数式および関数ヘルプ
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RATE
RATE関数は、定額のキャッシュフローが定期的に発生する(支払額が一定で、すべてのキャッシュフローが一定の間隔で発生する)固定金利の投資、ローン、または年金受取型預金について、その金利を返します。
RATE(期間, 定期支払額, 現在価値, 将来価値, 支払期日, 推定値)
期間: 支払いの総回数を表す数値。 「期間」は0と等しいかそれよりも大きい必要があります。
定期支払額: 各期の支払額および受取額を表す数値。 「定期支払額」は多くの場合、通貨としてフォーマットされます。各期で、受け取った額は正の金額になり、投資した額は負の金額になります。例えば、ローンの毎月の支払い金額(負)、または年金受取型預金で定期的に受け取る金額(正)を指定します。
現在価値: 初期投資額、あるいはローンまたは年金受取型預金の総額を表す数値。 「現在価値」は多くの場合、通貨としてフォーマットされます。初期時点で、受け取った額は正の金額になり、投資した額は負の金額になります。例えば、借入金額(正)、または年金受取型預金の契約時に支払う金額(負)を指定します。
将来価値: 最後の支払い後の、投資の価値または年金受取型預金の現金残高(正の金額)、あるいはローン残高(負の金額)を表す数値(オプション)。 「将来価値」は多くの場合、通貨としてフォーマットされます。投資期間の終了時点で、受け取った額は正の金額になり、投資した額は負の金額になります。例えば、バルーン返済方式でのローンの最終支払額(負)、または年金受取型預金契約の残高(正)を指定します。「将来価値」を省略すると、0が指定されたとみなします。
支払期日: 支払期日が各期の期首か期末かを指定するモード値(オプション)。 住宅ローンなど、ほとんどのローンでは、初期の期末(0)に1回目の支払いをします(デフォルトは期末です)。賃貸契約や家賃の支払いなど、支払いの種類によっては、各期の期首(1)が支払期日になります。
期末(0または省略): 支払いは、期末に受領されるまたは行われるものとして処理されます。
期首(1): 支払いは、期首に受領されるまたは行われるものとして処理されます。
推定値: 利益率の初期の見積もりを指定する数値(オプション)。 「推定値」は数値です。小数(例: 0.08)またはパーセント記号付き(例: 8%)で入力します。省略すると、10%と仮定されます。デフォルト値で結果が得られない場合は、まず、それよりも大きい正の値を指定してみます。それでも結果が得られない場合は、小さい負の値を指定してみます。許容される最小値は –1です。
例 |
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娘の大学費について計画を立てます。娘は3歳になったばかりで、大学には15年後(「期間」は15*12)に入学する予定です。娘が大学に入学する年齢までに、預金口座に ¥150,000(「将来価値」、キャッシュインフローのため正)を用意する必要があると考えています。まずは今日¥50,000預け(キャッシュアウトフローのため、「現在価値」は-50000)、その後、毎月初めに¥200(キャッシュアウトフローのため、「定期支払額」は-200)ずつ積み立てることができます。今後15年間でこの預金口座には、利息が毎月支払われることが見込まれます(「利率」は0.045/12)。 「=RATE(15*12, -200, -50000, 150000, 1, 0.1/12)」は約0.376962210924744%を返します。「期間」が月単位なので、これは月率です。年率では約4.52%になります。つまり、この預金口座に期間全体でこの利率以上が見込まれる場合は、15年で少なくとも ¥150,000貯金できることになります。 |