数式および関数ヘルプ
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NPER
NPER関数は、定額のキャッシュフローが定期的に発生する(支払額が一定で、すべてのキャッシュフローが一定の間隔で発生する)固定金利のローンまたは年金受取型預金について、その支払回数を返します。
NPER(利率, 定期支払額, 現在価値, 将来価値, 支払期日)
利率: 期ごとの利率を表す数値。 「利率」は、小数(例: 0.08)またはパーセント記号付き(例: 8%)で入力します。
定期支払額: 各期の支払額および受取額を表す数値。 「定期支払額」は多くの場合、通貨としてフォーマットされます。各期で、受け取った額は正の金額になり、投資した額は負の金額になります。例えば、ローンの毎月の支払い金額(負)、または年金受取型預金で定期的に受け取る金額(正)を指定します。
現在価値: 初期投資額、あるいはローンまたは年金受取型預金の総額を表す数値。 「現在価値」は多くの場合、通貨としてフォーマットされます。初期時点で、受け取った額は正の金額になり、投資した額は負の金額になります。例えば、借入金額(正)、または年金受取型預金の契約時に支払う金額(負)を指定します。
将来価値: 最後の支払い後の、投資の価値または年金受取型預金の現金残高(正の金額)、あるいはローン残高(負の金額)を表す数値(オプション)。 「将来価値」は多くの場合、通貨としてフォーマットされます。投資期間の終了時点で、受け取った額は正の金額になり、投資した額は負の金額になります。例えば、バルーン返済方式でのローンの最終支払額(負)、または年金受取型預金契約の残高(正)を指定します。「将来価値」を省略すると、0が指定されたとみなします。
支払期日: 支払期日が各期の期首か期末かを指定するモード値(オプション)。 住宅ローンなど、ほとんどのローンでは、初期の期末(0)に1回目の支払いをします(デフォルトは期末です)。賃貸契約や家賃の支払いなど、支払いの種類によっては、各期の期首(1)が支払期日になります。
期末(0または省略): 支払いは、期末に受領されるまたは行われるものとして処理されます。
期首(1): 支払いは、期首に受領されるまたは行われるものとして処理されます。
例1 |
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娘の大学費について計画を立てます。預金口座に今日 ¥50,000預け(「現在価値」)、毎月末に ¥200(「定期支払額」)ずつ積み立てることができます。これらはキャッシュアウトフローのため、すべて負です。この預金口座には、毎月支払われる年利4.5%の利息(「利率」は0.045/12)が付くことが見込まれます。娘が大学に入学する年齢までに ¥150,000(キャッシュインフローのため、「将来価値」は正)用意する必要があると考えています。 「=NPER(0.045/12, -200, -50000, 150000, 1)」は、約180.587402472846期、つまり15年と1か月を返します。これは、目標の ¥150,000に達するために、初期投資額のほかに毎月預金する必要がある月数です。 |
例2 |
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叔父が持っている山小屋を買い取ろうと思っています。頭金として今日 ¥30,000支払うことができます。そのあとは、毎月 ¥1,500ずつ支払う余裕があります(キャッシュアウトフローのため、「定期支払額」は負)。叔父は、山小屋の販売価格 ¥200,000と頭金との差額(「現在価値」、借りる額は ¥170,000のキャッシュインフロー)を貸してくれると言います。毎月支払う年利は7%(「利率」は0.07/12)で、支払いは毎月始め(「支払期日」は1)です。 「=NPER(0.07/12, -1500, 170000, 0, 1)」は、約184.106221541724期、つまり15年と4か月を返します。これは、叔父への借金を返すのにかかる月数です。 |