Final Cut Pro X: 「Compressor」で「Final Cut Pro」から共有する

「Compressor」で「Final Cut Pro」から共有する

「Final Cut Pro」に用意されている出力先では、プロジェクトクリップを書き出すためのさまざまなオプションを設定できます。さらに詳細なオプションが必要な場合は、「Final Cut Pro」と連携するプロ向けのトランスコーディングアプリケーション「Compressor」を使って、書き出し設定を細かくカスタマイズできます。たとえば、「Compressor」のフレームのリタイミングとサイズ変更のコントロールを使って、出力ファイルでフレームサイズおよびフレームレートの高品質な調整を行うことができます。

重要:「Compressor」を使用して書き出すには、「Compressor 4.4」がインストールされている必要があります。「Compressor 4.4」は別途ご購入ください。

3 つの方法で「Final Cut Pro」と「Compressor」を連携できます:

  • 「Final Cut Pro」で「Compressor 設定」の出力先を使って「Compressor」の設定(Apple が定義した設定またはユーザが作成したカスタム設定)を適用する。この方法でプロジェクトを書き出すと、プロジェクトを「Compressor」で開かなくても「Compressor」の設定を使ってトランスコーディングできます。また、出力先バンドルを使って複数のタイプの出力を 1 ステップで作成することもできます(詳しくは、出力先のバンドルを作成するを参照してください)。

  • 「Compressor へ送信」コマンドを使ってプロジェクトを「Compressor」に送信する。この場合は「Compressor」で使用可能なオプションを使って出力をカスタマイズできます。

  • 「iTMS パッケージを Compressor に送信」コマンドを使って、「Compressor」で iTunes Store パッケージを組み立てる。 iTunes Store でムービーを販売する予定の場合は、ムービーファイルと共に、関連するファイルや情報のセットを配信する必要があります。 「Compressor」では、これらの項目を 1 つの iTunes Store パッケージ(iTunes Store への送信に必要なフォーマット)に簡単にまとめることができます。

Compressor 設定出力先を使って共有する

この方法では、「共有」メニューで、「Compressor」の設定をベースにした出力先を追加します。

  1. Compressor 設定出力先を使って新しい出力先を作成します。

  2. 以下のいずれかの操作を行います:

    • ブラウザでプロジェクトまたはクリップを選択します。

    • タイムラインのプロジェクトまたはブラウザのクリップで範囲を選択します。

      注記:プロジェクトの一部のみを共有するには、範囲選択を行う必要があります。クリップを選択するだけでは不十分です。I キーと O キーを使用して範囲の開始点と終了点を設定できます。

  3. プロキシメディアを使用して再生するように設定されたプロジェクトを共有する場合は、タイムラインで開いた後、ビューアの右上隅にある「表示」ポップアップメニューをクリックして、「最適化/オリジナル」を選択します。

    これにより、最高品質でファイルが書き出されることが保証されます。この設定を選択すると、最適化されたメディアを使用して共有ファイルが作成されます。最適化されたメディアがない場合は、元のメディアが使用されます。最適化されたメディアおよびプロキシメディアについて詳しくは、再生品質およびパフォーマンスを制御するを参照してください。

  4. 以下のいずれかの操作を行います:

    • 「ファイル」>「共有」と選択して、サブメニューから、手順 1 で作成した出力先を選択します。

    • ツールバーの「共有」ボタンをクリックして、手順 1 で作成した出力先をクリックします。

      ツールバーの「共有」ボタン
  5. 表示される「共有」ウインドウで、以下のいずれかの操作を行います:

    「Compressor 設定」出力先に基づくカスタム出力先を選択したときの「共有」ウインドウの「情報」パネル
    • イメージの上でポインタを動かしてビデオをスキミングします。

    • 「情報」パネルで、タイトルや出力先など、プロジェクトまたはクリップの属性を確認および変更します。

      詳しくは、プロジェクトと共有中のメタデータを表示する/変更するを参照してください。プロジェクトまたはクリップに関連付けられたすべての属性が出力ファイルに含まれます。

      重要:タイトルフィールドには、デフォルトでプロジェクト名またはクリップ名が表示されます。タイトルを変更しても、プロジェクト名またはクリップ名は変更されません。書き出すファイルにはそれらの名前が使用されます。

  6. 「設定」をクリックして書き出し設定を確認し、必要に応じて調整を行います。

    詳しくは、「Compressor 設定」の出力先を参照してください。

  7. 「次へ」をクリックします。

  8. 書き出すファイルの名前を入力し、保存場所を選択してから、「保存」をクリックします。

プロジェクトを「Compressor」に送信する

  1. ブラウザでプロジェクトまたはクリップを選択するか、プロジェクトまたはクリップ内の範囲を選択します。

    プロジェクトの一部のみを共有するには、範囲選択を行う必要があります。クリップを選択するだけでは不十分です。I キーと O キーを使用して範囲の開始点と終了点を設定できます。

  2. 「ファイル」>「Compressor へ送信」と選択します。

    注記:「Compressor へ送信」コマンドは、「Final Cut Pro」と同じコンピュータに「Compressor」がインストールされていない場合には淡色表示されます。

    プロジェクトにキャプションが含まれる場合は、言語バージョン(サブロール)の選択を求められます。 プロジェクトから追加の言語サブロールを含めたい場合は、「ファイル」メニューを使ってキャプションファイルを書き出してから、「Compressor」でジョブに追加します。

    「Compressor」が開き、プロジェクトまたはクリップのメディアファイルのジョブを含む新しいバッチが作成されます。

  3. 「出力を追加」をクリックして手順に従ってジョブを設定し、「バッチを開始」をクリックします。

iTunes Store パッケージを「Compressor」に送信する

同じ Mac に「Compressor」がインストールされている場合は、現在の Final Cut Pro プロジェクトにあるすべてのビデオ、オーディオ、およびキャプションロールを iTunes Store パッケージとして「Compressor」に送信できます。

iTunes Store パッケージに関する包括的な情報については、「Compressor ヘルプ」および「Create an iTunes Store Package with Compressor」を参照してください。

  1. ブラウザでプロジェクトを選択するか、タイムラインでプロジェクトを開きます。

  2. 「ファイル」>「iTMS パッケージを Compressor に送信」と選択します。

    プロジェクトに ITT キャプションが含まれる場合は、ウインドウが開き、プロジェクト内の ITT 言語サブロールのリストが表示されます。

  3. リスト内の言語サブロールごとに、以下のいずれかの設定を選択します:

    • 翻訳(完全):そのサブロールに割り当てられている言語を使用して、フィルム内で話されているすべての言葉のすべての翻訳を出力します。この字幕は、視聴者が再生中にオン/オフを切り替えることができます。

    • 強制:ビデオのメイン言語とは異なる言語を話す登場人物の台詞(英語映画に登場するフランス人の台詞など)を字幕にする場合に選択します。強制字幕は、ビデオの内容を理解するために必要なのでオフにはできません。

    • 耳の不自由な方(SDH):ビデオ全体の台詞に加えて、曲の歌詞やサウンドエフェクト(フクロウの鳴き声遠くで聞こえる叫び声など)も字幕にする場合に選択します。SDH 字幕は、視聴者が再生中にオン/オフを切り替えることができます。

    「Compressor」が開き、構成した ITT キャプションを含む iTunes Store パッケージが入った新しいバッチが作成されます。 プロジェクトに CEA-608 キャプションが含まれている場合、それらは iTunes Store パッケージでクローズドキャプションとして表示されます。

    iTunes Store パッケージを構成するには、「Compressor ヘルプ」の手順に従ってください。

注記:処理のために「Compressor」に送信された Final Cut Pro プロジェクトを表示またはトランスコードするとき、コンピュータのグラフィックス・プロセッシング・エンジン(GPU)を使用するように「Compressor」を設定できます。「Compressor」でのジョブおよび設定の構成について詳しくは、「Compressor ヘルプ」を参照してください。

トランスコード処理の進行状況は「バックグラウンドタスク」ウインドウで監視できます。ファイルのトランスコード中に「Final Cut Pro」で作業を続けることもできます。

トランスコード処理が完了すると、通知が表示されます。「共有」インスペクタで共有プロジェクトを表示したり探したりできます。詳しくは、共有プロジェクトの状況を表示するを参照してください。

公開日: 2018/05/09
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