macOS Big Sur 11.1、セキュリティアップデート 2020-001 Catalina、セキュリティアップデート 2020-007 Mojave のセキュリティコンテンツについて

macOS Big Sur 11.1、セキュリティアップデート 2020-001 Catalina、セキュリティアップデート 2020-007 Mojave のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。

macOS Big Sur 11.1、セキュリティアップデート 2020-001 Catalina、セキュリティアップデート 2020-007 Mojave

2020 年 12 月 14 日リリース

AMD

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意のあるアプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27914:Didi Research America の Yu Wang 氏

CVE-2020-27915:Didi Research America の Yu Wang 氏

AMD

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:ローカルユーザにシステムを突然終了されたり、カーネルメモリを読み取られる可能性がある。

説明:領域外読み込みの脆弱性があり、これを悪用されると、カーネルメモリが漏洩する可能性がありました。この問題は、入力検証を強化することで解決されました。

CVE-2020-27936:Didi Research America の Yu Wang 氏

2021 年 2 月 1 日に追加

App Store

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:この問題は、脆弱なコードを削除することで解決されました。

CVE-2020-27903:Tencent Security Xuanwu Lab の Zhipeng Huo 氏 (@R3dF09)

AppleGraphicsControl

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7、macOS Big Sur 11.0.1

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ロジックを改良し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27941:shrek_wzw 氏

AppleMobileFileIntegrity

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意のあるアプリケーションがプライバシーの環境設定を回避する可能性がある。

説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。

CVE-2020-29621:SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (@_r3ggi)

オーディオ

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、制限されたメモリが漏洩する可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2020-29610:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する匿名者

2021 年 3 月 16 日に追加

オーディオ

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2020-27910:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏および XingWei Lin 氏

Audio

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意のあるアプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9943:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏

オーディオ

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9944:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏

オーディオ

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。

CVE-2020-27916:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏

Bluetooth

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:リモートの攻撃者が、アプリケーションを突然終了させたり、ヒープ破損を引き起こしたりするおそれがある。

説明:入力検証を強化し、複数の整数オーバーフローに対処しました。

CVE-2020-27906:Ant Group Tianqiong Security Lab の Zuozhi Fan 氏 (@pattern_F_)

CoreAudio

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7、macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27948:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏

CoreAudio

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2020-27908:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する匿名者、Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏および Xingwei Lin 氏

CVE-2020-9960:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏および XingWei Lin 氏

2021 年 3 月 16 日に更新

CoreAudio

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。

CVE-2020-10017:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する Francis 氏、Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏

CoreText

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2020-27922:Trend Micro の Mickey Jin 氏

CUPS

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意のあるアプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:メモリ処理を改善し、入力検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-10001:China Mobile の Niky 氏

2021 年 2 月 1 日に追加

FontParser

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、情報漏洩の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27946:Google Project Zero の Mateusz Jurczyk 氏

FontParser

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:サイズ検証を強化し、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2020-9962:Yiğit Can YILMAZ 氏 (@yilmazcanyigit)

FontParser

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。

CVE-2020-27952:匿名の研究者、Trend Micro の Mickey Jin 氏および Junzhi Lu 氏

FontParser

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2020-9956:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Trend Micro Mobile Security Research Team の Mickey Jin 氏および Junzhi Lu 氏

FontParser

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14.6、macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:フォントファイルの処理に、メモリ破損の脆弱性が存在します。入力検証を強化し、この脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27931:Apple

CVE-2020-27943:Google Project Zero の Mateusz Jurczyk 氏

CVE-2020-27944:Google Project Zero の Mateusz Jurczyk 氏

CVE-2020-29624:Google Project Zero の Mateusz Jurczyk 氏

2020 年 12 月 22 日に更新

FontParser

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:リモートの攻撃者が、メモリを漏洩させる可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-29608:Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏

2021 年 2 月 1 日に追加

Foundation

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:ローカルユーザが任意のファイルを読み込める可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2020-10002:James Hutchins 氏

グラフィックドライバ

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7、macOS Big Sur 11.0.1

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27947:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する ABC Research s.r.o.、Ant Security Light-Year Lab の Liu Long 氏

2021 年 3 月 16 日に更新

グラフィックドライバ

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7、macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意のあるアプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-29612:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する ABC Research s.r.o.

HomeKit

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:ネットワーク上の特権的な地位を悪用した攻撃者に、アプリケーションの状態を予期せず改ざんされる場合がある。

説明:この問題は、設定が伝搬されるように改善することで解決されました。

CVE-2020-9978:インディアナ大学ブルーミントン校の Luyi Xing 氏、Dongfang Zhao 氏、および Xiaofeng Wang 氏、西安電子科技大学 (Xidian University) および中国科学院大学 (University of Chinese Academy of Sciences) の Yan Jia 氏、華中科技大学 (HuaZhong University of Science and Technology) の Bin Yuan 氏

ImageIO

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。

CVE-2020-27939:Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏

CVE-2020-29625:Ant Security Light-Year Lab の XingWei Lin 氏

2020 年 12 月 22 日に追加、2021 年 2 月 1 日に更新

ImageIO

対象 OS:macOS Catalina 10.15.7、macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成されたイメージを処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2020-29615:Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏

2021 年 2 月 1 日に追加

ImageIO

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-29616:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する zhouat 氏

ImageIO

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7、macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2020-27924:Lei Sun 氏

CVE-2020-29618:Ant Security Light-Year Lab の XingWei Lin 氏

ImageIO

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14.6、macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-29611:Google Project Zero に協力する Alexandru-Vlad Niculae 氏

2020 年 12 月 17 日に更新

ImageIO

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7、macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、ヒープ破損が起きる可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2020-29617:Ant Security Light-Year Lab の XingWei Lin 氏

CVE-2020-29619:Ant Security Light-Year Lab の XingWei Lin 氏

ImageIO

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。

CVE-2020-27912:Ant Security Light-Year Lab の XingWei Lin 氏

CVE-2020-27923:Lei Sun 氏

画像処理

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。

CVE-2020-27919:Qihoo 360 CERT の Hou JingYi 氏 (@hjy79425575)、Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏

Intel Graphics Driver

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-10015:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する ABC Research s.r.o.

CVE-2020-27897:Alibaba Inc. の Xiaolong Bai 氏および Min (Spark) Zheng 氏、インディアナ大学ブルーミントン校の Luyi Xing 氏

Intel Graphics Driver

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27907:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する ABC Research s.r.o.、Ant Security Light-Year Lab の Liu Long 氏

2021 年 3 月 16 日に更新

カーネル

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意のあるアプリケーションが、カーネルメモリのレイアウトを判断できる可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2020-9974:Tommy Muir 氏 (@Muirey03)

カーネル

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-10016:Alex Helie 氏

カーネル

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:リモートの攻撃者にシステムを突然終了されたり、カーネルメモリを破損されたりする可能性がある。

説明:入力検証を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9967:Alex Plaskett 氏 (@alexjplaskett)

カーネル

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9975:Pangu Lab の Tielei Wang 氏

カーネル

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ステート処理を強化することで、競合状態の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27921:Linus Henze 氏 (pinauten.de)

カーネル

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7、macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意のあるアプリケーションによって、DTrace でトレースされるプロセスに属するメモリに予期しない変更が生じる可能性がある。

説明:チェックを強化し、不正な処理を防止することで、この問題に対処しました。

CVE-2020-27949:ダルムシュタット工科大学 Secure Mobile Networking Lab の Steffen Klee 氏 (@_kleest)

カーネル

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:この問題は、エンタイトルメントを改善することで解決されました。

CVE-2020-29620:Offensive Security の Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit)

libxml2

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:リモートの攻撃者により、アプリケーションを突然終了されたり、任意のコードを実行されたりする可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、整数オーバーフローに対処しました。

CVE-2020-27911:OSS-Fuzz により検出

libxml2

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、コードが実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27920:OSS-Fuzz により検出

libxml2

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27926:OSS-Fuzz により検出

libxpc

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意のあるアプリケーションがサンドボックスを破って外部で実行される可能性がある。

説明:ディレクトリパスの処理における解析不備の脆弱性に、パス検証を強化することで対処しました。

CVE-2020-10014:Tencent Security Xuanwu Lab の Zhipeng Huo 氏 (@R3dF09)

ログ入力

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:ローカルの攻撃者が権限を昇格できる場合がある。

説明:検証を強化して、パスの処理における脆弱性に対処しました。

CVE-2020-10010:Tommy Muir 氏 (@Muirey03)

ログインウインドウ

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者が、認証ポリシーをバイパスできる可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、認証の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-29633:Original Spin, LLC. の Jewel Lambert 氏

2021 年 2 月 1 日に追加

Model I/O

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成されたファイルを処理すると、ヒープ破損が起きる可能性がある。

説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。

CVE-2020-29614:Topsec Alpha Lab の ZhiWei Sun 氏 (@5n1p3r0010)

2021 年 2 月 1 日に追加

Model I/O

対象 OS:macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成された USD ファイルを処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-13520:Cisco Talos の Aleksandar Nikolic 氏

2021 年 2 月 1 日に追加

Model I/O

対象 OS:macOS Catalina 10.15.7、macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成された USD ファイルを処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9972:Cisco Talos の Aleksandar Nikolic 氏

2021 年 2 月 1 日に追加

Model I/O

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成された USD ファイルを処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2020-13524:Cisco Talos の Aleksandar Nikolic 氏

Model I/O

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成されたファイルを開くと、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2020-10004:Cisco Talos の Aleksandar Nikolic 氏

NSRemoteView

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:サンドボックス化されたプロセスが、サンドボックスの制約を回避できる可能性がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27901:Computest Research Division の Thijs Alkemade 氏

電源管理

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2020-27938:Leviathan の Tim Michaud 氏 (@TimGMichaud)

2021 年 2 月 1 日に追加

電源管理

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意のあるアプリケーションが、カーネルメモリのレイアウトを判断できる可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2020-10007:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する singi@theori 氏

クイックルック

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:悪意を持って作成された書類を処理すると、クロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。

説明:アクセス制限を改善し、アクセス関連の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-10012:KnownSec 404 Team (knownsec.com) の Heige 氏および Palo Alto Networks (paloaltonetworks.com) の Bo Qu 氏

Ruby

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:ローカルの攻撃者がファイルシステムを改変できる可能性がある。

説明:検証を強化して、パスの処理における脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27896:匿名の研究者

システム環境設定

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:サンドボックス化されたプロセスが、サンドボックスの制約を回避できる可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2020-10009:Computest Research Division の Thijs Alkemade 氏

WebKit ストレージ

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:ユーザが閲覧履歴を完全に削除できない場合がある。

説明:「履歴と Web サイトデータを消去」で履歴が消去されませんでした。この問題は、データの削除を改善することで解決されました。

CVE-2020-29623:OvalTwo LTD の Simon Hunt 氏

2021 年 2 月 1 日に追加

WebRTC

対象 OS:macOS Big Sur 11.0.1

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-15969:匿名の研究者

Wi-Fi

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7

影響:攻撃者が Managed Frame Protection を回避できる可能性がある。

説明:ステート処理を改善し、サービス運用妨害の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-27898:ヨハネスブルグ大学の Stephan Marais 氏

ご協力いただいたその他の方々

CoreAudio

Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏および Xingwei Lin 氏のご協力に感謝いたします。

2021 年 3 月 16 日に追加

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