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Impulse Response Utilityの概要
Impulse Response Utilityは、マルチトラックオーディオを録音してデコンボリューションするためのアプリケーションです。このアプリケーションを使って、Space Designerコンボリューション・リバーブ・エフェクト用のインパルス・レスポンス・ファイルを作成できます。Space Designerについて詳しくは、「Logic Proエフェクト」を参照してください。Space Designerには、さまざまな音響空間やディレイを再現する優れたリバーブが多数用意されていますが、自分のスタジオや、キッチン、風呂場、さらにはティーポットなど、独自のインパルスレスポンスをしてみるのも良いかもしれません。
作成できるのは部屋や空間のインパルスレスポンスだけではありません。広帯域のサインスイープを入力してその出力結果を録音できるものであれば、装置のインパルスレスポンスを作成することもできます。たとえば、ギター用スピーカーキャビネットや音処理装置(真空管式イコライザやリバーブエフェクタなど)が該当します。
Impulse Response Utilityには、柔軟性の高いスウィープジェネレータ、強力な編集ツール、ワンクリックでSpaceDesigner設定を作成する機能など、インパルスレスポンスを作成するために必要なすべてのツールが揃っています。必要なのは、コンピュータ、Impulse Response Utility、そしてスピーカーとマイクを接続したオーディオインターフェイスだけです。
インパルスレスポンスを作成するためのパラメータと機能はすべて1つのウインドウにまとめられています。さらに、Impulse Response Utilityのオーディションウインドウで、録音したインパルスレスポンスをSpace Designer設定の作成前にテストできます。
![図。「Impulse Response Utility」ウインドウ。](https://help.apple.com/assets/6298DD6145D6312EEB72FDD2/6298DD6445D6312EEB72FDE2/ja_JP/dbb8ed08e7275f33bd31f65562a4b080.png)
Impulse Response Utilityのインターフェイスは次の4つの領域に分かれています:
ハードウェアI/O割り当て領域: オーディオ入力/出力デバイスとサンプルレートを選択できるポップアップメニューがあります。Impulse Response UtilityでオーディオI/Oとモニタを設定するを参照してください。
「Monitor」/「Sweep」/「Process」セクション: モニタおよびサインスイープ生成のパラメータに加えて、オーディオトラックをデコンボリューションしてインパルスレスポンスを作成するボタンと、インパルスレスポンスをオーディションするためのボタンがあります。Impulse Response Utilityのスイープジェネレータを参照してください。
「Inputs/Tracks」セクション: インパルスレスポンスを録音するためのオーディオトラックが一覧表示されます。Impulse Response Utilityのオーディオトラックのパラメータを参照してください。
編集領域: 現在選択しているオーディオトラックのオーディオ情報が表示されます。Impulse Response Utilityでインパルスレスポンスを編集するを参照してください。
ガイドをダウンロード:
Impulse Response Utilityユーザガイド: Apple Books