークアクセスによるスリープ解除」「Wi-Fi ネットワークアクセスによるスリープ解除」または「Ethernet ネットワークアクセスによるスリープ解除」が有効になっている OS X では、AirMac ベースステーション、Time Capsule、または Apple TV 上で実行されている Bonjour Sleep Proxy サービスが自動的に検出され、スリープモードになる前に、共有サービスが Bonjour Sleep Proxy に登録されます。

すべてのサービスに対応

Wake on Demand では Bonjour が利用されるため、使われているプロトコルを問わず、Bonjour に登録されたあらゆるサービスの処理が可能です。

互換性

すべての Bonjour 対応クライアント (Mac および Windows) では、スリープモードになっている Mac で Bonjour に登録された共有サービスを検出できます。この共有サービスのいずれかに接続しようとするクライアントがあると、Mac のスリープが解除され、そのクライアントで共有サービスを利用できるようになります。

AirMac ベースステーションがあるホームネットワークで、iTunes プレイリストを共有している Mac がスリープモードになった場合を例に挙げます。ホームネットワーク上の Mac または Windows ユーザが iTunes で共有 iTunes プレイリストを表示し、クリックしたとします。Bonjour Sleep Proxy によって Mac のスリープが解除され、その iTunes プレイリストがほかの Mac または Windows に表示されて、共有メディアを再生できるようになります。

Bonjour Sleep Proxy および Wake on Demand の設定

Bonjour Sleep Proxy および Wake on Demand 用にネットワークおよびデバイスを正しく設定するには、以下の手順を実行します。

AirMac ベースステーション、Time Capsule、または Apple TV で Bonjour Sleep Proxy を設定する

AirMac ベースステーション 802.11n 以降 (802.11ac を含む)、Time Capsule、または Apple TV (第 2 世代以降) を Bonjour Sleep Proxy として機能させるためには、最新のソフトウェアアップデートをインストールします。インストールが終わると、その他の設定を行うことなく、AirMac ベースステーション、Time Capsule、または Apple TV (ネットワーク上に AirMac ベースステーションまたは Time Capsule がない場合) が Bonjour Sleep Proxy としてネットワーク上のほかのデバイスから利用可能になります。 

Mac を設定する

出荷時に Mac OS X v10.6 以降がインストールされている Mac では、デフォルトで Wake on Demand が有効になっています。以前の一部のモデルの Mac では、以下の手順でこのオプションを必ず有効にする必要があります。

Mac で Wake on Demand を有効にするには、以下の手順を実行します。

  1. Apple メニューから「システム環境設定」を選択します。
  2. 表示」メニューから「省エネルギー」を選択します。
  3. 「ネットワークアクセスによるスリープ解除」を選択します。注意:「ネットワークアクセスによるスリープ解除」オプションの表記は、Mac の機能によって異なる場合があります。
  • ネットワークアクセスによるスリープ解除 - Mac が Ethernet と AirMac の両方で Wake on Demand に対応している場合
  • Ethernet ネットワークアクセスによるスリープ解除 - Mac が Ethernet のみで Wake on Demand に対応している場合
  • Wi-Fi ネットワークアクセスによるスリープ解除 - Mac が AirMac のみで Wake on Demand に対応している場合

クライアントを設定する

すべての Bonjour クライアントは、Mac OS X v10.6 以降がインストールされた Mac と連動し、Wake on Demand を実行できます。Microsoft Windows では、Bonjour for Windows をインストールする必要があります。

ワイヤレスの Wake on Demand

お使いの Mac が ワイヤレスの Wake on Demand をサポートしているかどうかは、以下の手順で確認できます。

  1. システム情報を開きます。
    • 「option」キーを押しながら Apple メニューをクリックし、「システム情報」を選択します。
  2. 「ネットワーク」セクションの「Wi-Fi」をクリックします。

「ワイヤレス時にスリープを解除」に「対応」と表示されている場合は、お使いの Mac はネットワークへのワイヤレス接続時に Wake on Demand に対応し、Sleep Proxy Server に自動的に登録されます。「ワイヤレス時にスリープを解除」に「対応」と表示されていない場合、Mac は Ethernet ケーブルでのネットワーク接続時に Wake on Demand を利用できます。

Wake on Demand で利用するワイヤレスネットワークは、「使ったことのあるネットワーク」リストの最初のワイヤレスネットワークであることが必要です。ワイヤレスネットワークの優先順位を設定するには、システム環境設定の「ネットワーク」パネルで以下の手順を実行します。

  1. Apple メニューから「システム環境設定」を選択します。
  2. 表示」メニューから「ネットワーク」を選択します。
  3. ネットワークインターフェイスのリストから「Wi-Fi」を選択します。
  4. 左下にある鍵のアイコンがロックされている場合は、その鍵のアイコンをクリックします。管理者名とパスワードを求められたら入力してロックを解除します。
  5. 詳細」ボタンをクリックします。
  6. 「Wi-Fi」タブの「使ったことのあるネットワーク」リストで、Wake on Demand を利用するネットワーク名を最上部にドラッグします。
  7. 「OK」をクリックして設定を保存します。
  8. 「適用」をクリックしてシステム環境設定を閉じます。

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