Compressorを使ってMotionから書き出す

Motionに用意されている出力先では、プロジェクトを書き出すためのさまざまなオプションを設定できます。さらに詳細なオプションが必要な場合は、Motionと連携するプロ向けのトランスコーディングアプリケーションCompressorを使って、書き出し設定を細かくカスタマイズできます。たとえば、Compressorのフレームのリタイミングとサイズ変更のコントロールを使って、出力ファイルでフレームサイズおよびフレームレートの高品質な調整を行うことができます。

重要: Compressorを使って書き出すには、互換性のあるバージョンのCompressorをインストールしておく必要があります。Compressor」は別途購入する必要があります。CompressorのWebサイトを参照してください。

2つの方法でMotionとCompressorを連携できます:

Motionで「Compressor設定」の出力先を使ってCompressorの設定（Appleが定義した設定またはユーザが作成したカスタム設定）を適用する。この方法でプロジェクトを書き出すと、プロジェクトをCompressorで開かなくてもCompressorの設定を使ってプロジェクトをレンダリングできます。Compressorの設定を選択するたびに、レンダリングするプロジェクトのバージョンが追加されていきます。設定を選択して「保存」をクリックした後、プロジェクトはバックグラウンドでレンダリングされます。
「ファイル」＞「Compressorへ送信」と選択してプロジェクトをCompressorに送信すれば、Compressorが提供する出力カスタマイズ用のオプションを利用できます。

Compressor設定出力先を使って共有する

この方法では、「共有」メニューで、Compressorの設定をベースにした出力先を追加します。

Motionで、Compressor設定出力先を使って新しい出力先を作成します。
以下のいずれかの操作を行います:
- 「ファイル」＞「共有」と選択して、サブメニューから、手順1で作成した出力先を選択します。
- ツールバーの右側で「共有」をクリックし、手順1で作成した出力先を選択します。
表示される共有ウインドウの「情報」パネルで、タイトルや説明など、プロジェクトの属性を確認および変更します。
共有ウインドウの「設定」パネルで、書き出し設定を選択します:
- 変更: 別のCompressor設定を選択するときにクリックします。
- 継続時間: プロジェクト全体を書き出すか、「タイムライン」で設定した再生範囲を書き出すかを選択します。
- 選択したレイヤーのみを書き出す: プロジェクトで選択されている1つのレイヤーを書き出すときに選択します。どのレイヤーも選択されていない場合、またはレンダリングされないオブジェクト（リグ、ライト、カメラなど）が選択されている場合、このオプションは淡色で表示されます。
Motionの「Compressor設定」の出力先を参照してください。
Motion固有の追加オプションを指定するには、「レンダリング」をクリックします。
Motionの「レンダリング」設定を参照してください。
「次へ」をクリックします。
ファイル名を入力し、出力ファイルの保存場所を選択してから、「保存」をクリックします。
プロジェクトのレンダリングが開始されます（キャンバスツールバーの右側に解析インジケータが表示されます）。

プロジェクトをCompressorに送信する

「ファイル」＞「Compressorへ送信」と選択します。
注記: 「Compressorへ送信」コマンドは、Motionと同じコンピュータにCompressorがインストールされていない場合には淡色表示されます。
Compressorが開き、プロジェクトがバッチ領域に追加されます。
Compressorで「追加」をクリックし、1つ以上の出力設定を選択して、「OK」をクリックします。
「バッチを開始」をクリックします。
「Compressorユーザガイド」を参照してください。

「自動」色処理のプロジェクトをCompressorに送信する

「自動」プロジェクトをCompressorに送信する場合は、自動色処理は特定の設定で保持されます。 Compressorの「ビデオのプロパティ」パネルで別の色空間を選択できます。

「ファイル」＞「Compressorへ送信」と選択します。
Compressorで、バッチ領域の「追加」をクリックし、自動色処理に対応する出力設定（「非圧縮8ビット422」、「非圧縮10ビット422」、「OpenEXRイメージシーケンス」、Apple ProResのオプションなど）を1つまたは複数選択してから、「OK」をクリックします。
「ビデオのプロパティ」（「ビデオ」インスペクタにあります）で、「色空間」ポップアップメニューが「自動」に設定されます。
オプション: 設定の色空間を変更するには、バッチ領域の設定を選択してから、「色空間」ポップアップメニューをクリックし、オプションを選択します（Rec. 709またはRec. 2020 HLGなど）。
注記: 「自動」以外の色空間を選択すると、出力がMotionとは異なる外観になる場合があります。トランスコードされたプロジェクトがどのように見えるかを、Compressorのプレビュー領域で確認できます。「Compressorユーザガイド」の「ジョブをプレビューする」を参照してください。
「バッチを開始」をクリックします。
「Compressorユーザガイド」を参照してください。

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Motionユーザガイド

Compressorを使ってMotionから書き出す

Compressor設定出力先を使って共有する

プロジェクトをCompressorに送信する

「自動」色処理のプロジェクトをCompressorに送信する