iCloud で以前の Apple ID のパスワードの入力を求められる場合
iPhone、iPad、または iPod touch で iCloud からサインアウトする際に、以前の Apple ID のパスワードの入力を求められることがあります。表示される Apple ID のメールアドレスをもう使えない立場にあるため、iCloud からサインアウトできない場合は、以下の手順で対処してください。
デバイスを iOS 10 にアップデートする
iPhone、iPad、iPod touch を最新バージョンの iOS 10 にアップデートしてください。その後、もう一度 iCloud からサインアウトしてみます。
iOS 10 にアップデートできない場合
デバイスを iOS 10 にアップデートできず、引き続き以前の Apple ID を要求される場合は、一時的に Apple ID を変えることができます。
バックアップから復元しようとしている最中に設定アシスタントで以前のパスワードの入力を求められた場合は、「スキップ」をタップします。設定アシスタントが終わった後で、「設定」を使ってサインインできます。
Apple ID を一時的に変更する
以下の手順で Apple ID を一時的に変更してください。
Apple ID のアカウントページにサインインします。
「アカウント」セクションで「編集」をクリックし、「メールアドレスを編集」をクリックします。
iCloud からサインインを求められるメールアドレスに Apple ID を変更します。
アカウントページからサインアウトします。
続いて、iPhone、iPad、または iPod touch で iCloud からサインアウトしてください。
iOS デバイスで「設定」>「iCloud」の順にタップします。
下にスクロールして「サインアウト」をタップし、「サインアウト」をタップして確定します。iOS 7 以前をお使いの場合は、「アカウントを削除」をタップし、「削除」をタップして確認します。
「[デバイス] に残す」または「[デバイス] から削除」をタップし、Apple ID のパスワードを入力します。データは iCloud 上に残り、iCloud に再びサインインするとデバイスに最新情報が反映されます。
この Apple ID を使って複数のデバイスでサインインしている場合は、デバイスごとに手順 1 〜 3 を繰り返します。
Apple ID のアカウントページにアクセスして、再びサインインします。
実際に使いたいメールアドレスに Apple ID を変更します。メールアドレスを確認する必要があります。
iOS デバイスで「設定」>「iCloud」の順にタップして、新しい Apple ID でサインインします。
上記の手順でうまくいかないときは、Apple ID をもう一度一時的に変更してみます。その上で Apple ID のアカウントページにサインインし直して、Apple ID が変更されたか確認してください。
Apple ID を変更した場合は必ず、Apple ID を使う機能やサービスをアップデートして、それぞれが変更後の Apple ID を使うようにしておきます。
関連情報
以前の Apple ID からサインアウトする必要はなくても、ご自分のデバイスでほかの人の Apple ID からサインアウトしたい場合は、こちらの記事の手順にそって、「iPhone を探す」のアクティベーションロックを無効にしてください。