iPhone、iPad、Macでパーソナルボイスを作成する
パーソナルボイスでは、自分の声に似た合成音声を作成して、ライブスピーチ、リーダーと読み上げ、VoiceOver、拡張読み上げアプリで使うことができます。
パーソナルボイスのシステム条件
パーソナルボイスは、以下のデバイスおよびオペレーティングシステムで利用できます。
iOS 17以降  | iPadOS 17以降  | macOS Sonoma 15以降  | 
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その他の条件 
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パーソナルボイスを作成する
パーソナルボイスを作成する際、デバイスの内蔵マイクまたは外部マイクまたはヘッドセットを使用して、一連の文章を声に出して読み上げるように求められます。1台のデバイスで複数の声を作成したり、ほかのデバイスとパーソナルボイスを共有したりできます。
iPhone、iPad
設定アプリで「アクセシビリティ」をタップし、「パーソナルボイス」をタップします。
「パーソナルボイスを作成」をタップします。
画面の案内に従って、自分の声を録音します。
録音を一時停止して、ここまでの録音を自動的に保存するには、「完了」をタップするか、設定アプリを閉じます。
録音を再開するには、パーソナルボイスの設定に戻り、作成を続けたいパーソナルボイスをタップして、「録音を続ける」をタップします。
録音した音声は、デバイス上で安全に処理されます。パーソナルボイスの準備が整うと、通知が届きます。
Mac
Appleメニュー >「システム設定」の順に選択し、サイドバーで「アクセシビリティ」をクリックしてから、「パーソナルボイス」をクリックします。
「パーソナルボイスを作成」をクリックします。
画面の案内に従って、自分の声を録音します。
録音を一時停止して、ここまでの録音を自動的に保存するには、「完了」をタップします。
録音を再開するには、パーソナルボイスの設定に戻り、作成を続けたいパーソナルボイスをクリックして、「録音を続ける」をタップします。
録音した音声は、デバイス上で安全に処理されます。パーソナルボイスの準備が整うと、通知が届きます。
ほかのデバイスやアプリでパーソナルボイスを使えるようにする
Apple Accountで2ファクタ認証を使っている場合は、デバイスで作成したパーソナルボイスを、同じApple AccountでiCloudにサインインしているほかのデバイスと共有できます。これにより、iCloudに声のコピーが安全に保存されるため、デバイスの修理や交換をした場合でも、声を復元することができます。拡張読み上げアプリなど、ほかのアプリでのパーソナルボイスの使用をリクエストできるようにすることもできます。
iPhone、iPad、Apple Watch、Apple Vision Pro
設定アプリで「アクセシビリティ」をタップし、「パーソナルボイス」をタップします。
ほかのデバイスとパーソナルボイスを共有するには、「デバイス間で共有」をオンにします。
アプリでのパーソナルボイスの使用をリクエストできるようにするには、「アプリからの使用要求を許可」をオンにします。
Mac
Appleメニュー >「システム設定」の順に選択し、サイドバーで「アクセシビリティ」をクリックしてから、「パーソナルボイス」をクリックします。
パーソナルボイスをほかのデバイスと共有するには、「デバイス間で共有」をオンにします。
アプリでのパーソナルボイスの使用をリクエストできるようにするには、「アプリケーションにパーソナルボイスの使用を許可」をオンにします。
パーソナルボイスを削除する
パーソナルボイスは一度削除すると、復元できません。
iPhone、iPad、Apple Vision Pro
設定アプリで「アクセシビリティ」をタップし、「パーソナルボイス」をタップします。
削除したいパーソナルボイスをタップします。
「削除」をタップし、「声と録音を削除」をタップして確認します。
Mac
Appleメニュー >「システム設定」の順に選択し、サイドバーで「アクセシビリティ」をクリックしてから、「パーソナルボイス」をクリックします。
削除するパーソナルボイスをクリックします。
「削除」をクリックし、「声と録音を削除」をクリックして確認します。
パーソナルボイスを使う
ライブスピーチ、リーダーと読み上げ、VoiceOverなどの内蔵機能で使用する声としてパーソナルボイスを選択できます。これらは、デバイスの「アクセシビリティ」の設定で1つずつ設定できます。
拡大代替コミュニケーション(AAC)アプリなどの他社製アプリでのパーソナルボイスの使用をリクエストできるようにすることもできます。パーソナルボイスの使用を許可すると、パーソナルボイスを使ってデバイスのスピーカーから話したり通話したりできるようになりますが、パーソナルボイスから読み上げ内容を取得することはできません。
パーソナルボイスとプライバシーについて
パーソナルボイスは、プライバシーとセキュリティを考慮して設計されています。パーソナルボイスは暗号化してデバイスに保存されるため、作成した本人だけが、Face ID、Touch ID、またはデバイスのパスコードやパスワードで認証して利用できます。デバイス間でパーソナルボイスを共有する際も、パーソナルボイスはエンドツーエンドで暗号化され、iCloudに保管されます。パーソナルボイスは、個人的な非商用の目的に限り、自分の声のみを使って、自分の声と似た音声をデバイス上で作成する目的でのみ使用できます。故人アカウント管理連絡先になっていても、パーソナルボイスにはアクセスできません。