Mac のビデオ会議でリアクション、発表者オーバーレイ、その他のエフェクトを使う

macOS には、さまざまなビデオやオーディオの機能があり、FaceTime やその他多くのビデオ会議アプリで使用できます。

リアクション

macOS Sonoma 以降を搭載した Apple シリコン搭載モデルの Mac、または iPhone 12 以降を連係カメラで使う macOS Sonoma 以降搭載の Mac が必要です

リアクションでは、あなたの気持ちを伝える 3D エフェクトをビデオフレームいっぱいに表示できます。リアクションを表示するには、カメラのフレームの中で該当するハンドジェスチャを顔から離して行います。エフェクトが表示されるまでジェスチャをそのままキープしてください。

この機能のオン/オフを切り替えるには、ビデオ通話中にメニューバーに表示されるビデオメニュー ビデオメニュー で「リアクション」を選択します。ハンドジェスチャを使わずにリアクションを表示するには、メニューの「リアクション」の横にある矢印 矢印 をクリックして、サブメニューにあるリアクションのボタンをクリックします。

ビデオメニューに「リアクション」とそのサブメニューが表示されているところ

ハート

赤いハートを表示するには、左右の手でハートマークを作ります。または、「リアクション」サブメニューのハートボタン ハートボタン をクリックしてください。

ハートのリアクション

風船

風船を表示するには、V サイン (ピースサイン) を作ります。または、「リアクション」サブメニューの風船のボタン 風船のボタン をクリックしてください。

風船のリアクション

いいね

「いいね」の絵文字を表示するには、親指を立てます。または、「リアクション」サブメニューの「いいね」ボタン 「いいね」ボタン をクリックしてください。

「いいね」のリアクション

よくないね

「よくないね」の絵文字を表示するには、親指を下に向けます。または、「リアクション」サブメニューの「よくないね」ボタン 「よくないね」ボタン をクリックしてください。

「よくないね」のリアクション

降りしきる雨を表示するには、2 本の親指を下に向けます。または、「リアクション」サブメニューの雨のボタン 雨のボタン をクリックしてください。

雨のリアクション

紙ふぶき

紙ふぶきを表示するには、左右の手で V サイン (ピースサイン) を作ります。または、「リアクション」サブメニューの紙ふぶきのボタン 紙ふぶきのボタン をクリックしてください。

紙ふぶきのリアクション

花火

花火を表示するには、2 本の指を立てます。または、「リアクション」サブメニューの花火のボタン 花火のボタン をクリックしてください。

花火のリアクション

レーザー

レーザービームを表示するには、それぞれの手で角のサイン ?? をします。または、「リアクション」サブメニューのレーザーのボタン レーザーのボタン をクリックしてください。

レーザーのリアクション

発表者オーバーレイ

macOS Sonoma 以降を搭載した Apple シリコン搭載モデルの Mac が必要です

発表者オーバーレイを使えば、ビデオ通話で共有しているコンテンツの上に自分を表示できるので、発表者としての存在感が高まります。

発表者オーバーレイ:大

大きなオーバーレイでは、発表者の存在が際立ち、共有している画面はその横に配置されます。これは、センターフレームを使っている場合でも同様です。室内が背景に表示され (仮想の背景は無効になります)、画面の前で歩き、話し、動き回ることができます。

  1. ビデオアプリの画面共有機能を使って、画面を共有します。

  2. メニューバーの画面共有メニュー画面共有メニュー から「大」 「大」 をクリックします。このメニューにはビデオプレビューが表示されるので、エフェクトが正常に適用されているか確認でき、共有相手にどのように映っているかもわかります。

  3. 共有している画面を自分の反対側に移動するには、ビデオプレビュー上でポインタを移動し、プレビューの右下に表示される 2 本の双方向矢印 双方向矢印 のボタンをクリックします。

画面共有メニュー。大きな発表者オーバーレイのプレビューウインドウとコントロール群が表示されています。

発表者オーバーレイ:小

小さいオーバーレイでは、動かせる吹き出しに自分の顔を表示できます。共有している画面の方によりスペースを割くことができます。重要な詳細事項を自分で指し示すことができます。

  1. ビデオアプリの画面共有機能を使って、画面を共有します。

  2. メニューバーの画面共有メニュー 画面共有メニュー から「小」 「小」 をクリックします。

  3. 吹き出しを移動するには、(プレビューウインドウではなく) ビデオウインドウで好きな位置にドラッグします。

画面共有メニュー。小さい発表者オーバーレイのプレビューウインドウとコントロール群が表示されています。

発表者オーバーレイのオン/オフをもっとすばやく切り替えられるように、キーボードショートカットを設定できます。Apple メニュー  >「システム設定」の順に選択し、サイドバーで「キーボード」をクリックして、右側で「キーボードショートカット」をクリックします。「発表者オーバーレイ」をクリックし、右側でキーボードショートカットを割り当ててください。

カメラのモードとコントロール

カメラのモードとコントロールを使って、自分の映像や背景を際立たせたり、ビデオウインドウのフレームに自分をどう収めるかを変更したりします。

センターフレーム

Mac で iPhone 11 以降 (iPhone SE モデルは除く) を連係カメラで使うことが前提です

センターフレームは、被写体が動き回ってもカメラの中央に収めてくれます。

  • macOS Sonoma 以降では、メニューバーのビデオメニュー ビデオメニュー から「センターフレーム」を選択します。iPhone の背面カメラを切り替えるには、「センターフレーム」の横にある矢印 矢印 をクリックし、「メイン」または「ウルトラワイド」を選択します。

  • macOS Ventura では、メニューバーのコントロールセンター コントロールセンター をクリックし、「エフェクト」をクリックしてから「センターフレーム」をクリックします。

ポートレートモード

Apple シリコン搭載の Mac ノートブックで内蔵カメラを使うか、Mac で iPhone XR 以降を連係カメラで使うことが前提です

ポートレートモードは背景をぼかして、被写体にピントを合わせてくれます。

  • macOS Sonoma 以降では、メニューバーのビデオメニュー ビデオメニュー から「ポートレート」を選択します。背景のぼかし具合を変更するには、「ポートレート」の横にある矢印 矢印 をクリックし、スライダを使います。

  • macOS Ventura では、メニューバーのコントロールセンター コントロールセンター をクリックし、「エフェクト」をクリックしてから「ポートレート」をクリックします。

スタジオ照明

macOS Sonoma 以降を搭載した Apple シリコン搭載モデルの Mac ノートブックで内蔵カメラを使うか、macOS Sonoma 以降を搭載した Mac で iPhone 12 以降を連係カメラで使うことが前提です

スタジオ照明は、外部の光源には頼らず、背景を暗くして被写体を明るく照らしてくれます。窓の前で逆光になってしまう場合など、光源の条件が悪い場合には、スタジオ照明が活躍します。

  • macOS Sonoma 以降では、メニューバーのビデオメニュー ビデオメニュー から「スタジオ照明」を選択します。このエフェクトの強さを調整するには、「スタジオ照明」の横にある矢印 矢印 をクリックし、スライダを使います。

  • macOS Ventura では、メニューバーのコントロールセンター コントロールセンター をクリックし、「エフェクト」をクリックしてから「スタジオ照明」をクリックします。

デスクビュー

Mac で iPhone 11 以降 (iPhone SE モデルは除く) を連係カメラで使うことが前提です

デスクビューは、iPhone の超広角カメラを使い、机の上にあるものと、あなたの顔を同時に映し出します。DIY ビデオを制作する場合や、スケッチしているところを FaceTime で見せる場合などに役立ちます。

  1. ビデオ通話を開始し、お使いのビデオアプリと、macOS のバージョンに応じて、以下の手順にそってデスクビューを開きます。

    • macOS Sonoma 以降:メニューバーのビデオメニュー ビデオメニュー から「デスクビュー」を選択します。

    • macOS Ventura:メニューバーのコントロールセンター コントロールセンター をクリックし、「エフェクト」をクリックしてから「デスクビュー」をクリックします。

    • FaceTime:ビデオウインドウの「デスクビュー」ボタンをクリックします。

  2. 机の上の映像を拡大縮小するには、「デスクビュー」設定ウインドウのオンスクリーンコントロールをドラッグします。自分の顔と机の上が両方きれいに収まらない場合は、iPhone を縦向きにしてもう一度試してみてください。こうした調整は、デスクビューを開始した後でも行えます。(この設定手順を今後は省きたい場合は、「デスクビュー」メニューバーの「表示」メニューを使い、「常に設定を表示」をオフに切り替えてください)。

  3. 「デスクビューを開始」をクリックして、「デスクビュー」ウインドウを共有します。

      • FaceTime を使っている場合は、「デスクビュー」ウインドウがすでに共有されているはずです。通話相手からあなたの机の上が見えない場合は、FaceTime ウインドウの「デスクビュー」ボタンをもう一度クリックして、「デスクビュー」ウインドウの「デスクビューを共有」ボタンをクリックしてください。

      • ほかのアプリを使っている場合は、そのアプリの画面共有機能を使って、「デスクビュー」ウインドウを共有対象として選択してください。

        iPad を使っている参加者から見たデスクビューの様子
  4. デスクビューを停止するには、「デスクビュー」ウインドウを閉じます。

フレームの手動調整

macOS Sonoma 以降を搭載した Mac で Apple Studio Display を使うか、macOS Sonoma 以降を搭載した Mac で iPhone XR 以降を連係カメラで使うことが前提です

  1. メニューバーのビデオメニュー ビデオメニュー で、「センターフレーム」がオフになっている (グレイ表示になっている) ことを確認します。センターフレームはフレームの調整を自動で行うので、手動で調整する場合は必ずオフにしておいてください。

  2. ビデオメニュー ビデオメニュー のビデオプレビューの上でポインタを動かし、以下のように調整します。

    • ズーム:ズームコントロールには倍率を示す目盛りが並んでいて、3 倍から 0.5 倍まで拡大縮小できます。このコントロールを左右にドラッグして倍率を調整します。

    • パン:プレビューウインドウの中で映像をドラッグして、フレームをパンおよび調整します。

    • 再センタリング:「再センタリング」ボタンをクリックすると、自分の顔がフレームの中央に収まります (移動してもずっと中央に収まっていたい場合は、代わりにセンターフレームを使ってください)。

ビデオメニュー。フレームの手動調整コントロールが表示されています。

マイクモード

macOS Sonoma 以降では、メニューバーのビデオメニュー ビデオメニュー またはオーディオメニュー オーディオメニュー から「マイクモード」をクリックして、マイクモードを選択します。

macOS Ventura または macOS Monterey では、メニューバーのコントロールセンター コントロールセンター をクリックして、「マイクモード」をクリックします。

以下のマイクモードから選択してください。

  • 「声を分離」「声を分離」 は、あなたの声を優先的に拾い、通行する人や車の音、犬の吠え声など、周囲の音を最小限に抑えます。

  • 「ワイドスペクトル」「ワイドスペクトル」 は、あなたの声と一緒に、音楽や自然の音など、周囲の音も拾います。

  • 「空間オーディオ」は、通話中の相手の声が、画面上のその人が表示されている位置の方向から聞こえてくるような感じがします。以下のモデルの Mac が対応しています。

    • Apple シリコン搭載モデルの Mac (内蔵スピーカー、有線ヘッドフォン、または AirPods を使う場合)

    • 2018 年以降に発売された Intel 搭載モデルの Mac ノートブック (内蔵スピーカーまたは有線ヘッドフォンを使う場合)

    • 2018 年以降に発売された Intel 搭載モデルの iMac (有線ヘッドフォンを使う場合)

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