数式および関数ヘルプ
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MATCH
MATCH関数は、集合内の検索値の位置を返します。
ヒント: どの方向でも使える拡張検索を行うには、XMATCHを使用します。
MATCH(検索値, 検索範囲, 検索方法)
検索範囲: 検索する値を含む集合。 「検索範囲」には任意の値を含めることができます。
検索方法: 一致する値を判断する方法を指定するモード値(オプション)。
昇順一致(1または省略): 「検索対象」と同じか「検索対象」よりも小さい中で、最も大きい値のセルを探します。「昇順一致」を使用する場合、「検索値」にワイルドカードを使用できません。
完全一致(0): 「検索対象」に正確に一致する値を持つ最初のセルを探します。この検索方法はテキストを探す場合に最適です。「完全一致」を使用する場合、「検索値」にワイルドカードを使用できます。1文字を表す?(疑問符)、複数の文字を表す*(アスタリスク)、後続の文字がワイルドカードとしてではなくその文字自体として一致すべきであることを指定する~(ティルダ)を使用できます。
降順一致(–1): 「検索対象」と同じか「検索対象」よりも大きい中で、最も小さい値のセルを探します。「降順一致」を使用する場合、「検索値」にワイルドカードを使用できません。
参考
MATCH関数が使えるのは、1つの行または列内のセル集合から検索する場合に限ります。2次元の集合の検索には使用できません。
セルの番号は、縦方向には一番上のセル、横方向には一番左のセルを1として数えます。検索は、上から下、左から右の順に行います。
文字列を比較する際、大文字と小文字は区別しません。
例 |
---|
次のような表があるとします: |
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | vel | 40 | ||
2 | 20 | elit | 20 | ||
3 | 30 | lorex | 30 | ||
4 | 40 | felis | 50 | ||
5 | 50 | facit | 10 |
「=MATCH(40, A1:A5)」は4を返します。40(「検索値」)は、指定された集合(「検索範囲」)の4番目の項目であるためです。 「=MATCH(40, E1:E5)」は1を返します。40は指定された集合の最初の項目であるためです。 「=MATCH(35, E1:E5, 1)」は3を返します。30は35以下の最大値であるためです(「検索方法」は1、「最大値を検索」)。 「=MATCH(35, E1:E5, -1)」は1を返します。40は35以上の最小値であるためです(「検索方法」は-1、「最小値を検索」)。 「=MATCH(35, E1:E5, 0)」はエラーを返します。完全一致が見つからないためです(「検索方法」は0、「値を検索」)。 「=MATCH("vel", C1:C5)」は1を返します。「vel」は指定された範囲の最初のセルにあるためです。 「=MATCH("*x", C1:C5, 0)」は3を返します。末尾が「x」の「lorex」は、指定された範囲の3番目のセルにあるためです。 「=MATCH("vel", C1:D5)」はエラーを返します。「検索値」の集合に含めることができるのは1行または1列だけであるためです。 「=MATCH(REGEX("^f.*"), C1:C5,0)」は4を返します。「f」で始まる最初の単語が集合の4番目の項目であるためです。 |