Macの「ショートカット」で「メニューから選択」アクションを使用する
「メニューから選択」アクションでは、ショートカット実行時の処理内容を決定することができます。あらかじめ定義されたリストからオプションを選択して、オプションごとに異なる一連のアクションを実行させることができます。これにより、ショートカットの厳密な構造を保ちながら柔軟性を維持できます(実行時のコンテキストによって異なります)。
「リストから選択」アクションでは、ショートカットの実行時に選択する項目(イメージや曲名など)のリストを作成するのに対して、「メニューから選択」アクションでは、ショートカットの実行時にこれから行う操作を選択するためのオプションのリストを作成します。「メニューから選択」アクションはショートカットの分岐を作成するものであるとみなせます。ショートカットは選択したオプションに応じて異なる方向に送られて、固有の動作をします。
「メニューから選択」アクションの各メニューオプションには、対応するマーカーが割り当てられます。マーカーは、ショートカットエディタで「メニューから選択」アクションの下にタグとして表示されます。各マーカーはその時点でショートカットが実行するさまざまな操作を表します。マーカーの下には、メニューでそのオプションが選択されたときに実行するアクションを配置します。例えば、「メニューから選択」アクションを追加し、「初対面の挨拶」と「再訪の挨拶」という2つのオプションを作成した場合、「初対面の挨拶」マーカーの下に「テキスト」アクションを追加して、「本日はお会いできて大変光栄です。」という文字列を入力します。ショートカットを実行して「初対面の挨拶」を選択すると、「メニューから選択」アクションから、ショートカット内の次のアクションに、「本日はお会いできて大変光栄です。」の文字列が渡されます。
注記: 画面の中央に各アクションを接続する線が表示されますが、実際には選択しなかったオプションに対応するアクションはスキップされます。「メニューから選択」で選択できるオプションは1つだけであり、その選択によって使用されるアクションが決まります。
ヒント: 各メニューオプションでは名前内に変数を使用して動的にすることもできます。例えば、「再訪の挨拶」オプションに「現在の日付」変数を追加すれば、ショートカットを実行して「再訪の挨拶」を選択したときに当日の日付が自動的に追加されます。