
Apple Business Connectで所在地の属性を設定する
所在地にはカスタマー向けの詳細がいくつか含まれるため、それらの情報を常に最新の状態に保つことが重要です。まず、場所カードのヘッダに所在地の情報が表示され、続いて場所カード自体に追加の情報が表示されます。
場所カードは、マップ、Siri、カレンダー、メッセージなど、Appleのソフトウェアのさまざまな部分に表示されます。所在地の情報を更新し、写真やショーケースなどを利用してパーソナライズすると、物理的な場所がそのまま広がっているかのような雰囲気を場所カードで演出できます。場所カードにはさまざまなオプション領域があり、Appleのエコシステムや関連パートナーから提供されるデータに基づいてコンテンツが表示されます。
場所カードの情報はお客様が作成、追加、管理できます。
場所カードのヘッダを追加する
開始する前に、ロゴとカバー写真がアップロードされていることを確認してください。
Apple Business Connectにサインインしていない場合は、所在地を変更する権限を持つユーザでサインインします。
複数の会社に関連付けられている場合は、会社のリスト
から該当する会社を選択します。
サイドバーで「所在地」
を選択します。
「プロフィールを表示」を選択します。
ブランドのロゴを追加する必要がある場合は、左下隅の円にある「画像」
を選択し、画像を見つけて「写真をアップロード」フィールドにドラッグします。
ロゴがすでに追加されている場合は、自動的に表示されます。
画像を移動してサイズを変更し、「場所カード」ボタンと「ウォレット」ボタンを使用して、マップとAppleウォレットの場所カードで画像がどのようにトリミングされるかをプレビューします。どちらの場所にも1つのトリミングが適用されます。
「追加」を選択します。
「カバー写真をアップロード」フィールドに写真をドラッグし、画像を移動してサイズを変更してから、「場所カード」ボタンと「ウォレット」ボタンを使用して、マップとAppleウォレットの場所カードで画像がどのようにトリミングされるかをプレビューします。
「追加」を選択します。
Appleが場所カードを審査し、カバー写真と(未承認の場合は)ロゴが基準とガイドラインを満たしていることを確認します。確認が済むと、場所カードを利用できるようになります。承認後、Apple Pay取引でAppleウォレット内の場所カードに画像が表示されます。
注記: 所在地にカバー写真がない場合、Appleウォレットでは他のパートナーから提供された所在地の写真も表示されることがあります。ユーザは取引の詳細のマップ画像で「>」をタップすると、完全な場所カードをAppleウォレットに表示できます。取引が場所カードにリンクされていない場合、Appleウォレットには引き続きブランドのロゴが表示されます。
表示名を指定する
表示名には、名前以外の詳細を含めることはできません。Appleは、この名前をお客様のブランドとして表示します。カスタマーは、この名前を使用してお客様を検索することになります。表示名は、Appleの基準とガイドラインに従って指定する必要があります(「写真およびテキストの基準とガイドライン」を参照してください)。代替名を追加することもできます。たとえば、別の言語向けのわずかに異なる名前です。
表示名については、以下のガイドラインに従ってください。
店頭またはWebサイトに表示されている名前と一致する必要があります。
説明などの文字列を含めることはできません。
セミコロン、波括弧、角括弧、その他の記号(句読点など)を名前の要素として含めることはできません。
®、©、™などの記号を含めることはできません。
ピリオド、カンマ、ハイフン、アポストロフィ、丸括弧を含めることができます。これらは、ブランド名の要素として含めることができる適切な形式の句読点であるためです(このカテゴリでは一般的で、実社会で慣習的に使用されています)。たとえば、「Paul & Eddie’s Café」などです。
都市名などの場所がブランド名に含まれる場合は、その都市または場所を使用できます。たとえば、「Stella Coffee Beverly Hills」などです。
ただし、都市名または場所が付加的な情報である場合(複数の所在地がある場合など)、個々のブランドを区別する目的で都市名や場所を使用することはできません。たとえば、「Smith’s Family Restaurant (Fresno, CA)」の場合、「Fresno, CA」は使用できません。
言語が適切に指定されている必要があります。デフォルト言語は、所在地のデフォルトに基づいて決まります。言語が所在地に対して適切であることを必ず確認してください。
表示名向けに、追加の言語を指定します。
Apple Business Connectのデフォルト言語は、所在地のデフォルト言語に基づいて決まります。表示名を別の言語で表示したい場合は、表示名ごとに言語を設定する必要があります。複数の言語で提供するコンテンツは、言語間で記述に矛盾がない状態にする必要があります。
「情報」を追加する
「情報」を追加すると、この所在地に関する情報をAppleに伝えることができます。また、この情報は所在地に関する場所カードにも表示されます。説明は、Appleの基準とガイドラインである「写真およびテキストの基準とガイドライン」に従って入力する必要があります。
説明のタイプに応じて、以下の情報(ただし、これらに限定されません)を含めることができます。
お客様に関する情報
たとえば、家族経営、オーナーが女性、オーナーがLGBTQ、オーナーが黒人、医学学位あり、各種認証などです。
何で有名なブランドなのか
ブランドの専門技術または専門分野
ブランドの所在地
所在地から見える景色
ブランドの歴史
ブランドの業績
「説明」向けの追加の言語の指定
Apple Business Connectのデフォルト言語は、所在地のデフォルト言語に基づいて決まります。説明を別の言語で表示したい場合は、説明ごとに言語を設定する必要があります。複数の言語で提供するコンテンツは、言語間で記述に矛盾がない状態にする必要があります。「ショーケースの言語リスト」を参照してください。
例1:Les Deux Magotsは、フランス・パリのサン・ジェルマン・デ・プレ地区にある有名なカフェです。かつて、パリの文士や知識人が集った場所として知られています。現在は人気の観光スポットであり、シュールレアリスムの数々の画家、シモーヌ・ド・ボーボワールやジャン・ポール・サルトルなどの知識人、アーネスト・ヘミングウェイなどの作家が常連であったことから、その歴史によって名声を博しています。
例2:Supercutsは、カリフォルニア州クパチーノのアクセスの良い場所にある美容室です。一貫してクオリティの高いヘアカットやヘアカラーなど、さまざまなサービスをお手頃な料金でお届けしています。Supercutsのスタイリストは、業界随一の技術を身に付けています。お客様のお話を伺ったうえでスタイルをご提案し、そのスタイルを長くお楽しみいただけるようプロ品質のヘアケア製品もご案内します。カリフォルニア州クパチーノで美容室をお探しの方は、性別を問わず、ぜひSupercutsにお越しください。
写真を管理する
Apple Business Connectで利用するさまざまな写真をすでにアップロードしている場合があります。新しい写真を追加し、古い写真を削除できます。「写真を追加、編集、削除する」を参照してください。
住所と座標を指定する
住所と緯度および経度による座標を追加して、カスタマーがお客様の所在地を見つけて訪問できるようにします。
住所の詳細
これは、営業時間中にカスタマーが商品またはサービスを得られる所在地の住所です。以下の要件を満たしている必要があります。
Webサイトに正式に掲載されている住所
カスタマーがお客様の所在地を訪れたり、見つけたりするために使用する住所
正式な住所と同じ言語で記述されている
緯度と経度による座標
緯度と経度による座標は、Appleマップで所在地を見つける際に役立ちます。緯度と経度による座標は以下のガイドラインに従って報告してください。
所在地の中心にある建物の上に設定する
所在地に近い歩道、車道、交差点に配置しない
(正面玄関や駐車場入口など)所在地へのアクセス方法を示すものにしない
営業時間を管理する
営業時間は、営業している時間帯、場合によっては休業している時間帯をカスタマーに案内するものです。場所カードには標準の営業時間が表示されます。また、提供している特別サービス、祝日、特別なイベントなどに応じて特別営業時間も指定できます。可能であれば、場所カードの営業時間は公式Webサイトで公開している営業時間と一致させてください。
営業時間の設定後、営業時間がカスタマーにどのように表示されるかを場所カードのプレビューで確認できます。
標準の営業時間
標準の営業時間は、カスタマーが所在地を訪問できる時間帯です。所在地が週7日24時間営業なのか、特定の曜日のみ営業しているのか、週1回の営業なのかをAppleに通知できます。所在地が完全予約制である場合は、予約可能な時間帯を記載します。
特別営業時間:他の営業時間
特別営業時間は、所在地で特別サービスを提供している場合のみ、任意で設定します。これらの時間帯は、常時表示されるように設定することは想定されていません。
他の営業時間を設定すると、所在地で提供しているサービスと、そのサービスを提供している時間帯をカスタマーに案内できます。たとえば、自動車部品取り扱い時間、ハッピーアワー、メールへの対応時間、ヘアサービス提供時間などです。これらの時間帯は、「営業時間名」ドロップダウンメニューを選択すると表示できます。他の営業時間を利用できる曜日を指定したうえで、サービスが提供される時間帯を曜日ごとに指定できます。
注記: 他の営業時間は、Apple Business Connectに現在リストされているサービスについてのみ指定できます。
特別営業時間:臨時の営業時間
臨時の営業時間は、1日または数日にわたって所在地で特定の時間帯に営業する場合のみ、任意で設定します。通常は、日程の調整、祝日による休業、メンテナンス、その他の理由がある場合に設定します。臨時の営業時間では、開始日と終了日を設定して、1日または特定の期間にわたって臨時営業または臨時休業となることをAppleに通知できます。
臨時の営業時間には、所在地が休業している時間帯を記録することはできません。所在地が通常の日の一定の時間帯に休業となる場合は、営業している時間帯を指定してください。以下に例を示します。
ある月曜日(mm/dd/yyyy)に、午前9時から午後5時ではなく午前10時から正午のみ営業するとします。午前9時から午前10時まで、さらに正午から午後5時までは、何らかの理由で休業します。午前10時から正午のみを、その月曜日(mm/dd/yyyy)の営業時間の説明として追加する必要があります。
ある月曜日(mm/dd/yyyy)に、何らかの理由で終日休業にするとします。この日を臨時の営業時間として追加し、休業することを示します。
以下に、臨時の営業時間の例を挙げます。
臨時営業:通常の休業日に所在地を営業する場合、臨時営業となる期間または複数の日を選択して、営業日を示すことができます。
臨時休業:通常の営業日に所在地を休業する場合、臨時休業となる期間または複数の日を選択して、休業日を示すことができます。
祝日営業の時間:特定の祝日(複数可)に所在地を営業する場合、祝日営業となる期間または複数の日を選択して、営業日を示すことができます。
注記: これらは、通常の営業時間とは異なるものにする必要があります。
祝日休業の時間:特定の祝日(複数可)に所在地を休業する場合、祝日休業となる期間または複数の日を選択して、休業日を示すことができます。
電話番号を追加
これは、公式Webサイトで公開されている所在地の電話番号です。その所在地に連絡するためにカスタマーが使用します。この電話番号には国コードを含める必要があります。
注記: 現時点では、内線番号はサポートされていません。
Webサイトを追加する
これはブランドの主要Webサイトであり、Appleマップで場所カードに表示されます。このWebサイトは、Appleの基準とガイドラインである「写真およびテキストの基準とガイドライン」に従って追加する必要があります。
以下のガイドラインに従ってください。
会社のWebサイト上で特定の所在地にリンクできる場合は、その特定のURLを使用します。
Facebook、Instagram、TikTokのページを使用することもできます。
サードパーティのWebサイトにすることはできません。
アクションを追加する
アクションについて詳しくは、「アクションを追加する」および「サードパーティパートナーのアクションを作成する」を参照してください。
ショーケースを追加する
ショーケースは、場所カード上のモジュールの1つです。新商品、割引やセール、その他の販売促進コンテンツを目立つように表示し、カスタマーが選択できるように行動を促すフレーズを追加できます。ショーケースは場所カードに動的に表示され、所在地と期間(30日間など)に固有です。独自のショーケースを作成することも、サードパーティパートナーに作成を依頼することもできます。
詳細については、「最初のショーケースを作成する」を参照してください。
アプリを追加
ブランドのアプリのリンクと情報を追加できます。アプリのURLは適切な形式にする必要があります。また、会社がプロモーションまたは提携しているアプリではなく、ブランドの公式アプリであることが要件です。アプリは、ブランドが運営されている国または地域で提供されている必要があります。
カテゴリを追加する
カテゴリを追加すると、カスタマーがお客様のマップ上の特定のポイント(POI)をAppleマップのアイコンを使って見つけられるようになります。カテゴリは定期的に更新されます。適切なカテゴリが見つからない場合は、Apple Business Connectサポートにご連絡ください。
重要: カテゴリは最近更新されました。Apple Business Connectでは、Appleマップでユーザが検索機能を使用する際の行動と期待により適切に対応するために、最上位カテゴリとサブカテゴリの数を大幅に増やしました。ブランドと所在地のカテゴリが変更されている可能性があるため、カテゴリページに移動してカテゴリが正確か、またはブランドにより的確に当てはまるカテゴリがあるかを確認してください。
ブランドに当てはまる主要カテゴリは1つのみ選択する必要があります。重要度の等しい主要機能がブランドに2つあると思われる場合でも、必ず1つのみ選択してください。
ブランドの主要カテゴリを選択する際は、可能な限り具体的なものにしてください。主要カテゴリは主な機能を示します。たとえば、食料品店、中華料理店、インド食料品店、菜食主義者向けレストランなどです。主要カテゴリは、お客様のブランドをPOIとして表示するためにAppleが使用します。
主要カテゴリに加えてオプションのカテゴリを4つまで選択し、ブランドに関連する追加機能をAppleに通知できます。たとえば、食料品店であると同時にベーカリーとカフェも兼ねている場合は、2つの追加カテゴリとして「ベーカリー」と「カフェ」を選択します。
「カテゴリについて」を参照してください。
「お役立ち情報」属性を管理する
お役立ち情報とは、カスタマーが知っていると役に立つ所在地に関する属性のことです。これらは、対象となる所在地に関連付ける設備、施設、体験のリストです。
たとえば、クレジットカードや非接触型の決済手段に対応、専用の駐車場やアクセスできる駐車場あり、ジェンダーフリー化粧室あり、ランチ向き、美味しいビールとワインの品揃えで有名、カジュアルな雰囲気、EVの充電が可能などです。
「お役立ち情報」属性は、知っていると役に立つ情報のリストとして、所在地の場所カードにそれぞれのグリフとともに表示されます。
ステータスを管理する
ステータスのフィールドは、所在地が営業中か休業中かをカスタマーに知らせるために使用します。
ブランド情報を表示する
「ブランドを変更」を選択して特定のブランドのページに移動し、そのブランドを管理できます。「ブランドを追加、編集、削除する」を参照してください。