CompressorでApple Vision Pro用の空間ビデオをエンコードする
Compressorでは、さまざまなフォーマットのステレオスコピックソースメディアをトランスコードして空間ビデオを制作し、Final Cut Proで編集、またはApple Vision Proで再生できます。
注記: MV-HEVC空間ビデオを操作するには、AppleシリコンとmacOS 14以降を搭載したMacが必要です。
ステレオスコピックソースメディアを読み込む
Compressorで空間ビデオを作成するために使用できるステレオスコピックフォーマットには以下の3種類があります:
左目と右目のビューに対応する別々のビデオファイルのペア
フレームパッキングされたステレオスコピックビデオファイル。左目と右目のビューが隣同士にまたは重なって表示されます
MV-HEVCでエンコードされたステレオスコピックビデオ（iPhone 15 Pro、iPhone 16、iPhone 16 Pro、またはApple Vision Proで録画）
Compressorで以下のいずれかの操作を行います:
バッチ領域の下部にある「追加」ポップアップメニュー
をクリックして、「ファイルを追加」を選択します。「ファイル」＞「ファイルを追加」と選択します。
以下のいずれかの操作を行います:
フレームパッキングまたはMV-HEVCでエンコードされたステレオスコピックビデオを読み込む: ソースファイルを選択し、「追加」をクリックします。
それぞれの目に別々のファイルを読み込む: 左目のビデオを選択し、「追加」をクリックします。バッチ領域でソースファイルを選択し、「ジョブ」インスペクタで「ステレオスコピック」が「個別のファイル」に設定されていることを確認してから、「右」の横にある「選択」をクリックし、右目のビデオを選択してから、「開く」をクリックします。
バッチ領域でソースファイルを選択してから、「ジョブ」インスペクタの「プロジェクションのプロパティ」領域を確認し、必要に応じてステレオスコピックのプロパティを設定または上書きします。
「ジョブ」インスペクタで使用可能な「プロジェクション」プロパティについて詳しくは、Compressorのジョブのプロパティを参照してください。
MV-HEVCトランスコード命令を適用する
ステレオスコピックソースメディアを含むジョブに「Apple Vision Pro（MV-HEVC、ステレオスコピック）」プリセットを追加します。
必要に応じて、「一般」インスペクタ、「ビデオ」インスペクタ、「オーディオ」インスペクタのプロパティを調整します。
Apple Vision Proと互換性のある空間ビデオを出力するには、「ステレオスコピック」が「両目（マルチビュー）」に、「コーデック」が「MV-HEVC」に設定されている必要があります。
「Apple Vision Pro（MV-HEVC、ステレオスコピック）」プリセットのプロパティについて詳しくは、Compressorのプリセットのビデオプロパティを参照してください。
トランスコード設定に問題がなければ、「バッチを開始」をクリックします。
トランスコードされたファイルがバッチ領域に表示された場所に書き出されます。ファイルを写真アプリに送信して、簡単にApple Vision Proに共有して視聴することもできます（後述します）。
空間ビデオの出力を写真アプリに送信する
バッチ領域でソースファイルを選択してから、「ジョブ」インスペクタの「操作」セクションまで下にスクロールします。
「完了時の処理」ポップアップメニューをクリックして、「“写真”に追加」を選択します。
表示名のフィールドで、ビデオの名前を入力します。
「バッチを開始」をクリックします。
空間ビデオファイルはバッチ領域に表示されている場所に書き出され、写真アプリにも書き出されます。
Apple Vision Proで、Apple Accountにサインインしていることを確認してから、写真アプリを開いて空間ビデオを表示します。
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