Apple Vision ProでPersona(ベータ版)を設定する
Personaを設定するためのヒントをご紹介します。Personaは、FaceTimeなどのビデオ会議アプリにApple Vision Proを使用しているとき、あなたの顔や手の動きをほかの人が見られるように生き生きと自然に表現します。このプロセスでは、Apple Vision Proの前面にあなたの目を表示するEyeSightも設定します。
PersonaはApple Vision Proを最初に設定するときに作成できます。また、いつでも好きなときにPersonaを作成または再作成することができます。
Apple Vision Proを装着します。
「設定」を開き、「Persona」をタップします。
「開始」をタップし、表示される指示に従います。
まずビデオでプロセスを確認した後、設定を案内する音声が流れます。ビデオ全体を見てから、指示に従ってApple Vision Proを外してください。
以下では、Personaを作成するための各手順と、聞き取りにくい場合にプロセスを完了する方法について詳しく説明します。
Personaを安全に保つために、Optic IDを設定してください。Optic IDが設定されていない場合、お使いのApple Vision Proのパスコードを知っている人なら誰でもそのPersonaを使用できます。
推定の精度を上げる
次のヒントは、Personaの最適な収録を実現するのに役立ちます。
顔に十分な照明を当てて、濃い影ができないようにしてください。正面を向き、均一な照明にするのが最適です。できれば、自然光または涼しげな色温度の光を用いてください。後ろや横に明るい窓やランプがある場所は避けてください。
焦らずに準備してください。Apple Vision Proを目線の高さで自分の方に向けるまで、収録は始まりません。
髪の毛で顔が隠れないようにしてください。
シンプルな背景を使用して、椅子の背もたれやランプなど、物の近くは避けてください。ほかの人が後ろにいないことを確認してください。
収録中はApple Vision Proを目線の高さで水平に保ってください。
収録中、頭を急に動かしたりしないでください。指示に従ってゆっくりと動かします。
笑顔を求められたら、できるだけ自然でわかりやすい笑顔を作ってください。
収録中は座っていても立っていてもかまいません。
帽子、イヤリング、AirPods、その他の装身具は完全には収録されない可能性があります。期待通りの見映えにならない場合は、その装身具を外してから、Personaをもう一度収録してください。
手の設定から始める
まず、手の設定を調整するようにApple Vision Proから求められます。指示にそって手を上げてください。
Personaを収録する準備をする
「間もなくApple Vision Proを外して外見を収録します。焦らずに準備して、何かで顔が隠れないようにしてください」
よけいなものがない背景にし、顔に影ができないよう明るい場所で行ってください。暗すぎる場合は、顔に照明を当てるようにApple Vision Proから求められます。また、顔の照明よりも明るい光源が横や後ろにある場合は、照明を調整するように求められます。
収録を開始する
「準備ができたら、Apple Vision Proを目線の高さに保ってください。腕や肩の力を抜いてください。枠内に顔を収めます」
Apple Vision Proのフレームを持つようにしてください。取り外し可能なライトシーリングや、オーディオストラップ、ヘッドバンドでApple Vision Proを持たないでください。
Apple Vision Proの前面にあるEyeSightディスプレイには、音声の指示に合わせて視覚的な手がかりが表示されます。たとえば、顔がはっきりと見えない場合、Apple Vision Proから音声指示が流れると同時に、位置を調整しやすいようにEyeSightディスプレイに顔が表示されます。
音声と視覚的な手がかりに従う
「ゆっくりと右を向いてください。次にゆっくりと頭を左に回します。今度は頭を上に傾けます。その後、頭を下に傾けます。次に、表情を収録します。口を閉じた状態で微笑んでください。歯が見えるように、にっこり笑ってください。次に眉を上げます。しばらく目を閉じてください」
音声指示とEyeSightディスプレイの視覚的な手がかりに従って手順を完了すると、そのことを知らせるサウンドが鳴ります。
顔の表情で実行できないものがある場合は、Digital Crownをダブルクリックしてその表情をスキップできます。
収録中に音声指示が聞こえない場合
Personaの収録中に音声指示が聞こえにくい場合などは、EyeSightディスプレイの視覚的な手がかりに従って手順を進めることができます。
Personaの収録中、右、左、上、下を指す図形がディスプレイに表示されます。それぞれの方向が正常に完了するたびに、その図形が緑色に変わります。
顔の表情を収録するときは、どの表情を収録しているかを示す円が表示されます。それぞれの表情が正常に収録されると、その円が消えます。
表情を収録する各手順では、EyeSightに次のものが表示されます。
4つの同心円:口を閉じた状態で微笑んでください。
3つの同心円:歯が見えるように笑ってください。
2つの同心円:眉を上げてください。
1つの円:数秒間、目を閉じてください。
また、Personaの収録中はいつでもApple Vision Proを装着し直して、現在の手順を詳しく示すビデオをもう一度見ることもできます。
Apple Vision Proを装着し直してPersonaを編集する
「収録が完了しました。Vision Proを装着して続行してください」
Apple Vision Proを装着し直すと、Personaの作成中であるときは進行状況バーが表示されます。その後、Personaと調整用のオプションがビューに表示されます。
Personaに適用する照明スタイルを選択します。Personaウインドウの下部を見て、「自然光」「スタジオ照明」「輪郭強調照明」または「スポット」を選択します。「次へ」をタップします。
ウインドウの下部にあるスライダを使用して、Personaの色温度と明るさを調整します。「次へ」をタップします。
眼鏡をかけたPersonaにする場合は、アイウェアのスタイルを選択します。眼鏡の色、位置、大きさを変更したい場合は、「カスタマイズ」をタップします。「次へ」をタップします。
「保存」をタップしてPersonaを保存するか、「再収録」をタップして最初からやり直します。
これで、Apple Vision ProのFaceTime またはその他のアプリでPersonaを使用できます。Personaを編集または削除するには、「設定」>「Persona」に戻ります。また、外見が変わった場合や、別の照明でもう一度収録したい場合などは、いつでもPersonaを再設定できます。
EyeSightについて
Personaを設定する際、目もEyeSight用に収録されます。この機能は、Apple Vision Proの前面にあなたの目を表示して、あなたがアプリを使用中であることやイマーシブ体験中であることを周囲の人に知らせます。Apple Vision Proを装着しているときにEyeSightで表示されるものについては、こちらをご覧ください。
FaceTimeで空間Persona(ベータ版)を使う
visionOS 1.1以降では、FaceTimeコントロールの空間Persona をオンにできます*。
をタップすると、ほかVision ProユーザとのFaceTime通話で空間Personaをオンにすると、その通話に参加している人たちが同じ部屋にいるように感じられます。空間Personaがスペースに表示されるので、動き回ったり、アイコンタクトをしたり、使用しているアプリのビューを共有したりすることができます。また、SharePlayを使用して、一緒に映画を見たり、ゲームをしたり、コラボレーションしたりすることもできます。
FaceTimeに空間Personaが表示されない場合
visionOS 1.1以降にアップデート済みであることを確認してください。
それでも空間Persona機能が表示されない場合は、数時間してから、Apple Vision Proをもう一度再起動してください。
* 空間Personaを使用するには、FaceTimeで通話をしている全員が同じメジャーバージョンのvisionOSを実行している必要があります。