iOS、iPadOS、macOS が自動接続するワイヤレスネットワークの決定方法

ネットワークに自動接続する際、macOS Ventura、iOS、iPadOS はまず、よく利用するネットワークを試し、続いて、プライベートネットワーク、公開ネットワークの順に接続しようとします。

iOS/iPadOS デバイスや macOS Ventura 以降を搭載した Mac は、サービスセット識別子 (SSID) を評価し、自動接続するネットワークを判定する際、以下の順序でネットワークへの接続を試みます。

  1. 「よく利用する」ネットワーク
    既知のネットワークには、ユーザの操作内容に応じてスコアが付けられます。ネットワークに手動で切り替えた場合、そのスコアが上がります。ネットワークへの接続を手動で切った場合、そのスコアは下がります。「よく利用する」ネットワークは、スコアが最高のネットワークです。
  2. プライベートネットワーク
    プライベートネットワークとは、自宅や職場で設定されているネットワークのことで、iOS/iPadOS デバイスや macOS Ventura 以降を搭載した Mac のインターネット共有も含みます。macOS Ventura、iOS、iPadOS は既知のプライベートネットワークに、最近接続した順で再接続します。
  3. 公開ネットワーク
    公開ネットワークは、ホテル、空港、カフェなどの公共の場所で、誰でもアクセスできるように用意されています。そのほかにも、Hotspot 2.0、Passpoint、EAP-SIM、通信事業者やネットワークアクセスプロバイダが提供している Wi-Fi 接続などが該当します。

macOS Ventura、iOS、iPadOS で複数のプライベートネットワークや公開ネットワークが検出された場合は、セキュリティレベルに応じた優先順位がネットワークに付けられ、以下の順序に従って選択されます。

  1. EAP
  2. WPA3
  3. WPA2/WPA
  4. WEP
  5. セキュリティ保護されていない/公開

macOS Ventura、iOS、iPadOS でカテゴリもセキュリティレベルも同じネットワークが複数見つかった場合は、受信信号強度 (RSSI) が最も強い SSID が選択されます。RSSI についてや、企業向けのワイヤレスローミングについては、こちらの記事を参照してください。

セキュリティ保護されていない/公開ネットワークには、過去 2 週間以内に接続されていない限り、自動接続することはありません。


再起動後の自動接続について

再起動後、iOS や iPadOS の Wi-Fi の認証情報は、デバイスのロックを解除した後で利用できるようになります。iOS/iPadOS デバイスのロックが解除されるまで、近くのネットワークへの自動接続は試みられません。macOS Ventura で FileVault が有効になっている場合も同様です。

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