Apple School ManagerとStudent Information System(SIS)を統合する
Apple School Managerを使って、Student Information System(SIS)と安全に統合します。SISを認証して接続した後は、講師、生徒、クラスがApple School Managerにコピーされます。その後、職員、講師、生徒に役割を割り当て、各ユーザに初期パスワードを設定します。Apple School Managerは定期的にSISから更新を読み取ります。データがSISに書き戻されることはありません。
学区のSISをApple School Managerに接続すると、所属する教育機関に携わるすべての人(学校の経営管理者、職員、講師、生徒を含む)に固有のIDが割り当てられます。Apple School Managerは1年を通して、クラスや講師への変更も追跡します。たとえば、ある生徒が2週間遅れで参加する場合、その生徒の講師に関連付けられた管理対象Apple IDが用意されます。
Student Information System(SIS)に接続中、またはSecure File Transfer Protocol(SFTP)を使用してユーザを読み込み中で、かつFederated Authenticationを使用している場合、ユーザにはメールアドレスが必要です。講師向けの管理対象Apple IDの追加機能を参照してください。
Student Information System(SIS)を読み込みにApple School Manager用のClaris Connectを使用している場合は、Claris Connectからセットアップを始めるメールを受け取ります。Claris Connect for Apple School Manager User Guide(Apple School Manager用のClaris Connectのユーザガイド)を参照して、セットアップのプロセスを完了してください。
SISに接続する前に、管理対象Apple IDの作成方法を決めておくことを推奨します。「Federated Authenticationについて」を参照してください。
Apple School ManagerをSISに接続すると、SISの名前と読み込んだデータが表示されます。たとえば、ユーザの数とタイプ、クラスの数と場所などです。また、追加のユーザが表示される個々のウィンドウの表示を調整することも可能です。
SISアップデート
Apple School Managerは24時間毎にSISから更新を受け取るため、SISに新しい生徒が追加されると、Apple School Managerでその生徒用の新しいアカウントと管理対象Apple IDが自動的に作成されます。その後、各生徒にサインイン情報を知らせることができます。
SISの名簿データ
Apple School Managerで接続されたSISからデータを使用している場合、夏休み中または学年が始まる時期にエラーが表示される場合があります。これは、SISでの学年のロールオーバーが原因のようです。
Infinite CampusでのOAuth 2.0
2023年7月1日以降、Infinite CampusでOAuth 2.0が必要になります。お客様の組織では、Infinite Campusへの接続に以前のバージョンOAuth 1.0を使用している可能性があります。詳しくはApple School Managerを更新してInfinite CampusでOAuth 2.0を使用するを参照してください。
注記: PowerSchoolおよびInfinite Campus(OAuth 2を搭載するOneRosterバージョン1.11.1での提供)からのSISデータは、学期が始まる最大30日前から読み込むことができます。
Student Information System(SIS)に接続する
Apple School Managerで、管理者、サイトマネージャ、またはユーザマネージャの役割を持つユーザでサインインします。
サイドバーの下部にある自分の名前を選択し、「環境設定」>「ディレクトリ同期」の順に選択して、SIS/SFTPの横の「接続」を選択します。
「生徒、講師、クラスを検索」の横にあるを選択し、「SISに接続」を選択します。
ポップアップメニューからSISのタイプを選択して、「続ける」を選択します。
SISによってデータとセキュリティの処理方法が異なるため、選択したSISのウインドウに表示される説明に従って操作してください。
必要な情報を入力して「接続」を選択し、コピー処理が完了するまで待ちます。
接続速度とコピーされるデータ量によっては、この処理に時間がかかる場合があります。
エラーが表示された場合はその内容を確認します。エラーをSISシステム内で修正します。
エラーについての詳細を確認するには、「ログファイルを確認する」を参照します。
「[SIS名]データを確認する」を選択して、追加されたデータを表示します。
データが正しいことを確認して「確認」を選択します。
重要: Apple School ManagerをSISに接続した後は、アカウントの情報を編集しないようにしてください。その場合は、アカウントはローカルアカウントと見なされ、SISとの関連付けが解除されます。
SIS情報の表示と編集
Apple School Managerで、管理者、サイトマネージャ、またはユーザマネージャの役割を持つユーザでサインインします。
サイドバーの下部にある自分の名前を選択し、「環境設定」を選択し、「ディレクトリ同期」を選択して、確認したいSIS情報を含むデータソースを選択します。
「編集」を選択して、接続中のSISのURL、キー、およびシークレットを編集します。
学期の開始前にSISデータを読み込む場合は、「Import data 30 days ahead of term(学期開始の30日前にデータを読み込む)」を選択します。学期の開始後に同期する場合は、選択しないでおきます。その後、「保存」を選択します。