Mac 用 Logic Pro リリースノート
最新バージョンの Mac 用 Logic Pro の機能の強化点や改善点について説明します。
Mac 用 Logic Pro をアップデートする前に、その時点でインストールされているバージョンの Logic Pro アプリケーションと Logic Pro プロジェクトのバックアップを作成しておいてください。
Logic Pro 11.0.1 の新機能
パフォーマンス
Rosetta で Logic Pro を実行するときの起動時間が大幅に短縮されます。
コンテンツのダウンロード中に Logic Pro で作業するときのパフォーマンスが向上しました。
ファイルブラウザでオーディオファイルをオーディションしているときに、アプリとのやり取りがブロックされ、Logic Pro がファイルの概要を計算しなくなりました。
Logic Pro でリージョンをバウンスするときに「ディスクが遅すぎます」という予期しないメッセージが表示されることがある問題を修正しました。
安定性/信頼性
特定の Logic 5 プロジェクトを開くと、Logic Pro が予期せず終了することがある問題を修正しました。
オーディオリージョンをコードトラック領域にドラッグすると、Logic Pro が予期せず終了することがなくなりました。
「1 回繰り返すコマンド」を使用すると、Logic Pro が予期せず終了することがある問題を解決しました。
仮想メモリが有効になっていない場合に自動的に有効にすることで、Studio Bass Player の音源のパフォーマンスと安定性が向上しました。
ループブラウザでタグのないループをプレビューすると、Logic Pro が予期せず終了することがある問題を修正しました。
対応性
トランスポーズイベントを持つ既存のプロジェクトを Logic Pro 11.0.1 で開いたときに、トランスポーズトラックが正常に維持されるようになりました。
Session Player
インスペクタでコードグループを調整すると、Session Player リージョンがすぐに再生成されるようになりました。
Session Bass トラックに新しい Session Player リージョンを追加すると、Drummer リージョンが予期せず作成されることがある問題を解決しました。
Session Piano Player の左手が現在の設定で正常に演奏されないことがある問題を解決しました。
MIDI に変換した Bass Session Player リージョンが、プロジェクトを保存して再度開いた後に Session Player リージョンに戻ることがある問題を解決しました。
特定の拍子を使用しているときに、「Roots Songwriter」スタイルを使用している Session Drummer トラックのリージョンが無音になることがある問題を修正しました。
プラグイン
すべてのプログラムチェンジイベントがプログラムチェンジ 0 として送信されるる原因となった Scripter の問題を解決しました。
Studio Piano 音源でハーフサスティンのペダル位置が正常に機能するようになりました。
「Hum and Hiss」(ハム音とヒス音) スライダが最低値に設定されている場合、Studio Bass 音源でヒス音が出力されなくなりました。
Studio Piano でダンパーペダルを使用し続けると、ノートがハングすることがある問題を解決しました。
空間オーディオ
ダウンミックスとトリムの設定が ADM ファイルに正しく書き出されるようになりました。
オートメーション
「Cut Time」(時間をカット) コマンドで、トラックベースのオートメーションが正しく移動するようになりました。
書き出し/バウンス
フォルダを所定の場所にバウンスしたときに、バウンスされたリージョン 1 の小節が元の場所の左側に配置されなくなりました。
Live Loops
Live Loops セルにドラッグされたパターンループが、正常にトランスポーズされるようになりました。
MIDI
MIDI 2.0 が有効になっている場合、イベントリストでバンクチェンジの LSB メッセージを編集できるようになりました。
取り消し
ビートマーカーを編集した後に、スマートテンポエディタを閉じてから再度開いたときに、「取り消し」が正しく機能するようになりました。
一般
マーカーが選択された状態で「選択した項目から再生」を実行すると、1 1 1 1 よりも早く始まるプロジェクトで正しい位置から再生されるようになりました。
「option」キーを押しながらドラッグしてリージョンを新規トラックにコピーすると、別のアプリからクリップボードにコピーされたオーディオが貼り付けられる問題を修正しました。
新しく録音されたオーディオリージョンのマーキー選択範囲を削除するときに、ファイル全体を削除するかどうかをたずねられることがなくなりました。
以前のバージョン
Logic Pro 11.0
新機能/改善点
新しい AI 強化ツールがスマートテンポと Pitch Correction プラグインに追加され、芸術性を高めることができます。
Drummer に Bass Player と Keyboard Player が加わり、すべての Session Player が揃いました。いずれも AI で構築されているため、方向性に応じた演奏を簡単に作成できます。
Session Player は、グローバルコードトラックを使用して共通のコード進行に従います。
ビンテージのアナログハードウェアのサウンドをシミュレートするように設計された 5 つのサチュレーションモデルを備えた高度なプラグインである ChromaGlow で、トラックに温かみを加えられます。*
Stem Splitter を使用すると、ステレオオーディオファイルをボーカル、ドラム、ベース、その他のパートのステムに分割できます。*
Session Player、ChromaGlow、Stem Splitter は、iPad 2 用 Logic Pro にも搭載されており、Mac 用 Logic Pro で作成されたプロジェクト間を簡単に移動できます。
Studio Bass では 6 つの精緻にサンプリングされたアコースティックベースおよびエレクトリックベースのいずれかを演奏します。
Studio Piano では 3 つの慎重にサンプリングされたピアノのいずれかを演奏します。
コードタグを含むループがプロジェクトに追加されると、自動的にコードトラックが生成されるようになりました。
Hardwell、The Kount、Cory Wong の 3 つの新しいプロデューサーパックが利用可能になりました。
Ellie Dixon の「Swing!」のオリジナルのマルチトラックプロジェクトが、アプリ内デモ曲として利用できるようになりました。
ダウンミックスとトリムのオプションにより、7.1.4 以外の構成のカスタムモニタリングとミキシングが可能になります。
ユーザが編集したダウンミックスとトリムのパラメータを書き出すと、ADM BWF ファイルに書き込まれるようになりました。
「所定の場所にバウンス」に、Logic Pro I/O プラグインを使用して、外部ハードウェアを使用する外部音源リージョンまたはトラックの自動リアルタイム録音が追加されました。
サポートされているソフトウェア音源とエフェクトによって生成された MIDI 信号を、再生中または録音中にクリエイティブに重ねられるように、別のトラックの入力にルーティングします。
マーキー選択範囲の移動、拡張、サイズ変更の際に、キーコマンドを使用してより効率的に編集できます。
「リージョン/イベントの位置をナッジ」キーコマンドで、マーキー選択範囲もナッジできるようになりました。
「リージョン/イベントをトランスポーズ」キーコマンドで、マーキー選択範囲も上下に移動または拡張できるようになりました。
パターンリージョンを Drummer トラックで作成できるようになりました。また、Drummer リージョンををパターンリージョンに変換できるようになりました。
新しいキーコマンドには、「オーバーラップでノートの終了位置から後続のノートまでトリム (レガートを適用)」と「オーバーラップでノートの終了位置から選択したノートまでトリム (レガートを適用)」があります。
「所定の場所にバウンス」と「トラックのフリーズ」をリアルタイムで実行して、外部音源、I/O プラグイン、外部インサートを使用できるようになりました。
Mastering Assistant の分析をリアルタイムで実行して、外部 I/O または音源を組み込んだプロジェクトで使用できるようになりました。
ADM BWF ファイルから新規プロジェクトを作成するときに、ダウンミックスとトリムの設定が読み込まれるようになりました。
最近使ったプロジェクトのリストに、最大 50 個のプロジェクトを表示するように設定できるようになりました。
* Apple シリコン搭載の Mac が必要です。
安定性/信頼性
Scripter のスクリプトが 1071 文字以上の場合でも、Logic Pro が予期せず終了することがなくなりました。
ステップシーケンサーでノートオフに割り当てられたレーンにイベントを作成すると、Logic Pro が予期せず終了することがある問題を修正しました。
ほかのタスクを実行していてシステムに高い負荷がかかっているときに、「Core MIDI の初期化中にエラーが起きました」というメッセージが表示されて、Logic Pro が起動しないことがある問題を修正しました。
64 ビットの浮動小数 IR ファイルが Space Designer に読み込まれると、Logic Pro が予期せず終了することがある問題を解決しました。
「プロジェクト設定」>「MIDI」ウインドウが表示されている間、プロジェクトを開くと Logic Pro が応答しなくなることがある問題を修正しました。
複数の既存の Aux トラックが選択されている状態で、複数の Aux トラックを作成すると、Logic Pro が予期せず終了することがなくなりました。
EuControl ソフトウェアがインストールされているときに、ミュージックタイピングを開いたままコントロールサーフェスをバイパスするときの安定性が向上しました。
数多くの Sampler のインスタンスを含むプロジェクトを終了すると、Logic Pro が応答しなくなることがある問題を修正しました。
再生中の Live Loops セルを別のループに置き換えると、Logic Pro が予期せず終了することがある問題を修正しました。
パフォーマンス
偏差モードでリージョンの Flex Pitch を直接調整したときの UI の反応がよくなりました。
Flex が有効になっているテイクリージョンでトランジエントマーカーを編集するときのパフォーマンスが向上しました。
多数の選択したリージョンのトラック領域でフ Flex Pitch を編集するときのパフォーマンスが向上しました。
Alchemy のパフォーマンスが向上しました。
トラックやリージョンが多数あるプロジェクトでリージョンを移動するときのパフォーマンスが向上しました。
多数の Flex Pitch が適用されたリージョンを含むプロジェクトが、すぐに開くようになりました。
リージョンを持たないソフトウェア音源を含む、またはトラックがオフになっているサミングスタックを選択して保存されたプロジェクトを読み込むと、ソフトウェア音源がメモリにロードされることがある問題が解決しました。
アクセシビリティ
VoiceOver が、チャンネルストリップのオートメーションモードボタンの状態を読み上げるようになりました。
VoiceOver が、LCD の一時停止ボタンの状態を読み上げるようになりました。
VoiceOver が、Smart Control の表示画面で非表示のコントロールを読み上げなくなりました。
VoiceOver が、「フェーダーのセンド」モードで非表示になっているパンノブの値を読み上げなくなりました。
VoiceOver が、Drummer エディタの「詳細」ボタンと「フォロー」ボタンの状態を読み上げるようになりました。
VoiceOver が、コントロールバーの「左クリックツール」と「Command+クリックツール」の選択項目を読み上げるようになりました。
VoiceOver が、ピアノロールの「タイムクオンタイズ」ボタンの名前を読み上げるようになりました。
VoiceOver が、次/前のキーコマンドを使用してクオンタイズの値を変更したときに、値の変更を読み上げるようになりました。
VoiceOver が、サイクル、ミュート、トラックソロ、入力モニタリング、トラックのオン/オフ、トラックのロック/ロック解除のキーコマンドの状態を読み上げるようになりました。
VoiceOver が、フォーカスがあるトラックの選択状態を読み上げるようになりました。
空間オーディオ
空間オーディオプロジェクトに初めて新しい 3D オブジェクトトラックを追加すると、レンダラが現在のモデルから Apple Renderer に切り替わることがある問題を修正しました。
ドルビーアトモスプラグインで、5.1.2 のモニタリングオプションが提供されるようになりました。
プロジェクトをドルビーアトモスに設定すると、モードがデフォルトの Apple Renderer になっている場合でも、7.1.4 に出力されることがある問題を修正しました。
ドルビーアトモスプロジェクトを HDMI 経由でサラウンド対応レシーバー/アンプまで直接モニタリングできるようになりました。
ハイトチャンネルのメータリングが、マスターチャンネルにポストフェーダーとして正しく表示されるようになりました。
マスターバスチャンネルストリップ設定を 7.1.4 チャンネルフォーマットで読み込んだときに、7.1.4 のチャンネルレイアウトが正しく維持されるようになりました。
Session Player
ユーザが作成した Drum Machine Designer パッチを読み込むと、入力がバスに設定され、Drum Machine Designer 音源を読み込めないことがある問題が解決しました。
マーキー選択範囲で「Drummer リージョンを作成」コマンドを使用すると、マーキーに対応するリージョンが作成されるようになりました。
スマートテンポ
既存のスマートテンポのマルチトラックセットがない場合に、「スマートテンポのマルチトラックセット」ウィンドウでオーディオファイルを選択し、「解析対象」チェックボックスを無効にすると、「アップデート」ボタンが正しく「解析」に変更されるようになりました。
スペースバーを押すと、すぐにフリーテンポ録音が停止するようになりました。
同じ Logic Pro セッションで以前に開いたプロジェクトが、スマートテンポエディタの「解析対象」に予期せず作用することがある問題を修正しました。
録音
名前のないトラックに録音されたオーディオリージョンの名前に、プロジェクト名とトラック番号が含まれるようになりました。
ミキサー
caps lock が有効になっているときに、チャンネルストリップのステレオパンコントロールとパンメニューを調整できるようになりました。
「新規トラック」シートで単一のマルチティンバーソフトウェア音源を作成すると、ミキサーの「すべて」表示に 2 つのソフトウェア音源インスタンスが作成されることがなくなりました。
マルチティンバーソフトウェア音源の Track Stack の残りのトラックが予期せずチャンネルストリップの名前を変更することがある問題を解決しました。
サラウンドパンナーでスピーカーのアクティビティステータスを調整すると、信号が予期せずミュートになることがなくなりました。
ミキサーで選択したチャンネルをオフに切り替えると、すぐにグループが非アクティブと表示されるようになりました。
2 つ以上のチャンネルに送信され、サラウンドバスにルーティングされるプラグインを備えた個々のチャンネルストリップで、メータリングが正しく機能するようになりました。
選択したチャンネルストリップのグループで「option」キーを押しながらセンドをクリックすると、対応するすべてのセンドが正しく 0dB に設定されるようになりました。
グループクラッチを有効にして無効にしたグループ化されたチャンネルのフェーダー値を調整した後に「取り消す」を実行すると、グループの 1 人のメンバーが触れたときにフェーダーが +6 dB にジャンプすることがある問題を修正しました。
複数の選択したチャンネルを「VCA なし」に設定したときに、正常に機能するようになりました。
Alchemy
Alchemy のオシレータセクションで、新しく Wide Unison モードが提供されるようになりました。
アディティブエフェクトのすべてのコントロールで、入力された値が正しく受け入れられるようになりました。
アコースティックリバーブのミリ秒 (MS) 単位のパラメータに入力された値が、秒単位で解釈されることがなくなりました。
モジュレーションのパフォーマンスコントロールの割り当て先が重複して表示されることがある問題を解決しました。
Sampler/Quick Sampler/Quick Alchemy
Quick Sampler で再生方向ボタンをクリックするとすぐに更新されるようになりました。
Sample Alchemy でトリムマーカーをドラッグすると、ビューが正しくスクロールされるになりました。
Sampler でグループのレベルを最大 +24 dB まで調整できるようになりました。
Sampler でゾーンを移動するためのアップ/ダウンボタンが、サンプルの開始位置または終了位置を調整した後も引き続き利用できるようになりました。
一般的なズーム/スクロールのキーコマンドを使用して、Sample Alchemy で現在のビューをトリムできるようになりました。
プラグインウィンドウにフォーカスがない場合でも、Sample Alchemy でハンドルとトリムハンドルをクリックしながらドラッグすると、正しく動作するようになりました。
Quick Sampler の Ancient Vocal Chop および Baily Glide プラグインの設定が、クラシックモードで正常に開くようになりました。
プラグイン
MIDI Scripter プラグインをダークモードで実行しているときに、Logic Pro に表示されるようになりました。
Space Designer で Sampled IR をクリックすると、Synthesized IR モードが予期せずアクティブになることがある問題を修正しました。
再生ヘッドの位置を調整すると、Step FX を使用するチャンネルストリップでオーディオが途切れることがある問題を解決しました。
Scripter のプリセットの Note Repeater が正常に機能するようになりました。
Aux に挿入すると、Ringshifter のウェット/ドライ設定が常に 100% ウェットに設定されるようになりました。
プラグインで Amp と Direct Box をブレンドする際のフェーズの相関関係を改善するために、Bass Amp Designer に DI ディレイ補正スイッチが追加されました。
StepFX に、サイドチェーンを使用するプリセットが追加されました。
「Basic / 2 Slices, Speed 66%」(基本/2 個のスライス、速度 66%) という Beat Breaker のプリセットが、66% ではなく 50% の速度でスライスを再生することがなくなりました。
Apple シリコン搭載コンピュータで Sine Level または Poly Voice モードを使用したときに、ES2 で異音が聞こえることがある問題を解決しました。
モノラル > Console EQ のステレオインスタンスで、予期しないフィードバックが生じることがなくなりました。
Audio Unit ウィンドウにキーフォーカスがあるときに「すべてのオートメーションを削除」キーコマンドを使用すると、Audio Unit ウィンドウに何も表示されなくなることがなくなりました。
Phat FX の「圧縮」セクションのメニューを、上下矢印をクリックして開くことができるようになりました。
Beat Breaker で、2、4、8、16、32 スライスに均等に分割された新しいデフォルトパターンが提供されるようになりました。
Mastering Assistant
Mastering Assistant でクリーンまたはクリーン + エキサイトモードを使用するプロジェクトからのバウンスにより、予期しないレイテンシが生じることがなくなりました。
リージョンを含まないが、Ultrabeat などのオーディオをプレビューしているプロジェクトで、Mastering Assistant の解析が誤ってトリガされなくなりました。
Mastering Assistant では、特定のケースで -1 dBFS のピーク上限を超えることがなくなりました。
オートメーション
「表示中のオートメーションの相対と絶対を統合」メニュー項目が、相対オートメーションに対応しているオートメーションタイプがレーンでアクティブになっている場合にのみ表示されるようになりました。
リージョンベースのオートメーションを、リージョンを含まないトラック領域にペーストすると、トラックベースのオートメーションとしてペーストされるようになりました。
Flex Pitch が有効になっていない Sampler のゾーンで、ピッチベンドが正常に動作するようになりました。
リージョンベースのオートメーションポイントをリージョンで選択すると、ほかのリージョンで以前に選択したオートメーションポイントの選択が解除されるようになりました。
リージョンベースのオートメーションを無効にしても、ピアノロールの MIDI CC データレーンの電源ボタンがグレイ表示されなくなりました。
ムービーウィンドウが更新され、リージョンベースのオートメーションポイントを移動したときに正しいフレームが表示されるようになりました。
プラグインコントロールをクリックしたときに、「オートメーションパラメータを自動選択」が正常に機能するようになりました。
Gain プラグインのオートメーションで、予期しないレイテンシが生じることがなくなりました。
1 1 1 1 よりも早く始まるプロジェクトに録音されたときも、リージョンベースのオートメーションが正しく描画されるようになりました。
Flex 表示に切り替えてからオートメーション表示に戻したときに、すべてのトラックのオートメーションレーン表示が維持されるようになりました。
Flex Time/Flex Pitch
トラックでレコードまたは入力モニタリングが有効になっているときにクリックすると、Flex Pitch を適用したノートが正常に再生されるようになりました。
モノフォニックまたはスライスモードを使用して Flex が適用されたオーディオトラックで、テンポチェンジのときににクリック音が生じなくなりました。
テイクとコンピング
コンプでフラット化して結合すると、フェードインが適用されるようになりました。
オーディオファイル全体が含まれるテイクの名前を変更したときに、ファイル名が予期せず変更されることがなくなりました。
1 つのテイクフォルダの終わりと別のテイクフォルダの始まりを含むセクションで「ロケータ間のセクションをカット」を実行しても、カットされた部分でテイクフォルダのコンプが保持されるようになりました。
Track Stack
Track Stack を録音可能にすると、グループ化されたオーディオトラックに含まれている Track Stack でオーディオトラックを録音できるようになりました。
VCA に割り当てられた Track Stack の外にサブトラックをドラッグすると、サブトラックの割り当てが削除されるようになりました。
一部のサブトラックがミュートまたはオフになっているときに、Track Stack がグレイ表示されることがある問題を修正しました。
サミングスタック内にあるスタックされた音源パッチを単一トラックのパッチに置き換えることが可能になりました。
代替トラック
代替トラックのあるサブトラックを含むサミングスタックにパッチを読み込むと、非アクティブな代替トラックが削除されることがなくなりました。
ステレオ出力トラック用に代替トラックを作成できるようになりました。
選択ベース処理
テイクフォルダ内のマーキー選択したセクションで選択ベース処理を使用したときに、予期しないコンプが作成されることがなくなりました。
コンプでの選択ベースの処理で、コンプが保持されるようになりました。
スコア
線上に付点音符があり符尾が上を向いている場合の、音符の間隔が改善されました。
スコアセットを削除した後、「command + Z」キーを押した取り消しが機能するようになりました。
TAB 譜で上向きのベンドが正しく表示されるようになりました。
音源トラックを読み込んだときに、現在のプロジェクトのスコアセットが消えることがなくなりました。
読み込んだスコアセットをプロジェクトから削除できるようになりました。
Live Loops
「リージョンを結合してセルを埋める」が正常に機能するようになりました。
Live Loops で演奏を録音すると、すべてのトラックのオートメーションモードが一時的に Latch になるようになりました。
Live Loops トラックのパッチを変更すると、セルの長さが予期せず変更されることがある問題を修正しました。
MIDI ノートを Live Loops セルにペーストすることができるようになりました。
ステップシーケンサー
ステップシーケンサーで、詳細表示三角形を使用して簡単にサブ行を開くことができるようになりました。
パターンリージョンが、ナッジされた直後に正しく再生されるようになりました。
スリップ/回転ツールを使用してコンテンツを左にドラッグした後、パターンリージョンがすぐに正常に再生されるようになりました。
リージョンの左の境界を右に移動した場合に、Drum Machine Designer トラックの「キットピースでパターンリージョンを分離」コマンドが、パターンリージョンの正しい領域に適用されるようになりました。
ステップシーケンサーの増減のコントロールがループ編集モードで機能するようになりました。
フリーズしたトラックのパターンリージョンが予期せず編集される問題を修正しました。
リージョンベースのオートメーションが、部分的にフリーズしたトラックのパターンリージョンと、フリーズしてからフリーズ解除されたリージョンに正しく表示されるようになりました。
パターンリージョンのステップごとに MIDI チャンネルを割り当てることができるようになりました。
チャンネル ID とアーティキュレーション ID をステップごとに設定できるようになりました。
「Recurrence Cycles」(繰り返しサイクル) および「Recurrence Iteration」(繰り返し回数) ステップパラメータを使用して、ステップの再生頻度を制御できます。
MIDI
ソフトウェア音源のリセットメッセージが正常に機能するようになりました。
サイクルモードで「クリップの長さ」が有効になっているリージョンを再生すると、サスティンメッセージが正しく送信されるようになりました。
トラックインスペクタに「内部 MIDI 入力」の設定が追加され、ほかのソフトウェア音源または外部 MIDI 音源トラックから MIDI を録音できるようになりました。
「すべての MIDI 設定を送信」キーコマンドで、空のトラックに割り当てられた外部デバイスにプログラムチェンジを送信できるようになりました。
MIDI 2.0 が無効になっている SysEx データを含むリージョンを再生すると、3 バイトのランダムな MIDI データが送信される問題を解決しました
新しい「内部 MIDI 入力」
機能により、MIDI FX プラグインの出力や他社の MIDI ジェネレータなど、ほかのトラックから MIDI を録音できるようになりました。
「リージョンの境界外の MIDI イベントを削除」キーコマンドで、トラック内の最後に一致した同じタイプの CC と一致するように、リージョン内の最初の CC イベントを正しく作成できるようになりました。
チェイスで他社の音源のプラグインを使用すると、トラックで同じピッチのノートが続いた場合にノートが途切れることがある問題を修正しました。
編集
位置、長さ、ベロシティのランダマイズ機能が非常に小さな値に設定されていても、ヒューマニズトランスフォームセットが正常に機能するようになりました。
イベントリストのメニュー項目「削除して移動」が、ウィンドウにリージョンが表示されている場合にのみ表示されるようになりました。
設定で MIDI 2.0 が選択されている場合、イベントリストでイベントをクリックしたときに、MIDI 1.0 の解像度でイベントが再生されることがなくなりました。
オーディオトラックエディタで「カット」コマンドを使用すると、表示が別のエディタに切り替えられることがある問題を修正しました。
「プロジェクトオーディオ」ウインドウのリージョンをダブルクリックしたときに、オーディオトラックエディタが正常に開くようになりました。
ピアノロールとスコアのコンテンツの「リンク」ボタンの色が、マウスを使用して切り替えたときに、正しく表示されるようになりました。
イベントリストが正しくアップデートされ、キーコマンドを使用して別のエディタでノートを選択した場合の変更が反映されるようになりました。
ピアノロールのベロシティツールがノート以外のイベントの値に影響を与えることがある問題を解決しました。
トランスフォームセット「2 倍速」を適用すると、ピアノロールからノートが消えることがある問題を修正しました。
ステップ入力
ステップ入力を使用して入力したノートの長さを拡張したときに、正しく機能するようになりました。
グローバルトラック
新規プロジェクトの異なるトラックに複数の同じキーのオーディオ Apple Loops を追加したときに、プロジェクトキーが正しく変更されるようになりました。
1 1 1 よりも早く始まるプロジェクトでテンポポイントをクリックしたときに、正しい位置に配置されるようになりました。
共有する/書き出す
「オーバーラップなし」が有効になっている場合、既存のリージョンにバウンスされたリージョンがオーバーラップしなくなりました。
Logic Pro からバウンスされたオーディオファイルのメタデータに、適切なエンコードされた日付が含まれるようになりました。
所定の場所にバウンスすると MIDI リージョンが切り詰められることがある問題を修正しました。
プラグインを使用するモノラルトラックから書き出されたボリューム/パンのオートメーションを含むオーディオファイルがステレオファイルとして書き出されることがある問題を修正しました。
マルチティンバー音源トラックのサブチャンネルを個々のファイルとしてバウンスできるようになりました。
読み込み
複数のオーディオファイルをプロジェクトにドラッグし、「すべてのファイルを 1 つのトラックに配置」オプションを選択すると、2 番目のトラックが作成され、最初のファイルが 1 つのトラックに配置され、残りのファイルは 2 番目のトラックに配置される問題を解決しました。
ミキサーの出力チャンネルが、ほかの Logic Pro プロジェクトから読み込めるようになりました。
Apple Loops
Apple Loops でタグ付けされたキーと異名同音のキーが、ループブラウザに正しく表示されるようになりました。
Apple Loops が、再生ヘッドの現在の位置でアクティブなキーを使用してプレビューされるようになりました。
ブックマークやタグのないループにエイリアスを追加できるようになりました。
Apple Loops をループブラウザから既存のトラックにドラッグすると、トラックの入力が変更されることがなくなりました。
MIDI Apple Loops をループブラウザから小節の中央にドラッグすると、最も近い小節の位置の先頭にジャンプすることがある問題を修正しました。
ビデオのサポート
「アニメーションを表示」が無効になっている状態でフルスクリーンのビデオを実行している補助スクリーンが、プロジェクトを閉じた後も黒いままになることがなくなりました。
キーコマンド
「最後にクリックしたパラメータの値を増やす (または減らす)」キーコマンドが、LCD のコントロールで機能するようになりました。
ソフトウェア音源トラックで 1 つ以上のオーディオトラックが録音可能になっている場合でも、「すべての録音を解除」キーコマンドが機能するようになりました。
トグルソログループに割り当てられているリージョンまたはセルの現在の選択範囲にキーコマンドが追加されました。
「Zoom Toggle」(ズーム切り替え) キーコマンドがステップエディタで機能するようになりました。
対応性
ピッチ補正を使用する GarageBand プロジェクトを Logic Pro で開いたときに、同じサウンドが鳴るようになりました。
取り消し
プロジェクトを作成した直後に「取り消す」を使ったときに、トラックのないプロジェクトまま残らずに、「新規トラック」シートが正常に表示されるようになりました。
Audio Unit v3 プラグインで「取り消し/やり直し」が正常に機能するようになりました。
オートメーションモードを変更したり、トラックの「オン/オフ」の状態を変更したりすると、取り消しステップが作成されるようになりました。
サラウンドトラックを追加した後に「取り消す」を実行すると、プロジェクトの Drummer トラックが修正されなくなりました。
Logic Remote
Logic Remote に、Logic Pro で行われた拍子の変更がすぐに表示されるようになりました。
コントロールサーフェス/MIDI コントローラ
Logic Pro で Lua スクリプトを使用するコントロールサーフェスデバイスのコントロールのアサインメントを登録したときに、フィードバックが提供されるようになりました。
コントロールサーフェスで点灯しているボタンで、トラックエディタの表示/非表示の状態を正しく表示できるようになりました。
一般
セカンダリルーラが表示されたときに、LCD で「SMPTE タイム」と「小節/ビート」の両方にサイクルの開始時間と終了時間が表示されるようになりました。
すべてのファイルブラウザで検索すると、ブックマークしたフォルダの一致するアイテムが表示されるようになりました。
ゴムバンドでリージョンを選択すると、メインウィンドウに表示中のエディタが予期せず切り替わることがある問題を修正しました。
「リージョン」インスペクタでループが有効になっていると、サイクルモードで作成されたオーディオテイクフォルダが、録音後に正常にループするようになりました。
Logic Pro で Core Audio が無効になっている場合に、外部 MIDI トラックを作成できるようになりました。
マーカーリストが表示されている間にオーディオリージョンから Flex マーカーを削除すると、キーフォーカスがマーカーリストに切り替わることがある問題を解決しました。
プロジェクトの「ミュージックグリッドを使用」設定が有効になっていないときも、テキストエディタにペーストされたトラック情報に、時間位置が含まれるようになりました。
選択したデバイスを利用できないため、Logic Pro が代替オーディオデバイスにフォールバックしたときに、オーディオトラックに「入力モニタリング」ボタンが表示されるようになりました。
「プロジェクトオーディオ」ウインドウでオーディオリージョンをプレビューしたときに、ウィンドウの先頭にジャンプしなくなりました。
「command + option」キーを押しながらトラックのオン/オフボタンをクリックすると、すべてのトラックのボタンが正しく切り替わるようになりました。
オートメーションビューが有効になっている場合に、リージョンのコピー/ペーストが機能するようになりました。
リージョンのループセグメントを右クリックすると、コンテクストメニューが正常に開くようになりました。
「ミュージックタイピング」ウインドウで黒いキーが押されたときに見やすくなりました。
「バウンス」>「別名で保存」パネルで、右向き矢印キーによりテキストカーソルが確実に移動するようになりました。
オーディオリージョンから作成されたグルーブテンプレートが、スマートクオンタイズモードで機能するようになりました。
プロジェクトオーディオブラウザからトラック領域に、同じオーディオファイルの複数のリージョンをドラッグしたときに、正しく機能するようになりました。
絶対スナップモードがオンで、リージョンアンカーがリージョンの開始位置から移動された場合、トリミング時にオーディオリージョンが予期しない位置に移動されることがなくなりました。
「オーバーラップなし」と「編集内容をゼロクロッシングにスナップ」が有効になっているマーキー選択範囲をペーストすると、既存のリージョンのオーバーラップしていない部分が削除されることがある問題を修正しました。
メインウィンドウまたはオーディオトラックエディタでリージョンの右上隅をドラッグすると、自動的にズームがトリガされるようになりました。
横方向に拡大/縮小すると、再生ヘッドが間違った位置に表示されることがなくなりました。
タイムルーラで、「小節の位置 [小節の位置] SMPTE オフセット」設定に加えられた変更がすぐに反映されるようになりました。
「別名で保存」を使用したときに、ファイルブラウザに完全なパスが正しく表示されるようになりました。
関連情報
以前の Logic Pro のリリースノートについては、以下の記事を参照してください。
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