MacのNumbersで共有スプレッドシートで共同制作をする
共有スプレッドシートのオーナーと共同制作の参加者のどちらであっても、スプレッドシートを開いたあと、ほかの人が行った変更の内容をリアルタイムで確認したり、編集アクティビティの表示/非表示を切り替えたりできます。
共同制作への参加依頼を承諾する
共有スプレッドシートへのリンクを受け取ったときは、オーナーが設定したアクセス権、コンピュータにインストールされているNumbersとmacOSのバージョン、およびiCloud Driveを使用しているかどうかによって、リンクをクリックしたときの動作が変化します。
始める前に、共同制作の最小システム要件を満たしていることを確認してください。
受け取ったメッセージに記載されているリンクをクリックします。
必要に応じて、Apple IDでサインインするか、表示される指示に従います。
参加依頼に使用されているメールアドレスまたは電話番号がApple IDと関連付けられていない場合は、表示される指示に従ってそのメールアドレスまたは電話番号をApple IDに追加してください。
注記: Apple IDに新たにメールアドレスを関連付けたくない場合は、共有スプレッドシートのオーナーに頼んで、Apple IDにすでに関連付けられているメールアドレスまたは電話番号を使って参加依頼を送り直してもらってください。
スプレッドシートは以下の条件に応じて開きます:
Macの場合: Macで「メール」などのアプリケーションでリンクをクリックした場合、MacでiCloud Driveが設定されていてサインインしており、コンピュータにmacOS 12以降とNumbers 12.2以降が搭載されているときには、スプレッドシートはNumbers for Macで開きます。それらの要件を満たしていない場合やWebページでリンクをクリックした場合、スプレッドシートはNumbers for iCloudで開くことがあります。
MacまたはWindowsコンピュータからiCloud.comを使用している場合: WebブラウザでiCloud.comにサインインしている場合、スプレッドシートはNumbers for iCloudで開き、スプレッドシートマネージャとiCloud Driveに追加されます。
iOS 15以降を搭載したiPhoneの場合: iPhoneにNumbers 12.2以降がインストールされている場合、スプレッドシートはNumbersで開き、スプレッドシートマネージャに追加されます。
iPadOS 15以降を搭載したiPadの場合: iPadにNumbers 12.2以降がインストールされている場合、スプレッドシートはNumbersで開き、スプレッドシートマネージャに追加されます。iPadにNumbersがインストールされていない場合、スプレッドシートはNumbers for iCloudで開かれます。
Androidデバイスの場合や、iOS 15、iPadOS 15、またはそれ以降とNumbers 12.2以降が搭載されていないデバイスの場合: スプレッドシートはブラウザで開きます。この場合、閲覧はできますが、編集はできません。
共有スプレッドシートで共同制作をする
共有スプレッドシートを開きます。
スプレッドシートを以前に開いた場合は、iCloud Driveの「Numbers」フォルダでそのスプレッドシートを探します。スプレッドシートが見つからない場合は、受け取った参加依頼でリンクをクリックし、要求された場合はApple IDでサインインします。
スプレッドシートを開けない場合は、共同制作への参加依頼を承諾するを参照してください。
スプレッドシートを編集します。
自分とほかのユーザがスプレッドシートに加えた編集内容は、リアルタイムで表示されます。カーソルおよび選択されたテキストやオブジェクトは異なるカラーで表示され、ほかの人が現在編集している個所を示します。カーソルの上にポインタを移動すると、だれが編集しているかが表示されます。
不一致がある場合はダイアログが表示され、保持したいバージョンを選択できます。複数のバージョンを保持する場合、共有バージョンには、その中で最新のバージョンが反映されます。
オフライン中に編集する
「共同制作」ボタンが対角線の引かれたクラウドに変わった場合、デバイスはオフラインです。
引き続きスプレッドシートで作業することができ、変更内容は次回オンラインになったときに自動的にiCloudにアップロードされます。
再接続後、共有スプレッドシートでは最新アクティビティを表示できます。
以下に、オフラインで共有スプレッドシートを編集するときに留意するべきいくつかの点を示します:
変更が適用された書類のコピーを、変更内容がアップロードされる前に別のユーザに送信するには、ツールバーの「共有」 をクリックするか、または画面上部の「ファイル」メニューで、「ファイル」>「共有」と選択してから、「コピーを送信」を選択します。この方法では、変更内容が確実に取り込まれます。これに対し、例えばスプレッドシートをFinderからメールメッセージにドラッグした場合、オフライン中に行った編集内容は取り込まれません。
変更内容が同期されたかどうか分からない場合は、その状態を確認することができます。画面上部の「表示」メニューで、「表示」>「同期の状態を表示」と選択します。
編集中のオブジェクトまたはシートを、オンラインのほかの参加者が削除した場合、それらに加えた編集内容は、オンラインに戻ったときに書類内にはなくなります。
詳しくは、Appleサポート記事「Pages、Numbers、Keynoteの共同制作について」を参照してください。
共有スプレッドシートへの参加を止める
共有しているスプレッドシートにアクセスする必要がなくなったら、参加者リストから自分自身を削除できます。
ツールバーの をクリックしてから、「共有スプレッドシートを管理」をクリックします。
参加者リストで、自分の名前の上にポインタを移動し、 をクリックしてから、「自分を削除」を選択します。
参加者リストから自分の名前を削除すると、iCloud Driveからそのスプレッドシートが削除されます。あとでスプレッドシートにアクセスしたい場合は、元のリンクを使って開くことができます。
注記: ほかの人と共有されているスプレッドシートではNumbersの一部の機能が使用できません。Appleサポート記事「Pages、Numbers、Keynoteの共同制作について」を参照してください。