Macの「ショートカット」での高度なプライバシーおよびセキュリティ設定
デバイス上でのオートメーション実行には特有のリスクがあるため、「ショートカット」Appには悪意のあるアクターやスクリプトからあなたを守る設定があります。「ギャラリー」の外部からのショートカットやJavaScriptを含むショートカットを追加または実行する前に、いくつかの設定を有効にする必要があります。
Webページのプライバシーおよびセキュリティ
ショートカットにWebページでのJavaScriptの実行を許可すると、機密の可能性があるデータも含め、Webページ上のすべての情報にそのショートカットがアクセスできます。「ショートカット」Appでは、JavaScriptの実行時にセキュリティとプライバシーを確保するための対策をいくつか講じています。
「WebページでJavaScriptを実行」アクションを含むショートカットを実行すると、そのショートカットがWebページを操作しようとしていることを通知するプロンプトが表示されます。これは、パスワード、電話番号、クレジットカード情報などの機密の可能性があるWebページ上のデータにそのショートカットがアクセスできることを示します。
「許可」をクリックすると、指定したWebページでショートカットが実行されます。同じショートカットを同じWebページで再度実行する場合は、プロンプトはもう表示されません。この許可は、ショートカットごと、Webページごとに保持されます。
「ショートカット」では、ショートカットにWebページへのアクセスを許可した後も、アップデートされたマルウェア定義を定期的にダウンロードして潜在的に悪質なスクリプトからさらに保護するための追加の手順が実行されます。「ショートカット」では、Webページを操作する前にJavaScriptが分析され、マルウェア定義が参照されます。この評価に基づき、スクリプトを許可するか、拒否するか、ショートカットの実行を許可する前に追加のプロンプトを表示するかが「ショートカット」に指示されます。
この評価はデバイス上で行われます。JavaScriptの内容(「WebページでJavaScriptを実行」アクションのテキストフィールドへの入力内容)が分析のために外部のサーバに送信されることはありません。
ショートカットの実行が阻止された場合は、説明のエラーメッセージが表示されます。
重要: 信頼できないJavaScriptを含むショートカットは実行しないでください。
ショートカットからのスクリプト実行を許可する
画面上部にあるメニューバーから「ショートカット」>「環境設定」と選択します。
「詳細」タブの「スクリプトの実行を許可」を選択します。
警告: スクリプトを使ってショートカットを実行すると、データが失われる可能性があります。