パスワードの設定について
メモをロックすることで、ほかの人がMac、iPhone、iPad、またはiPod touchを使用しても、ロックされたメモの内容を見られないようにできます。「メモ」では、選択したメモ（iCloudにあるメモおよびデバイス上のメモ）がパスワードでロックされます。オプションを有効にした場合は、Touch IDやFace IDに対応しているデバイスからメモにアクセスできるので、いずれかの方法でロックされたメモを開くことができます。
パスワードを設定する際の重要な考慮事項:
デバイスのパスコードでメモをロックするには、iCloudキーチェーンをオンにして、Apple Accountで2ファクタ認証を有効にする必要があります。Appleのサポート記事「iCloudキーチェーンを設定する」を参照してください。
デバイスと「メモ」の両方でTouch IDまたはFace IDを有効にした場合は、デバイスのパスコードを知っている人は誰でもロックされたメモにアクセスできる可能性があります。
「このMac内」アカウントとiCloudアカウントの両方を持っている場合、いずれのアカウントに対して、カスタムパスワードとログインパスワードのどちらを使用するかを選択できます。 カスタムパスワードとログインパスワードのどちらを使用するかは「システム設定」で切り替えることができます。
パスワードを忘れた場合、ロックされたメモはTouch IDまたはFace IDを使用して表示できます（このいずれかの機能に対応しているデバイスを使用していて、パスワードを忘れる前にその機能を有効にしていた場合）。カスタムパスワードを作成するときに、ヒントを追加しておくことを強くおすすめします。「メモ」には、入力を2回失敗したあとでヒントが表示されます。また、Touch IDまたはFace IDの設定をアップデートした場合は、パスワードの再入力が必要になります。
カスタムパスワードを変更するには、現在のパスワードが分かっている必要があります（Touch IDが有効になっていない場合）。
あるデバイスでメモのカスタムパスワードを作成すると、同じiCloudアカウントを使用するほかのすべてのデバイスでもそのパスワードが使用されます。
メモのロック解除にログインパスワードを使用し、Touch IDを有効にすると、パスワードを定期的に入力しなくて済みます。
ロックされたメモの管理にログインパスワードを使用し、メモが別のデバイスと同期されている場合は、そのデバイスのパスコードまたはログインパスワードを使用して、それらのメモのロックを解除します。ログインパスワードを使ってロックされたメモを表示するには、ほかのデバイスにiOS 16以降またはmacOS 13以降が搭載されている必要があります。
ロックされたメモは、OS X 10.11.4以降、iOS 9.3以降、またはiPadOS 13以降を搭載するデバイスのみで表示できます。それ以前のOSを搭載するデバイスでは、メモをまったく表示できません。
詳しくは、メモをロックするを参照してください。