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iPad用Final Cut Proの合成の概要
2つのクリップを結合して、両方を少しずつ含むイメージを作成したい場合があります。合成とは、2つ以上のビデオクリップの一部を結合して1つのイメージにすることです。
![街並みの背景クリップに合成されたアルファチャンネル(招き猫)のクリップ。](https://help.apple.com/assets/6160ADB1D18B8D471766A6E1/61647BEC4A334378DE44ACA2/ja_JP/7f1b75cb51f2e75d2c5d1bf8c936cceb.png)
iPad用Final Cut Proに内蔵されている機能の多くは、トランジション、エフェクト、タイトル、コンテンツブラウザ内のオブジェクトなど、ビデオイメージを結合するために合成を使います。 さらに、2つ以上のビデオクリップを1つのイメージに結合できる特別なツールも用意されています:
シーン除去マスクは、グリーンスクリーンを使う必要なく、ビデオクリップの前景にあるオブジェクトを検出し、背景を自動的に除去します。 そのあと、背景を別のイメージに置き換えたり、前景と背景の間にタイトルを挿入したりすることができます。
グリーンスクリーンキーヤーは、緑または青の背景の前で撮影されたビデオを解析し、ビデオからそのグリーンバックまたはブルーバックをデジタル的に抜いて、別の背景に置き換えられるようにします。
シェイプマスク、コーナーのマスク、ビネットマスクは、ビデオクリップに透明な領域(アルファチャンネル)を作成し、ビデオクリップの透明な領域を別のクリップのイメージに置き換えられるようにします。
タイムラインでコンポジットを構築するには、クリップの領域に透明度情報を設定し、そのクリップを2番目のクリップの上に重ねます。 再生時には、上のクリップの透明部分に下のクリップのイメージが表示され、あたかも1つのイメージのようになります。