Logic Pro 10.2 〜 10.2.4 リリースノート

Logic Pro 10.2 のすべてのアップデートについて説明します。

この記事はアーカイブ済みで、これ以上更新されることはありません。

Logic Pro をアップデートする前に、現在インストールされているバージョンの Logic Pro をバックアップしておいてください。

Logic Pro 10.2.4

Logic Pro 10.2.4 では、以下の点が変更されています。

安定性/信頼性

以下の状況下でも、Logic Pro が予期せず終了することがなくなりました。

  • ときどき、プロジェクトを開いたときやプロジェクトを作成したとき。
  • ときどき、Drum Machine Designer セルのアイコンを選択したとき。
  • スクリーンセットを切り替えた直後に、ピアノロールで複数のノートをまとめてゴムバンドで選択したとき。
  • 接続されている Mackie HUI コントロールサーフェスを初期化したとき。
  • 現在アクティブなオーディオデバイスの接続を解除し、接続し直したとき。
  • Alchemy の「SOURCES」ポップアップメニューから「オーディオを読み込む」を選択したとき。
  • Alchemy の「SOURCES」ポップアップメニューを使って、名前がダブルバイトの Unicode 文字で始まるボリュームがマウントされているシステムでオーディオを読み込んだとき。
  • ダブルバイト文字が名前に使われているファイルを Match EQ プラグインの「Current」ボタンまたは「Reference」ボタンにドラッグしたとき。

パフォーマンス

  • OS X Yosemite で Retro Synth の拡張パラメータを開くと、内部エラーの警告が表示されることがありましたが、表示されなくなりました。
  • 「サイクルの前処理」が有効な場合に、スキップサイクル範囲の先頭で異常が起きることがなくなりました。
  • ソフトウェア音源トラックで再生中にノートをクオンタイズしても、音が途切れなくなりました。
  • Alchemy プリセットをステップスルーする際に、Logic Pro のメモリ使用量が予想以上に上昇することがなくなりました。
  • Alchemy でソースの左右のボタンを使ってサンプルをステップスルーする際に、Logic Pro のメモリ使用量が予想以上に上昇することがなくなりました。

編集

  • ピアノ・ロール・エディタで、隣接していないノートを「shift」キーを押しながら選択する機能が復活しました。
  • ピアノロールの「ベロシティ」スライダを「option + shift」キーを押しながら調整すると、以前と同様に、すべてのノートが正しく同じベロシティに設定されるようになりました。
  • MIDI チャンネル設定を「すべて」にして作成された MIDI ドローポイントを、元通り、ポインタを使ってゴムバンドで選択できるようになりました。
  • イベントエディタまたはステップエディタで、ノートの長さが間違って 0 ティックに設定されることがなくなりました。

ミキサー

  • まれに、オートメーションに関連して、消音にしたチャンネルストリップで、バイパスされたセンドがアクティブなままになるという問題が起きていましたが、この問題が解決されました。
  • トラックを複製したときに、すべてのプラグインパラメータの値が確実に複製されるようになりました。
  • ミキサーでトラックに割り当てられた Aux を削除する際に表示されるダイアログで「キャンセル」をクリックしたときに、Aux が削除されてしまうことがなくなりました。
  • 出力 1 または 2 よりも番号が大きいモノラル出力にルーティングされるチャンネルで、ソロが機能するようになりました。
  • モノラル出力にルーティングされるチャンネルストリップをソロにしたときに、右側の出力が予期せず消音になることがなくなりました。
  • 1 〜 2 よりも番号の大きい出力をソロにすると、出力 1 〜 2 が正常に消音になります。
  • トラックを複製すると、そのトラックノートも複製されるようになりました。

アクセシビリティ

  • VoiceOver が再び適切に、選択されているリージョンを読み上げてくれるようになりました。

プラグイン

  • 以前のバージョンの Logic Pro で保存したプロジェクトで、Audio Unit ベースのマルチ出力の音源からのオーディオが適切にルーティングされるようになりました。
  • ドラムキットを Ultrabeat に読み込んだ際に、「Import Kit」名が再び正しく表示されるようになりました。
  • レートが Hz 値に設定された Tremolo プラグインのインスタンスが、プロジェクトの読み込み時に 32 小節にリセットされなくなりました。

一般

  • 低レイテンシモードが有効なときにオーディオリージョンを結合すると、新しいリージョンが正しい位置からずれる場合がありましたが、ずれなくなりました。
  • 「プロジェクト設定」>「録音」ウインドウが開いているときにツールバーの「置き換える」ボタンを有効にすると、「録音が重複する場合」の設定がすべて「切り替える」から「置き換える」に切り替わるようになりました。
  • 「録音」>「MIDI 録音が重複する場合」>「置き換える」が有効な場合に、MIDI トラックのオートパンチ録音が正常に機能するようになりました。
  • 置き換えモードにおける手動のパンチインおよびパンチアウトが、MIDI リージョンで適切に機能するようになりました。
  • サイクルが有効な場合に置き換えモードで MIDI を録音する場合、サイクルの開始位置より前の MIDI を再生したときに、サイクルの開始位置より前の小節が置き換えられることがなくなりました。
  • カスタム名のトラックに Apple Loops ファイルをドラッグしたときに、トラック名が変更されなくなりました。
  • 以前のように、カスタムキーコマンドを「録音を破棄して最後の再生位置に戻る」コマンドに割り当てられるようになりました。
  • ミキサーのメモ帳でノートを編集すると、カスタムフォントがリセットされたり、テキストが予期せず複製されたりする場合がありましたが、この問題が解決されました。
  • 既存のノートにペーストされたテキストが、既存のテキストの色を適切に引き継ぐようになり、既存のテキストがデフォルトの色に変更されなくなりました。
  • 以前のように、プロジェクトファイルブラウザで、キーコマンドを使ってファイルやリージョンの名前を変更できるようになりました。このキーコマンドは割り当てが可能になり、「名称変更」と呼ばれています。
  • 「エンバイロメント」ウインドウの「マルチインストゥルメント」オブジェクト内のパッチ名のセルに、以前のように、テキストを入力できるようになりました。
  • 以前と同様に、Impulse Response Utility の表示範囲を越えて、オーディオファイルの選択範囲を拡張できるようになりました。

Logic Pro 10.2.3

Logic Pro 10.2.3 では、以下の点が変更されています。

新機能/改善点

  • テイクフォルダ内でコンプセクション間のクロスフェードをグラフィカルに編集できます。
  • 以下のプラグインのデザインが刷新され、Retina 対応インターフェイスになりました:Exciter、Echo、Modulation Delay、Noise Gate、Pitch Shifter、Match EQ、Match EQ Surround、Surround Multimeter
  • 新しい Loudness Meter プラグインは LUFS メータリングに対応しています。
  • Modulation Delay プラグインに「Feedback」フィルタが追加されました。
  • Chorus プラグインと Modulation Delay プラグインにそれぞれ「D-Mode」ボタンが追加されました。
  • Noise Gate に Ducker が追加されました。
  • Noise Gate プラグインにフィルタ特性のメニューが追加されました。「Band Pass」または「Band Reject」のいずれかに設定できます。
  • Multimeter プラグインの「Analyzer」「Goniometer」「Level Meter」セクションにそれぞれ別々の「Hold」ボタンが用意されています。
  • Multimeter がディスプレイ表示のときに、ディスプレイ部を右クリックまたは「control」キーを押しながらクリックして、「Analyzer」と「Goniometer」の間で表示を切り替えることができます。Multimeter がメーター表示のときに、メーター部を右クリックまたは「control」キーを押しながらクリックして、「Peak」「RMS」「Peak & RMS」「True Peak」「True Peak & RMS」の間で表示を切り替えることができます。
  • 「編集」環境設定に、テイクフォルダの中でクイック・スワイプ・コンピング・モードとテイクフォルダの編集モードを切り替える縦方向のクリックゾーンを有効にするオプションが追加されました。
  • MIDI イベントのクオンタイズが常に、そのイベントを含むリージョンの開始位置ではなく、絶対グリッドを基準にするようになりました。「option」キーを押しながらクオンタイズ値を選択すれば、従来の基準で処理されます。
  • スコアプロジェクト設定に、ローマのコード用の言語設定が追加されました。
  • Drum Machine Designer セルのアイコンを、「control」キーを押しながらセル内のアイコンをクリックして、割り当てられるようになりました。
  • 開いている「ツール」メニューから一時的にツールを選択するキーコマンドを、ユーザが定義できるようになりました。
  • キーコマンド「前の設定ツールを設定」が追加されました。
  • 選択したオブジェクト/イベントをナッジするキーコマンドがオートメーションに対して機能するようになりました。
  • 「クリップの長さ」リージョンパラメータの影響を受ける MIDI コントローラデータの種類を、「プロジェクト設定」>「MIDI」>「クリップの長さ」で設定できるようになりました。
  • キーコマンド「ウインドウ表示を切り替え (反時計回り)」が追加されました。
  • オートメーション値をナッジするキーコマンドが追加されました。
  • リージョンをノーマライズするキーコマンドが新たに 2 つ追加され、リージョンゲインを使って、選択されているオーディオリージョンを非破壊編集でノーマライズできるようになりました。「リージョンを非破壊的にノーマライズ(すべて)」は、選択されているすべてのリージョンを互いの相対的な位置を調整しながらノーマライズします。「リージョンを非破壊的にノーマライズ(個別)」は、選択されている各リージョンを個別にノーマライズします。
  • Logic の環境設定で、用意されているローカリゼーションの中から選択できるようになりました。

安定性/信頼性

  • 以下の場合に Logic が予期せず終了することがなくなりました。
    • 既存の開いているプロジェクトを新しいプロジェクトから上書きしたとき。
    • サラウンドオーディオファイルを「option」キーを押しながらドラッグしてコピーしたとき。
    • サンプルレートがプロジェクトとは異なる複数のオーディオファイルをトラック領域にドラッグしたとき。
    • ときどき、コンピュータのスリープが解除されたとき。
    • Alchemy で、サイズが 60 サンプル以下のオーディオファイルを含む EXS インストゥルメントを開いたとき。
    • 同じプロジェクトの別の代替バージョンから読み込んだとき。
    • ときどき、ループブラウザでループをプレビューしたとき。
    • ときどき、開いている 2 つのプロジェクトを切り替えたとき。
    • Track Stack をフラット化してから、メインウインドウの「スコアエディタ」タブをクリックした後。
    • 「スコアセット」ウインドウのサイズを変更したとき。
  • 2 小節以上のノートを Logic Remote から録音したときに Logic がハングしなくなりました。

パフォーマンス

  • Alchemy の新しいインスタンスの読み込み時間が短縮されました。
  • Alchemy で最初のノートを演奏する際に CPU の使用量が急増することがなくなりました。
  • Drum Machine Designer のセルをクリックしたときの反応がよくなり、音割れが生じることがなくなりました。
  • プラグインマネージャを何も変更せずに閉じたときに、Logic で Core Audio が再初期化されることがなくなりました。
  • プラグインウインドウを閉じるときに、Channel EQ Analyzer が CPU を消費しなくなりました。
  • Alchemy のインスタンスを含むプロジェクトで、環境設定の「マルチスレッド処理」で「再生とライブトラック」が選択されているときに、システムオーバーロードのメッセージが予期せず表示されることが少なくなりました。
  • Logic Pro 9 以前で作成された、EXS インストゥルメントトラックを含むプロジェクトを開く際に、時間がかからなくなりました。
  • Logic に特定の大きなプロジェクトを読み込む際に、予想以上に時間がかかることがなくなりました。
  • グローバルトラックが表示されている一部のプロジェクトで、Logic の動作が遅くなることがなくなりました。

編集

  • MIDI ドロー表示のサイズをピアノロールで調整した後でいったん閉じ、再び開いたときに、調整後のサイズが維持されるようになりました。
  • ピアノロールまたはスコアでノートに対して「おおよその再生ヘッド位置で分割」キーコマンドを使った後で、右端のノートまたはコードの選択が解除されるようになりました。
  • ピアノロールの折りたたむモードで、「リージョンのトランスポーズ」設定が考慮されるようになりました。
  • ピアノロールの「編集」>「MIDI イベントを削除」>「重複したオブジェクト」コマンドで、重複していないコントローライベントが誤って削除されることがなくなりました。
  • ピアノロールで MIDI ドローを表示しているときに、「shift」キーで以前のようにドラッグの方向を一方向に制限できるようになりました。
  • ピアノロールのノートをゴムバンドで選択したときに、それらのノートが選択されているように見えるのに、編集できない場合がまれにありましたが、そうした事態が起こらなくなりました。
  • ピアノロールで「command + shift」キーを使って以前のように鉛筆ツールをブラシツールに変換できるようになりました。
  • ピアノロールの「再生ヘッドの位置をキャッチ」ボタンが、再生中に 1 つのトラックから別のトラックに切り替わるときに、トラックのリージョンが選択されている場合、確実にオフの状態で表示されるようになりました。
  • ピアノロールでノートをダブルクリックして「イベントフロート」ウインドウを開いたときに、ピアノロールの「再生ヘッドの位置をキャッチ」ボタンが予期せず有効になることがなくなりました。
  • 「表示」>「リージョンのトランスポーズ」設定が有効になっている場合に、ピアノロールのツールヒントでリージョンのトランスポーズ設定が考慮されるようになりました。
  • ピアノロールのベロシティスライダが、ウインドウのサイズをすばやく変更したときに消えてしまうことがなくなりました。
  • 選択されているマーカーを、ピアノロールの背景をクリックして選択解除できるようになりました。
  • ピアノロールの MIDI ドローイベントを、リージョンの開始位置の左側から選択し始めれば、以前のようにゴムバンドで選択できるようになりました。
  • イベントエディタでリージョンの終了位置の調整値を入力した場合に、リージョンの長さとして認識されることがなくなりました。
  • イベントリストでイベントの「追加情報」行をクリックすると、該当するイベントが正常に呼び出されるようになりました。
  • 「拡大/縮小して合わせる」キーコマンドがオーディオ・ファイル・エディタで機能するようになりました。
  • リージョンのマーキー選択されたセクションを、オーディオ・ファイル・エディタが開いていて、そのファイルにフォーカスがあるときに再生すると、再生ヘッドがそのセクションの末尾に達した後も同じエディタに表示され続けます。
  • オーディオ・ファイル・エディタで、リージョンの開始位置、終了位置、またはアンカーを調整すると、取り消しステップが作成されるようになりました。
  • オーディオ・ファイル・エディタを開いてから閉じた後で、「option」キーを押しながらダブルクリックして確実にもう一度開けるようになりました。
  • オーディオ・トラック・エディタで、オーディオ・ファイル・エディタとの間で切り替えても、「再生ヘッドの位置をキャッチ」設定が維持されます。
  • 以前と同様に、コントローラキーボードを使って、1 小節目より前のリージョンにノートをステップ入力できます。
  • MIDI ドロー表示に、分割されたリージョンの MIDI データが正しく表示されるようになりました。
  • 「エンバイロメント」ウインドウのケーブルを「delete」キーまたは「Backspace」キーで削除できるようになりました。
  • エンバイロメントで新しいフェーダーオブジェクトを作成する際に、「縦 6」および「ノブ 6」スタイルを使えるようになりました。
  • エンバイロメントマクロに配置したオブジェクトの名前が確実に、正しい位置に表示されるようになりました。
  • エンバイロメントオブジェクトの名前が、移動またはコピーしても表示され続けるようになりました。
  • リストエディタで拍子の分母を数値で入力したときに、正しい値が表示されるようになりました。
  • フローティングウインドウをクリックしてフォーカスを当てなくても、パラメータをダブルクリックして編集できるようになりました。
  • プロジェクトを再び開く際に、ステップ・インプット・キーボードで、最後に使われたノートの長さが記憶されています。

テイク/コンピング

  • SMPTE 位置がロックされたテイクフォルダの長さを超えて新たに録音した音声が表示されるようになり、正常に編集できるようになりました。
  • 短くしたテイクフォルダをフラット化したときに、テイクフォルダの長さが維持されるようになりました。
  • 閉じた MIDI テイクフォルダを右クリックすると、コンテキストメニューが表示され、テイクを選択できるようになりました。
  • テイクフォルダのミュートの状態が、そのテイクフォルダに対して「フラット化」または「フラット化して結合」が実行されたときに維持されるようになりました。
  • テイクフォルダのコントロールをクリックできるホットスポットが、そのテイクフォルダに Apple Loops が含まれているときに正しい位置に維持されるようになりました。
  • パンチ・オン・ザ・フライで別のトラックを録音中に、ハサミツールでテイクフォルダを編集しても、編集後のトラックでそのテイクフォルダの位置が予期せずずれることがなくなりました。
  • ユーザがコンプに付けた名前が、グループ化された一連のオーディオトラックのテイクフォルダのいずれか 1 つで別のコンプセグメントが選択されたときに、デフォルトの名前に戻ることがなくなりました。
  • 「ドラッグモード」が「オーバーラップ」に設定されているときに、リージョンを重なる位置に移動しても、既存のテイクフォルダが短くなることがなくなりました。
  • 「リージョン終了を次のリージョンまでトリム」コマンドと「リージョン開始を前のリージョンまでトリム」コマンドが、クイック・スワイプ・コンピングが無効になっているテイクフォルダで使えるようになりました。
  • オーディオ・トラック・エディタで選択されたテイクの Flex Pitch ノートをクリックしたときに、トラック領域のフォーカスが失われることがなくなりました。

Flex

  • Flex Time と Flex Pitch が、かなり大きいプロジェクトでも効率よく作用するようになりました。
  • スライスモードで、伸長または圧縮されていないオーディオの波形表示が変化することがなくなりました。
  • Flex Pitch が有効になっているリージョンの表示範囲が、MIDI リージョンとの間で切り替えても適切に維持されるようになりました。
  • Flex Pitch が有効になっているリージョンをノートの真ん中で分割しても、分割位置の右側に作成されるリージョンで Flex Pitch がリセットされなくなりました。 
  • Flex Time が有効になっていて、それぞれが別々のオーディオファイルに属しているごく短い一連のリージョンが含まれているトラックの再生中に、エラーメッセージが表示されることがなくなりました。
  • Flex Pitch が有効なオーディオトラックの再生品質が、タイムラインのどこから再生を始めても一定になりました。
  • トラックパラメータのインスペクタに、フォルマントが編集されるときのオーディオの無声部の扱い方を選択するための、新しい Flex Pitch オプションが用意されています。 

Drummer

  • Drummer エディタに、Drummer リージョンカラーの変化がすぐに反映されるようになりました。
  • Drummer エディタの自動選択機能が、再生ヘッドが MIDI リージョンから Drummer トラックの Drummer リージョンに移るときに適切に働くようになりました。
  • 「クロックフォーマット」の環境設定を変更した際に、Drummer リージョンが 1 クロックティック分長くなることがなくなりました。
  • トラックの Drummer 特性を変更しても、Drummer から MIDI リージョンに変換されたリージョンからデータが削除されなくなりました。

Track Stack

  • Track Stack 内の最後のトラックで「同じチャンネルストリップ/音源を使った新規トラック」コマンドを使うと、想定される通り、Track Stack 内に新しいトラックが配置されるようになりました。
  • サウンドライブラリの 1 つのチャンネルパッチで Track Stack を置き換えられるようになりました。
  • 複製した Track Stack が、複製された Aux (オグジュアリー) ではなくメイン出力にルーティングされてしまうことがなくなりました。
  • 閉じた Track Stack に「同じ音源を使った新規トラック」コマンドを使うと、オリジナルと同じ音源を使った Track Stack が正しく作成されるようになりました。
  • 集約 Track Stack の出力が変更されたトラックに「設定の複製を使った新規トラック」コマンドを使った場合に、複製元と複製後の両方のトラックの出力が、その Track Stack のデフォルトのバス出力に変更されることがなくなりました。
  • Track Stack を複製すると、トラックカラーも複製されるようになりました。

グローバルトラック

  • 拍子が ¾ 時間に設定されている場合に、マーカーを長押しすると、選択されているマーカーがすべて 1 拍左に移動していましたが、移動しなくなりました。
  • マーカーセットが確実に削除されるようになりました。
  • 選択されている複数のマーカーの境界を編集すると、すべてのマーカーが正しく調整されるようになりました。
  • 再生中にマーカーを移動しても、オーディオ出力にクリック音が生じなくなりました。
  • マーカーリストエディタのマーカーの色に、マーカートラックでその色が変更されたときに、瞬時に新しい色が反映されます。
  • マーカートラックを右クリックして表示したメニューから「マーカーを作成」を選択すると、再生ヘッドの位置ではなく、マウスがクリックされた位置に新しいマーカーが配置されるようになりました。
  • タイムルーラの複数のマーカーが、特定の倍率で重なって表示されることがなくなりました。
  • マーカーが、「すべてを選択」を実行してからドラッグした後で「取り消す」を使ったときに、元の位置に適切に戻るようになりました。
  • テンポリストで何回も編集した後で「取り消す」を実行すると、1 回ごとに 1 回の編集分だけ元に戻せるようになりました。
  • ビート・マッピング・トラックに「リージョンからビートを設定」を適用した場合に、ビートマーカーが小節位置に確実に配置されるようになりました。
  • アレンジメントマーカーの別の名前を選択した後で「取り消す」を実行したときに、以前の名前に戻る代わりに、マーカーが削除されてしまうことがなくなりました。
  • アレンジメントマーカーを移動したときに、「グルーブトラックにマッチ」オプションが有効になっているトラックで、そのオプションが無効になることがなくなりました。 
  • テンポカーブを長押ししても、4 分音だけ左にずれることがなくなりました。
  • ムービートラックサムネールが、ムービートラックを切り替えたときに予期せず再生成されることがなくなりました。
  • トランスポーズトラックでトランスポーズポイントの作成を取り消せるようになりました。
  • トランスポーズトラックのトランスポーズ値が、アレンジメントマーカーの位置を変更したために移動されても、適切に維持されるようになりました。

ミキサー

  • ミキサーに、「リージョン名に基づいてトラック名を付ける」オプションを使った後でカスタムトラック名が確実に表示されるようになりました。
  • ミキサーで複数のチャンネルストリップが選択されているときに、「option」キーを押しながらセンドをクリックすると、想定通りの 0 db にではなく、+6 db に設定されることがなくなりました。
  • サラウンドオーディオファイルをトラック領域にドラッグするか、またはムービーからサラウンドオーディオを抽出して作成されたチャンネルストリップの出力が、正しく「サラウンド」に設定されるようになりました。
  • 入力が同じバスに割り当てられたすべての Aux が、そのバスに出力するチャンネルストリップがソロになったときに、アクティブなまま維持されるようになりました。
  • マルチ出力のソフトウェア音源でチャンネルを複製して作成された Aux チャンネルに、正しい入力が設定されるようになりました。

オートメーション

  • オートメーションノードが、トラック領域でリージョンをドラッグしたときに予期せず複製されることがなくなりました。
  • オートメーションポイントを誤って移動することなく簡単にグラブできるようになりました。
  • リージョンを含まないプロジェクトで「時間をカット/挿入」操作を実行した際に、オートメーションおよびグローバルトラックのデータが適切に処理されるようになりました。
  • オートメーション値を上下にナッジするキーコマンドが追加されました。
  • 「音量、パン、センドにオートメーションポイントを 1 つずつ作成」および「音量、パン、センドにオートメーションポイントを 2 つずつ作成」キーコマンドが、グループ内のすべてのトラックに対して機能するようになりました。
  • 新しく作成された MIDI ドローポイントを 1 回で最小許容値または最大許容値までドラッグできるようになりました。
  • MIDI ドロー表示でサスティンイベントの選択されたグループをグラブしても、それらの値が予期せず変更されることがなくなりました。
  • リージョンベースのオートメーションを出力トラックに録音する際、録音中にリージョンを作成している旨が表示されるようになりました。
  • リージョンベースのオートメーションを再生中に編集すると、再生ヘッドがリージョンの末尾を過ぎた後で、オートメーションが間違ったレベルにジャンプすることがなくなりました。
  • トリムオートメーションが、保護されたトラックに対しては作用しなくなりました。
  • リージョンの末尾にある MIDI ボリュームおよびパンのコントローライベントが、「すべてのトラックオートメーションをリージョンに移動」キーコマンドを使ったときに確実にオートメーションイベントに変換されるようになりました。
  • プラグインの既存のリージョンベースのオートメーションが、そのプラグインがチャンネルストリップの別のスロットに移動したときも正しく再生を続けるようになりました。
  • テイクフォルダのリージョンベースのオートメーションを常に編集できるようになりました。
  • フリーズしたトラックの Smart Control を調整しても、オートメーションが書き込まれなくなりました。
  • 「使用されていないトラックを削除」コマンドを使った結果削除されたトラックのオートメーションを、「取り消す」で適切に復元できるようになりました。 
  • 選択したオブジェクト/イベントをナッジするキーコマンドがオートメーションに対して機能するようになりました。
  • 「リージョン/イベントの繰り返し」コマンドがオートメーションに作用するようになりました。
  • プラグインパラメータのオートメーションが、サンプル・アキュレイト・オートメーションが有効なときに確実にチェイスするようになりました。

Alchemy

  • Alchemy で、ユーザが作成した IR ファイルを読み込む際、最後に使われたフォルダの位置が記憶されるようになりました。
  • Alchemy が、ファイル名、フォルダ名、パッチ名、およびコメントで、Unicode/2 バイト文字に完全に対応しました。
  • Alchemy で、名前やラベルに絵文字記号を正しく使えるようになりました。
  • 編集済みの Alchemy プリセットを保存する前に Core Audio を再び有効化しても、その AAZ データが失われることがなくなりました。
  • 読み込んだ Alchemy AAZ データが、自動保存されたプロジェクトを開いたときに確実に維持されるようになりました。
  • Alchemy で「Additive + Spectral」の分析モード (Analysis Mode) を使用してサンプルを読み込んだときの音質が改善されました。
  • Alchemy で「Attack」エンベロープを 0 に設定したときに、短いクリック音がしなくなりました。
  • Alchemy で、3 つのサンプルを「Spectral」モードでソース A、B、C に読み込み、「Morph Linear」を有効にしたときに、「Activate all sources to enable morphing」という不要な警告が表示されなくなりました。
  • Alchemy で、複数のファイルを含む 2 番目のゾーンの読み込みをキャンセルしても、一部のファイルと追加の空のゾーンがグループに追加されたままにならなくなりました。
  • Alchemy の FM Filter パラメータに、Mod Rack およびオートメーションで正しい名前が表示されるようになりました。
  • ディレイを Alchemy エフェクトラックに読み込んだときに、ノブに正しい範囲 –100 〜 +100 が表示されるようになりました。
  • Alchemy の「Glide」ノブに、Rate または Time の値が、そのプリセットに対して選択されているオプションに応じて一貫して表示されるようになりました。
  • エフェクトを追加した結果、Alchemy のエフェクトラックの位置が変更されたり再描画されたりしても、一部のコントロールの名前が予期せず変更されることがなくなりました。
  • Alchemy の LFO 波形ディスプレイが、LFO セクションファイルが消去された後で確実にリセットされるようになりました。
  • オシレータにちなんで名付けられたソースファイルをステップスルーする際に、Alchemy でオシレータが選択され、VA モードに設定されることがなくなりました。
  • Alchemy の AHDSR エンベロープの Hold ステージと Decay ステージが、短い値でも安定して動作します。
  • Alchemy の Convolution Reverb の IR 選択メニューに、別のエフェクトがエフェクトラックに追加された後で、正しいエントリの横にチェックマークが表示されるようになりました。
  • Alchemy の Additive および Spectral エフェクトパラメータが、スレーブにした Morph Sources の 3 番目の Additive エフェクトを選択した後、または Spectral Filter の頻度の値を調整した後で、予期せずリセットされることがなくなりました。
  • Alchemy の Additive または Spectral エフェクトに「None」を選択すると、予期した通りにエフェクトが無効になるようになりました。
  • Alchemy で、プロジェクトを前回保存した後で「Add+Spec+Formant」を使ってオーディオをソースに読み込んだ場合、そのプロジェクトを保存する際に不要な「ファイルを検索」ダイアログが表示されなくなりました。
  • Alchemy でメロディックな Apple Loop を読み込むと、そのループに保存されたキータグを使って、ルートノートが設定されるようになりました。
  • 「Project Management」>「Cleanup Project」コマンドで、プロジェクトパッケージまたはフォルダに保存されている Alchemy IR ファイルが削除されなくなりました。
  • Alchemy で、親フォルダの中にその親フォルダと同じ名前のサブフォルダが入っているフォルダ構造の中を正確に移動できるようになりました。
  • 既存の Alchemy プリセットに対して「別名で保存」を実行しても、そのプリセットの属性が誤ってフィルタとしてプリセットリストに適用されることがなくなりました。
  • Alchemy の Add + Spec 分析で、信号のノイズ成分が無視されるようになり、ノイズ成分と調波成分の分離が改善されました。
  • グループが 1 つしかない EXS インストゥルメントを Alchemy の新しいグループまたはゾーンに読み込むと、結果のゾーンが拡張され、ベロシティの全範囲を扱えるようになります。
  • Attack が非常に短い AHDSR を Alchemy のアンプリチュードコントロールに割り当てたときに、ほかのノートの Release フェーズの間に再生されるノートでクリック音がしなくなりました。
  • 統合した Logic プロジェクトを別のコンピュータにコピーすると、見当たらないアセットを探すように求めるメッセージが Alchemy で表示される場合がありましたが、表示されなくなりました。
  • XFade XY モーフィングが、そのモーフィングに参加するように設定されていないソースに作用することがなくなりました。
  • Additive モードで追加のソースを既存のサウンドに読み込んだときに、新しいソースのエフェクト値がデフォルト値に設定されるようになりました。
  • KeyFollow または KeyFollowFixed がコントロールに割り当てられているときに、Mod Source 名が Mod Rack に適切に表示されるようになりました。

プラグイン

  • もともと Logic 10.2 以前で作成されたプロジェクトで、Microphaser がエディタ表示で予期した通りに開くようになりました。
  • Modulation Delay プラグインに「Feedback」フィルタが追加されました。
  • Chorus プラグインと Modulation Delay プラグインに、それぞれ「D-Mode」ボタンが表示されるようになりました。
  • Ensemble プラグインで、LFO の「Rate」と「Intensity」が両方とも低い値に設定されているときに、音割れすることがなくなりました。
  • Autofilter に「LFO Retrigger」スイッチが復活しました。
  • Drum Machine Designer でパッドを右クリックまたは「control」キーを押しながらクリックすると、アイコンの選択画面が開くようになりました。
  • Logic Pro がアクティブなアプリケーションではなくても、Drum Machine Designer が表示され続けるようになりました。
  • Drum Machine Designer をインスタンス化すると、プラグインインターフェイスが開くようになりました。
  • セルを右クリックして、そのアイコンを Drum Machine Designer で「アイコンなし」に設定できるようになりました。
  • ライブラリから空の Drum Kit Designer パッチにキットピースを挿入しても、パッチ全体がそのキットピースで置き換えられることがなくなりました。
  • キットピースを「Empty Kit」テンプレートのセルに読み込んだときに、正常に処理されるようになりました。
  • Amp Designer で、TREM を VIB に切り替えた後で予期しないノイズが出力される場合がありましたが、出力されなくなりました。
  • 外部音源トラックが選択されているときに、Tuner が正常に機能するようになりました。
  • Multimeter プラグインの「Analyzer」「Goniometer」「Level Meter」のセクションそれぞれに「Hold」が個別に用意されています。
  • Multimeter プラグインの下部にあるコントロールパネルを隠せるようになりました。
  • 「Hold」が有効な場合、再生が再開されるか、グラフがクリックされるまでの間、Multimeter プラグインでピークが確実に表示され続けます。
  • Multimeter プラグインで「Hold」を有効にし、「Peak」を「infinite」に設定すると、再生中にトラックまたは曲で無音の期間になっても、ピークインジケータが表示され続けます。
  • Ultrabeat が、プラグインウインドウが開いているときに「command」キーと「option」キーが押されても、予期せず Step Sequencer モードに切り替わらなくなりました。
  • Double Dragon ペダルの「Bright/Fat」スイッチが正常に機能するようになりました。
  • MIDI Randomizer プラグインの Seed パラメータが正常に作用するようになりました。
  • Pitch Shifter プラグインのディレイ補正が確実に計算されるようになりました。
  • Pitch Shifter プラグインの「Semitones」ノブを「option」キーを押しながらクリックすると、+7 半音ではなく 0 半音に設定されるようになりました。
  • Bit Crusher プラグインのグラフが、ウインドウを閉じてから再び開いても、表示されたままになります。
  • Scripter プラグインで作成されたインストゥルメントが、不明な MIDI プロセッサからの設定をパススルーするようになりました。
  • プラグインプリセットを、Logic のすべてのプラグインから「読み込む」コマンドを使って確実に開けるようになりました。
  • プラグインのサイドチェーンの割り当てが、トラックを複製する際に適切に維持されるようになりました。
  • パッチライブラリで、ソフトウェア音源ベースのトラックのアイコンをダブルクリックすると、該当するソフトウェア音源プラグインが開くようになりました。
  • プラグインが間違って所在不明と表示される問題が解決されました。
  • まれに、複製した EXS24 インストゥルメントの再生が停止する場合がありましたが、この問題が解決されました。
  • プラグインマネージャで、すでに使用中のカスタム名が別のプラグインに対して入力されたときに、警告ダイアログが表示されるようになりました。

読み込み/書き出し

  • オートメーションが指定されたトラックを所定の場所にバウンスしている際に「トラックを置き換える」オプションを使うと、トラックの音量が 0 dB に、パンが 0 に設定され、オートメーションモードがオフになります。
  • 1 小節目より前に始まるトラックの部分が、フリーズしたときに無音にならなくなりました。
  • トラックを場所を指定して新しいトラックにバウンスすると、新しいトラックが元のトラックからトラック名とトラックノートを継承するようになりました。
  • 複数のオーディオリージョンを日本語システムで書き出したときに、書き出し後のファイルに確実に正しい名前が指定されるようになりました。
  • プロジェクトを新しい名前で保存した後でそのプロジェクトをディスクにバウンスする際、現在のプロジェクト名が提案されるようになりました。 
  • メール、Soundcloud、または AirDrop で共有する際、サイクルがアクティブな場合に、ループしたリージョンが確実に含まれるようになりました。
  • 「トラックをオーディオファイルとして書き出す」および「すべてのトラックをオーディオファイルとして書き出す」で、「書き出しをサイクル領域に制限」が有効な場合に、書き出し後のファイルに適切なタイムスタンプが付けられるようになりました。
  • バウンスの開始位置と終了位置で、選択されているものの閉じている Track Stack が考慮されるようになりました。 
  • 同じソフトウェア音源チャンネルストリップを使う複数のサブトラックを含む Track Stack を書き出すかバウンスすると、各サブトラックが個別のオーディオファイルとして書き出し/バウンスされるようになりました。
  • プロジェクトをバウンスする際に表示されるダイアログの「iTunes に送信」チェックボックスについて、前回使った設定内容が維持されるようになりました。
  • リージョンを所定の場所にバウンスする際に「エフェクトプラグインをバイパス」オプションが有効になっている場合、MIDI プラグインがバイパスされることがなくなりました。
  • マルチ出力のソフトウェア音源トラックを所定の場所にバウンスすると、そのソフトウェア音源のサブトラックのリージョンが、バウンスの実行後に予期した通りに消音になるようになりました。
  • 別の Logic Pro プロジェクトから読み込む際に、読み込みダイアログで、ソースプロジェクトに対して保存された最後の代替バージョンがデフォルトで選択され、それぞれの代替バージョンが最後に保存された日時が表示されます。

スコア

  • スコアプロジェクト設定に、ローマのコード用の言語設定が追加されました。
  • 「譜表スタイル」ウインドウの「譜表」セクションと「声部」セクションのサイズが、表示を切り替えたときに正確に変更されるようになりました。
  • 拍子の分子と分母が、パーツボックスからドラッグする間に入れ替わることがなくなりました。
  • リニア表示のときにノートおよびオブジェクトを「記号なし」の譜表スタイルに入力できるようになりました。
  • スコアのコードと臨時記号の間のギャップが小さくなりました。
  • スコアの改行にわたって、連桁が正しく描画されるようになりました。
  • 新しいプロジェクトやテンプレートのギターおよびバスのタブ譜に、1 オクターブ下が表示されるようになりました。
  • コードエディタがアクティブな場合に、コード言語の設定が確実に維持されるようになりました。
  • コンテンツにリンクされた「スコア」ウインドウに、トラック領域でリージョンがコピーされたときに、すぐに新しい情報が反映されるようになりました。

ムービー

  • 「ファイル」>「ムービー」のサブメニューに、プロジェクトフォルダにコピーされたムービーファイルがすべて表示されるようになりました。
  • 「ムービーが見つかりません」という警告ダイアログで「キャンセル」をクリックしたときに、空のムービーウインドウが作成されることがなくなりました。
  • 「オーディオをムービーに書き出す」を使ったときに、ムービーに埋め込まれたオーディオがデフォルトでオフになるようになりました。
  • フルスクリーンモードから切り替えるときに、ムービーウインドウに同じコンテンツとムービーコントロールが予期した通りに表示されるようになりました。
  • ムービーウインドウとムービーサムネールトラックが、プロジェクトパッケージの中に両方とも含まれているムービー間を切り替えるときに、適切にアップデートされるようになりました。

コントロールサーフェス/MIDI コントローラ

  • Smart Control に割り当てられている MIDI コントローラのすべてのノブが、Logic Control と併せて使う際に正常に機能するようになりました。
  • Nektar Impact LX49 の「トランスポート」ボタンが正常に機能するようになりました。
  • AKAI MPK25 コントローラと MPK88 コントローラの「トランスポート」ボタンが正常に機能するようになりました。
  • AKAI MPK49 キーボードのスイッチをはじめて押したときに、割り当てられた Smart Control が確実に作動するようになりました。
  • AKAI LPD8 コントローラのノブが、Smart Control で 1 ポジション分オフセットされなくなりました。
  • 「コントローラアサインメント」ウインドウで記憶したアサインメントについてコントロールを割り当て直したときに、違うアサインメントが削除される場合がありましたが、この問題が解消しました。
  • 「コントローラアサインメント」ウインドウのサイズを小さくできるようになりました。
  • Logic Pro で、複数の外部 USB コントローラを接続し直したときに、コントローラアサインメントが正しく維持されるようになりました。
  • Logic Remote に、各種プラグインのコントロールがすべて表示されるようになりました。

アクセシビリティ

  • LCD ディスプレイで表示モードを切り替えたときに、VoiceOver で正しいフォーカスが維持されるようになりました。
  • サラウンドトラックのパンの値を VoiceOver を使って調整できるようになりました。
  • キーコマンドを使って、ソロ/ミュートにする、トラックを録音可能な状態にするときに、VoiceOver で音声フィードバックが得られるようになりました。
  • 個々のトラックの縦方向の倍率を VoiceOver を使って調整できるようになりました。
  • VoiceOver のフォーカスが、トラックヘッダで上下の矢印を使って別のトラックに移動した際に、新しいトラックに適切に変更されるようになりました。

一般

  • MTC 同期が無効になっているときに、Logic Pro が MTC フルフレームメッセージに予期せず反応することがなくなりました。
  • チェイスが、640 ティックより短いノートで機能するようになりました。
  • トラックを複製する際、カスタムのユーザ名が引き継がれるようになりました。
  • 以前と同様に、マウスをドラッグして、「I/O ラベル」ウインドウの隣接する複数のラジオボタンをまとめて有効/無効に切り替えられます。
  • SMPTE 位置をロックしたリージョンにカギのアイコンが一貫して表示されるようになりました。
  • Flex が有効なオーディオリージョンでループツールを使えるようになりました。
  • 複数のリージョンをほかのトラックのリージョンにドロップしたときに、「オーバーラップなし」設定が確実に作用するようになりました。
  • リージョンのアンカーが右に移動して、トラックの次のリージョンの開始位置に重なった場合も、以前と同様に、リージョンをクリックして選択できるようになりました。
  • Smart Control オブジェクトの位置が、ライブラリの新しいパッチの次のセクションで「取り消す」を実行したときも、適切に維持されるようになりました。
  • 「選択したイベントをクオンタイズ」キーコマンドが、「クオンタイズを取り消す」を使った後も、引き続き適切に機能するようになりました。
  • 「トラックに追加」コマンドを使って 「プロジェクトブラウザ」 からオーディオファイルを追加する際に、現在選択されているトラックの下にトラックが作成されるようになりました。 
  • インスペクタでリージョンの名前を変更する際に「esc」キーを押すと、これまで自動補完メニューが開いていましたが、名前の変更操作が中止されるようになりました。
  • 「編集内容をゼロクロッシングにスナップ」が、トラック領域で再び正常に機能するようになりました。
  • ロックが解除された MIDI リージョンを、SMPTE 位置がロックされたリージョンの右側に結合すると、右側のリージョンのイベントが想定よりも後ろの位置に移動することがなくなりました。結合後のリージョンはロックが解除され、元のロックされたリージョンから引き継いだ MIDI イベントはロックされたままになります。
  • メモ帳にペーストしたテキストが、デフォルトでメモ帳のテキストスタイルに一致するようになりました。
  • 再生ヘッドを次/最後のトランジェントに設定するキーコマンドを使った後で「最後に指定した位置に移動」キーコマンドを使った場合に、再生ヘッドが正しい位置に移動するようになりました。
  • マルチインストゥルメントエディタのパッチ名に、エディタの「バンク」ドロップダウンメニューまたはトラックインスペクタで新しいバンクが選択されたときに、すぐに新しい情報が反映されるようになりました。
  • オーディオの録音中に、サイクルが有効かどうかに関係なく、「テイクに自動的に色を付ける」を使えるようになりました。 
  • マルチ出力のソフトウェア音源のサブチャンネルを、音源の削除を取り消した後で、削除できるようになりました。
  • オーディオリージョンの波形が、リージョンの左側を調整したときに乱れなくなりました。
  • リージョンの左隅を調整した後で「取り消す」を実行しても、リージョンの選択が解除されなくなりました。
  • アンカーを移動したリージョンの左の境界を調整した際に、左の境界がアンカー位置にスナップされなくなりました。
  • 「新規トラック」シートで「MIDI 制御エフェクト」を選択した際に、予期せず Electric Piano プラグインを使ってトラックが作成されることがなくなりました。
  • 「拡大/縮小して選択部分またはすべてのコンテンツのどちらにサイズを合わせるかを切り替える」キーコマンドが再び正常に機能するようになりました。
  • サンプルレートがプロジェクトと一致していないスプリット・ステレオ・ファイルの左側のチャンネルをドラッグすると、ペアの両方のファイルが正しく読み込まれ、ファイルのサンプルレートを変換するためのダイアログが開くようになりました。
  • 境界ツールが、アンカー位置を調整したリージョンでも適切に機能するようになりました。
  • Logic が、接続先の Roland A500 キーボードに CC メッセージを送り続けることがなくなりました。
  • 「プロジェクトオーディオ」ウインドウで複数のオーディオファイルに対してコピー/変換を行った際に、プロセスバーに正しいファイル名が反映されるようになりました。
  • 開いている「ツール」メニューから一時的にツールを選択するキーコマンドを、ユーザが定義できるようになりました。
  • キーコマンド「前の設定ツールを設定」が追加されました。
  • 割り当てられた外部 MIDI ポートを利用できないときに保存されたプロジェクトの代替バージョンが、それらのポートを使えるようになったときに、それらのポートに正しく再接続されるようになりました。
  • 外部 MIDI トラックに対する MIDI ポートの割り当てが、ほかの MIDI ポートが利用可能になったときに予期せず変更されることがなくなりました。
  • 矢印キーを使ってサウンドライブラリをステップスルーする際に、選択範囲が予期せずジャンプして、以前のパッチが選択されることがなくなりました。
  • オーディオリージョンの左隅を「option」キーを押しながらドラッグして破壊的にタイムコンプレスを適用した場合に、続くリージョンの左の境界が予期せずずれることがなくなりました。
  • MIDI リージョンをハサミツールでスクラブしたときに、「プロジェクト設定」>「MIDI」>「チェイス」で、ノートに対してチェイスが無効になることがなくなりました。
  • 別のスクリーンセットに変更しても、ループブラウザで表示フィルタの設定がリセットされなくなりました。
  • マーキールーラをアクティブにして録音を開始しても、予期せず「バウンス」ダイアログが開くことがなくなりました。
  • 出力がバスに設定されているトラックをフォルダ Track Stack からドラッグしたときに、誤ってステレオ出力に切り替わることがなくなりました。
  • オーディオ波形が、テンポチェンジが指定されたプロジェクトで、横方向の倍率が高くても適切に表示されるようになりました。
  • Logic のメモ帳にペーストしたテキストが、読みやすさを確保するため、デフォルトのテキストスタイルに自動的に変換されるようになりました。
  • オーディオ・トラック・エディタで Flex マーカーを編集した後で「取り消す」を実行しても、テイクの選択が解除されなくなりました。
  • リージョンを「shift + option」キーを押しながらドラッグした場合、少なくともテイクフォルダを 1 つ含むプロジェクトで、以前と同様に、コピーではなくエイリアスが作成されるようになりました。
  • トラック領域にドラッグしたオーディオリージョンまたはファイルに、トラックのチャンネルストリップの色が一貫して適用されるようになりました。
  • トラックリストの「ソロ」ボタンで「ソロセーフ」モードを切り替えられるようになりました。
  • 「リージョンを新規サンプラートラックに変換」の後に「取り消す」を実行しても、エンバイロメントオブジェクトが削除されなくなりました。
  • オフラインのコントロールサーフェスについては、トラックリストにコントロールバーが表示されなくなりました。
  • 縦方向の倍率が高いトラックで「トラック名を変更」コマンドを使ったときに、「トラック名を変更」フィールドが表示されるようになりました。
  • 「サスティンペダルをノートの長さに変換」を実行した場合に、リージョンに予期しないサスティンイベントが残らなくなりました。
  • 新しいグループの作成を取り消せるようになりました。
  • タイムルーラの位置のティックマークが、横方向の倍率にかかわらず、確実に正しい位置に描画されるようになりました。
  • 拡張 ASCII 文字をループブラウザで検索する際、大文字と小文字は区別されなくなり、ほかの文字を使った場合と同じように検索されるようになりました。
  • プロジェクトの末尾を越えた領域でズームツールを使ってゴムバンド選択を始められるようになりました。
  • SMPTE 位置がロックされたリージョンでシングルポイントのマーキー選択範囲を削除した際に、選択範囲の右側のリージョンの一部が削除されることがなくなりました。
  • Impulse Response Utility でレコードをアクティブにしたときに、ソロボタンが併せてアクティブになり、予期しないフィードバックにつながる場合がありましたが、この問題が解消しました。
  • クロスフェードが、グループ内のすべてのオーディオトラックに予期した通りに適用されるようになりました。
  • プログラム・チェンジ・メッセージが外部音源トラックから正常に送信されるようになりました。
  • 「左にナッジ」コマンドを使って、リージョンの開始位置より前の位置にイベントを移動することはできなくなりました。
  • 短いリージョンを複数結合して作成されたリージョンが、結合元のリージョンを合わせた長さよりも数サンプル短くなることがなくなりました。
  • リージョンインスペクタ・フロートウインドウを閉じたときに、そのフローティングウインドウがプロジェクトで最後に開いたウインドウである場合、プロジェクトの保存を促すメッセージが表示されるようになりました。
  • 置き換えモードがアクティブな間に「録音として取り込む」を使って作成された MIDI リージョンが、再生中に無音になることがなくなりました。 
  • 適切にインストールされたサウンドライブラリコンテンツのパッチが、まれに、グレイ表示されることがありましたが、この問題が解消されました。
  • 「グループ設定」ウインドウが開いている間に、グループの名前を指定できるようになりました。
  • フリーズしたトラックを含むフォルダで「セクションをカット」コマンドを実行したときに、トラックをまずフリーズ解除する必要があるという警告が表示されるようになりました。
  • タイムラインをダブルクリックして再生を開始した場合、再生済みの MIDI ノートのバッファが停止中にクリアされるようになりました。
  • コンピュータで利用できる MIDI ポートの数を変更しても、メトロノームに対する MIDI 出力ポートの割り当てが変化することがなくなりました。
  • 複数のトラックが選択されている状態でトラックのソロボタンを「option」キーを押しながらクリックしたときに、選択されているすべてのトラックに対してソロが有効になり、ほかのすべてのトラックについてはソロが無効になります。
  • まれに、すばやく連続して何回もオーディオ録音のオン/オフが切り替わる際に、Logic の再生ヘッドが動かなくなる場合がありましたが、この問題が解消しました。
  • ほかのトラックがソロになっているときに新しいパッチをトラックに読み込むと、そのトラックが予期せず消音になることがなくなりました。
  • パッチライブラリブラウザから工場出荷時のパッチを削除できなくなりました。
  • 「置き換える」ボタンを有効にして、MIDI トラックの既存の録音を置き換えられるようになりました。
  • 再生中にサイクルの位置や境界を調整しても、再生ヘッドがカーソル位置に予期せずジャンプすることがなくなりました。
  • Logic プロジェクトを Finder から「すべてのファイル」パネルにドラッグしたときに、ドラッグしたプロジェクトが「すべてのファイル」で選択されたままになります。
  • コンテキストメニューを使ってリージョンからフェードを削除した後で、「取り消す」を実行できるようになりました。
  • 低レイテンシーモードで、マルチ出力のソフトウェア音源のサブトラックにおいて、レイテンシの原因となるプラグインが適切にバイパスされるようになりました。
  • 保護されたトラックのロックを解除すると、メインウインドウのスクロールが停止する場合がありましたが、停止しなくなりました。

Logic Pro 10.2.2

Logic Pro 10.2.2 では、以下の点が変更されています。

新機能/改善点

  • Logic の環境設定に新しいパネル (「コントロールサーフェス」>「MIDI コントローラ」) が追加され、サポート対象の USB MIDI コントロールデバイスに対して、コントロールの自動割り当てを有効/無効に切り替えられるようになりました。

安定性/信頼性

  • 以下の状況でも、Logic が突然終了することがなくなりました。
    • Alchemy のデータベースやプリセットへのパスにエイリアスが含まれている場合、または Alchemy のデータベースが読み取り専用に設定されている場合の起動時
    • コンテンツのダウンロードの進捗状況バーが表示されるとき
    • Logic Remote で Channel EQ プラグインウインドウを開いたとき
    • 開いているスコアテキストボックスの入ったプロジェクトを閉じたとき
    • 日本語での実行時にキーコマンドを使ってオーディオ・ファイル・エディタを開いたとき
    • プラグインのカスタムの表示名に複数のスペースが含まれている場合にプラグインマネージャを開いたとき
    • オーディオビンのファイルをグループ化するとき
    • フォルダスタックを「option」キーを押しながらドラッグしたとき
  • 以下の状況で、Logic が反応しなくなることがなくなりました。
    • ループブラウザで Apple Loops をプレビュー中にダウンロードをキャンセルしたとき
    • VoiceOver を使ってミキサーを操作したとき
    • ソフトウェア音源トラックが選択され、Melodyne 4 のインスタンスがオーディオトラックに挿入された状態で、「ライブラリ」タブをクリックしたとき

編集

  • ピアノロールで MIDI ドローデータをゴムバンドで選択する際、選択範囲がリージョンの境界の外から始まっている場合に、適切に選択されるようになりました。
  • Flex Pitch エディタで「control + shift」キーを押しながらノートをドラッグして半音以上移動する際、ドラッグの方向が縦方向に制限されるようになりました。

オートメーション

  • Logic Pro 10.2 以前で作成された Stereo Delay や Tape Delay のオートメーションが、Logic Pro 10.2.2 以降で正しく再生されるようになりました。

ミキサー

  • ミキサーからトラックを作成しても、そのトラックの出力設定が予期せず変更されることがなくなりました。

プラグイン

  • Space Designer の IR 波形の表示が、プリセットを読み込んだときや IR の波形を逆にしたときに、すぐに更新されるようになりました。
  • ユーザが 1 台のコンピュータから別のコンピュータにコピーして追加した Space Designer のインパルスレスポンス (IR) が、追加先のコンピュータで確実に見つかるようになりました。
  • Logic で Altiverb 7.1 以前のインスタンスを再び開けるようになりました。

スコア

  • スコアエディタで再び取り消し線を引いたテキストを扱えるようになりました。

ムービー

  • 開いているムービーのオーディオが、再生ヘッドに触れたときに予期せず消音になることがなくなりました。
  • ムービーウインドウを右クリックまたは「control」キーを押しながらクリックすると、コンテキストメニューが以前と同様、正常に開くようになりました。

一般

  • MIDI 入力が、Roland A49 および A88 の USB キーボードでできるようになりました。
  • サイクルモードで再生した場合、レイテンシの原因となるプラグインの使用時に、同期が維持されるようになりました。
  • Logic への MIDI データ演奏を行い停止した後に、「録音結果を取り込む」バッファからデータが消去されなくなりました。
  • オーケストラコンテンツがインストールされている場合に、「オーケストラ」および「映像用音楽」プロジェクトテンプレートを再び使えるようになりました。
  • 環境設定で「録音が重複する場合」が「トラックを作成」に設定されている場合に、サイクルモードでパンチイン/アウトして作成したオーディオ録音の同期が確実にとれるようになりました。
  • Logic が追加のコンテンツをダウンロードしている間、すべてのキーコマンドが意図した通りに機能するようになりました。
  • 1 つまたは複数のリージョンを移動してから「取り消す」を実行しても、それらのリージョンの選択が解除されなくなりました。
  • リージョンのテンポが検出された後で、リージョンインスペクタで再び「テンポに従う」チェックボックスを使えるようになりました。
  • オーディオファイルに保存されているテンポ情報を以前のように Logic プロジェクトに読み込めるようになりました。
  • 大きなプロジェクトをズームアウトして表示しているときに、再生ヘッドが元通りスムーズにスクロールするようになりました。
  • 「ストリップサイレンス」を同じ設定で再適用した場合に、以前と同様、常に同じ結果が得られるようになりました。
  • OS X 10.9.5 を実行しているコンピュータで、すべてのメニューが確実に開くようになりました。
  • ソフトウェア音源トラックで Track Stack に隣接するリージョンをタイムラインにそって別の位置に移動でき、その際、そのリージョンが意図せず Track Stack の中に移動してしまうことがなくなりました。
  • 「ゼロクロッシングにスナップ」が有効になっているオーディオリージョンの左端をドラッグしても、波形の表示が、そのリージョンのコンテンツがシフトしたように見えることがなくなりました。
  • リージョンソロモードで、別々のトラックでリージョンを選択した際に、すべてのセンドのサウンドが想定通りに聞こえるようになりました。
  • 「サイクルをスキップ」が有効な場合、タイムラインをクリックしたときに、再生ヘッドが正しい位置に移動するようになりました。
  • リージョンのゲインパラメータで、以前のように、+6db より高い値を入力できるようになりました。
  • トランスポート機能を使って再生を停止しても、ツールバーで「再生ヘッドの位置をキャッチ」が無効になっている場合、このオプションが意図せず有効に戻ることがなくなりました。
  • 複数のオーディオチャンネルをまとめたグループへの録音時にテイクを削除した後、選択されたトラック以外のすべてについて録音が解除されて、「この録音グループの複数のチャンネルで、入力設定が同一です」という間違ったメッセージが表示されることがなくなりました。
  • 環境設定の「マルチスレッド処理」で「再生とライブトラック」を選択した場合に、Varispeed を有効にした状態でオーディオ入力モニタリングが機能するようになりました。
  • 空のオーディオトラックを開いたときに、オーディオ・トラック・エディタが最大に近いズームレベルで開くことがなくなりました。
  • 環境設定の「オーディオ」>「デバイス」>「マルチスレッド処理」が「トラックを再生」に設定されている場合に、再生ヘッドが正しく表示されるようになりました。
  • 「選択部分へジャンプ」キーコマンドが再生中に再び機能するようになりました。
  • 「テンポの検出」の 2/3 オプションが正常に機能するようになりました。

Logic Pro 10.2.1

Logic Pro 10.2.1 では、以下の点が変更されています。

新機能/改善点

  • Logic Pro 10.2.1 では、ダンスやポピュラー音楽の各種ジャンルに新たに 650 以上の Apple Loops が追加されました。
  • 環境設定の「オーディオ」パネルに、ライブトラックのマルチスレッド処理に対応する設定項目が追加され、複数のライブチャンネルを処理する際の CPU 性能を向上させることができます。
  • Alchemy のスペクトルエンジンで 11 のスペクトルエフェクトを扱えるようになり、周波数領域におけるクリエイティブなサウンド処理が可能です。
  • プラグインのディレイ補正が、再生ヘッドに、ミキサーのメーターに、プラグインの中で適用されるようになりました。
  • Music Memos のアイデアに埋め込まれたテンポマップをプロジェクトテンポに書き出せます。
  • Apple Loops を Alchemy にドラッグすれば、自動的に現在のテンポに調和するようになりました。
  • Music Memos のアイデアのダウンビートが、読み込んだ際に再生ヘッドの一番近くの小節に自動的にスナップします。
  • 「テンポの検出」オプションの精度が、特に長いオーディオファイルを扱う際に、大幅に向上しました。
  • スコアエディタウインドウのコンテンツが、「同じレベル」リンクモードが有効な場合に、正常にアップデートされます。
  • Alchemy が MIDI モノラルモードに対応しました。他社製のエクスプレッション MIDI コントローラ (Roli や Roger Linn Design の製品など) を使えるようになりました。
  • Drum Machine Designer に Empty Kit パッチが追加され、空のセルにドラッグしたサンプルからカスタムキットを作成する際に使えます。
  • 再生ヘッドがオーディオ・ファイル・エディタに表示されたままになったので、再生が停止しているときでも再生ヘッドを使ってオーディオ・ファイル・エディタの中を移動できます。
  • プラグインマネージャで「カテゴリ」のフォルダをリストの中の新しい位置にドラッグして、手動で (アルファベット順ではなく) 並べ替えることができます。
  • プラグインマネージャに、各プラグインにロングネームとショートネームを割り当てるために使える 2 つの列が新たに追加されました。ロングネームはメニューに表示され、ショートネームはプラグイン挿入メニューに表示されます。 
  • サウンドライブラリと Apple Loops のブラウザに、入手可能だが、まだダウンロードされていないコンテンツが表示されるようになりました。個々のファイルやディレクトリもブラウザ内から直接ダウンロードできます。
  • 「shift」キーを押しながら空のチャンネルストリップ EQ グラフをクリックして、Linear Phase EQ を挿入できるようになりました。
  • Logic のドラムキットとソフトウェア音源が、サポート対象のデバイスで感圧タッチと 3D Touch に反応するようになりました。
  • Drum Machine Designer で、複数のオーディオファイルを同時にドラッグ&ドロップできるようになりました。
  • MIDI ファイルを既存のプロジェクトに読み込む際にテンポ情報を対象に含めるオプションが追加されました。 
  • Logic が WAV RF64 オーディオファイル形式に対応し、サイズが 4 GB 以上の WAV ファイルを扱えるようになりました。
  • 選択した複数のリージョンに対して「リージョンをオーディオファイルとして書き出す」コマンドを使えるようになりました。
  • 選択した複数のトラックに対して「トラックをオーディオファイルとして書き出す」が使えるようになり、各トラックが個別のファイルとして書き出されます。
  • 選択した複数のトラックに対して「トラックを所定の場所にバウンス」を使えるようになりました。
  • 新しいメトロノームオプションが追加され、現在の拍子のビートグループに応じてアクセントを生成できます。
  • 現在選択されているオーディオデバイスが使えない場合は、(内蔵のオーディオハードウェアがデフォルトで使われるのではなく) ほかの最近使われた 3 台のオーディオデバイスのうち 1 台が最後に使ったものから順番に使われるようになりました。
  • サイクルモードでの録音時にトラックを作成する録音オプションがプロジェクト設定に新たに追加されました。
  • 各ウインドウで「キャッチ」ボタンを右クリックまたは「control」キーを押しながらクリックして、キャッチの挙動をウインドウごとに個別に定義できるようになりました。
  • ステップエディタに追加されたレーンセットを使って、リージョンのコンテンツをすべて表示するレーンを自動的に作成できます。
  • プラグインウインドウの位置を、ヘッダまたはウインドウの下端のいずれかをドラッグして変更できるようになりました。
  • Alchemy でフォルマントのモーフィング時にゲインが自動調整されるようになりました。
  • 「Flex Pitch データから MIDI トラックを作成」で生成された MIDI に、ソースオーディオボリュームに基づいたベロシティデータが含まれるようになりました。
  • 未使用トラックを削除する機能に、オートメーションが適用されたリージョンのないトラックを対象に含めるオプションが追加されました。
  • メインウインドウの幅が狭くなり、「波形の拡大/縮小」ボタンや「垂直方向に自動的に拡大/縮小」ボタンが隠れてしまう場合、これらのコントロールがアクションメニューに追加されるようになりました。
  • 新しいトラックにバウンスする際、バウンス元のトラックのトラックノートがバウンス先のトラックに転送されるようになりました。
  • ピアノロールのタイムフレームハンドルをドラッグして反対側のハンドルを過ぎた場合、(ノートの開始位置と終了位置が入れ替わる代わりに) その位置を軸点としてノートの開始位置が決まります。「shift」キーを押しながらハンドルをドラッグすれば、以前と同じように動作します。
  • イベントリストでの「option」キーの動作が、ポインタの位置によって変わるようになりました。
    • 選択した複数のイベントから成るグループの「値」列または「位置」列で「option」キーを押しながら値をドラッグする際、選択の途中で上限値または下限値に達してしまった場合でも編集を続けることができます。
    • イベントタイプの列で「option」キーを押しながら値をドラッグすると、該当するイベントが一時的にソロになります。
  • 「すべての空トラックを隠す」キーコマンドが追加され、リージョンやオートメーションを含んでいないトラックをすべて隠すことができます。
  • Logic Remote から、現在の「詳細ツール」設定では利用できない機能に対応するカスタムキーコマンドが送信された場合、必要な設定を有効にするように案内するメッセージが表示されるようになりました。
  • インスペクタ領域のチャンネルストリップで VCA スロットをクリックすると、インスペクタの 2 つ目のチャンネルストリップが、対応する VCA チャンネルに切り替わるようになりました。
  • ミキサーのトラック表示で Track Stack を作成し、フラット化できるようになりました。
  • プラグインマネージャで、「カテゴリ」列の最後のカテゴリの下で複数のプラグインを選択してドラッグし、新しいカテゴリを作成できるようになりました。
  • ビートマッピングがテイクリージョンでも機能するようになりました。
  • トラックで隣接していない複数のリージョンが選択されている場合、ピアノロールの「再生ヘッドの位置をキャッチ」が、再生中に必要に応じて自動的に無効になり、再び有効になります。
  • スコアに、譜表を拡大して、単一トラック表示の縦方向の空間いっぱいに表示するためのボタンが追加されました。
  • トラックの書き出しダイアログに、書き出し先をサイクル領域に制限するオプションが追加されました。
  • テイクフォルダに対して「クイック・スワイプ・コンピング」が無効になっている場合に、選択されている複数のテイクリージョンを横方向にドラッグできるようになりました。
  • Drummer エディタに、トラックの中の Drummer リージョンに再生ヘッドが到達したときに、それらのリージョンを選択する「自動リージョン選択」ボタンが追加されました。
  • 新しいツール選択の Latch モードで、キーコマンドを長押しして、対応するツールを一時的に選択できます。
  • Smart Control を使って、Logic で各種の MIDI コントローラやキーボードを操作する方法を自動的に設定できるようになりました。
  • 選択した複数のイベントから成るグループの「値」列または「位置」列で「option」キーを押しながら値をドラッグする際、選択の途中で上限値または下限値に達してしまった場合でも編集を続けることができます。 
  • イベントタイプの列で「option」キーを押しながら値をドラッグすると、該当するイベントが一時的にソロになります。
  • ピアノロールの「表示」メニューに「リージョンのトランスポーズ」オプションが追加され、ピアノロールのノートの表示に、リージョンインスペクタのトランスポーズ設定を反映できるようになりました。
  • プラグインスロットの上にポインタを置くと、プラグイン名とプラグインプリセット (読み込まれている場合) の名前がヘルプタグに表示されます。

以下のプラグインがアップデートされ、新しい Retina 対応インターフェイスになりました。

  • Stereo Delay、Tape Delay、Sample Delay、Bitcrusher、Clip Distortion、Distortion、Phase Distortion、Adaptive Limiter、Limiter、Single Band EQ、AutoFilter、Levelmeter、Multimeter、Chorus、Ensemble、Flanger、Microphaser、Phaser、EnVerb、SilverVerb、Gain、Klopfgeist、Test Oscillator、Correlation Meter、Surround Level Meter、Surround Limiter、Binaural Post-Processing

これらのプラグインには、それぞれ以下のような新機能があります。

「Delays」>「Stereo Delay」

  • ステレオリンク (Stereo Link) – 左右のチャンネル両方のパラメータを同時に、左右の値のバランスを維持したまま変更できます。「command」キーを使うと一時的にステレオリンクを解除でき、左右のチャンネルを別々に変更できるようになります。
  • 左右両方のチャンネルにそれぞれ別々にフィルタ設定が用意されています。
  • 付点と連符がディレイタイムのメニューに追加されました。
  • ディレイタイムのノブをドラッグすると、「中間」値を偏差としてタイミングを設定できます。ノブの周りの音価をクリックすると、その時間に目盛りが合い、偏差は 0% に設定されます。
  • ルーティング (Routing) のプリセットがあるので、Ping Pong、Panning、Rotating などの一般的なディレイパターンを簡単に設定できます。

「Delays」>「Tape Delay」

  • 「Tape Head Mode」と「Spread」のコントロールが追加されました。
  • 「Distortion Level」は「Clip Threshold」に名称変更されました。
  • 付点と連符がディレイタイムのメニューに追加されました。
  • ディレイタイムのノブをドラッグすると、「中間」値を偏差としてタイミングを設定できます。ノブの周りの音価をクリックすると、その時間に目盛りが合い、偏差は 0% に設定されます。

「Delays」>「Sample Delay」

  • ディレイの量をミリ秒またはサンプル数の間で切り替え可能になりました。

「Distortions」>「Bitcrusher」

  • 「Mix」パラメータがメインのインターフェイスに表示されるようになりました。

「Distortions」>「Distortion」

  • 「Level Compensation」がメインのインターフェイスに表示されるようになりました。

「Distortions」>「Overdrive」

  • 「Level Compensation」が追加されました。

「Dynamics」>「Adaptive Limiter」

  • ディレイ補正のメーター
  • 「Optimal Lookahead」ボタン

「Dynamics」>「Limiter」

  • ディレイ補正のメーター
  • 「Legacy」モードと「Precision」モードを選択できます。

「Dynamics」>「Surround Limiter」

  • ディレイ補正のメーター
  • 「Legacy」モードと「Precision」モードを選択できます。

「Filters」>「AutoFilter」

  • 「Add Peak」フィルタモードが加わりました。
  • 「Distortion」の「Mode」メニューに「Classic」「Tube」「Scream」が追加されました。
  • 「Distortion」の「Mode」メニューが、入力と出力のディストーションで別々に選択できます。
  • 「Distortion」の「Pre Filter」と「Post Filter」に別々に「Mode」メニューがあります。
  • 「Distortion」「LFO」「Envelope」「Filter」の各セクションにそれぞれ別々のバイパスボタンがあります。

「Metering」>「Correlation Meter」

  • ディレイ補正のメーター

「Metering」>「Levelmeter」

  • ディレイ補正のメーター
  • 最大 RMS 値の数値表示
  • 縦向きまたは横向きの UI
  • 黄色い範囲の開始地点となる「ターゲットレベル」を調整できます。

「Metering」>「Surround Level Meter」

  • ディレイ補正のメーター
  • センター、LFE、およびその他のチャンネルの「ターゲットレベル」を調整できます。

「Metering」>「Multimeter」

  • ディレイ補正のメーター
  • 最大 RMS 値の数値表示
  • 新しい 63 のバンドモード
  • 黄色い範囲の開始地点となる「ターゲットレベル」を調整できます。
  • ラウドネスのメーター
  • 「LU-I」と「LU-S」の数値がそれぞれ個別に表示されます。

「Modulation」>「Ensemble」

  • 「LFO 1」「LFO 2」「Random」のモジュレーションソースのオン/オフ切り替え

「Modulation」>「Flanger」

  • LFO の同期

「Modulation」>「Microphaser」

  • LFO の同期

「Modulation」>「Phaser」

  • LFO の同期
  • 指数の「Sweep Mode」
  • 「Feedback」フィルタのオン/オフ切り替え

「Reverbs」>「SilverVerb」

  • 「Modulation」のオン/オフ切り替え

安定性とパフォーマンス

  • 新しいプロジェクトのサンプルレートを、トラック領域にドラッグしたオーディオファイルのレートに合わせて変換した場合に、再生中に Logic が予期せず終了することがなくなりました。
  • 縦方向を基準に拡大表示され、オートメーションのレーンを複数表示した状態のトラックをドラッグした際に、Logic が反応しなくなることがなくなりました。 
  • MIDI タイムコードが、複数のテンポチェンジが指定されたプロジェクトからの出力時に、以前より安定するようになりました。
  • Alchemy が改善され、再生時にパッチ間を切り替える際にクリック音やポップ音が鳴る確率が低くなりました。
  • プラグインウインドウでコントロール表示に多数のパラメータが表示されている場合に、スクロールや再描画の性能が上がりました。
  • 基本サウンドライブラリをダウンロードしなくても、Logic を開けるようになりました。
  • トラックを読み込んだ外付けのドライブを、現在のプロジェクトを閉じなくても取り出せるようになりました。
  • チャンネルストリップのオーディオ DSP スロットをクリックしたまま長押ししても、反応が遅れることがなくなりました。
  • チャンネルストリップのインサートスロットでプラグイン用のバイパスボタンの反応が速くなり、すばやくマウスを連続クリックしても反応できます。
  • ソフトウェア音源の集約スタックで最初に再生されるノートが、予期せず遅れることがなくなりました。
  • Apple Loops をプレビューする際やリージョンの編集を実行する際に、再生の反応が速くなりました。
  • Alchemy のインスタンスごとの CPU 使用率が下がりました。
  • メインウインドウに多数の Flex トラックが表示されている際の Logic のパフォーマンスが向上しました。 
  • Flex が有効な場合に、多数のリージョンを含むトラックの解析時間が短縮されました。
  • 以下の操作を行う際の Logic の反応もよくなりました。
    • ピアノロールで多数のノートをゴムバンドで選択する
    • 鉛筆ツールを使ってステップエディタで一連のノートを描画する
    • 大量のオートメーションが適用されたプロジェクトを拡大表示する
    • 高い表示倍率でオートメーションをドラッグしてコピーまたは移動する
    • 大量のオートメーションが適用されたプロジェクトで、トラックの順序をトラックヘッダで並べ替える
    • 大量のトラックを含むプロジェクトで EuCon コントロールサーフェスを使う
    • 大量のオートメーションが適用されたプロジェクトで、オートメーションポイントを横方向にドラッグする
    • 多数のトラック、リージョン、またはオートメーションが表示されたメインウインドウでスクロールする
    • 「ミュージックグリッドを使用」オプションが無効になっている楽曲で、「リージョンパラメータ」ボックスにディレイの値を入力する
    • コンプの選択を取り消してからやり直す
    • 起動時にエイリアスを使って Alchemy のサンプルコンテンツにアクセスする
    • 「enter」キーを使って「移動」コマンドを実行する
    • Logic で再生中にチャンネルストリップの名前を変更する
    • ファイル名に特定の特殊文字が使われている IR ファイルを Space Designer で読み込む
    • Logic Remote で複数の iPad を接続する
    • Vintage B3 Organ のプリセットメニューからプリセットを選択する

編集

  • オーディオ・ファイル・エディタが、オーディオリージョンをダブルクリックしたときに、画面の幅いっぱいに拡大表示されるようになりました。
  • オーディオ・ファイル・エディタでステレオファイルを縦方向を基準に拡大表示した場合に、両方のチャンネルをすべて表示するには縦方向の空間が足りなくなった場合、1 つのチャンネルがディスプレイの中央に配置されるようになりました。
  • オーディオ・ファイル・エディタのバールーラで、プロジェクトとテンポが一致しない Apple Loops の位置が正しく表示されるようになりました。
  • オーディオリージョンをダブルクリックすると、(個別のオーディオ・ファイル・エディタが開く代わりに) 以前と同様にオーディオエディタが開くようになりました。
  • 「再生ヘッドをキャッチ」が有効な場合、オーディオ・トラック・エディタでトラック間を切り替えても、再生ヘッドに正確にフォーカスが当たるようになりました。
  • オーディオ・ファイル・エディタに、スクリーンセットが呼び出されているときに、現在のリージョンの位置が正しく表示されるようになりました。
  • オーディオ・トラック・エディタで、セカンダリルーラが表示されている場合に、リージョンのソロ再生のボタンが再び機能するようになりました。
  • MIDI イベントが、Retina ディスプレイ搭載 Mac での録音中にピアノロールに正しく表示されるようになりました。
  • ピアノロールのクオンタイズの「強さ」スライダと「スウィング」スライダで行った調整も「取り消す」ことができるようになりました。
  • ピアノロールに、選択した MIDI テイクフォルダのコンテンツが確実に表示されるようになりました。
  • ピアノロールでブラシツールまたは鉛筆ツールを使って、ノートを誤ってフォルダに追加してしまう事態が起こらなくなりました。
  • マーキーツールを使って、グループにまとまった複数のトラックをダブルクリックした際に、グループ内のすべてのリージョンが正常に分割されるようになりました。
  • ピアノロールで、選択されたトラックをトラックヘッダで新しい位置にドラッグする際に、そのトラックのリージョンのコンテンツが正しく表示されるようになりました。
  • ピアノロールで、「control」および「shift」修飾キーを使って、現在のディビジョン値の外側にノートを挿入できます。
  • フォルダの中のリージョンのコンテンツが、リージョンをはじめて選択したときに、ピアノロールですぐに表示されるようになりました。
  • ピアノロールの「下位項目を隠す」ボタンが、トラック領域の背景をクリックしてからリージョンを再選択したときに、無効にならなくなりました。
  • ピアノロールでノートの長さの微調整が一層簡単になりました。
  • ピアノロールを閉じて再び開いたときに、ピアノロールの MIDI ドローレーンのサイズが適切に維持されるようになりました。
  • ピアノロールで、再生を停止してノートを入力する際に、キャッチモードが無効にならなくなりました。
  • ピアノロールでクオンタイズツールを使ってノートをクリックして長押しした際に、「クオンタイズ」ショートカットメニューが正しく表示されます。
  • ピアノロールのソロサイクルボタンを使ってリージョンを再生した場合、そのリージョンがメインウインドウで選択解除されても再生が継続します。
  • ピアノロールで、任意のツールでノートの右端をドラッグして、ノートのサイズを確実に変更できるようになりました。
  • ピアノロールに新たに挿入したノートのベロシティが、インスペクタの「ベロシティ」スライダを調整して最後に設定された値と一致するようになりました。
  • ピアノロールで「すべてを選択」した際に、現在のリージョンの境界の外側にあるノートが選択されなくなりました。
  • 環境設定で「明るい背景」を有効にしている場合に、ピアノロールの位置ガイドが見やすくなりました。
  • ピアノロールの背景色が、「ドラム名」表示から切り替えた際に、キーボードの白/黒の鍵盤と正しく一致するようになりました。
  • ピアノロールのドラム名が、「名前」列をフルネームを十分に表示できる幅にサイズ変更した際に、切り詰めて表示されることがなくなりました。
  • ピアノロール領域で「command」キーに割り当てられたツールが、別のウインドウにキーフォーカスがある間にピアノロールの上にポインタを置いたときに、正しく表示されるようになりました。
  • ピアノロールでキーボードをクリックして同じピッチのノートを選択した場合、これらのノートがイベントリストで選択された状態で表示されるようになりました。
  • 「MIDI ドローとオートメーションをスナップ」オプションをピアノロールのギアマークのメニューから再び選択できるようになりました。
  • 最後に設定されたピアノロールのノートのカラー設定が、新しく作成されたプロジェクトで使われるようになりました。
  • MIDI ドローポイントを縦方向に値 127 までドラッグできるようになりました。
  • ピアノロールで複数のリージョンを選択する際に、鉛筆ツールの働きが、左端のリージョンの MIDI ドローポイントの作成だけに限定されなくなりました。
  • アレンジレベルを表示するイベントリストに、MIDI の録音時に、新たに録音された MIDI イベントやリージョンがアレンジメントに同時に表示されなくなりました。
  • イベントリストの追加 (+) ボタンを使って、フェーダーイベントを挿入できるようになりました。
  • イベントエディタにペーストした複数のイベントを選択した状態で、いずれか 1 つの位置を調整するとすべてが移動するようになりました。
  • 「イベントフロート」ウインドウに、現在選択されている MIDI イベントを含むリージョンではなく、それらのイベントが正しく表示されるようになりました。
  • ステップエディタで、クオンタイズされていないイベントを確実に選択できるようになりました。
  • プロジェクトを開いた後でメインウインドウの「ステップエディタ」タブをクリックしたときに、選択されているリージョンのコンテンツがすぐに表示されるようになりました。
  • リージョンを選択すると、ステップエディタが縦方向にスクロールして、データを含むステップレーンが表示されるようになりました。
  • エンバイロメントのオブジェクトラベルを複数行で表示できるようになりました。
  • エンバイロメントのトランスフォーマーオブジェクトからケーブルの接続を外した際に、追加のケーブルポートが正常に作成されます。
  • エンバイロメントオブジェクトで、利用可能な 72 色をパレットから使えるようになりました。
  • マップドインストゥルメントのエディタに縦方向のキーボードが再び表示されるようになりました。
  • コントローラから MIDI を演奏する際、エディタで MIDI 入力が有効になっていて、サウンドライブラリにフォーカスが当たっている場合に、自動的にエディタへのステップ入力になることがなくなりました。

オートメーション

  • オートメーションレーンを表示しても、現在選択されているトラックが現在の表示からズームアウトすることがなくなりました。
  • プロジェクトのリージョンを含まないセクションのトラックオートメーションが、「スニップ:ロケータ間のセクションをカット」コマンドを使ったときに意図した通りに移動するようになりました。
  • 重複したトラックが、重複元のトラックと同じオートメーションモードおよびアクティブ状態に設定されるようになりました。
  • トラックヘッダの「オートメーションモード」ボタンが、ミキサーの該当ボタンの色と一致するようになりました。
  • Alchemy Filter 3 オートメーションパラメータに、オートメーションレーンで (「Filter 2」サブメニューの中ではなく) 独自のサブメニューが用意されました。
  • オートメーションをペーストする際、1 小節目の前または後から始まるプロジェクトの正しい位置に確実に配置されるようになりました。
  • キーコマンド「表示されているパラメータにオートメーションポイントを 2 つ作成」を使ったときに、オートメーション表示が前回選択されたパラメータに切り替わることがなくなりました。
  • Drum Machine Designer の Track Stack のメイントラックでオートメーションモードを設定する際、すべてのサブスタックにも同様に設定されるようになりました。
  • 選択されていないトラックの追加のオートメーションレーンを表示する際に、表示領域が移動して、現在選択されているトラックが表示されることがなくなりました。
  • 「オートメーションを表示」が有効な場合、下位項目を隠した Track Stack で、スタックのサブトラックのオートメーションが表示されるようになりました。 

テイク/コンピング

  • テイクフォルダのコントロールが、どの表示倍率でも表示されるように、リージョン名と併せて自動的に移動するようになりました。
  • テイクフォルダのアクティブコンプが、トラックがソロになっている場合に、適切にアクティブとして表示されるようになりました。
  • テイクフォルダでコンプを作成してトラックにコピーした場合、そのトラックを保護し、保護解除したときに、正常に処理されるようになりました。
  • テイクフォルダで Flex Pitch が使われている場合、鉛筆ツールを選択したときにカーソルが正しいツールを表示するようになりました。

スコア

  • 「連符」ウインドウでノートのグループに「半分の音価を許可」設定を 2 回適用しなくても、この設定が有効になるようになりました。
  • コード・グリッド・エディタで演奏不可能なフィンガリングのコードを作成した場合に、Logic で警告が表示されるようになりました。
  • 同じ色のノートを選択するキーコマンドが、スコアエディタで機能するようになりました。
  • スコアで小節番号が高い位置での作業中に、ポインタが確実に正しいイベントを選択するようになりました。
  • スコアの譜表スタイルエディタで、「サイズ」「トランスポーズ」「分割」の値を数値で編集できるようになりました。
  • スコアウインドウでスクロールホイールマウスと「option」キーを使ってズームアウトしたときの動作が以前よりスムーズになりました。
  • 拡大/縮小ツールが、スコアの折り返し表示で再び正常に機能するようになりました。
  • スコアのコードが、トランスポーズトラックに従うようになりました。キーコマンドでトランスポーズすることもできます。
  • 挿入したコーダ記号が、Sigler Jazz フォントの使用時に正しく表示されるようになりました。
  • コードグリッドで、コードの拡張がコードのルートと同じ行に表示されるようになりました。
  • トラックのすべてのリージョンを選択したときに、コンテンツがリンクしたスコアウインドウでそれらのリージョンがすべて選択されるようになりました。
  • スコアで複数のパーツボックスを選択すると、現在アクティブなボックスに青いフレームが表示されるようになりました。
  • ナッシュビルローマ数字のコードの配置と間隔が改善されました。
  • 「ギャップを埋める」が無効になっている場合に、一部のリージョンの終了位置に予期しない縦線が表示されなくなりました。
  • 空のスコアセットで音源領域をダブルクリックすると、音源エントリが作成されるようになりました。
  • 繰り返し記号と二重小節線が、スコアセットのスケール値に応じて適切に拡大縮小されるようになりました。
  • スコアのトラックまたはフルページ表示でノートをドラッグすると、(リージョン内の相対位置ではなく) プロジェクト内の絶対位置がツールヒントに正確に表示されるようになりました。
  • スコアのページ間でスコア記号をドラッグしてコピーできるようになりました。
  • 「delete」キーと矢印キーを使って、コード・グリッド・ライブラリで再びフィールドを編集および選択できるようになりました。
  • コード・グリッド・ライブラリで、以前と同様に「return」キーを使って有効なテキスト編集フィールドを閉じることができます。
  • 表示領域をスクロールしたときに、スコア表示が乱れることがなくなりました。
  • コード・グリッド・エディタからコードグリッドを追加した場合に、空のコードグリッドが挿入されることがなくなりました。
  • すべての拍子を隠すプロジェクト設定で、すべての拍子が正常に非表示になるようになりました。最初の拍子だけを隠す新しい設定項目もあります。
  • スコアで同じレベルを表示するリンクモードで、音源フィルタパラメータが考慮されるようになりました。
  • 「譜表スタイル」ウインドウの「カラー」メニューに、カラーラベルと併せてカラーバーが表示されるようになりました。
  • レイアウトツールを使って「option」キーを押しながら小節を移動したときに、手動で挿入した後続の段の小節数が維持されるようになりました。
  • スコアで MIDI リージョンに変換された Drummer リージョンを編集できるようになりました。

Flex

  • Flex Time が有効なリージョンの表示が更新され、Flex が適用された領域を見分けやすくなりました。
    • スライスモードで Flex マーカーをグループ化したトラックに追加した際、予期せずトランジェントマーカーが移動することがなくなりました。
    • Flex Pitch 編集をピアノロールインターフェイスを使ってトラック領域で直接実行できます。
  • クオンタイズしたオーディオリージョンを大きく表示した際に、そのリージョンの新たに表示された部分にもクオンタイズが正しく適用されるようになりました。
  • テイクフォルダで Flex マーカーをダブルクリックして確実に削除できるようになりました。
  • Flex が有効なオーディオチャンネルでパッチやチャンネルストリップ設定を読み込んだときに、Flex が無効にならなくなりました。
  • 「Flex 編集用にオーディオを解析」コマンドで、テイクから以前削除されたノートピッチが復元されるようになりました。
  • 別のリージョンのノートをそのホットスポットをつかんで選択した場合に、Flex Pitch ノートの選択が適切に解除されるようになりました。
  • Flex のスライスモードを使ってリージョンを切り取った場合に、切り取り位置の左側のリージョンの波形が正しく表示されるようになりました。
  • 圧縮した領域が白く表示されます。
  • 引き伸ばした領域はグレイで表示されます。 
  • リージョンカラーを維持する領域は、本来の速度で再生されます。

Drummer

  • ループさせた Drummer リージョンの終了位置を編集する際に、表示領域が元のリージョンにジャンプしなくなりました。
  • Drummer リージョンをハサミツールで分割した場合に、重複するノートが見つかったというメッセージが表示されなくなりました。
  • イベントエディタで Drummer リージョンを長くした場合に、リージョンのコンテンツが更新されるようになりました。

ミキサー

  • フィルタが適用されて音源が表示されなくなっている場合に、Drum Machine Designer トラックがミキサーに表示されなくなりました。
  • トラックヘッダの「ソロ」ボタンが、ミキサーまたはインスペクタのチャンネルストリップで対応するチャンネルに対して有効にした場合、「ソロセーフ」と表示されるようになりました。
  • ミキサーのレベルメーターで、値 0 db の前にマイナス (-) 記号が付かなくなりました。
  • Apogee オーディオチャンネルをモノラルからステレオに切り替えたときに、オーディオデバイスコントロールが適切に更新されるようになりました。
  • ミキサーで事前にチャンネルが何も選択されていない場合にチャンネルを選択すると、メインウインドウで対応するトラックも同様に選択されるようになりました。
  • Logic のマスターフェーダーの「ディム」ボタンが、Logic Remote から「ディム」を有効にした場合に意図した通りに点灯するようになりました。
  • ミキサーで「設定」メニューをクリックしたときに、変更したプラグインの「比較」ボタンが無効にならなくなりました。
  • 重複したフォルダの Track Stack が、新しい VCA コントロールフェーダーに正しく設定されるようになりました。

ムービー

  • ムービーを負の SMPTE タイムから開始するように設定できるようになりました。
  • ムービーリージョンの境界が、一貫して 23.97、23.976、および 59.94 のフレームレートで適切に算出されるようになりました。

コントロールサーフェス

  • Apple Remote を使って再び Logic を制御できるようになりました。
  • Logic Remote を使って Alchemy で「フォーマット」のコントロールを調整できるようになりました。
  • コンピュータに同じネットワーク上の IP アドレスが 2 つ割り当てられている場合 (Wi-Fi および Ethernet の両方に接続されている場合など)、Logic が Logic Remote に安定して接続されるようになりました。
  • MIDI プラグインにコントロールサーフェスからアクセスできるようになりました。
  • 外部 MIDI トラックのオートメーションモードスイッチが、コントロールサーフェスで以前と同様に機能するようになりました。
  • 接続された SSL Nucleus および Mackie Control MCU Pro コントロールサーフェスがより安定して検出されるようになりました。
  • Mackie Control コントロールサーフェスが、ミキサーで現在のバンクの外側のチャンネルを選択した際に、正常に更新されるようになりました。
  • Mackie Control コントロールサーフェスからのジョグホイール入力に Logic がスムーズに反応するようになりました。
  • Logic で Mackie C4 コントロールサーフェスに対して修飾キーを使えるようになりました。
  • 接続された SSL Nucleus コントロールサーフェスに表示されるレベルメーターが、Logic ミキサーに表示されるメーターと一致するようになりました。

アクセシビリティ

  • VoiceOver が、OS X 10.10 以降でクイックナビゲーションがオフの場合に正常に機能するようになりました。
  • VoiceOver で、メインウインドウのリスト領域で「プロジェクト」「メディア」「すべてのファイル」表示を切り替えるボタンが認識されるようになりました。
  • LCD でサンプルレート設定を操作する際に、VoiceOver が該当する設定項目の名前とその値を報告してくれるようになりました。
  • VoiceOver を使ってコントロール表示で Alchemy にアクセスする際に、Logic の反応が悪くならなくなりました。
  • バスセンドのグループを操作する際に、Voiceover が存在しない「設定」ボタンを間違って読み上げることがなくなりました。
  • VoiceOver を使った円状のコントロールの大幅調整がやりやすくなりました。
  • VoiceOver を使って以下のアイテムを操作できるようになりました。
    • メインウインドウのボタン
    • チャンネルストリップのボタンとインサートスロット
    • ループブラウザのプレビュー音量スライダ
    • 出力チャンネルの入力フォーマットセレクタ
    • ピアノロールのキーボード
    • ミキサーのチャンネルストリップ名
    • プラグインマネージャに新しいカテゴリフォルダを追加する追加 (+) ボタン
    • さらに、ピアノロールでの VoiceOver によるアクセシビリティがさまざまな点で改善されています。

グローバルトラック

  • アレンジメントマーカートラックの連結を解除して、トラック領域のコンテンツに影響を与えることなく、アレンジメントマーカーを編集できるようになりました。
  • グローバルテンポトラックを 1 回クリックすると、新しいテンポポイントが作成されるようになりました。
  • マーカートラックの内側を「command」キーを押しながらクリックして、マーカーを現在のカーソル位置でトリムできます。
  • LCD にペーストしたテンポ値が、正常に有効になります。
  • LCD に、すべてのメジャーキーのグローバルキーが確実に表示されるようになりました。
  • マーカーを右クリックまたは「control」キーを押しながらクリックして「マーカーの名前を変更」を選択すると、正しく名前が変更されます。
  • 「再生ヘッド位置で分割」コマンドが、ほかの種類のオブジェクトを選択した際に、アレンジメントマーカーに対して機能するようになりました。
  • グローバルトラックの高さを調整する際、グローバルトラックヘッダの下部のスプリッタをつかんだときにカーソルが変化するようになりました。その状態でドラッグすると、すべてのグローバルトラックのサイズが変更されます。
  • マーカーを作成してから「取り消す」を使って削除した場合に、マーカーリストの表示がすぐに更新されるようになりました。
  • 16 小節より短い楽曲のアレンジメントマーカーを以前と同様にコピーできるようになりました。
  • グローバルテンポトラックでテンポカーブを調整したときに、SMPTE ロックリージョンの位置が若干移動することがなくなりました。
  • マーカーがテキストを複数行表示できるくらい高い場合は、マーカーのテキストが適切に折り返して表示されるようになりました。

読み込みと書き出し

  • 複合クリップを含む Final Cut Pro XML プロジェクトのオーディオが、ずれずに安定して再生されるようになりました。 
  • Final Cut Pro XML プロジェクトの同期済みクリップのオーディオが、ずれずに安定して再生されるようになりました。
  • Final Cut Pro XML プロジェクトのオーディオが Logic Pro で切り詰められることがなくなりました。
  • Logic 7 から変換したプロジェクトが、Logic Pro で開いたときに余分に長く表示されることがなくなりました。
  • 別のプロジェクトからトラックを読み込んだ際に、正しい Smart Control レイアウトが読み込まれるようになりました。

同期

  • MIDI クロックの送信を遅延させる設定の値が、ティック数ではなくミリ秒で表示されるようになりました。 

全般的な改善点

  • パーカッシブなサウンドの Apple Loops の再生時にフェーズの問題が起きなくなりました。
  • MIDI (緑) Apple Loops をプロジェクトにドラッグして、以前と同様、確実に読み込めるようになりました。
  • 「テンポに従う」が無効で、速度の設定が 1x 以外の Apple Loops に対して、波形表示が正しくなりました。
  • 1 1 1 1 以外の位置から始まるプロジェクトのトラック領域でリージョンまたは Apple Loops をドラッグすると、セカンダリルーラが表示されている場合、ヘルプタグに正しい時間位置が表示されます。
  • Apple Loops を「よく使う項目」として設定した場合に、選択位置がリストの先頭にジャンプすることがなくなりました。
  • ポインタを「チャンネルストリップのセンド」の上に置いたときに、センド先の名前がツールヒントに表示されます。
  • 選択したオーディオリージョン、テイクフォルダ、MIDI リージョン、およびフォルダをハサミツールで同時に分割できるようになりました。
  • オーディオビンでリージョンの名前を変更した後に、「取り消す」を使えるようになりました。
  • 「option」キーを押しながらバールーラを下にドラッグして、拡大縮小できます。マウスをクリックする前から「option」キーを押していても問題ありません。
  • ミュージックグリッドが無効なプロジェクトについては、「バウンス」ダイアログに、バウンス対象のセクションが小節数や拍数ではなく時刻で表示されます。
  • 集約スタックのマスタートラックへの録音時に、ディスクリート入力に設定された対象のすべてのオーディオトラックに録音されるようになりました。
  • ツールボックスから同じツールを 2 回続けて選択したときに、カーソルが引き続き正しいツールを表示するようになりました。
  • Magic Mouse を使ってリージョンをコピーしたときに、間違って拡大表示されることがなくなりました。
  • 複数の MIDI リージョンが重なっていて、「オーバーラップなし」モードが有効な場合に、MIDI イベントが間違ったリージョンに表示されることがなくなりました。
  • MIDI リージョンの左端を「option」キーを押しながらドラッグして、右端を「option」キーを押しながらドラッグした場合と同じように、コンテンツを引き延ばしたり圧縮したりできるようになりました。
  • キーコマンド「拡大/縮小して選択部分またはすべてのコンテンツのどちらにサイズを合わせるかを切り替える」で、表示する領域の計算時に非表示のトラックのコンテンツが対象から除外されるようになりました。
  • トラックオートメーションを編集するメニューコマンドが、選択されているすべてのトラックに適用されるようになりました。
  • キーコマンド「最適なリージョンサイズを小節により設定」が再び正常に機能するようになりました。
  • 間違ったカーソルが表示される原因となった問題がいくつか修正されています。
  • マーキーツールをトラックグループ内の 1 つのトラックの上でドラッグすると、そのトラックグループの上に適切に描画されるようになりました。
  • 代替バージョンをムービーを含むプロジェクトと保存する際、「ムービーファイルをプロジェクトにコピー」設定が有効になっていない場合に、そのムービーが予期せずコピーされることがなくなりました。
  • フリーズされたトラックのリージョンに対して、リージョンパラメータが適切にロックされるようになりました。
  • Smart Control の設定を変更していなければ、Smart Control ウインドウの「比較」ボタンを有効にすることはできなくなりました。
  • 「ドラムトラックを置き換え/ダブリング」機能が、アンカーが開始位置にないリージョンで、MIDI ノートを正確な位置に配置するようになりました。
  • ピアノロールでノートのグループを選択し、それらを含むリージョンが選択されていない場合に、「拡大/縮小して選択部分またはすべてのコンテンツのどちらにサイズを合わせるかを切り替える」キーコマンドが機能するようになりました。
  • 「Track Stack を開く/閉じる」コマンドを、トラックヘッダで選択されている複数のトラックに対して使えるようになりました。
  • Smart Control のマッピングが、レイアウトの切り替え時に安定して維持されるようになりました。
  • 「ロケータを自動設定」が有効な間に Logic とほかのアプリケーション間を切り替える際に、ロケータが適切に維持されるようになりました。
  • 「全トラックのオートメーションを Touch に設定」コマンドで、予期しないクラシック MIDI トラックが作成されることがなくなりました。
  • 「録音結果を取り込む」キーコマンドで、Kontakt 音源に対して単一のトラックが正しく作成されるようになりました。
  • リージョンの右端が、ループさせたリージョンとループの長さ分以上重なっている場合、このリージョンの長さを変更できるようになりました。
  • トラックヘッダの VCA トラックが、ほかのトラックの「トラックを保護」ボタンの上をスワイプしたときに、誤って保護されることがなくなりました。
  • カスタム LCD 設定で、キーディスプレイを使えるようになりました。
  • OS X El Capitan で「イベントフロート」ウインドウを閉じた後で再び開けるようになりました。
  • LCD で MIDI 出力表示をダブルクリックすると、すべてのソフトウェア音源にノートオフが送信されるようになりました。
  • Smart Control のオーケストラレイアウトのアーティキュレーションの状態が、パッチの一部として保存されるようになりました。
  • SMPTE ロックリージョンを分割した結果、分割後のリージョンのいずれか 1 つの位置が若干ずれることがなくなりました。
  • リージョンで覆われている領域内に再生ヘッドがある場合に、そのリージョンのピアノロールを開くと、「再生ヘッドの位置をキャッチ」が有効になります。
  • Gobbler での共有時にプラス記号 (+) を含むメールアドレスを使えるようになりました。
  • 縦方向を基準に自動ズームされたトラックに、MIDI ドローが表示されたリージョンが含まれている場合、スクリーンセットを呼び出したときに、それらのトラックの高さが維持されるようになりました。
  • フラット化したテイクフォルダから作成され、フェーズロックされたグループの一部になっているリージョンを編集したときに、「開始位置が一貫していない」というメッセージが表示されることがなくなりました。
  • Smart Control のパラメータ値のラベルが、そのパラメータが外部のコントローラから調整された時点で更新されるようになりました。
  • 「MIDI スルーしない音源」として設定されている MIDI エンバイロメントオブジェクトを削除したときに、新しく作成されたオブジェクトが「MIDI スルーしない音源」として割り当てられることがなくなりました。
  • 小節 1 より前に始まるプロジェクトで、サイクルゾーンの開始位置が予期せず早まることがなくなりました。
  • 拡大/縮小ツールで、選択された領域に適切にズームインするようになりました。
  • 「拡大/縮小して合わせる」キーコマンドが、(上揃えではなく) 画面の縦位置の中央にコンテンツを配置するようになりました。
  • フリーズされたトラックのリージョンを 1 回クリックしたときに、トラックのフリーズを解除するオプションの付いた不要な警告メッセージが表示されなくなりました。
  • フリーズされたトラックが、別のフリーズ解除されたトラックを編集して「取り消し」を選択した際に、あらためてフリーズされることがなくなりました。
  • チャンネルストリップのインスペクタを右クリックしてメニューから「チャンネルストリップにカラーを割り当てる」を選択した際に、意図した通りにカラーパレットが表示されるようになりました。
  • オートパンチゾーンがそれより大きなサイクルゾーンの中に設定されている場合、オートパンチの境界を超えて再生ヘッドを移動したときに、引き続き録音中であることが表示されなくなりました。
  • 以前のプロジェクトから保存されたテンプレートから派生したプロジェクトで、以前のオーディオ録音がオーディオビンから削除されている場合、オーディオリージョンに 1 から始まる連番が振られるようになりました。
  • 「移動」ウインドウの「新規」フィールドに、(現在の位置ではなく) 前回定義された位置が正しく表示されるようになりました。
  • リージョンをつかむと、リージョンの長さがツールヒントに再び表示されるようになりました。
  • インスペクタ設定メニューからチャンネルを置き換え、その後「取り消し」を実行した場合に、Smart Control のマッピングが維持されるようになりました。
  • カンマを小数点の桁区切り文字として使うリージョンで、リージョンのゲインフィールドに 0 以下の値を入力できるようになりました。
  • 表示領域に現在入っていないトラックにリージョンをドラッグする際に、簡単にスクロールするようになりました。
  • 1 つのトラックで重複している複数の MIDI リージョンを結合したときに、結合後のリージョンに予期しない余分なイベントができることがなくなりました。
  • 「選択したチャンネルストリップのトラックを作成」コマンドを呼び出したときに、取り消しステップが確実に作成されるようになりました。
  • ルーラが表示されるすべてのエディタで、「command + option」キーを押しながらルーラをクリックしてオートパンチを切り替えられるようになりました。
  • ノートイベントと位置が同じプログラムチェンジイベントが、開始位置が 1 1 1 1 ではないプロジェクトで外部 MIDI 音源に最初に送信されるようになりました。
  • メモ帳のフォント選択ウインドウで紙のカラーオプションが正常に機能するようになりました。
  • 2 つの隣接していない MIDI リージョンがそれぞれ MIDI CC データを含んでいる場合、これらを結合した際に、余分な MIDI CC イベントが予期せず作成されることがなくなりました。
  • バールーラでサイクルゾーンをクリックしてサイクルを有効または無効にする際に、プロジェクトの終了位置が変更されることがなくなりました。
  • ロックリージョンのグリフが、どの表示倍率でも常に表示されるようになりました。
  • メトロノーム (Klopfgeist) のサウンド設定がプロジェクトに保存されるようになりました。 
  • テイクフォルダのコントロールの上にポインタを置いたときに、フェードツールが予期せず表示されることがなくなりました。
  • 「録音として取り込む」を使って作成された MIDI リージョンが、そのキーコマンドの使用後に選択されるようになりました。
  • 高い表示倍率でオーディオリージョンを分割した場合に、分割後のリージョンの間に予期しないギャップが作り込まれることがなくなりました。
  • 「置き換える」モードでの録音後に、グループ内のすべてのリージョンが選択されるようになりました。
  • オーディオリージョンのエイリアスが正しい位置に確実に配置されるようになりました。
  • 「隠したトラックを表示」ボタンが有効な場合、「H」ボタンが有効なトラックに対して、すべての編集機能が正常に作用するようになりました。
  • フローティングパーツボックスからアイテムを選択したときに、別のツールが割り当てられている場合、カーソルがポインタを正しく表示するようになりました。

アップデートされたプラグイン

  • Alchemy プリセットのデフォルトの星のレーティングが、ライトグレーの 3 つ星表示になりました。
  • Alchemy でフィルタタイプを選択すると、そのフィルタが自動的に有効になります。
  • プリセットに Logic で認識されないサンプルを読み込んだときに、Alchemy で警告が表示されるようになりました。
  • Alchemy Waveshaper が、再生が始まる前に出力に作用するようになりました。
  • プロジェクトでプリセットが変更され、そのプリセットがまだ保存されていない場合に、Alchemy にサンプルが確実に読み込まれるようになりました。
  • EXS インストゥルメントのゾーンからのクロスフェードループが、Alchemy に読み込んだ際に確実に維持されるようになりました。
  • Alchemy のアディティブシンセシスモードで、「Num-Osc」コントロールの名前が「Partials」に変わり、その機能をより正確に表すようになりました。
  • Alchemy のクロスフェードループが、ループの開始マーカーと終了マーカーがサンプル開始マーカーまたはサンプル終了マーカーの位置にある場合に、正しく機能するようになりました。
  • Alchemy のフィルタ 2 のノブ 3 に、現在選択されているソースフィルタのタイトルが正しく表示されるようになりました。
  • Retina ディスプレイでのテキスト表示が Alchemy で改善されました。
  • プラグインウインドウのコントロール表示で、ステレオリンクされたコントロールを調節した際に、これらのコントロールの見た目が正しく更新されるようになりました。
  • プラグインウインドウで、Alchemy パラメータの値をコントロール表示および Smart Control で入力すると、そのパラメータに入力値が正しく設定されるようになりました。
  • Apple Loop を Alchemy ソースに読み込むと、ループが任意のキーで呼び出されるように、また、現在のプロジェクトのテンポで再生されるように、自動的に設定が行われます。
  • Alchemy のプラグインウインドウを閉じて再び開いた後でも、移動できるようになりました。
  • Alchemy の「Priority = Oldest」ボイスモードが正常に機能するようになりました。
  • プロジェクトのサンプルレートが 96 kHz に設定されている場合に、Alchemy の読み込みブラウザで、2 度目の再生後にサンプルのプレビューのピッチがずれることがなくなりました。
  • 保存済みのプロジェクトを開いたときに、Alchemy のブラウザが、そのプロジェクトが最後に保存されたときと同じ領域で開くようになりました。
  • Morph モードと Additive Complex モードの両方が有効になっている場合、サンプルを 2 番目のソースに読み込んだときに Alchemy で Additive Complex の設定が正しく表示されるようになりました。
  • Alchemy の「Analyzed Formant」のコントロールが、「Analyzed」が有効になっていないときは、選択できなくなりました。
  • Alchemy に新しいタグを追加する際に、テキストフィールドに入力しても、入力された文字に割り当てられたキーコマンドがアクティブになることはなくなりました。
  • Alchemy の Polyphony Modulator が正しく機能するようになりました。
  • Alchemy の Keymap Editor で MIDI を選択すると、グループを別のグループに切り替えたときに、正しく動作するようになりました。
  • Alchemy のソース選択画面で 1 つ前または次の矢印ボタンをクリックすると、無効になっていたソースが有効になるようになりました。
  • サンプルを Alchemy に読み込む際に、対応している形式のオーディオファイルが入っていないフォルダは表示されなくなりました。
  • デュアルディスプレイシステムで、メインのディスプレイが 2 台目のディスプレイよりも小さい場合、Alchemy のウインドウを閉じて再び開いたときに、正しいサイズで表示されるようになりました。
  • Vintage B3 Organ が、「ソフトウェア音源のピッチ」プロジェクト設定が 0.0 セント (440 Hz) 以外の値に設定されているときに、ステレオからモノラルに切り替えてもチューニングが合うようになりました。
  • Space Designer に再び IR ファイルをドラッグして読み込めるようになりました。
  • Space Designer で再び逆再生できるようになりました。
  • Output Mix フェーダーを「Amp」から「Direct Box」に移動した際に、Bass Amp Designer でカチッという音が出力されなくなりました。
  • Ultrabeat の「オシレータ」サンプル選択メニューから「Finder に表示」を選択しても、オシレータのパラメータが初期化されなくなりました。
  • Autofilter で Cutoff フィルタを 100% に自動化しても、オーディオが頻繁に途切れることがなくなりました。
  • ポインタを「Surround Multimeter」プラグインウインドウの左側に移動しても、Analyzer モードと Goniometer モードが間違って切り替わることがなくなりました。
  • MIDI プラグインで、「Previous」と「Next」の設定のキーコマンドが機能するようになりました。
  • Transposer MIDI プラグインで、「User Scale」を再び定義できるようになりました。
  • Logic Pro で作成された、外部音源プラグインを使うパッチを、MainStage で正しく開けるようになりました。
  • Alchemy のウインドウを閉じて再び開いた後も、ウインドウのサイズが維持されるようになりました。

Logic Pro 10.2

Alchemy の搭載

Alchemy は、新しいサンプルベースシンセサイザーです。次の機能があります。

  • アディティブ、スペクトル、フォルマント、グラニュラー、サンプラー、バーチャルアナログなどの各種サウンドジェネレータを搭載した次世代シンセサイザープラグイン
  • エレクトロダンス、ヒップホップ、ロック、映画音楽など、あらゆるタイプのエレクトロミュージックに対応した 3,000 以上のプリセットを搭載
  • キーワードプリセットブラウザを統合し、目的のサウンドをすばやく検索
  • トランスフォームパッドなどの演奏コントロールでサウンドを自在に切り替え、簡単に調整
  • 最大 4 つの合成モジュールを組み合わせて複雑なマルチレイヤーサウンドを作成
  • バーチャル・アナログ・オシレータでアナログシンセサイザーのサウンドを忠実に再現
  • 豊富なアナログ・モデル・フィルタや特殊エフェクトフィルタでビンテージサウンドから複雑なサウンドまで幅広く対応
  • 柔軟な LFO、AHDSR、MSEG エンベロープやステップシーケンサーを含む 100 以上のモジュレーションソースで、動きのあるダイナミックな音源を作成
  • 独自のモーフィングツールや再合成ツールを使って、これまでにない方法でサンプルを操作、結合
  • 強力なサンプラー機能で EXS24 インストゥルメントを読み込み、独自の音源を作成
  • 4 つのサウンドソースに個別にアルペジエータを適用して、シンプルなコードを複雑な演奏に変換
  • リバーブ、モジュレーション、ディレイ、コンプレッション、さまざまなディストーションを内蔵のエフェクトとして搭載

その他の新機能

  • Apple Music Connect に直接共有できます (Apple Music Connect アカウントが必要です)。
  • Gobbler でファイルを共有し、バックアップできます (他社サービス Gobbler の登録が必要です)。
  • 感圧タッチトラックパッドに新たに対応しました。
  • 独自のイメージファイルを使ってカスタムのトラックアイコンを作成できます。
  • EDM、ヒップホップ、インディー、ディスコ、ファンク、ブルースなどの人気ジャンルの幅広い音源を含む 1,000 の Apple Loops が新たに追加されました。
  • MIDI 録音が重複する場合の処理について、「サイクル」がオンかオフかに応じて別途設定できるようになりました。
  • オーディオ録音に対して、「サイクル」がオンかオフかに応じて「置き換える」モードを個別に設定できるようになりました。
  • サイクルモードでのオーディオ録音時に、テイクフォルダを作成する代わりに、同じチャンネルストリップで新しいトラックを作成できるようになりました。
  • MIDI クロックオプションが拡張され、外部 MIDI デバイスとの同期の互換性が向上しました。
  • ピアノロールの「スナップ」メニューの新しい「タイムクオンタイズとして」オプションを使い、インスペクタのクオンタイズ設定を反映したスナップ値を設定できます。
  • リージョンインスペクタのチェックボックスまたはキーコマンドのいずれかを使って、オーディオリージョンを逆再生 (非破壊) できるようになりました。
  • ナッジ値をさまざまな音価に設定するグローバルキーコマンドが新たに追加されました。
  • 「ソロを解除/設定」ボタンを切り替えるキーコマンドが新たに追加されました。
  • オーディオエディタに、Flex が有効なリージョンに適用されたフェードが表示されるようになりました。
  • 環境設定の「一般」>「編集」の新しい設定項目「ピアノロール:リージョン境界のトリミング」で、リージョンの境界をピアノ・ロール・エディタ内で編集できるかどうかが制御されます。
  • グローバルトラックの「マーカーセット」メニューに、現在選択されているマーカーセットをアレンジメントマーカーに変換するコマンドや、アレンジメントマーカーを従来のマーカーに変換するコマンドが新たに追加されました。
  • 新しいキーコマンド「ロケータをリージョン/イベント/マーキーで設定してサイクルを有効にする」が追加されました。
  • Drum Machine Designer でセルを右クリックまたは「control」キーを押しながらクリックすると表示されるショートカットメニューから、サウンドライブラリを開くことができます。

パフォーマンスの改善

  • 大きいオーディオファイルのクオンタイズが速くなりました。
  • 「取り消し」を実行する際の Logic のパフォーマンスが改善されました。
  • 以下の状況下で、Logic が予期せず終了することがなくなりました。
    • コンテンツを iTunes 12.2 に共有する
    • ループブラウザですべてのループを再インデックスする
    • リージョンインスペクタで値を調節する
    • テキストエンコーディングが不明な MIDI ファイルを読み込む
    • 構成パネルが開いている間に終了する
    • 「コントロールバーとディスプレイをカスタマイズ」ダイアログが開いている間にプロジェクトを閉じる
    • 64 以上の Aux チャンネルストリップを作成するとき
    • V-Control コントロールサーフェスがインストールされている場合に終了する
    • 再生中にトラックのオートメーションをすべて削除する
    • スコアエディタで長いテキスト文字列をドラッグする
  • 以下の状況下で、Logic が反応しなくなることがなくなりました。
    • モーダルダイアログウインドウがすでに開いている場合に曲を開くとき
    • トリムフィールドを使って Smart Control のオートメーションを調整したとき
    • 接続されたコントロールサーフェスが、Logic が非表示の間に切断された場合
    • ときどき、「フェーズロックオーディオ」をグループに対して無効にしたとき
    • ときどき、利用可能な MIDI ポートの数が、Logic が開いている間に増えた場合
    • 終了時にときどき

メインウインドウ

  • 複数のリージョンを同時に切り取る際に、編集ウインドウの位置が、影響を受けるすべてのリージョンに対して一貫して変わらなくなりました。
  • Flex を適用してクオンタイズしたオーディオリージョンの左隅を左にドラッグすると、そのリージョンの新たに表示された部分もすぐに適切にクオンタイズされるようになりました。
  • 「option」キーを押しながらドラッグしてリージョンをコピーしたときに、開始位置が 1 1 1 1 より前のプロジェクトで、そのコピーが正しい位置に配置されるようになりました。
  • 縦方向にスワイプして、トラックヘッダの「録音」「入力」「ミュート」「ソロ」ボタンの複数のインスタンスに作用することができます。
  • ロックされたマーカーに、ロックのグリフが適切に表示されるようになりました。
  • グルーブマスタートラックのスレーブリージョンの開始位置を変更しても、タイミングが予期せず変更されることがなくなりました。
  • 「セクションを繰り返す」コマンドで、左のロケータにあるオーディオループが切り詰められることがなくなりました。
  • 「セクションを繰り返す」機能が、ループされたリージョンのループセクションに適用した場合に適切に動作するようになりました。
  • Flex モードで、マーキーツールを使って時間をずらす領域を定義する際に、ユーザインターフェイスが適切に更新されるようになりました。
  • 画面が小さいコンピュータで、新しいプロジェクトの作成時や、既存のプロジェクトで新しいメインウインドウを開くときに、トラックインスペクタがチャンネルストリップインスペクタと重ならなくなりました。
  • トラックをロックすると、Flex の編集ができなくなります。
  • リージョンのゲイン値が、複数のリージョンをテイクフォルダにまとめるときに維持されるようになりました。
  • リージョンのゲインが、フェーズロックしたオーディオトラックの折りたたんだテイクフォルダ内のテイクリージョンに正常に適用されるようになりました。
  • リージョンインスペクタで「option」キーを押しながらパラメータをクリックすると、それらのパラメータが確実に中間値に設定されるようになりました。
  • MIDI スルーのインスペクタのすべてのリージョンのパラメータが、空の MIDI リージョンの作成時に正しく適用されるようになりました。
  • 新しい MIDI 録音を既存のリージョンに結合する際、結合後のリージョンに含まれるノートが、録音後に選択された状態にならなくなりました。
  • テイクフォルダ内の 1 つの MIDI テイクを削除できるようになりました。
  • 「オーバーラップなし」モードを有効にして既存のリージョンに MIDI を録音する際、新しい MIDI 録音が既存のリージョンに結合されるようになりました。
  • トラックヘッダの構成パネルを、ウインドウの境界の外側をクリックするか、「トラックヘッダを設定」キーコマンドを使って切り替える方法で閉じることができるようになりました。
  • トラックヘッダの「パン」コントロールをダブルクリックして値を入力した場合に、間違ったランダム設定にならなくなりました。
  • トラックヘッダが 1 行分ほどの高さしかなくなった場合、トラック/リージョンのオートメーションボタンの代わりにトラック名が表示されるようになりました。
  • トラックリストで「追加の名前列」が無効な場合に、トラックに名前を付けられるようになりました。
  • 「セクションを繰り返す」機能で、追加のリージョンを収容するために必要な場合は、プロジェクトの終了位置が拡張されるようになりました。
  • 「アクティブなコンプを新規トラックに書き出す」を使った後に「取り消す」を実行した場合、予期した通りに動作するようになりました。
  • ループされたリージョンをマーキーツールで分割した場合に、編集位置の左側に余分なリージョンが作成されなくなりました。
  • 「オーバーラップなし」モードを有効にした状態で MIDI リージョンを別のリージョンの上にドラッグした場合、重複した領域の外側にある MIDI ノートが削除されることがなくなりました。
  • マーキーツールのトランジェント検出の際に、開始位置の右側にアンカーが配置されたリージョンで、マーキーの境界が正しい位置に配置されるようになりました。
  • 選択されたすべてのトラックのアイコンを同時に設定できるようになりました。

エディタ

  • ピアノ・ロール・エディタで再生ヘッドをつかみやすくなりました。
  • ピアノロールのクオンタイズ値がプロジェクトに保存されるようになりました。
  • リージョンの開始位置の前 4 分音符 1 つ分以内に始まるノートが、ピアノロールで移動した際にリージョンの開始位置に予期せずスナップされることがなくなりました。
  • 再生ヘッドが、ピアノロールのタイムラインでクリックされた位置に確実に配置されるようになりました。
  • 2 つ目のツールとしてブラシを選択している状態でブラシパターンを定義すると、プライマリツールもブラシに設定されることがなくなりました。
  • 「キャッチ」が有効になっていて MIDI ドローで MIDI サスティンイベントが表示されている状況でノートをクリックしたときに、ピアノロールの表示個所が再生ヘッドの位置にジャンプすることがなくなりました。 
  • ピアノロールでノートをドラッグした後で「取り消し」を実行しても、プロジェクト設定の「チューニング」がデフォルト値に戻らなくなりました。
  • スクリーンセットを変更または更新しても、ピアノロールのインスペクタのコントロール類がデフォルト値に戻らなくなりました。
  • 再生ヘッドが画面の外にあり、ピアノロールが開いているときに、リージョンをクリックすると、そのリージョンが予期せず移動する場合がありましたが、移動しなくなりました。
  • 「Q-レンジ」がゼロ以外の値に設定されている場合に、ピアノ・ロール・エディタの「クオンタイズ」ボタンで、選択されていないノートがクオンタイズされることがなくなりました。
  • ピアノロールのクオンタイズモードが、リージョンのインスペクタで選択されているモードと一致するようになりました。
  • マップドインストゥルメントのキーラベルが、ピアノ・ロール・エディタのキーボードに表示されるようになりました。
  • さまざまなトラックの複数のリージョンが選択されている場合、ピアノ・ロール・エディタで鉛筆ツールを使って追加されたノートは、最初のトラックではなく、現在選択されているトラックのリージョンに配置されます。
  • ピアノロールで折りたたむモードが有効になっている場合に、鉛筆ツールまたはブラシツールを使って空のリージョンにノートを挿入できるようになりました。
  • コンテキストメニューのコマンド「ノートを作成」で、折りたたむモードが有効な場合、ピアノロールでクリックした位置にノートが作成されるようになりました。
  • ベロシティツールで、ウインドウの右端をクリックしながらドラッグすると、ピアノ・ロール・エディタが以前と同様にスクロールするようになりました。
  • 「control + command」を修飾キーとして使い、以前と同様にピアノロールでベロシティツールにアクセスできるようになりました。
  • ピアノ・ロール・エディタのタイムストレッチハンドルが、別のエディタに切り替えてから戻った場合も表示されたまま残るようになりました。
  • 「タイムハンドル」が、ピアノロールでノートの選択が解除されるとすぐにオフに切り替わるようになりました。
  • 「タイムハンドル」オプションが有効な場合、ピアノロールで「ナッジ」コマンドを適用すると、タイムハンドルで選択された範囲が、選択されているノートにそって少し移動します。
  • 拡大/縮小ツールを使ってピアノロールで複数のノートをゴムバンドで選択した場合に、タイムハンドルの選択範囲に影響しなくなりました。
  • ノート以外の MIDI イベントがピアノロールで圧縮 (コンプレス) や引き伸ばし (ストレッチ) に使われている場合、これらのイベントがタイムハンドルの選択範囲に含まれるようになりました。
  • ピアノロールで「option」キーを押しながら再生ヘッドをドラッグして横方向に拡大縮小する際、再生ヘッドがリージョンの内側にあるときに、正常に処理されるようになりました。
  • 縦位置のラインが、ピアノロールにドラッグしたノートの開始位置に再び表示されるようになりました。
  • ピアノ・ロール・エディタでノートの左端または右端の上にカーソルを置くと、「長さを変更」ツールに確実に切り替わるようになりました。
  • ブラシツールを使って既存のセクションを繰り返す際、ソースのノート以外の MIDI イベントも対象に含まれるようになりました。
  • ブラシツールがピッチロックモードの間に入力されたノートが、ロックモードを無効にする際に予期せずトランスポーズされることがなくなりました。
  • ブラシツールの使用中に「shift」キーでベロシティまたはロックピッチモードを切り替える際に、意図しないノートが挿入されることがなくなりました。 
  • ピアノロールのインスペクタの「ベロシティ」スライダで、ブラシツールで追加されたノートのベロシティを設定できるようになりました。
  • ピアノロールの「ノートではない MIDI イベントを含む」機能が、矢印キーを使ってノート間を移動する際に正常に働くようになりました。
  • ピアノロールで同じチャンネルを選択するキーコマンドが、MIDI チャンネル 1 に割り当てられたイベントに対して使われた際に、同じトラックのリージョンをすべて選択することがなくなりました。
  • ピアノロールとスコアの環境設定で「ドラッグを一方向に制限」が有効な場合に、「shift」キーで再びピアノロールでの横方向と縦方向のドラッグを切り替えられるようになりました。
  • セカンダリルーラが表示されている場合に、ピアノ・ロール・エディタでリージョンのソロ再生のボタンが機能するようになりました。
  • 「次のリージョン/イベントを選択、またはマーキーの終了位置 (またはマーキーポイント) を次のトランジェントに移動」および「前のリージョン/イベントを選択、またはマーキーの終了位置 (またはマーキーポイント) を前のトランジェントに移動」キーコマンドがピアノ・ロール・エディタで再び意図した通りに機能するようになりました。
  • ピアノロールで多くのノートを選択しても、予期しないノイズが起こらなくなりました。
  • スクリーンセットを変更しても、ピアノロールのクオンタイズ値が「1/16 - 音符」に設定されなくなりました。
  • 「表示」>「イベントの位置と長さを時間で表示」オプションが有効になっている場合に、イベントリストでイベントの位置を再び編集できるようになりました。
  • 複数のイベントの「チャンネル値」を、イベントリストで選択した 1 つのイベントの値を「option」キーと「shift」キーを押しながらドラッグして、MIDI チャンネル 1 に設定できるようになりました。
  • イベントリストの「選択」メニューの「似たイベント」コマンドで、相対と絶対のいずれか片方の種類しか選択されていない場合に、両方のオートメーションイベントが選択されることがなくなりました。
  • イベントリストで複数のイベントが選択されていて、1 つのイベントの値を「option」キーを押しながらドラッグする間に 1 つまたは複数のイベントが最小許容値または最大許容値に達した場合、以前と同様、選択されたイベントの編集を続けられるようになりました。
  • イベントリストで手動で挿入された 2 つのコントローライベントの間に補間イベントが作成されることがなくなりました。
  • オーディオ・ファイル・エディタのタイムラインに、「小節/ビート」表示モードで小節のラベルが表示されるようになりました。
  • オーディオ・トラック・エディタで、Flex Pitch ノート周辺のホットスポットの動作が安定しました。
  • オーディオ・トラック・エディタのピッチスライダが、リージョン間で切り替えた後で動かなくなることがありましたが、この問題が解消しました。
  • Flex Pitch が有効なトラックエディタで複数のリージョンが表示されている場合に、「すべてを選択」を選択したときに、現在選択されているリージョンの外側のノートがハイライトされることがなくなりました。 
  • オーディオ・トラック・エディタをスクロールしなくても、Flex Pitch が適用されたリージョンのノートの小節ディスプレイが表示されるようになりました。
  • オーディオ・トラック・エディタのインスペクタに、リージョン間を切り替えた際に現在のリージョンの Flex Pitch 設定が正確に表示されるようになりました。
  • 最近録音されたリージョンのコンテンツが、スコアエディタでリニア表示とページ表示を切り替えても、表示され続けるようになりました。
  • サスティンペダルオフの記号が、対応する CC64 メッセージがリージョンの終了位置に移動された後で、スコアに確実に表示されるようになりました。
  • アップストラミングとダウンストラミングの記号が、Bravura フォントを使ったタブ譜に正しく挿入されるようになりました。
  • タブ譜でミュートされたひし形の音符の符尾が、ページ全体に符尾がまたがるように描画されることがなくなりました。
  • 拍子変更に従うリージョンで、全休符が正しい位置に表示されるようになりました。
  • スコアパーツボックスでハイライトされたサスティンペダル記号のオン/オフが、ペダルイベントがスコアに挿入される時点で切り替わるようになりました。
  • スコアエディタの MIDI ドローが、利用可能なすべてのパラメータの名前を表示するようになりました。
  • 「パーツボックス:1/4 音符」「パーツボックス:1/8 音符」などのキーコマンドを繰り返すと、関連する付点と連符の音価を循環するようになりました。
  • non-serif フォントの符頭の内側の中央に、ノートの名前が適切に表示されるようになりました。
  • MIDI リージョンを Drummer リージョンに変換した後で「取り消す」を使ったときに、エディタが正しく Drummer エディタに切り替わるようになりました。
  • Drummer エディタが、Drummer リージョンを Drummer トラック間で移動した際に正しく更新されるようになりました。
  • 「トランスフォーム」ウインドウでライブ MIDI 入力を使って、該当する入力フィールドに MIDI ピッチを定義できるようになりました。
  • キーコマンド「サスティン付きノート」が、「ステップインプット」ウインドウを閉じたときに機能するようになりました。
  • 「ステップインプット」キーボードを、「オクターブ - 1」キーコマンドで MIDI 最小許容値の C-2 以下のオクターブ範囲に設定できなくなりました。
  • エンバイロメントオブジェクトをウインドウ内に自由に配置できます。

ミキサー

  • 「チャンネルストリップをリセット」コマンドが、ミキサーで選択されているすべてのチャンネルストリップに対して機能するようになりました。
  • ミキサーに、選択されているオーディオトラックの録音準備完了のステータスが表示されるようになりました。
  • 新しく作成された VCA に、そのチャンネルストリップ VCA スロットを「option」キーを押しながらクリックして、チャンネルストリップを追加できます。
  • 環境設定の「表示」>「ミキサー」>「ピーク・ホールド・タイム」が「無限」に設定されている場合、チャンネルストリップのメーターをクリックすると、すべてのチャンネルのピークホールド表示がクリアされるようになりました。
  • Logic ミキサーで外部 MIDI 音量フェーダーをダブルクリックすると、その値が想定通り 90 に設定されるようになりました。
  • ミキサーで数値の音量表示を「option」キーを押しながらクリックすると、その値が 0dB に設定されるようになりました。
  • ミキサーで、モノラル出力に割り当てられているチャンネルストリップの出力スロットをダブルクリックすると、対応するモノラル出力チャンネルストリップが正しく選択されるようになりました。

オートメーション

  • オートメーションレーンの下部で 2 点で定義されているオートメーションラインをつかんでドラッグしやすくなりました。
  • トラックに対してボリュームオートメーションがすでに表示されている場合、新しいオートメーションレーンが「ボリューム」に設定されることがなくなりました。
  • リージョンベースのオートメーションが、リージョンの左隅を調整したときに意図せず移動または削除されることがなくなりました。
  • リージョンベースのオートメーションが、もともと 1 つの連続したリージョンから分割されてできた複数のリージョンを結合する際に、すべてのリージョンに対して正しく維持されるようになりました。
  • リージョンの開始位置が最初のオートメーションポイントの右に移動した場合の、リージョンベースのオートメーションの処理が改善されました。
  • リージョンベースのオートメーションを Write オートメーションモードで処理する際、リージョンの中央から再生を始めるときに、オートメーションランプが予期せず作り込まれることがなくなりました。
  • リージョンベースのオートメーションを Write オートメーションモードで処理する際、異なるパラメータが同じパスに書き込まれている場合に、最後に操作したパラメータが確実に前面に移動するようになりました。
  • オフに切り替えられているオートメーションレーンに追加したオートメーションノードは、そのレーンがオンに切り替われるまで再生されなくなりました。
  • トラック全体に及ぶリージョンがない場合に、トラックベースのオートメーションをリージョンベースのオートメーションに変換する際、トラックオートメーションに予期しないランプが作り込まれることがなくなりました。
  • 音量オートメーションが、Latch モードおよび Write モードでの書き込み後に、最後に書き込まれた値を適切に維持するようになりました。
  • リージョンベースのオートメーションが、「アクティブなコンプを新規トラックに書き出す」コマンドまたは「アクティブなコンプを新規トラックに移動」コマンドの使用時に適切に書き出されるか移動されるようになりました。
  • マーキーで選択した個所の右側に作成したオートメーションノードが、確実に正しい位置に配置されるようになりました。
  • リージョンが重複している境界部にオートメーションポイントを設定するコマンドが、アンカーポイントが左側のリージョンでオフセットされている場合に、右端のリージョンの開始位置のポイントを正しく配置するようになりました。
  • トラックベースのオートメーションをリージョンベースのオートメーションに変換した後、またその反対の変換をした後で、「表示オフ」というラベルが付いているオートメーションレーンが作成されることがありましたが、作成されなくなりました。
  • 外部音源トラックのオートメーションを、リージョンベースのオートメーションとトラックベースのオートメーションの間で変換できるようになりました。
  • 小節 0 より前から始まるプロジェクトで、トラックヘッダのコントロールを使ってリージョンベースのオートメーションをトリムしたときに、このオートメーションの見た目が更新されるようになりました。
  • 小節 1 より前から始まるプロジェクトで、トラックベースのオートメーションをリージョンと一緒に移動したときに、オートメーションに予期しないランプが作り込まれることがなくなりました。
  • 2 つのリージョンが重複していて両者にリージョンベースのオートメーションが含まれている場合に、これらを結合した後で予期しない余分なオートメーションポイントが作成されることがなくなりました。
  • トラックベースのオートメーションを鉛筆ツールで追加する際に方向を変更しても、オートメーションに予期しない急変化が作り込まれることがなくなりました。
  • 読み込んだトラックに、オートメーションが記録されていない場合でも、音量レベルとパンレベルが含まれるようになりました。
  • 「MIDI」>「一般」>「コントロールチェンジ 7/10 で、チャンネル・ストリップ・オブジェクトの音量/パンを制御」プロジェクト設定が有効な楽曲で、相対オートメーションが正しく機能するようになりました。
  • オートメーション表示が、Touch モードの間に 2 つ目のオートメーションポイントが追加されたときに、間違って Read モードの表示に切り替わることがなくなりました。
  • 既存のオートメーションが、新しいオートメーションの書き込み時に外部 MIDI 音源に設定されなくなりました。
  • トラックがリージョンベースのオートメーションモードに設定されている場合、オートメーション表示がオフのときは、トラックベースのオートメーションの書き出しに切り替わらなくなりました。 
  • 長いリージョンが完全に短いリージョンに重なっている場合、再生ヘッドが短いリージョンの右端を通過した後、リージョンベースのオートメーションが引き続き長い方のリージョンに書き込まれるようになりました。
  • ミュートオートメーションのオン/オフのポイントの位置が、「MIDI」>「一般」>「コントロールチェンジ 7/10 で、チャンネル・ストリップ・オブジェクトの音量/パンを制御」プロジェクト設定が有効かどうかに関係なく、一貫して表示されるようになりました。
  • Touch モードで、フェーダーがリリースされるときにランプタイムの開始位置でオートメーションが予期せず短くジャンプすることがなくなりました。
  • スコアエディタとピアノ・ロール・エディタで、MIDI ドローのピッチベンドとパンのスケールが正しく表示されるようになりました。
  • Smart Control が、対応するパラメータのオートメーションが Touch モードで書き込まれるときに安定して更新されるようになりました。 

プラグイン

  • 別のアプリケーションを 2 回クリックしなくても、そのアプリケーションを Logic プラグインウインドウより前面に移動できるようになりました。
  • Drum Machine Designer プラグインウインドウのサイズを変更する際、ウインドウの右上隅に現在のサイズの倍率が表示されるようになりました。
  • Drum Machine Designer プラグインで並べ替えた後のキットピースのセルの新しい位置が、プロジェクトを保存して再び開いたときも維持されるようになりました。
  • BPM カウンターに、コントロール表示でテンポが正しく表示されるようになりました。
  • プラグインマネージャで作成した新しいフォルダの名前を「return」キーまたは「enter」キーを押して確定する必要がなくなりました。
  • プラグインマネージャのカテゴリの名前に「/」が含まれる場合、このカテゴリが、チャンネルストリップのプラグインインサートスロットをクリックしたときに何回も表示されることがなくなりました。
  • Logic のトラック名と番号が、Softube Console 1 プラグインで正しく表示されるようになりました。
  • 256 以上のサンプルを含む Omnisphere パッチを開くときに、Logic で「開いているファイルの数が多すぎます」というエラーが表示されなくなりました。
  • Apple AUPitch プラグインのピッチパラメータを、Logic をドイツ語で実行時に再び自動化できるようになりました。

共有と書き出し

  • Logic から Final Cut Pro に書き出したプロジェクト XML ファイルが、正しいサンプルレートを確実に維持するようになりました。
  • Final Cut Pro のプロジェクト XML を読み込む際に、Logic で、時間位置情報が欠けているオーディオクリップがオーディオビンに配置されるようになりました。

アクセシビリティ

  • イベントリストのフィルタボタンを VoiceOver で操作できるようになりました。
  • ピアノロールのインスペクタの「ベロシティ」スライダを VoiceOver で操作できるようになりました。
  • トラックヘッダの音量スライダを VoiceOver で操作できるようになりました。
  • ミキサーの音量フェーダーとバスセンドノブを VoiceOver で操作できるようになりました。

同期

  • Logic が停止時に MIDI クロックを送信しなくなり、MIDI ハードウェアデバイスとの同期が改善されました。
  • MIDI クロックのソング・ポジション・ポインタが、サイクルモードで適切に働くようになりました。
  • MIDI クロックの送信が、「サイクル」が有効で「サイクルの前処理」環境設定が「オフ」に設定されているときに、正常に行われるようになりました。
  • Logic が停止時に再生ヘッドをドラッグしても、MIDI クロックデータが送信されなくなりました。
  • 30 fps (ノンドロップ) が選択されている場合に Logic が表示する「フレームレート」警告に、「今後表示しない」オプションが表示されるようになりました。
  • トランスポートでタイムディスプレイをダブルクリックして SMPTE 位置を入力すると、SMPTE オフセットが設定されたプロジェクトで、再生ヘッドが正しい位置に移動するようになりました。
  • 「同期」>「一般」プロジェクト設定ウインドウの「SMPTE オフセット」フィールドに、「時間の表示形式」が「SMPTE/EBU (サブフレーム付き)」に設定されているときに、正しい時間が表示されるようになりました。
  • オーディオが埋め込まれたムービーを読み込んだときに、プロジェクトの既存のオーディオリージョンが予期せず SMPTE ロックされることがなくなりました。

コントロールサーフェス

  • Touch OSC から、トラックに割り当てられていない Aux チャンネルストリップにアクセスできるようになりました。
  • トラックに割り当てられていないチャンネルストリップに、接続されているコントロールサーフェスのトラック番号を示したラベルが付かなくなりました。
  • 「スポット消去」ボタンを Mackie C4 コントロールサーフェスで使えるようになりました。
  • Mackie Control コントロールサーフェスが Logic の起動時に確実に認識されるようになりました。
  • Logic Control のジョグホイールを右に回したときに、再生ヘッドがプロジェクトの終了位置にジャンプしなくなりました。
  • Emagic Logic Control ハードウェアの左右のカーソルキーを使って、以前のようにパラメータを操作できるようになりました。
  • 「コントロールサーフェス設定」ウインドウで、すべてを選択して削除できるようになりました。
  • コントロールサーフェスの「フリップグループ」パラメータが、Logic で直接サポートされていないコントロールサーフェスで動作するようになりました。

その他の改善点

  • このアップデートでは、パッチやコンテンツに関連する問題がさまざまな形で修正されています。
  • Track Stack パッチとして保存されたマルチティンバー音源が、そのパッチを呼び出したときに別々の音源として読み込まれることがなくなりました。
  • 再生される MIDI ノートのプロジェクト開始までの「猶予期間」として、「サイクル」および「サイクルの前処理」の設定にかかわらず、常に元通り 4 分音符 1 つ分が確保されます。
  • iCloud Drive に保存されたプロジェクトが、Logic の最近のファイルリストに表示されるようになりました。
  • 環境設定ウインドウのスライダが、マウスホイールまたはタッチパッドで段階的に調整できるようになりました。
  • 「リージョンパラメータをノーマライズ」キーコマンドで、ソフトウェア音源トラックのリージョン内にあるイベントの MIDI チャンネルが適切に変更されるようになりました。
  • 「設定の複製を使った新規トラック」のメニューコマンドとキーコマンドを Drummer トラックで使えるようになりました。 
  • Flex 解析のキャンセルが、いつでもできるようになりました。
  • プロジェクトテンプレートに、小数点以下を含むテンポを設定できるようになりました。
  • Logic 10.1 より前のバージョンで作成されたソフトウェア音源ループが適切に再生されるようになりました。
  • 「プロジェクトオーディオ」ウインドウにドラッグした新しいファイルが、リストの一番下に配置されるようになりました。
  • ノートが MIDI リージョンの分割点にあるときに表示されるダイアログに、「キャンセル」ボタンが用意されました。 
  • 「"ライブグルーブ" コネクション」が、クオンタイズ後のオーディオリージョンに対して正常に働くようになりました。
  • エンバイロメントのフィジカルインプットオブジェクトに、各ポートのデバイス名と、ポート番号が表示されるようになりました。
  • グローバルトラックのサイズを変更すると、複数のグローバルトラックが表示されている場合にグラフィックスに問題が起こることがありましたが、解消されました。
  • ディビジョン値 1/192 が LCD で再び使えるようになりました。
  • キーコマンド「最後にクリックしたパラメータの値を 1 増やす」と「最後にクリックしたパラメータの値を 1 減らす」を、ピアノロール、スコアエディタ、トラックヘッダのチャンネルストリップ、およびミキサーのチャンネルストリップ用のローカルインスペクタで使えるようになりました。
  • 選択されているすべてのリージョンからリージョンベースのオートメーションをすべて削除するためのコンテキストメニューとキーコマンドが新たに用意されています。
  • 複数のテンポセットが設定されている場合に、最初のテンポセットを削除できるようになりました。
  • テンポトラックで選択されているテンポイベントを、そのテンポトラックの背景部分をクリックして選択解除できるようになりました。
  • テンポリストにあるテンポイベントを、テンポトラックの新しいテンポセットにコピー/ペーストできるようになりました。
  • テンポトラックでテンポイベントをクリックしたときに、1 つ前のイベントの値が同じ場合、そのイベントの方が選択されてしまうことがなくなりました。
  • テンポリストで「+」ボタンをクリックして作成したテンポイベントが、テンポトラックにすぐに表示されるようになりました。
  • プロジェクトのビートマッピングイベントを消去すると、プロジェクトの SMPTE フォーマットが 25 fps 以外の場合に、最初のテンポイベントの SMPTE 位置がずれることがありましたが、ずれなくなっています。
  • マーカートラックにテキストを複数行に分けて表示できるだけの高さがある場合に、マーカーテキストを次の行に折り返して表示できます。
  • タイムラインに表示されるマーカーが、新しいマーカーセットを選択したときに適切に更新されるようになりました。
  • マーカーリストエディタを閉じた後で、スクリーンセットを呼び出したり、閉じた後で保存した楽曲を再び開いたりしたときに、エディタが再表示されることがなくなりました。
  • テンポトラックの最初の制御点が適切に表示されるようになりました。
  • MIDI ポートが「すべて」に設定されているときに、MIDI コマンドを登録できるようになりました。
  • 「ロケータを設定」や「移動」のダイアログに、小節数や拍数のほかに、タイムコード形式でも位置を入力できるようになりました。
  • ソフトウェア音源トラックの新しいプロジェクトを作成する際に「ライブラリを開く」オプションを選択しないと、「ミュージックタイピング」ウインドウが開いていましたが、開かなくなりました。
  • 2 つの SMPTE ロックリージョンが接着されている場合に、MIDI イベントが表示されなくなることがありましたが、表示されるようになりました。
  • 環境設定の「オーディオ」>「編集」>「結合およびテイクコンピングのクロスフェード」の「クロスフェードカーブ」が、テイクのコンピング時に作成されるクロスフェードに適切に作用するようになりました。
  • 「セクションを繰り返す」コマンドで、再生ヘッドの位置が変わることがなくなりました。
  • 「ロケータをマーカーで設定してサイクルを有効にする」キーコマンドが元通り正常に働くようになりました。
  • Logic のプロジェクトで、クイックルックプレビューが従来通り確実に表示されます。
  • カーソルがインスペクタにあるときに「option」キーを押しても、カーソルが拡大/縮小ツールに間違って変わることがなくなりました。
  • トランスポートを制御するキーコマンドが、一部のオーディオを処理した後で「Time and Pitch Machine」ウインドウにフォーカスがあるときに、機能するようになりました。
  • アレンジメントマーカーを移動すると、保護されたテキストマーカーが削除される場合がありましたが、削除されなくなりました。
  • 「サイクル」が有効な場合、選択されているリージョンが無視され、その範囲だけを使って、オーディオをムービーに書き出す際に対象に含めるプロジェクトの部分が判定されます。 
  • マップドインストゥルメントの MIDI 入力の表示が更新され、最後に再生したノートが表示されるようになりました。
  • リージョンの選択範囲が、別のスクリーンセットに変更したり曲を再読み込みしたりしたときに予期せず変わることがなくなりました。
  • 「結合用のオーディオ・クロスフェード・オプション」コマンドで、正しい環境設定パネルが開くようになりました。
  • トラックを読み込んだ後で「取り消す」を実行しても、マーカーの色がデフォルトの色に予期せず変更されることがなくなりました。

関連情報

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