Apple Studio Display の設定と使い方
Mac や iPad で Studio Display を設定し、使う方法をご案内します。
Studio Display は、27 インチの 5K Retina ディスプレイ。600 ニトの輝度、P3 の広色域、10 億色に対応しています。センターフレームに対応した 12MP 超広角カメラ、スタジオ品質のマイク、空間オーディオに対応した 6 スピーカーのサウンドシステムも搭載しています。最大 96 W で Mac ノートブックや iPad を充電できる Thunderbolt ポートが 1 基と、その他のデバイスやアクセサリの接続に使える USB-C ポートが 3 基あります。
macOS や iPadOS との統合に優れ、輝度やサウンドを調整できるほか、macOS では多数のリファレンスモード を使って、色空間やその他のディスプレイ特性を自分で設定できます。
互換性を確認する
Studio Display を使うには、Thunderbolt 3 ポートまたは Thunderbolt 4 ポートを搭載した Mac で macOS 12.3 以降を実行するか、USB-C ポートを搭載した iPad Pro または iPad Air で iPadOS 15.4 以降を実行する必要があります。
対応モデルの Mac と iPad
Studio Display は、以下のデバイスで解像度 5120 x 2880 に対応します。
Mac Studio (2022 年以降に発売されたモデル)
14 インチの MacBook Pro (2021 年以降に発売されたモデル)
16 インチの MacBook Pro (2019 年以降に発売されたモデル)
13 インチの MacBook Pro (2016 年以降に発売されたモデル)
15 インチの MacBook Pro (2016 年以降に発売されたモデル)
MacBook Air (2018 年以降に発売されたモデル)
Mac mini (2018 年以降に発売されたモデル)
Mac Pro (2019 年以降に発売されたモデル)
iMac (2017 年以降に発売されたモデル)
iPad Pro (USB-C を搭載したモデル)
ディスプレイを接続する
付属の Thunderbolt ケーブルでディスプレイの Thunderbolt ポートと、Mac または iPad の Thunderbolt 3、Thunderbolt 4、または USB-C ポートをつなぎます。
Studio Display にはボタンがなく、電源につなぎ、Mac や iPad に接続すると自動的に電源が入ります。
スタンドを調整する
Studio Display はスタンドを搭載しています。スタンドの種類によって、ディスプレイの傾き、または傾きと高さを調整できます。
Studio Display が VESA マウントアダプタを搭載している場合は、縦向きまたは横向きでマウントでき、macOS がウインドウやディスプレイの向きを自動で調整してくれます。
購入後に別のオプションを利用したい場合は、Apple Store、Apple 正規サービスプロバイダ、または独立系修理プロバイダにて Studio Display のスタンドまたは VESA マウントアダプタを変更できます。その場合、パーツ料金およびサービス料金がかかります。
Studio Display のカメラを Mac で使う
Studio Display を Mac に接続すると、センターフレーム対応の 12MP 超広角カメラを FaceTime などのアプリで使えます。Studio Display でセンターフレームを使う方法については、こちらの記事を参照してください。
macOS でリファレンスモードを使う
ビデオ編集や写真撮影など、プロフェッショナルなワークフローに Mac を使っている場合は、さまざまな制作環境に適した多数のリファレンスモードの中から選んで使えます。各リファレンスモードは、HD/SD ビデオ、その他のメディアタイプの制作現場の要件に合わせて、ディスプレイにそれぞれ所定の色空間、ホワイトポイント、ガンマ、輝度を設定します。macOS でリファレンスモードを選択する方法については、こちらの記事を参照してください。ワークフローのニーズに応じて、ディスプレイのキャリブレーションを微調整することもできます。
ディスプレイのお手入れ
ディスプレイが Nano-texture ガラス仕上げの場合は、付属のポリッシングクロスを使って、ディスプレイの Nano-texture ガラスをお手入れしてください。標準ガラス仕上げの場合は、ディスプレイのお手入れ方法をこちらの記事でご確認ください。