IFERROR

IFERROR関数は、指定された値がエラーを返す場合は指定した値を返し、それ以外の場合は指定された値を返します。

IFERROR(論理式, 条件式エラー)

論理式: テストする式。「論理式」には、任意の値を含めることができます。

条件式エラー: 「論理式」がエラーを返す場合に返される値。「条件式エラー」には、任意の値を含めることができます。

参考

IFERRORを使用して、式のエラーを処理します。たとえば、セルD1の有効な値が0であるデータを処理している場合、式「=B1/D1」はエラー（ゼロ除算）になる可能性があります。このエラーは、「=IFERROR(B1/D1, 0)」といった式を使うことで防ぐことができます。この式は、D1がゼロでない場合は実際の除算を返し、それ以外の場合は0を返します。

例
B1が数値であり、D1が0を返す場合: 「=IFERROR(B1/D1, 0)」は、ゼロ除算によってエラーになるため、0を返します。「=IF(ISERROR(B1/D1), 0, B1/D1)」は、前の例と同等ですが、IFとISERRORを両方とも使用する必要があります。「=IF(IFERROR(OR(ISEVEN(B4+B5), ISODD(B4+B5)), FALSE), “All numbers”, “Not all numbers”)」は、セルB4とB5の両方に数値がある場合はテキスト「All numbers」を返し、それ以外の場合はテキスト「Not all numbers」を返します。これは、2つのセルの合計が偶数か奇数かをテストして確認することによって実行されます。セルが数値でない場合、EVEN関数とODD関数はエラーを返し、IFERROR関数はFALSEを返します。それ以外の場合は、EVENまたはODDがTRUEのため、TRUEを返します。B4またはB5が数値でもブール値でもない場合、IFステートメントは「偽の場合」式「Not all numbers」を返し、それ以外の場合は「真の場合」式「All numbers」を返します。

例

B1が数値であり、D1が0を返す場合:

「=IFERROR(B1/D1, 0)」は、ゼロ除算によってエラーになるため、0を返します。

「=IF(ISERROR(B1/D1), 0, B1/D1)」は、前の例と同等ですが、IFとISERRORを両方とも使用する必要があります。

「=IF(IFERROR(OR(ISEVEN(B4+B5), ISODD(B4+B5)), FALSE), “All numbers”, “Not all numbers”)」は、セルB4とB5の両方に数値がある場合はテキスト「All numbers」を返し、それ以外の場合はテキスト「Not all numbers」を返します。これは、2つのセルの合計が偶数か奇数かをテストして確認することによって実行されます。セルが数値でない場合、EVEN関数とODD関数はエラーを返し、IFERROR関数はFALSEを返します。それ以外の場合は、EVENまたはODDがTRUEのため、TRUEを返します。B4またはB5が数値でもブール値でもない場合、IFステートメントは「偽の場合」式「Not all numbers」を返し、それ以外の場合は「真の場合」式「All numbers」を返します。

関連項目ISBLANK ISERROR

役に立ちましたか？

数式および関数ヘルプ

IFERROR

参考