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Impulse Response Utilityの録音の理想的な構成
サインスイープ測定法を使ってインパルスレスポンスを録音する場合は、選択したフォーマットで必要になる各スピーカー位置に1台ずつスピーカーを置くのが理想的です。例えば、トゥルーステレオのインパルスレスポンスを録音する場合は2台、6チャンネルサラウンドのインパルスレスポンスを録音する場合は6台のスピーカーが必要です。衝撃音測定法を使用してインパルスレスポンスを録音する場合は、スピーカーは必要ありません(スターターピストルなどで音を出します)。Impulse Response Utilityのデコンボリューションを参照してください。
注記: ほとんどの場合は、1つのスピーカー位置(ただし選択したフォーマットに必要なすべてのマイク位置)で録音し、モノラル音源/全方向のインパルスレスポンスを作成すれば十分です。この方が、同じフォーマットでもCPUへの負荷が軽いインパルスレスポンスになります。Impulse Response Utilityでオーディオを録音するを参照してください。
また、スピーカー(またはスターターピストルなど)から出力される音とその反射音や反響を録音するために、音源ごとに1本以上のマイクを設置するのが理想的です。必要なマイクの数は、選択したインパルスレスポンスのフォーマットによって異なります。例えば、6チャンネルサラウンドのインパルスレスポンスを録音する場合は、マイク位置が6つあるので、6本のマイクを使用するのが理想的です。6チャンネルB-formatエンコーディングのインパルスレスポンスを録音する場合は、1つのマイク位置で4トラック録音するので、必要なマイク数はこれよりも少なくなります。Impulse Response UtilityでのB-formatサラウンドエンコーディングの概要を参照してください。
録音に理想的な構成にはさらに、広帯域のオーディオ・サイン・スイープを各スピーカーに送信するために十分な数の出力を備えたオーディオインターフェイスが必要です(サインスイープを使用する場合)。オーディオインターフェイスには、各位置から出力音を録音するために十分な数の入力も必要です。
注記: マイクで十分なレベルの信号を取り込めない場合、またはオーディオインターフェイスに十分な数のマイクプリアンプ入力がない場合は、マイクプリアンプも別途必要になります。
![図。5.1チャンネルのインパルスレスポンスを録音するためのスピーカー配置、マイク位置、およびオーディオとコンピュータの設定を示す図。](https://help.apple.com/assets/6298DD6145D6312EEB72FDD2/6298DD6445D6312EEB72FDE2/ja_JP/06708baefc0c1a29615adc5c53008d14.png)
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Impulse Response Utilityユーザガイド: Apple Books