Appleプラットフォームのセキュリティ

AppleデバイスでのWi-Fiセキュリティ
Appleデバイスは、デバイスが安全なWi-Fi接続を維持できるようにするための機能を備えています。
自動接続
ユーザセキュリティを強化するために、公開ネットワークやキャプティブポータルネットワークへの自動接続は、これらのネットワークに過去2週間以内に接続しなかった場合には行われません。自動接続ポリシーについて詳しくは、Appleのサポート記事「iOS、iPadOS、macOSが自動接続するワイヤレスネットワークの決定方法」を参照してください。
Opportunistic Wireless Encryption
Opportunistic Wireless Encryption(OWE)は、トラフィックスヌーピングやその他の関連した攻撃を防止するために、公開ネットワークのワイヤレス暗号化モデルによってセキュリティを強化する取り組みの一環として導入されました。この機能は、非認証ネットワーク上のワイヤレストラフィックを暗号化することにより、受動的監視からネットワークを保護します。iOS 16以降、iPadOS 16.1以降、macOS 13以降、またはtvOS 16以降を搭載した、以下のデバイスに対応機能が追加されています:
iPhone 11以降のすべてのiPhoneモデル
Late 2020以降のすべてのiPadモデル
Late 2020以降のすべてのMacコンピュータ
Apple TV 4K(第1世代)以降のすべてのApple TVモデル
インターネット共有のセキュリティ
デフォルトでは、すべてのAppleプラットフォームが、アクセスポイントモード(インターネット共有)のためにシステムが提案するデフォルトの安全かつランダムなパスワードを提供します。
iOSおよびiPadOSが対応するインターネット共有:
WPA2/WPA3パーソナルセキュリティ(デフォルト)
WPA2パーソナル(「互換性を優先」スイッチが有効になっている場合)
macOSが対応するインターネット共有:
WPA2/WPA3パーソナルセキュリティ(デフォルト)
WPA3パーソナル
「互換性を優先」モード
iPhone 12以降では、ユーザはインターネット共有に対して「互換性を優先」モードをオンにすることができます。クライアントデバイスとの互換性のために、「互換性を優先」モードでは以下の処理が行われます:
5GHz(また、該当する場合は6GHz)を無効にする
2.4GHzのみを使用するようにデバイスを制限する
WPA2パーソナルセキュリティモードを強制的に設定する