
Macでディスクユーティリティを使用してディスクイメージを作成する
ディスクユーティリティを使用して、ディスクイメージ(ほかのファイルやフォルダが含まれるファイル)を作成できます。
注記: Finderの「ディスクを作成」コマンドを使用して、CDまたはDVDに情報を書き込むことができます。CDおよびDVDディスクに情報を保管するを参照してください。
保存用の空のディスクイメージを作成する
空のディスクイメージを作成して、そこにデータを追加し、それを使ってディスク、CD、またはDVDを作成することができます。
Macでディスクユーティリティアプリ
に移動します。
ディスクユーティリティが開いていない場合は、Dockで
をクリックし、検索フィールドに「ディスクユーティリティ」と入力してから、
をクリックします。
「ファイル」>「新規イメージ」>「空のイメージを作成」と選択します。
ディスクイメージのファイル名を入力し、必要に応じてタグを追加してから、保存する場所を選択します。
これはFinderに表示される名前で、ディスクイメージファイルを開く前に保存する場所です。
「名前」フィールドにディスクイメージの名前を入力します。
この名前は、ディスクイメージを開いた後に、デスクトップおよびFinderサイドバーに表示されます。
「サイズ」フィールドにディスクイメージのサイズを入力します。
「フォーマット」ポップアップメニューをクリックして、ディスクのフォーマットを選択します:
ディスクイメージをソリッドステートドライブ(SSD)およびmacOS 10.13以降を搭載したMacで使用する場合は、「APFS」または「APFS(大文字/小文字を区別)」を選択します。
32 GB以下のディスクイメージをMacまたはWindowsコンピュータで使用する場合は、「MS-DOS(FAT)」を選択します。32 GBを超えるディスクイメージの場合は、「exFAT」を選択します。
ディスクイメージを暗号化するときは、「暗号化」ポップアップメニューをクリックして、暗号化オプションを選択します。
「パーティション」ポップアップメニューをクリックして、パーティションのレイアウトを選択します。
「イメージフォーマット」ポップアップメニューをクリックして、オプションを選択します:
スパースバンドルイメージ(UDSB): 格納されたデータに応じて大きくなる読み出し/書き込みイメージ。データは複数のファイルに保存されます。この構造は多くの場合、ネットワーク経由でのTime Machineバックアップに使用されます。
RAWイメージ: ディスクイメージを作成したあとに、その中にあるファイルを追加、削除、または編集できるイメージ。データは、イメージで表される仮想ディスクに配置された通りにイメージファイルに格納されます。
Appleスパースイメージ(ASIF): 最新のスパース読み出し/書き込みイメージ。ディスクで使用する領域は、その中に含まれるデータに比例するため、効率的で汎用性があります。
DVD/CDマスター: イメージのサイズを177 MB(CD 8 cm)に変更するイメージフォーマット。このフォーマットでは、ファイル拡張子.cdrが使用されます。
「保存」をクリックしてから、「完了」をクリックします。
ディスクイメージファイルがFinder内の保存した場所に作成され、ディスクアイコンがデスクトップとFinderサイドバーでマウントされます。
Finderで、ファイルをマウント済みディスクイメージにコピーしてから、取り出します。
ディスクイメージをディスクに復元します。
ディスクイメージタイプについて詳しくは、hdiutilのマニュアルページを参照してください。
ディスクまたは接続されているデバイスからディスクイメージを作成する
物理ディスク上、またはUSBデバイスなどの接続されているデバイス上のデータと空き領域を含むディスクイメージを作成できます。例えば、USBデバイスまたはボリュームが80 GBで、10 GBのデータが含まれている場合、ディスクイメージのサイズはデータと空き領域を含む80 GBになります。そのディスクイメージを別のボリュームに復元できます。
注記: 個別のAPFSボリュームのイメージを作成することはできません。AppleシリコンまたはApple T2セキュリティチップを搭載したMacコンピュータで、APFSコンテナのイメージを作成することはできません。
Macでディスクユーティリティアプリ
に移動します。
ディスクユーティリティが開いていない場合は、Dockで
をクリックし、検索フィールドに「ディスクユーティリティ」と入力してから、
をクリックします。
サイドバーでディスク、ボリューム、または接続されているデバイスを選択します。
「ファイル」>「新規イメージ」と選択してから、「<デバイス名>からイメージ作成」を選択します。
ディスクイメージのファイル名を入力し、必要に応じてタグを追加してから、保存する場所を選択します。
これはFinderに表示される名前で、ディスクイメージファイルを開く前に保存する場所です。
「フォーマット」ポップアップメニューをクリックして、オプションを選択します:
読み出し専用イメージ(UDRO): 作成後に変更できないディスクイメージ。作成が速く、開くのも速いです。
読み出し専用圧縮イメージ(ULFO): 圧縮フォーマットでデータを格納する読み出し専用イメージ。
RAWイメージ: ディスクイメージを作成したあとに、その中にあるファイルを追加、削除、または編集できるイメージ。データは、イメージで表される仮想ディスクに配置された通りにイメージファイルに格納されます。
DVD/CDマスター: 他社製アプリで使用できるディスクフォーマット。これには、使用されないセクタも含み、ディスクイメージのすべてのセクタのコピーが取り込まれます。マスターのディスクイメージを使用してほかのDVDまたはCDを作成すると、すべてのデータがその通りにコピーされます。
ディスクイメージを暗号化するときは、「暗号化」ポップアップメニューをクリックして、暗号化オプションを選択します。
「保存」をクリックしてから、「完了」をクリックします。
ディスクイメージファイルがFinder内の保存した場所に作成され、ディスクアイコンがデスクトップとFinderサイドバーでマウントされます。
重要: 障害があると考えられるディスクや破損した情報が含まれるディスクのディスクイメージを作成しないでください。ディスクイメージは信頼性の高いバックアップとして使用できません。
復元ディスクイメージの作成に関する技術情報については、Apple System Restore(ASR)のマニュアルページ(manで表示)を参照してください。
フォルダまたは接続されているデバイスからディスクイメージを作成する
フォルダや、USBデバイスなどの接続されているデバイスの内容が含まれるディスクイメージを作成できます。この方法では、デバイスの空き領域がディスクイメージにコピーされません。例えば、USBデバイスまたはボリュームが80 GBで、10 GBのデータが含まれている場合、ディスクイメージはサイズが10 GB、データのみを含み、空き領域を含みません。そのディスクイメージを別のボリュームに復元できます。
Macでディスクユーティリティアプリ
に移動します。
ディスクユーティリティが開いていない場合は、Dockで
をクリックし、検索フィールドに「ディスクユーティリティ」と入力してから、
をクリックします。
「ファイル」>「新規イメージ」と選択してから、「フォルダからのイメージを作成」を選択します。
表示されるダイアログでフォルダまたは接続されているデバイスを選択して、「開く」をクリックします。
ディスクイメージのファイル名を入力し、必要に応じてタグを追加してから、保存する場所を選択します。
これはFinderに表示される名前で、ディスクイメージファイルを開く前に保存する場所です。
ディスクイメージを暗号化するときは、「暗号化」ポップアップメニューをクリックして、暗号化オプションを選択します。
「イメージフォーマット」ポップアップメニューをクリックして、オプションを選択します:
読み出し専用イメージ(UDRO): 作成後に変更できないディスクイメージ。作成が速く、開くのも速いです。
読み出し専用圧縮イメージ(ULFO): 圧縮フォーマットでデータを格納する読み出し専用イメージ。
RAWイメージ: ディスクイメージを作成したあとに、その中にあるファイルを追加、削除、または編集できるイメージ。データは、イメージで表される仮想ディスクに配置された通りにイメージファイルに格納されます。
DVD/CDマスター: 他社製アプリで使用できるディスクフォーマット。これには、使用されないセクタも含み、ディスクイメージのすべてのセクタのコピーが取り込まれます。マスターのディスクイメージを使用してほかのDVDまたはCDを作成すると、すべてのデータがその通りにコピーされます。
ハイブリッドイメージ(HFS+/ISO/UDF): ディスクイメージのフォーマットの組み合わせであり、HFS、ISO、UDFなどのさまざまなファイルシステム規格で使用できるディスクイメージ。
「保存」をクリックしてから、「完了」をクリックします。
ディスクイメージファイルがFinder内の保存した場所に作成され、ディスクアイコンがデスクトップとFinderサイドバーでマウントされます。
復元ディスクイメージの作成に関する技術情報については、Apple System Restore(ASR)のマニュアルページ(manで表示)を参照してください。
セキュリティ保護されたディスクイメージを作成する
ほかのユーザに許可なく見られたくない機密書類がある場合は、暗号化されたディスクイメージにそれらを入れることができます。
注記: システムディスクの内容を保護したい場合は、「プライバシーとセキュリティ」設定でFileVaultをオンにします。
Macでディスクユーティリティアプリ
に移動します。
ディスクユーティリティが開いていない場合は、Dockで
をクリックし、検索フィールドに「ディスクユーティリティ」と入力してから、
をクリックします。
「ファイル」>「新規イメージ」>「空のイメージを作成」と選択します。
ディスクイメージのファイル名を入力し、必要に応じてタグを追加してから、保存する場所を選択します。
これはFinderに表示される名前で、ディスクイメージファイルを開く前に保存する場所です。
「名前」フィールドにディスクイメージの名前を入力します。
この名前は、ディスクイメージを開いた後に、デスクトップおよびFinderサイドバーに表示されます。
「サイズ」フィールドにディスクイメージのサイズを入力します。
「フォーマット」ポップアップメニューをクリックして、フォーマットを選択します:
暗号化されたディスクイメージをmacOS 10.13以降を搭載したMacコンピュータで使用する場合は、「APFS」または「APFS(大文字/小文字を区別)」を選択します。
「暗号化」ポップアップメニューをクリックして、暗号化オプションを選択します。
パスワードを入力および再入力してディスクイメージをロック解除してから、「選択」をクリックします。
警告: このパスワードを忘れると、ディスクイメージを開いてファイルを見ることができなくなります。
残りのオプションは、デフォルト設定を使用します:
「パーティション」ポップアップメニューをクリックして、「単一パーティション - GUIDパーティションマップ」を選択します。
「イメージフォーマット」ポップアップメニューをクリックして、「読み出し/書き込み」ディスクイメージを選択します。
「保存」をクリックしてから、「完了」をクリックします。
ディスクイメージファイルがFinder内の保存した場所に作成され、ディスクアイコンがデスクトップとFinderサイドバーでマウントされます。
Finder
で、保護したい書類をディスクイメージにコピーします。
元の書類を回復できないように消去したい場合は、「ゴミ箱」にドラッグして、「Finder」>「ゴミ箱を空にする」と選択します。
セキュリティ保護されたディスクイメージ上の書類を使い終わったら、必ずディスクイメージを取り出してください。デスクトップ上に表示されていれば、コンピュータにアクセスできるユーザはだれでも書類を使用できてしまいます。
ディスクイメージに含まれるデータにアクセスするには、ディスクイメージをダブルクリックします。デスクトップ上に表示され、ディスクと同じようにファイルを追加、削除、および編集することができます。