ロックダウンモードでデバイスの防御を強化する
ロックダウンモードは、iOS 16以降、iPadOS 16.1以降、macOS 13以降を搭載したiPhone、iPad、およびMacで非常時のオプションとして使用できる保護機能です。金銭目当ての国家支援型スパイウェアを開発している民間企業などによる非常に高度なサイバー攻撃の標的になっている可能性があると思われる場合にのみ使用してください。
注記: ほとんどの人は、このようなタイプの攻撃の標的にされることはありません。
ロックダウンモードになると、デバイスは通常通りに機能しなくなります。セキュリティのためにアプリ、Webサイト、および機能が厳密に制限され、一部の操作は利用できなくなります。ロックダウンモードには、以下の保護が含まれます:
メッセージ: イメージ以外のほとんどの種類のメッセージの添付ファイルがブロックされます。リンクのプレビューなどの一部の機能が無効になります。
Webブラウズ: 信頼できるサイトをユーザがロックダウンモードから除外しない限り、ジャストインタイム（JIT）JavaScriptコンパイルなどの一部の複雑なWeb技術が無効になります。
Appleのサービス: FaceTime通話を含め、受信した参加依頼やサービスリクエストは、ユーザが発信元に通話またはリクエストを発信したことがない場合、ブロックされます。
テザリング接続: デバイスがロックされているときは、コンピュータまたはアクセサリとの接続がブロックされます。
構成プロファイル: ロックダウンモードがオンのときは、構成プロファイルをインストールできず、デバイスをモバイルデバイス管理（MDM）に登録できません。ただし、ロックダウンモードの前に有効になっていたMDMプロファイルはデバイス上に残ります。
ロックダウンモードのオン/オフを切り替える
ロックダウンモードは、iPhone、iPad、およびMacで個別にオンになっている必要があります。iPhoneでロックダウンモードをオンにすると、watchOS 10以降が搭載されているペアリング済みのApple Watchのロックダウンモードが自動的にオンになります。Apple Watchでロックダウンモードのオン/オフを直接切り替えることはできません。
以下のいずれかの操作を行います:
iPhoneまたはiPadの場合: 「設定」
＞「プライバシーとセキュリティ」＞「ロックダウンモード」と選択し、「ロックダウンモードをオンにする」をタップし、「オンにして再起動」をタップしてから、デバイスのパスコードを入力します。Macの場合: アップルメニュー
を選択し、「システム設定」を選択して、「プライバシーとセキュリティ」 
を選択してから、「ロックダウンモード」を選択します。「オンにする」をタップしてから、入力を求められた場合はパスワードを入力し、「オンにして再起動」をタップします。