Final Cut Pro Xユーザガイド
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Final Cut Pro 10.1.2の新機能
Final Cut Pro 10.1.2には、以下で詳しく説明する新機能と機能強化が含まれています。
メディア管理の向上
新機能によって、メディア管理の柔軟性および制御が向上します。
最適化されたメディア、プロキシメディア、およびレンダリングされたメディアをライブラリの外部の選択した場所に保存できます。
最適化されたファイル、プロキシファイル、およびレンダリングされたファイルをFinal Cut Proから簡単に削除できます。
「ライブラリのプロパティ」インスペクタを使用して、メディアファイル、キャッシュファイル、およびライブラリ・バックアップ・ファイルの保存場所を表示/設定できます。
詳しくは、Final Cut Proのストレージの場所を設定する、Final Cut Proで最適化されたファイルおよびプロキシファイルを作成する、およびFinal Cut Proでレンダリングファイルを管理するを参照してください。
整理機能の強化
Final Cut Pro 10.1.2では、整理ツールが効率化されています。
ブラウザで使用されていないメディアのみを表示するオプションが追加されました。
「ライブラリ」サイドバー内のイベントを日付または名前で並べ替えられるようになりました。
詳しくは、Final Cut Proでクリップおよびプロジェクトを探す、Final Cut Proのイベントクリップの色付きの線、およびFinal Cut Proのイベントを結合する/分割するを参照してください。
プロ品質4Kカメラのワイドダイナミックレンジイメージをサポート
新しいApple ProRes 4444 XQコーデックは、4:4:4:4イメージソース(アルファチャンネルを含む)用Apple ProResの最高品質版です。高速データレートでありながら、最新かつ最高品質のデジタル・イメージ・センサーの詳細を保持します。詳しくは、Final Cut Proでサポートされているメディア形式およびFinal Cut Proでサポートされている書き出しフォーマットを参照してください。
放送用標準色空間(Rec. 709)をARRI、Blackmagic Design、Canon、およびSonyカメラの高ダイナミックレンジかつ広色域ビデオショットにリアルタイムで適用できます。Final Cut ProでLUTを適用するを参照してください。
オーディオワークフローの向上
これらの機能強化によってオーディオワークフローを効率化します:
特定のdB値を入力することによって、クリップの相対/絶対音量または範囲選択を調整できるようになりました。Final Cut Proの音量を調節するを参照してください。
Final Cut Pro 10.1.2でクリップを同期するときの速度および精度が向上しました。Final Cut Proでオーディオとビデオを同期させるを参照してください。
新しいライブ音声録音機能には、自動カウントダウンや、複数テイクを自動的にオーディションとしてグループ化する機能が含まれています。Final Cut Proでアフレコを録音するを参照してください。
新しい基本サラウンドプリセットによって、サラウンド・サウンド・オーディオを簡単にパンできるようになりました。Final Cut Proでオーディオのパンを設定するを参照してください。
読み込みおよび書き出し機能
XML 1.4を使用してライブラリ全体を単一XMLファイルとして読み込んだり書き出したりできます。Final Cut ProでXMLを使ってプロジェクトを転送するを参照してください。
ストレージデバイスからメディアを読み込むときに、Finderタグからキーワードを作成できます。詳しくは、MacまたはストレージデバイスからFinal Cut Proに読み込むおよびFinal Cut Proへの読み込み時にファイルを整理するを参照してください。
XDCAMメディアを含むカットのみプロジェクトをすばやく書き出せます。
その他の注目すべき機能
Finderからブラウザに(「ライブラリ」サイドバー内のイベントにではなく)ドラッグすることでメディアを読み込めるようになりました。MacまたはストレージデバイスからFinal Cut Proに読み込むを参照してください。
タイムライン内でクリップを細かく動かすことで、スライド編集に近いことができるようになりました。Final Cut Proタイムラインでクリップを並べ替えるを参照してください。
オーディションを分割できるようになりました。Final Cut Proでオーディションを作成するを参照してください。