MacにRosettaをインストールする必要がある場合

Rosetta 2を使えば、Appleシリコンを搭載したMacでも、Intelプロセッサ搭載のMac用に開発されたアプリを使えるようになります。

Rosettaをインストールする方法

Rosetta 2は、Appleシリコン搭載のMacコンピュータでのみ利用できます。

  1. Macがインターネットに接続されていることを確認します。

  2. Rosettaを必要とするアプリを開きます。そのアプリが開けば、Rosettaはすでにインストールされていて、動作しています。

  3. Rosettaがインストールされていない場合は、インストールするように自動的に案内されます。

    macOS Big SurソフトウェアアップデートのRosettaの通知
  4. 「インストール」をクリックし、ユーザ名とパスワードを入力して、インストールを続けてください。「今はしない」をクリックした場合は、Rosettaが必要なアプリを次回開いたときに再び確認メッセージが表示されます。

Rosettaの使い方

Rosettaは、ユーザが開いたり操作したりする類のアプリではありません。Intelプロセッサを搭載したMacコンピュータ専用に作られたアプリを使うときに、常に自動的にバックグラウンドで働き、Appleシリコンで使えるようにアプリを自動変換してくれます。アプリを開いて、通常通りに使ってください。

多くの場合、Rosettaを使用するアプリのパフォーマンスに違いが見られることはありませんが、アプリのデベロッパにお問い合わせの上、Appleシリコンの能力や性能を存分に利用できる標準対応のバージョンの提供予定についてご確認ください。

Rosettaが必要なアプリかどうかを調べる

アプリを開いたときにRosettaをインストールするように案内されない場合は、Rosettaは必要ないか、すでにインストールされています。次の手順にそって、Rosettaが必要なアプリかどうかを調べることもできます。

  1. Finderでアプリのアイコンを選択します。

  2. Finderのメニューバーの「ファイル」メニューから「情報を見る」を選択します。

  3. 開いた情報ウインドウで、「種類」というラベルの付いた情報を確認します。種類が「アプリケーション(Intel)」の場合、そのアプリをAppleシリコン搭載のMacで使うにはRosettaが必要です。種類が「アプリケーション(Universal)」の場合、そのアプリはAppleシリコンとIntelプロセッサの両方に対応しているため、Rosettaは不要です。

一部のユニバーサルアプリ(Rosettaを必要としないアプリ)の場合、「Rosettaを使用して開く」という設定も表示されます。この設定を選択すると、Appleシリコンに対応するようにアップデートされていないためRosettaが必要なプラグイン、機能拡張、その他のアドオンを、Webブラウザなどのユニバーサルアプリで使えるようになります。ユニバーサルアプリ用にインストールしたアドオンがそのアプリで認識されない場合は、いったんアプリを終了し、この設定を選択してからもう一度試してみてください。

macOS Big Surの「Safariの情報」のRosetta
公開日: