MacのKeynoteの共有プレゼンテーションで共同制作をする
共有プレゼンテーションのオーナーと共同制作の参加者のどちらであっても、プレゼンテーションを開いたあと、ほかの人が行った変更の内容を確認したり、編集アクティビティの表示/非表示を切り替えたりできます。「共同制作」ボタンにプレゼンテーションを編集中または閲覧中の人の数(自分を除く)が表示され、参加者リストに彼らの名前が表示されます。
共同制作への参加依頼を承諾する
共有プレゼンテーションへのリンクを受け取ったときは、オーナーが設定したアクセス権、コンピュータにインストールされているKeynoteとmacOSのバージョン、およびiCloud Driveを使用しているかどうかによって、リンクをクリックしたときの動作が変化します。
始める前に、共同制作の最小システム要件を満たしていることを確認してください。
受け取ったメール、メッセージ、または投稿に記載されているリンクをクリックします。
参加依頼に使用されているメールアドレスまたは電話番号がApple IDと関連付けられていない場合は、表示される指示に従ってそのメールアドレスまたは電話番号をApple IDに追加してください。
注記: Apple IDに新たにメールアドレスを関連付けたくない場合は、共有プレゼンテーションのオーナーに頼んで、Apple IDにすでに関連付けられているメールアドレスまたは電話番号を使って参加依頼を送り直してもらってください。
必要に応じて、Apple IDでサインインするか、表示される指示に従います。
プレゼンテーションは以下の条件に応じて開きます:
Macの場合: MacでiCloud Driveが設定されていてサインインしているかどうか、どこでリンクをクリックしたか(MacのメールやWebページなど)、コンピュータにmacOS Big Sur 11以降とKeynote 12.1以降がインストールされているかどうか。
MacまたはWindowsコンピュータからiCloud.comを使用している場合: WebブラウザでiCloud.comにサインインしている場合、プレゼンテーションはKeynote for iCloudで開き、プレゼンテーションマネージャとiCloud Driveに追加されます。
iOS 14以降を搭載したiPhoneの場合: iPhoneにKeynote 12.1以降がインストールされている場合、プレゼンテーションはKeynoteで開き、プレゼンテーションマネージャに追加されます。
iPadOS 14以降を搭載したiPadの場合: iPadにKeynote 12.1以降がインストールされている場合、プレゼンテーションはKeynoteで開き、プレゼンテーションマネージャに追加されます。iPadにKeynoteがインストールされていない場合、プレゼンテーションはWebブラウザのKeynote for iCloudで開かれます。
Androidデバイスの場合や、iOS 14、iPadOS 14、またはそれ以降とKeynote 12.1以降が搭載されていないデバイスの場合: プレゼンテーションはブラウザで開きます。この場合、閲覧はできますが、編集はできません。
共有プレゼンテーションで共同制作をする
共有プレゼンテーションを開きます。
プレゼンテーションを以前に開いた場合は、iCloud Driveの「Keynote」フォルダでそのプレゼンテーションを探します。プレゼンテーションが見つからない場合は、受信したメール、メッセージ、投稿でリンクをクリックし、要求された場合はApple IDでサインインします。
プレゼンテーションを開けない場合は、上記の「共同制作への参加依頼を承諾する」を参照してください。
プレゼンテーションを編集します。
自分とほかのユーザがプレゼンテーションに加えた編集内容は、リアルタイムで表示されます。カーソルおよび選択されたテキストやオブジェクトは異なるカラーで表示され、ほかの人が現在編集している個所を示します。カーソルの上にポインタを移動すると、だれが編集しているかが表示されます。
必要に応じて以下の操作を実行します:
現在プレゼンテーションで作業している人を確認する: ツールバーの をクリックして参加者リストを開きます。参加者リストでは、プレゼンテーションの参加者と現在編集または閲覧している人を確認できます。ボタンの横のバッジに、プレゼンテーションを現在編集または閲覧している人の数(自分を除く)も表示されます。
特定の人の編集を追跡する: 参加者リストでその人の名前の横にあるドットをクリックします。ドットが表示されない場合、その人はプレゼンテーションを開いていますが積極的に編集は行っていません。
アクティビティ(異なるカラーのカーソルまたは選択)を非表示にする/表示する: 画面上部の「表示」メニューで、「表示」>「共同制作アクティビティを非表示にする」または「表示」>「共同制作アクティビティを表示」と選択します。
不一致を解消する: 不一致があるときは、ダイアログが表示されます。保持するバージョンを選択します。複数のバージョンを保持する場合、共有バージョンには、その中で最新バージョンが反映されます。
「共同制作」ボタンが対角線の引かれたクラウドに変わった場合、デバイスはオフラインです。行った編集内容は、次回デバイスが接続されたときに自動的にiCloudにアップロードされます。
オフライン中に編集する
インターネットに接続していない場合、「共同制作」ボタンは対角線の引かれたクラウドに変わっています。引き続きプレゼンテーションで作業することができ、変更内容は次回オンラインになったときに自動的にiCloudにアップロードされます。
以下に、オフライン中に共有プレゼンテーションを編集するときに留意するべきいくつかの点を示します:
変更が適用されたプレゼンテーションのコピーを、変更内容がアップロードされる前に別のユーザに送信するには、画面上部の「共有」メニューで「共有」>「コピーを送信」と選択します。この方法では、変更内容が確実に取り込まれます。これに対し、例えばプレゼンテーションをFinderからメールメッセージにドラッグした場合、オフライン中に行った編集内容は取り込まれません。
変更内容が同期されたかどうか分からない場合は、その状態を確認することができます。画面上部の「表示」メニューで、「表示」>「同期の状態を表示」と選択します。
編集中のオブジェクトまたはスライドを、オンラインのほかの参加者が削除した場合、それらに加えた編集内容は、オンラインに戻ったときにプレゼンテーション内にはなくなります。
オフラインでの編集について詳しくは、このAppleサポート記事を参照してください。
共有プレゼンテーションへの参加を止める
共有しているプレゼンテーションにアクセスする必要がなくなったら、参加者リストから自分自身を削除できます。
ツールバーの をクリックします。
自分の名前の上にポインタを移動し、表示される3つのドットをクリックしてから、「自分を削除」を選択します。
参加者リストから自分の名前を削除すると、iCloud Driveからそのプレゼンテーションが削除されます。あとでプレゼンテーションにアクセスしたい場合は、元のリンクを使って開くことができます。
注記: ほかの人と共有されているプレゼンテーションではKeynoteの一部の機能が使用できません。詳しくは、この Appleサポート記事を参照してください。