macOS Catalina 10.15 のセキュリティコンテンツについて

macOS Catalina 10.15 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。

macOS Catalina 10.15

2019 年 10 月 7 日リリース

AMD

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8748: TrendMicro Mobile Security Research Team の Lilang Wu 氏および Moony Li 氏

apache_mod_php

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:PHP に複数の脆弱性がある。

説明:PHP をバージョン 7.3.8 にアップデートすることで、複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-11041

CVE-2019-11042

CoreAudio

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:悪意を持って作成されたムービーを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。

説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8705:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する VulWar Corp の riusksk 氏

Crash Reporter

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:解析データを共有するかどうかを切り替える「Mac 解析を共有」の選択を解除しても、この設定が無効にならない場合がある。

説明:ユーザの環境設定の読み書きの際に、競合状態 (race condition) の脆弱性がありました。この問題は、ステート処理を改善することで解決されました。

CVE-2019-8757:Core Development, LLC の William Cerniuk 氏

Intel Graphics Driver

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8758:Trend Micro の Lilang Wu 氏および Moony Li 氏

IOGraphics

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:悪意のあるアプリケーションが、カーネルメモリのレイアウトを判断できる可能性がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8755:Trend Micro の Lilang Wu 氏および Moony Li 氏

カーネル

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8717:Google Project Zero の Jann Horn 氏

カーネル

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8781:Linus Henze 氏 (pinauten.de)

メモ

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:ローカルユーザが、ユーザがロックしたメモを閲覧できる可能性がある。

説明:ロックされたメモの内容が、検索結果に表示される場合がありました。この問題は、データのクリーンアップを改善することで解決されました。

CVE-2019-8730:バージニア工科大学の Jamie Blumberg 氏 (@jamie_blumberg)

PDFKit

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:攻撃者が、暗号化された PDF の内容を密かに抽出できる可能性がある。

説明:暗号化された PDF 内のリンクの処理に脆弱性がありました。この問題は、確認メッセージを追加することで解決されました。

CVE-2019-8772:ルール大学ボーフムの Jens Müller 氏、ミュンスター応用科学大学 (FH Münster University of Applied Sciences) の Fabian Ising 氏、ルール大学ボーフムの Vladislav Mladenov 氏、ルール大学ボーフムの Christian Mainka 氏、ミュンスター応用科学大学の Sebastian Schinzel 氏、ルール大学ボーフムの Jörg Schwenk 氏

SharedFileList

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:悪意のあるアプリケーションが、最近開いた書類にアクセスできる可能性がある。

説明:アクセス権のロジックを改善することで、この問題を解決しました。

CVE-2019-8770:Parallels International GmbH の Stanislav Zinukhov 氏

sips

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8701:Qihoo 360 の IceSword Lab の Simon Huang 氏 (@HuangShaomang)、Rong Fan 氏 (@fanrong1992)、pjf 氏

UIFoundation

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:悪意を持って作成されたテキストファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2019-8745:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する VulWar Corp の riusksk 氏

WebKit

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:悪意を持って作成された Web サイトにアクセスすると、閲覧履歴が漏洩する可能性がある。

説明:Web ページ要素の描画処理に脆弱性がありました。この問題は、ロジックを改善することで解決されました。

CVE-2019-8769:Piérre Reimertz 氏 (@reimertz)

WebKit

対象モデル:MacBook (Early 2015 以降)、MacBook Air (Mid 2012 以降)、MacBook Pro (Mid 2012 以降)、Mac mini (Late 2012 以降)、iMac (Late 2012 以降)、iMac Pro (全モデル)、Mac Pro (Late 2013 以降)

影響:ユーザが閲覧履歴の項目を削除できない場合がある。

説明:「履歴と Web サイトデータを消去」で履歴が消去されませんでした。この問題は、データの削除を改善することで解決されました。

CVE-2019-8768:Hugo S. Diaz 氏 (coldpointblue)

ご協力いただいたその他の方々

Finder

Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit) のご協力に感謝いたします。

Gatekeeper

Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit) のご協力に感謝いたします。

Safari データの読み込み

Kent Zoya 氏のご協力に感謝いたします。

Simple certificate enrollment protocol (SCEP)

匿名の研究者のご協力に感謝いたします。

Telephony

SentinelOne の Phil Stokes 氏のご協力に感謝いたします。

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