Mac用Logic Proユーザガイド
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Mac用Logic Proのコントローラアサインメントの詳細表示の「値」パラメータ
このセクションのパラメータで、受信したMIDIメッセージのさまざまな値が制御されます。
「値」パラメータ
「最小」スライダと「最大」スライダ: 受信した値の範囲の、Lo7およびHi7で表される最小値と最大値を設定します。通常、最小値のデフォルトは0、最大値のデフォルトは127です。一部のコントロールサーフェス(CM Labs MotorMixなど)では、異なるコントロールについて、値の範囲が異なる同じメッセージが使用される場合があります。詳しくは、デバイスに付属のマニュアルを参照してください。
「マルチプライ」フィールド: 受信MIDIメッセージの値の伸縮率を指定する値を入力します。これは、値が1である、ボタンを押す動作に使用すると便利です。以下に例を挙げます:
オートメーションモードを「Write」に設定する場合: 「マルチプライ」を4.00、「モード」を「ダイレクト」に設定します。
ボタンを1回押すたびにパラメータの値を1ずつ減らす場合: 「マルチプライ」を-1.00、「モード」を「相対」に設定します。
「モード」ポップアップメニュー: 受信した値で現在のパラメータ値を変更するために使用するモードを選択します。以下のいずれかを選択できます:
ダイレクト: 受信した値がパラメータ値として使用されます。
切り替える: パラメータの現在値が0の場合、パラメータが受信した値に設定されます。その他すべての値の場合は、パラメータ値が0に設定されます。このオプションは、「ミュート」や「ソロ」など、値を切り替えるボタンに使用すると便利です。
スケール: 受信した値が、その値の範囲から割り当て先パラメータの値の範囲までスケーリングされます。これは、フェーダーとロータリーエンコーダに使用すると便利です。
相対: 受信した値がパラメータの現在値に加算されます。通常これはエンコーダに使用されますが、「マルチプライ」パラメータで指定された一定の量だけ値を増減するボタンにも適しています。
回転: 受信した値がパラメータの現在値に加算され、最大値と最小値の間で 順に切り替わります。これは、オートーションモードなど、複数のモードに順に切り替えるボタンを押す動作に使用すると便利です。
X-OR: 値によってビットマスク(フィルタ)が定義されます。このビットマスクは「排他的OR」ブール演算を使用してパラメータの現在値に適用されます。これは、「すべて」の表示で1つのチャンネルストリップのタイプを有効化または無効化する場合に便利です。
注記: オン/オフのパラメータでは、「モード」がデフォルトで「切り替える」に設定されます。絶対コントロール(フェーダーやノブなど)では「スケール」、エンコーダでは「相対」に設定されます。
「分解能」フィールド: 分解能を入力します。これにより、パラメータ値を変更する際の制御を細かくしたり粗くしたりできます。
「グローバル分解能を使用」チェックボックス: グローバル分解能を使用する場合に選択します。グローバル分解能は、それを使用するすべての相対割り当てに適用されます。個々の割り当てに対してグローバル分解能をオフにすることで、ほかの割り当てに影響を与えずに、パラメータの制御を細かくしたり粗くしたりすることができます。
「キーの繰り返し」チェックボックス: オンにすると、macOSの「キーボード」設定の「キーのリピート」スライダで設定されている速度でアサインメントが繰り返し実行されます。アサインメントが繰り返されるまでにボタンを押し続ける必要がある時間は、「キーボード」設定の「リピート入力認識までの時間」スライダによって設定されます。
「キーの繰り返し」は、拡大/縮小機能に使用すると便利です。例えば、Mackie ControlのZoomボタンに「キーの繰り返し」コマンドを割り当てた場合、Zoom Inボタンを押したままにすると、ボタンを放すまでLogic Proウインドウの表示が拡大され続けます。「キーの繰り返し」コマンドを割り当てない場合は、2レベル以上拡大/縮小するためにMackie ControlのZoomボタンを繰り返し押すことになります。
注記: 「キーの繰り返し」チェックボックスは、キーコマンド、キーを押す動作、および値の相対的な変更にのみ使用できます。その他のアサインメントクラスを選択した場合、このチェックボックスは淡色で表示されます。
デフォルトのキーコマンド割り当てでは、「キーの繰り返し」機能がコントロールサーフェスまたはデバイスで有用または適用可能な場合にサポートされているため、この機能を使用するために変更を行う必要はありません。独自のアサインメントで「キーの繰り返し」機能をオンにしたい場合は、割り当てたメッセージの再登録オプションの使用が必要になることがあります。「キーの繰り返し」のメッセージには、割り当てるボタンがUP(放した)状態かDOWN(押した)状態かの情報を提供するLo7バイトを含める必要があります。この再登録処理はMac用Logic Proの案内に従って行います。現在のMIDIメッセージが自動的に消去され、登録モードがアクティブになり、必要なMIDIメッセージを送信するよう求めるヘルプタグが表示されます。MIDIメッセージを登録したあと、割り当てるボタンを放すと、Lo7バイトが自動的に作成され、Lo7値(ボタンを放した状態のメッセージ)が「最小値」パラメータに割り当てられます。ボタンを押した状態のメッセージのLo7値は自動的に「最大値」パラメータに割り当てられます。通常、ボタンを押した状態のメッセージには1~127の値の範囲が使用されます。ボタンを放した状態のメッセージには、一般的に0の値が使用されます。
注記: CM Labs MotorMixなどの一部のコントロールサーフェスでは、異なる値の範囲が使用される場合があります。適切な「最小値」と「最大値」を割り当てると、これらのデバイスで「キーの繰り返し」が確実に機能します。「最小値」と「最大値」がボタンを押した状態(オン)とボタンを放した状態(オフ)に一致していないと割り当て全体が機能しないため、キーコマンドの「最小値」と「最大値」を手動で変更する場合は慎重に行ってください。コントロールサーフェスで使用される値について詳しくは、デバイスに付属のマニュアルを参照してください。