Macの「ショートカット」でのJSON使用の概要
JSONは、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)で広く使われているデータ交換形式です。JSONを使用すると、大量のデータをまとめてテキストの塊1つにして別のサービスに送信することができます。すべてのデータ値にはキーと呼ばれる名前がつけられ、コロン(:
)や中かっこ({
および}
)と組み合わせてデータオブジェクトを形成します。
JSONでは、値が2種類のデータオブジェクトに構造化されます: 辞書とリストです。
辞書とは、それぞれが一意のキーを持つ値(合わせて「キー/値ペア」と呼ばれます)の順序のない集合です。JSONでは{key1: value1, key2: value2, key3: value3}
のように表現されます。
リストとは、単に値を並べた集合のことです。JSONでは、値は括弧の中でカンマで区切られていて、[value1, value2, value3]
のように表現されます。
どちらの場合も、値にはテキスト、数値、ブール値(trueまたはfalse)、辞書、およびリストを設定できます。
JSONでは、辞書構造やリスト構造を必要なだけ入れ子にすることができます。たとえば、辞書を別の辞書の内部に入れ子にしたり、リストを辞書の内部に入れ子にしたりすることができます。基本的な構造でも複雑な構造でも、ほとんどのデータ構造をモデル化することができるため、JSONを利用して値をデータオブジェクトとして強力かつシンプルに整理できます。
たとえば、次のように辞書を使用して個人を表現できます:
{"first_name": "John", "last_name": "Appleseed", "age": 9}
また、人々のリストが欲しい場合は、次のように人々の辞書をリストに配置します:
[{"first_name": "John", "last_name": "Appleseed", "age": 9},
{"first_name": "Kate", "last_name": "Bell", "age": 10},
{"first_name": "Anna", "last_name": "Haro", "age": 11}]
注記: JSONの意味について詳しくは、http://www.json.orgにアクセスしてください。