Mac の SMC (システム管理コントローラ) をリセットする方法

Intel 搭載の Mac で SMC をリセットする方法について説明します。

SMC の役割

SMC は、Intel 搭載の Mac で以下を含むローレベルの機能を制御します。

  • 電源ボタンを押したときの反応
  • Mac ノートブックのディスプレイの蓋を開いたり閉じたりしたときの反応
  • バッテリー管理
  • 熱管理
  • SMS (緊急モーションセンサー)
  • 環境光センサー機能
  • キーボードのバックライト機能
  • ステータスランプ (SIL) 管理
  • バッテリー残量のインジケータランプ
  • 特定の iMac のディスプレイに対して (内蔵ではなく) 外部のビデオソースを選択

SMC のリセットが必要な場合の兆候

以下の症状が認められる場合は、SMC のリセットが必要だと考えられます。

  • コンピュータへの負荷が高くなく、正しく通気されているにもかかわらず、コンピュータのファンが高速で回転する。
  • キーボードのバックライトが正しく機能しない。
  • ステータスランプ (搭載されている場合) が正しく機能しない。
  • バッテリーランプ (搭載されている場合) が正しく機能しない (バッテリー内蔵の Mac ノートブックの場合)。
  • ディスプレイのバックライトが周囲の明るさの変化に正しく反応しない。
  • Mac が電源ボタンを押しても反応しない。
  • Mac ノートブックが蓋を開閉したときに正しく反応しない。
  • Mac が予期せずスリープ状態になったりシステム終了したりした後、電源が入らない。
  • バッテリーが適切に充電されない。
  • MacBook または MacBook Pro が内蔵の USB-C ポートで充電されない。
  • MacBook または MacBook Pro が、内蔵の USB-C ポートに接続された外付けデバイスを認識しない。
  • MagSafe 電源アダプタの LED (搭載されている場合) が適切な充電状況を示していない。
  • CPU に異常に負荷がかかっているわけでもないのに、Mac の動作速度が通常よりも遅い。
  • ターゲットディスプレイモード対応の Mac で、思うようにターゲットディスプレイモードにしたり、ターゲットディスプレイモードを解除したりできない。または、予期せずターゲットディスプレイモードになったり、ターゲットディスプレイモードが解除されたりする。
  • Mac Pro (Late 2013) の入出力ポート付近のイルミネーションが、コンピュータを動かすと点灯しない。

SMC をリセットする前に

SMC をリセットする前に、以下の各手順をこの順番でお試しください。手順が 1 つ終わったら、そのつど問題が再発しないかテストしてください。

  1. Mac が反応していない場合は、システム終了するまで電源ボタンを押し続けます。開いているアプリケーションがある場合、未保存の作業内容はすべて失われます。電源ボタンをもう一度押して、Mac の電源を入れます。
  2. 「command + option + esc」キーを押して、応答していないアプリケーションをすべて強制終了します。
  3. Apple () メニュー >「スリープ」の順に選択して、Mac をスリープ状態にします。スリープ状態になったら、スリープを解除します。
  4. Apple メニュー >「再起動」の順に選択して、Mac を再起動します。
  5. Apple メニュー >「システム終了」の順に選択し、Mac をシステム終了してから、電源ボタンを再び押して、Mac の電源を入れます。

Mac ノートブックコンピュータをお使いで、電源やバッテリーに問題がある場合は、以下の手順で対処してください。

  1. 電源アダプタを Mac と壁のコンセントから外して数秒間待ってから、元通りに接続します。
  2. Apple メニュー >「システム終了」の順に選択します。
  3. Mac がシステム終了したら、バッテリーを取り外してから取り付け直します (取り外し可能な場合)。
  4. 電源ボタンをもう一度押して、Mac の電源を入れます。

問題がまだ解決しない場合は、状況に応じて、以下の手順で SMC を適宜リセットする必要があります。 

Mac ノートブックの SMC をリセットする方法

MacBook Pro (2018) をお使いの場合は、お使いの Mac に関するセクションまで進んでください。

Mac ノートブックの SMC をリセットするには、まず、バッテリーを取り外せるかどうかを確認してください。古い Mac ノートブックのバッテリーは大半が取り外し可能です。バッテリーを取り外せない Mac ノートブックには、MacBook Pro (Early 2009) 以降、MacBook Air の全モデル、MacBook (Late 2009)、MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015) 以降が該当します。Mac ノートブックのバッテリーについては、こちらの記事を参照してください。

バッテリーの取り外しができない場合は、以下の手順を実行してください。

  1. Apple メニュー >「システム終了」の順に選択します。
  2. Mac がシステム終了したら、内蔵キーボードの左側の「shift + control + option」キーを押しながら、電源ボタンを押します。これらのキーと電源ボタンを 10 秒間押し続けてください。Touch ID を搭載した MacBook Pro をお使いの場合は、Touch ID ボタンが電源ボタンも兼ねています。
  3. すべてのキーを放します。
  4. 電源ボタンをもう一度押して、Mac の電源を入れます。
     

バッテリーの取り外しが可能な場合は、以下の手順を実行してください。

  1. Mac をシステム終了します。
  2. バッテリーを取り外します。バッテリーの取り外しについてサポートが必要な場合は、Apple 正規サービスプロバイダまたは Apple Store 直営店にご相談ください。
  3. 電源ボタンを 5 秒間長押しします。
  4. バッテリーを再び取り付けます。
  5. 電源ボタンをもう一度押して、Mac の電源を入れます。
     

Mac デスクトップコンピュータの SMC をリセットする方法

iMac Pro をお使いの場合は、お使いの Mac に関するセクションまで進んでください。

iMac、Mac mini、Mac Pro、Xserve については、以下の手順でリセットしてください。

  1. Apple メニュー >「システム終了」の順に選択します。
  2. Mac がシステム終了したら、電源コードを外します。
  3. 15 秒間待ちます。
  4. 電源コードを元通りにつなぎます。
  5. 5 秒間待ってから、再び電源ボタンを押して Mac の電源を入れます。

Intel 搭載の Xserve コンピュータが応答しない場合は、ローカルでシステム終了するか、リモートコマンドを使ってシステム終了します。または、電源ボタンを 5 秒間長押しします。

Apple T2 チップを搭載した Mac で SMC をリセットする方法

Apple T2 を搭載した Mac コンピュータについては、以下の手順を実行してください。

Apple T2 チップを搭載した Mac デスクトップコンピュータ

まず、以下の手順を試してください。

  1. Apple メニュー >「システム終了」の順に選択します。
  2. Mac がシステム終了したら、電源ボタンを 10 秒間長押しします。
  3. 電源ボタンを放し、数秒待ちます。
  4. 電源ボタンをもう一度押して、Mac の電源を入れます。

問題が解決しない場合は、以下の手順を実行してください。

  1. Apple メニュー >「システム終了」の順に選択します。
  2. Mac がシステム終了したら、電源コードを外します。
  3. 15 秒間待ちます。
  4. 電源コードを元通りにつなぎます。
  5. 5 秒間待ってから、再び電源ボタンを押して Mac の電源を入れます。
     

Apple T2 チップを搭載した Mac ノートブックコンピュータ

まず、以下の手順を試してください。

  1. Apple メニュー >「システム終了」の順に選択します。
  2. Mac がシステム終了したら、電源ボタンを 10 秒間長押しします。
  3. 電源ボタンを放し、数秒待ちます。
  4. 電源ボタンをもう一度押して、Mac の電源を入れます。

問題が解決しない場合は、以下の手順を実行してください。

  1. Apple メニュー >「システム終了」の順に選択します。
  2. Mac がシステム終了したら、右側の「shift」キー、左側の「option」キー、左側の「control」キーを 7 秒間長押しします。それらのキーを押したまま、さらに 7 秒間、電源ボタンを長押しします。
  3. 3 つすべてのキーと電源ボタンから指を放し、数秒待ちます。
  4. 電源ボタンをもう一度押して、Mac の電源を入れます。
     

関連情報

SMC をリセットしても、Intel 搭載モデルの Mac の NVRAM または PRAM の内容がリセットされたり、変更されたりすることはありません。

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