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macOS Server で Xsan SAN ボリュームをメンテナンスする
SAN ボリュームでは、いくつかのボリュームメンテナンスのタスクを実行できます。
ボリュームの名前を変更する
Server アプリケーションの「Xsan」パネルを使用してボリュームの名前を変更できます。Finder では、Xsan ボリュームの名前は変更できません。
重要:名前の変更中は、ボリュームがマウント解除されて再起動されるため、クライアントからは利用できません。
Server アプリケーション
のサイドバーで、高度なサービスのリストから「Xsan」を選択します。
名前を変更したいボリュームを選択します。
をクリックして、「ボリュームを編集」を選択します。
ボリュームの名前をクリックしてから、名前を編集します。
「OK」をクリックします。
ボリュームを破棄する
ボリュームを破棄し、その LUN を再利用して新しいボリュームを作成できます。
警告:ボリュームを破棄すると、そのボリュームに保存されていたデータは利用できなくなります。
Server アプリケーション
のサイドバーで、高度なサービスのリストから「Xsan」を選択し、リストのボリュームを選択してから、
をクリックします。
ボリュームの断片化を確認する
ファイルを作成すると、ファイルは複数の断片に分割され、それらの断片がボリュームのストレージプールの 1 つを構成する複数の LUN に効率的に分散されます。その後、ファイルが変更されるにつれて断片化が進み、効率の悪い配置になってしまいます。
snfsdefrag
コマンドラインツールを使用してファイル断片化の量を確認したり、cvfsck
コマンドラインツールを使用して空き領域の断片化の量を確認したりできます。
任意の SAN コンピュータで「ターミナル」(「/アプリケーション/ユーティリティ/」フォルダにあります)を開きます。
SAN コンピュータで作業していない場合は、SSH を使用して SAN コンピュータにリモートでログインします:
$ ssh user@computer
user は SAN コンピュータの管理者ユーザの名前に、computer は SAN コンピュータの名前または IP アドレスに置き換えてください。
SSH 接続がうまく確立できない場合は、SAN コンピュータの「システム環境設定」の「共有」パネルをチェックして、「リモートログイン」サービスが入になっていることを確認してください。
cvfsck
またはsnfsdefrag
のマニュアルページ(man で表示)を参照してください。
ボリュームをデフラグする
snfsdefrag
コマンドラインツールを使用して、ファイル、フォルダ、またはボリューム全体をデフラグできます。
ファイルをデフラグすると、ファイルの断片が最も効率的な配置に再構成されます。
任意の SAN コンピュータで「ターミナル」(「/アプリケーション/ユーティリティ/」フォルダにあります)を開きます。
SAN コンピュータで作業していない場合は、SSH を使用して SAN コンピュータにリモートでログインします:
$ ssh user@computer
user は SAN コンピュータの管理者ユーザの名前に、computer は SAN コンピュータの名前または IP アドレスに置き換えてください。
SSH 接続がうまく確立できない場合は、SAN コンピュータの「システム環境設定」の「共有」パネルをチェックして、「リモートログイン」サービスが入になっていることを確認してください。
snsfdefrag
のマニュアルページ(man で表示)を参照してください。snfsdefrag
コマンドラインツールを実行します。個々のファイルをデフラグするには:
$ sudo snfsdefrag -v filename [filename... ]
フォルダをデフラグするには:
$ sudo snfsdefrag -vr folder
ボリュームをデフラグするには、folder をボリューム名に設定します。
ボリュームの整合性をチェックする
SAN のユーザがファイルにうまくアクセスできない場合は、cvfsck
コマンドラインツールを使用して、ボリューム、ボリュームのメタデータ、およびボリュームのファイルの整合性をチェックします。
任意の SAN コンピュータで「ターミナル」(「/アプリケーション/ユーティリティ/」フォルダにあります)を開きます。
SAN コンピュータで作業していない場合は、SSH を使用して SAN コンピュータにリモートでログインします:
$ ssh user@computer
user は SAN コンピュータの管理者ユーザの名前に、computer は SAN コンピュータの名前または IP アドレスに置き換えてください。
SSH 接続がうまく確立できない場合は、SAN コンピュータの「システム環境設定」の「共有」パネルをチェックして、「リモートログイン」サービスが入になっていることを確認してください。
cvfsck
コマンドラインツール(「/システム/ライブラリ/Filesystems/acfs.fs/Contents/bin/」にあります)を実行して、ボリュームを修復せずにチェックします:$ sudo cvfsck -vn volume
ジャーナルがアクティブになっているという警告が表示されますが、これは通常の動作です。
cvfsck
のマニュアルページ(man で表示)を参照してください。
ボリュームを修復する
cvfsck
ツールでボリュームの問題が判明した場合は、cvfsck
コマンドラインツールを使用してボリュームを修復できます。
Server アプリケーション
のサイドバーで、高度なサービスのリストから「Xsan」を選択します。
ボリュームを停止します。
ボリュームを選択します。次に
をクリックして、「ボリュームを停止」を選択します。すべての SAN コンピュータからそのボリュームがマウント解除されます。
任意の SAN コンピュータで「ターミナル」(「/アプリケーション/ユーティリティ/」フォルダにあります)を開きます。
SAN コンピュータで作業していない場合は、SSH を使用して SAN コンピュータにリモートでログインします:
$ ssh user@computer
user は SAN コンピュータの管理者ユーザの名前に、computer は SAN コンピュータの名前または IP アドレスに置き換えてください。
SSH 接続がうまく確立できない場合は、SAN コンピュータの「システム環境設定」の「共有」パネルをチェックして、「リモートログイン」サービスが入になっていることを確認してください。
cvfsck
のマニュアルページ(man で表示)を参照してください。cvfsck
コマンドラインツール(「/システム/ライブラリ/Filesystems/acfs.fs/Contents/bin/」にあります)を実行して、ファイルシステムのジャーナルに記録されているイベントをリプレイします:$ sudo cvfsck -j volume
ボリュームをチェックして、修復が必要かどうかを確認します:
$ sudo cvfsck -vn volume
前の手順で生成されたレポートに問題がリストされていた場合は、以下のコマンドを入力して、ボリュームの完全なチェックと修復を実行します:
$ sudo cvfsck -vw volume
ボリュームをオンラインにします。
Server アプリケーションの「Xsan」パネルでボリュームを選択します。次に
をクリックして、「ボリュームをオンラインにする」を選択します。