プロジェクトのマイルストーンを定める
計画から導入、そして全面運用までを段階を追って進めるには、以下のマイルストーンを参考にしてください。各要素の開発を直接担当するメンバーと、そのメンバーを支援できるほかのメンバーを割り当てます。各マイルストーンをいつ完了したいかを判断します。一部のマイルストーンは同時並行的に実行できます。
Apple School Managerへの登録を完了する: 詳しくは、「Apple School Managerユーザガイド」の「Apple School Managerへの登録」、およびビデオシリーズ「学校を登録する」を参照してください。
プロジェクトの範囲を定義する: これにより、ニーズに合わせて規模を拡大できるベストプラクティスの導入戦略を実装できます。詳しくは、さまざまな導入シナリオに合わせてベストプラクティスを検討するを参照してください。
明確な目標と成功指標を指定する: さまざまな手法を測定する継続的な機会を設けることで、進行状況を追跡し、絶え間ないイノベーションをサポートします。
導入の成功を支えるリソースとプロセスを特定する: スムーズな展開に必要な外部サポートが得られることを確認します。
IT部門、経営陣、教師などの多様な利害関係者でチームを編成します。これにより、プロジェクトがITや学術に限った話ではなく、共通のビジョンの下で学区一丸となって取り組むべきものであるという方針を打ち出せます。詳しくは、ベストプラクティスでIT部門を支援するを参照してください。
賛同を取り付けるために、地域社会や周辺地域を巻き込みます。
Apple Professional Servicesと協力して、計画策定プロセスを支援します。詳しくは、「Apple Professional Servicesを使う」を参照してください。
プロジェクトの範囲に従い、インフラストラクチャを評価および最適化する: インフラストラクチャがアップグレードされ、すべてのデバイス用に準備が整っていることを確認します。
モバイルデバイスの導入を成功させるには、堅牢なワイヤレス・ネットワーク・インフラストラクチャが欠かせません。ワイヤレスネットワークは通信範囲と容量を考慮して設計する必要があり、特にアクセスポイントの配置、パワーレベル、チャンネル選択が重要になります。詳しくは、ネットワークインフラストラクチャを計画するを参照してください。
モバイルデータ通信環境を使用すれば、場所を問わずに学習を継続できます。これにより、自宅のインターネットアクセスが不安定なリモートの生徒もリソースに平等にアクセスできます。詳しくは、モバイルデータ通信を備えたiPadを導入する、およびビデオ「モバイルデータ通信環境を計画する」を参照してください。
既存のデバイスの一覧を作成し、配送、受け取り、配布を含む新しいデバイスの導入プロセスを計画します。これには、アセット管理や在庫管理だけでなく、温度が管理された環境で安全に保管することも含まれます。
MDMソリューションを評価し、選定します。詳しくは、「モバイルデバイス管理ソリューションを選定する」、およびビデオ「MDMソリューションを選定する」を参照してください。
国や地域の生徒のデータプライバシー要件を計画し、組織のポリシーに準拠したセキュリティ要件を定義します。詳しくは、プライバシー関連の法律を順守するを参照してください。
管理対象Apple IDの戦略を定義する: 生徒と教師の管理対象Apple IDを設定すると、iCloudストレージ、iWorkの共同制作、iPad用「スクールワーク」Appなど、パーソナライズされた学習体験を実現する主要なAppleサービスやコンテンツにアクセスしてもらうことができます。これらのアカウントを使用すれば、教師はワークフローの整理と合理化のほか、生徒がどこからでも自分の作業にアクセスできるようにしながら、個人のデータはプライベートで保護された状態を維持できます。管理対象Apple IDアカウントがなくても、デバイスを構成して展開することはできます。詳しくは、「Apple School Managerユーザガイド」の「管理対象Apple IDを使用する」および「生徒と教師のための管理対象Apple IDの機能」と、ビデオ「学校に合わせて計画する」を参照してください。
既存のシステムを統合する: 既存のシステムがアップデートされ接続されていることを確認します。
Apple School ManagerをMDMソリューションにリンクします。詳しくは、「Apple School Managerユーザガイド」の「他社製MDMサーバにリンクする」、およびビデオ「MDMに接続する」を参照してください。
Student Information System(SIS)への接続を設定します。詳しくは、「Apple School Managerユーザガイド」の「SISを統合する」、およびビデオ「SISの統合」を参照してください。
Federated Authentication用にIDプロバイダ(IdP)を構成します。詳しくは、「Apple School Managerユーザガイド」の「Federated Authenticationについて」、およびビデオ「Federated Authenticationについて」を参照してください。
テスト導入を実行する: 最初に導入する一連のデバイスを割り当て、構成を実行およびテストします。これにより、プログラムを完全に導入開始する前に、設定とポリシーをテスト、反復、完成できます。
デバイス管理設定をポリシーに準拠させます。
コンテンツキャッシュ、「クラスルーム」、およびデバイス管理構成を設定します。
デバイスを構成し、教師の一部に試験的に導入します。
IT部門を支援する: IT部門は導入の要であり、ベストプラクティスとリソースにアクセスできる必要があります。詳しくは、ベストプラクティスでIT部門を支援するを参照してください。
Apple Professional Servicesや、MDMベンダーが提供するトレーニングを活用しましょう。
継続的なサポートとサービスを計画します。ヘルプデスク、AppleCareの導入、整備手続き、Global Service Exchange(GSX)など。
継続的なトレーニング、書類、監視、アップデートのスケジュールを計画します。
教師を支援する: 教師が生徒にとって有意義で魅力的な学習体験を創造するために必要なツールとリソースを備えていることを確認します。詳しくは、Appleデバイスを教育現場に統合できるよう教師を支援するを参照してください。
Apple TeacherやApple Professional Learningを通じてProfessional Developmentを提供します。詳しくは、Apple Teacher Webサイトで教師向けリソースを参照してください。
カリキュラム、Appleプログラム、App、およびブックを、学習環境に定義した目標に準拠させます。詳しくは、コンテンツを学習目標に準拠させるを参照してください。
中心となるApp、ブック、カリキュラムを選定し、Apple School ManagerとMDMソリューションでコンテンツの配布を計画します。詳しくは、「環境の準備について」、およびビデオ「コンテンツのニーズを計画する」を参照してください。
導入開始: Appleデバイスを配布し、学習環境に導入します。詳しくは、デバイス登録の構成オプションを参照してください。
進行状況を測定する: 特定した指標を追跡してイノベーションに向けた継続的な進歩を示す情報源を統合し、標準化します。
注記: この書類に記載されているビデオリソースの一部は、英語のみで提供されています。