Logic Pro Impulse Response Utility
Impulse Response Utilityの可聴化アプローチ
可聴化アプローチは、空間内でのスピーカーとマイクの配置を決めるためによく使われる手法の1つです。目標は、演奏者がいることを仮定して反響を捕捉することです。このアプローチでは、1台以上のスピーカーを演奏者(またはその他の音源)の位置に設置し、マイクをリスニングポジションに置きます。このアプローチで作成したインパルスレスポンスを使用すると、その特定のスピーカー位置から音が出ているように聞こえます。たとえば、この可聴化アプローチを使って、特定のステージにおけるステレオのインパルスレスポンスを作成できます。そのあと、作成したインパルスレスポンスをSpace Designerで使用すると、オーディオがそのステージで演奏されているように聞こえます。次の図に、トゥルーステレオのインパルスレスポンスを作成するために、可聴化アプローチでスピーカーとマイクを配置したセッティング例を示します。
空間内のリスナーに聞こえる音を再現するためのサラウンドのインパルスレスポンスを作成する場合は、上の図のように2台のスピーカーを演奏者の位置に設置したうえで、サラウンド・マイク・アレイを部屋を囲むように設置します。これによって、演奏者が目の前で演奏しているかのようなリアルな印象と効果を与えることができます。これは、ライブステレオ録音にサラウンド効果を加えるときにも役立ちます。
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Impulse Response Utilityユーザガイド: Apple Books