MacのNumbersで共有スプレッドシートで共同制作をする
共有スプレッドシートのオーナーと共同制作の参加者のどちらであっても、スプレッドシートを開いた後、ほかの人が行った変更の内容を確認したり、編集アクティビティの表示/非表示を切り替えたりできます。ツールバーの「共同制作」ボタンには、スプレッドシートを現在編集または閲覧している人の数(自分を除く)が表示され、参加者リストにはその名前が表示されます。
共同制作への参加依頼を承諾する
共有スプレッドシートへのリンクを受け取ったときは、オーナーが設定したアクセス権、コンピュータにインストールされているNumbersとmacOSのバージョン、およびiCloud Driveを使用しているかどうかによって、リンクをクリックしたときの動作が変化します。
受け取ったメール、メッセージ、または投稿に記載されているリンクをクリックします。
必要に応じて、Apple IDでサインインするか、表示される指示に従います。
スプレッドシートは以下の方法で開きます:
Macの場合: MacでiCloud Driveが設定されていてサインインしているかどうか、どこでリンクをクリックしたか(MacのメールやWebページなど)、コンピュータにmacOS Mojave 10.14以降とNumbers 10.0以降が搭載されているかどうかに応じて、スプレッドシートはMacのNumbersまたはNumbers for iCloudで開きます。
MacまたはWindowsコンピュータからiCloud.comを使用している場合: WebブラウザでiCloud.comにサインインしている場合、スプレッドシートはNumbers for iCloudで開き、スプレッドシートマネージャとiCloud Driveに追加されます。
iOS 12以降とNumbers 10.0以降が搭載されているiPhoneの場合: スプレッドシートはiPhoneのNumbersで開かれて、スプレッドシートマネージャに追加されます。
iOS 12、iPadOS 13、またはそれ以降とNumbers 10.0以降が搭載されているiPadの場合: スプレッドシートはiPadのNumbersで開かれて、スプレッドシートマネージャに追加されます。iPadにNumbersがインストールされていない場合、スプレッドシートはNumbers for iCloudで開かれます。
Androidデバイスの場合や、iOS 12、iPadOS 13、またはそれ以降とNumbers 10.0以降が搭載されていないデバイスの場合: スプレッドシートはブラウザで開きます。この場合、閲覧はできますが、編集はできません。
参加依頼を承諾できない場合は、iCloudとシステムの要件を満たしていることを確認してください。
共有スプレッドシートで共同制作をする
共有スプレッドシートを開きます。
スプレッドシートを以前に開いた場合は、iCloud Driveの「Numbers」フォルダでそのスプレッドシートを探します。スプレッドシートが見つからない場合は、受信したメール、メッセージ、投稿でリンクをクリックし、要求された場合はサインインします。
スプレッドシートを開けない場合は、上記の「共同制作への参加依頼を承諾する」を参照してください。
スプレッドシートを編集します。
自分とほかのユーザがスプレッドシートに加えた編集内容は、リアルタイムで表示されます。カラーのカーソルおよびカラーで選択されたテキストやオブジェクトは、ほかの人が現在編集している個所を示しています。カラーのカーソルの上にポインタを移動すると、だれが編集しているかが表示されます。
必要に応じて以下の操作を実行します:
現在スプレッドシートで作業している人を確認する: ツールバーの をクリックして参加者リストを開きます。参加者リストでは、スプレッドシートの参加者と現在編集または閲覧している人を確認できます。
ボタンには、スプレッドシートを現在編集または閲覧している人の数(自分を除く)が表示されます。
特定の人の編集を追跡する: 参加者リストでその人の名前の横にあるカラーのドットをクリックします。カラーのドットが表示されない場合、その人はスプレッドシートを開いていますが積極的に編集は行っていません。
アクティビティ(カラーのカーソルまたは選択)を隠す/表示する: 画面上部の「表示」メニューで、「表示」>「共同制作アクティビティを隠す」または「表示」>「共同制作アクティビティを表示」と選択します。
不一致を解消する: 不一致があるときは、ダイアログが表示されます。保持するバージョンを選択します。複数のバージョンを保持する場合、共有バージョンには、その中で最新バージョンが反映されます。
「共同制作」ボタンに感嘆符が表示される場合、コンピュータはオフラインです。行った編集内容は、次回インターネットに接続されたときに自動的にiCloudにアップロードされます。詳しくは、オフライン中に編集するを参照してください。
オフライン中に編集する
インターネットに接続していない場合は、「共同制作」ボタンに感嘆符が表示されます。引き続きスプレッドシートで作業することができ、変更内容は次回オンラインになったときに自動的にiCloudにアップロードされます。
以下に、オフライン中に共有スプレッドシートを編集するときに留意するべきいくつかの点を示します:
変更が適用されたスプレッドシートのコピーを、変更内容がアップロードされる前に別のユーザに送信するには、画面上部の「共有」メニューで「共有」>「コピーを送信」と選択します。この方法では、変更内容が確実に取り込まれます。これに対し、たとえばスプレッドシートをFinderからメールメッセージにドラッグした場合、オフライン中に行った編集内容は取り込まれません。
変更内容が同期されたかどうか分からない場合は、その状態を確認することができます。画面上部の「表示」メニューで、「表示」>「同期の状態を表示」と選択します。
編集中のオブジェクトまたはシートを、オンラインのほかの参加者が削除した場合、それらに加えた編集内容は、オンラインに戻ったときに書類内にはなくなります。
オフラインでの編集について詳しくは、このAppleサポート記事を参照してください。
共有スプレッドシートへの参加を止める
共有しているスプレッドシートにアクセスする必要がなくなったら、参加者リストから自分自身を削除できます。
ツールバーの をクリックします。
自分の名前の上にポインタを移動し、表示される3つのドットをクリックしてから、「自分を削除」を選択します。
参加者リストから自分の名前を削除すると、iCloud Driveからそのスプレッドシートが削除されます。後でスプレッドシートにアクセスしたい場合は、元のリンクを使って開くことができます。
注記: ほかの人と共有されているスプレッドシートではNumbersの一部の機能が使用できません。詳しくは、この Appleサポート記事を参照してください。