macOS 用 GarageBand リリースノート
最新バージョンおよび以前のバージョンの macOS 用 GarageBand について説明します。
GarageBand 10.4.11 の新機能
・今回のアップデートには、安定性の向上やバグの修正が含まれています。すべてのユーザにこのアップデートをお勧めします。
以前のバージョン
GarageBand 10.4.10
編集
ピアノロールのノートベロシティの調整が、選択されているすべてのリージョンで確実に機能するようになりました。
ピアノロールの「ノート」タブから、ノートが予期した値にクオンタイズされるようになりました。
Flex Time
四分音符などの低い値にクオンタイズされたオーディオで、時間が正しく揃うようになりました。
MIDI
一部のキーボードコントローラに問題があり、Smart Control の「キーボードの感度」スライダがデフォルトの位置から調整されると、MIDI ノートがハングする場合がありましたが、この問題が解決しました。
Smart Control
Vintage Organ の Smart Control が、音源の再生時も引き続き表示されるようになりました。
GarageBand 10.4.9
安定性/信頼性
「演奏方法を学ぶ」のレッスンや Chord Trainer を開くと、GarageBand が予期せず終了する場合がありましたが、この問題が解決しました。
アクセシビリティ
GarageBand で VoiceOver を使用する際の安定性が向上します。
コントロール表示で開いた場合に、すべてのプラグインにアクセスできるようになりました。
Amp Designer プラグインと Bass Amp Designer プラグインでコントロール表示を利用できるようになり、これら 2 つのプラグインを VoiceOver で制御可能になりました。
プラグイン
Vintage B3 音源の「Harmonics」ノブが、別のパッチに変更した後も引き続き機能します。
「デフォルトでプラグインをコントロール表示で開く」設定が有効になっている場合に、プラグインが確実にコントロール表示で開くようになりました。
Flex Time
「Flex を表示/非表示」ボタンで Flex モードが無効になることがなくなりました。
Drummer
Drummer のフォローモードが、テイクを含むトラックに対して機能するようになりました。
オートメーション
鉛筆ツールを使用してマスタートラックの最上部または最下部にオートメーションを作成すると、予期しないオートメーションポイントが作成される場合がありましたが、この問題が解決しました。
共有と書き出し
書き出した曲のファイル名に、ファイルが作成された時点の分数が含まれるようになりました。
Logic Remote
Logic Remote を使って曲を保存するたびに、GarageBand で保存ウインドウが開くことがなくなりました。
一般
「新規プロジェクト」パネルでテンプレートをクリックすると、表示が予期せず一番下までスクロールする場合がありましたが、この問題が解決しました。
オーディオ出力デバイスを切り替えたときに、オーディオ入力デバイスも切り替わることがなくなりました。
「演奏方法を学ぶ」レッスンをダウンロードしたときに、進行中の別のレッスンのダウンロードが中断されなくなりました。
「キーボードの感度」スライダが、トラックを切り替えても値を維持するようになりました。
GarageBand 10.4.8
今回のアップデートには、重要なセキュリティ修正が含まれています。すべてのユーザにこのアップデートを推奨します。
GarageBand 10.4.7
アクセシビリティ
Smart Control インスペクタのモノラル/ステレオセレクタの状態を VoiceOver が正しく読み上げるようになりました。
VoiceOver の使用時に、Smart Control の「キーボードの感度」に 2 つ目の擬似ボタンが表示されなくなりました。
パフォーマンス
ギターレッスンのページを開いているときに、接続先の Apogee Hype MiC の接続を解除すると、ギターレッスンのページを表示したまま GarageBand が反応しなくなる場合がありましたが、この問題が解決しました。
プラグイン
Intel Audio Unit プラグインが正常に読み込まれ、機能するようになりました。
読み込み
ボイスメモのオーディオを GarageBand のトラックに直接ドラッグできるようになりました。
書き出し/バウンス
「オートメーションを含める」オプションの選択を解除して「すべてのトラックをバウンスして置き換える」を実行しても、出力先のトラックでトラックベースのオートメーションが消音にならなくなりました。
一般
置き換えモードで既存のリージョンの上から MIDI を録音しても、タイムラインで同じ位置にあるほかのトラックからオーディオが削除されなくなりました。
メトロノームの「音色」スライダで、新規作成されたプロジェクトが一貫して制御されるようになりました。
重なり合うリージョンの録音設定が、GarageBand を再起動しても「結合」にリセットされなくなりました。
ボリュームスライダが、トラックヘッダがどの幅でも常に表示され、機能するようになりました。
置き換えモードで既存の MIDI リージョンの上から MIDI を録音した場合に、既存の MIDI 録音のオーディオが予期せず聞こえることがありましたが、この問題が解決しました。
GarageBand 10.4.6
新機能/改善点
「左ロケータに移動」や「右ロケータに移動」のコマンドを選択して曲のプロジェクトを移動する操作を、キーコマンドを使って実行できるようになりました。
Apple ソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下の Web サイトをご覧ください。https://support.apple.com/HT201222
安定性/信頼性
SoundCloud で共有するときに GarageBand が予期せず終了することがなくなりました。
アクセシビリティ
VoiceOver が録音ボタンの状態を正しく読み上げるようになりました。
プラグイン
PACE コピープロテクションを採用している Audio Units が GarageBand で機能するようになりました。
Channel EQ のグラフに全体的なゲイン設定の効果が表示されるようになりました。
Flex
キーコマンド「Flexを表示/非表示」が正しく機能するようになりました。
Smart Control
ロックされたトラックの Smart Control が、そのトラックのロックが解除された直後にアクティブとして表示されるようになりました。
読み込み
ミュージックから直接 GarageBand にファイルをドラッグできるようになりました。
MIDI コントローラ/コントロールサーフェス
Logic Remote を GarageBand に接続している場合に、外部 MIDI コントローラの LUA スクリプトが引き続き機能するようになりました。
編集
ピアノロールの「ノート」タブで、クオンタイズの値を変更した後で曲を保存して閉じ、再び開いた際に、変更後の値が維持されるようになりました。
GarageBand 10.4.5
アクセシビリティ
GarageBand の「環境設定」ウインドウのコントロール群の状態を VoiceOver が確実に読み上げるようになりました。
プラグイン
PACE コピープロテクションを採用しているプラグインが、GarageBand で適切に機能するようになりました。
Alchemy シンセサイザーコントロール群を調整すると、それらのコントロールの値が更新されるようになりました。
編集
Smart Control やエディタウインドウのサイズを変更しても、選択されているトラックがフォーカスを失わなくなりました。
「アーティキュレーションセット」ポップアップメニューで「なし」を選択できるようになりました。
取り消し
ピアノロールのインスペクタで「クオンタイズ」の値を変更した後で、「取り消す」が機能するようになりました。
一般
エディタウインドウのサイズ変更が簡単になりました。
GarageBand の起動時に起動画面に何も表示されなくなることがありましたが、この問題が解決しました。
GarageBand 10.4.4
新機能
Boys Noize、Mark Lettieri、Mark Ronson、Oak Felder、Soulection、Take A Daytrip、Tom Misch、TRAKGIRL など、この時代を牽引するヒットメーカーたちが生み出すロイヤリティフリーのサウンドが入った 8 つのプロデューサーパック。
スラップハウス、モダンアンビエント、808 のドラムキット、ベースサンプル、ループの入ったコレクションがサウンドパックとして登場しました。
合計 2800 のループ、50 のキット、120 のパッチが追加されました。
安定性/信頼性
ネットワークに接続されていないときに「演奏方法を学ぶ」ウインドウを開いても、GarageBand がハングしなくなりました。
パフォーマンス
Finder からトラックにループをドラッグする際に、回転する待機カーソルが表示されなくなりました。
サンプラー
iOS および iPadOS 用の GarageBand で作成された曲内のサンプラーのインスタンスが、その曲を macOS 用 GarageBand で開いたときに適切に読み込まれるようになりました。
コンテンツ
パッチライブラリで、ソフトウェア音源パッチをサウンドパッチ名でフィルタリングできるようになりました。
オートメーション
トラックにその時点でオートメーションポイントがない場合でも、「オートメーションを表示/隠す」ボタンが適切に機能するようになりました。
オートメーションが無効になっている場合に、ピアノ・ロール・エディタでリージョンベースのオートメーションがグレイ表示されるようになりました。
演奏方法を学ぶ
基本のレッスンを先に開いて再生した後で、アーティストレッスンのサウンドが出力されない場合がある問題が解決されました。
取り消し
ムービーファイルを置換してから「取り消す」を実行した場合に、置換したムービーのオーディオが残ることがなくなりました。
コントロールサーフェス/MIDI コントローラ
他社製 MIDI コントローラのデベロッパ向けに、GarageBand が LUA スクリプトに対応しました。
一般
ピアノロールのキーボードのキーを VoiceOver でトリガしても、アクセシビリティ・アクセス・イベントの警告メッセージが表示されなくなりました。
「マスター」ボタンをクリックしたときに「マスターエコー」ボタンが予期せず点滅することがなくなりました。
MIDI サスティンイベントが、タイムフレームのどの位置で再生ヘッドを開始しても正しく反応するようになりました。
GarageBand 10.4.3
このアップデートでは、安定性が向上します。セキュリティアップデートも含まれています。Apple セキュリティアップデートについて詳しくは、こちらの記事を参照してください。
Smart Control でリミッターレベルのパラメータを調整しても、レベルが予期せず低下することがなくなりました。
GarageBand 10.4.2
アクセシビリティ
コントロール表示でプラグインを開けるようになり、それらの機能を VoiceOver で使えるようになりました。
編集
オーディオエディタのリージョンヘッダが、トラックがミュート (消音) になっている場合に正しく更新されるようになりました。
コンテンツ
808 Bass コレクションのサウンドが正しい音で再生されるようになりました。
一般
オーディオエディタの「リージョン」タブで、テイクフォルダの選択を解除してから選択し直したときに、オーディオリージョンの「タイムクオンタイズ」が正しく表示されます。
GarageBand 10.4.1
新機能/改善点
macOS Big Sur では洗練された新しいデザインに変わります。
Apple シリコン搭載の Mac コンピュータでのパフォーマンスと効率が向上しました。
トラックのリージョンカラーをカスタマイズできます。
ヒップホップ、チルラップ、フューチャーベース、ニューディスコ、ベースハウスなど、さまざまなジャンルの 1800 の Apple Loops が追加されました。
190 以上の音源パッチと 50 のビンテージ・ドラム・キットとモダン・ドラム・キットが追加されました。
安定性/信頼性
Smart Control ディスプレイの上端をドラッグすると、GarageBand が反応しなくなることがありましたが、この問題が解消しました。
パフォーマンス
GarageBand がセカンダリディスプレイに表示されている場合に、フルスクリーンモードの終了時に GarageBand アプリがすぐに表示されるようになりました。
アクセシビリティ
マスタートラックを表示したときや非表示にしたときに、VoiceOver が音で教えてくれるようになりました。
オートメーションを表示したときや非表示にしたときに、VoiceOver が音で教えてくれるようになりました。
ライブラリを表示したときや非表示にしたときに、VoiceOver が音で教えてくれるようになりました。
配置ガイドを表示したときや非表示にしたときに、VoiceOver が音で教えてくれるようになりました。
「グリッドに沿う」を切り替えたときに、VoiceOver が音で教えてくれるようになりました。
拡大縮小を実行したときに、VoiceOver が音で教えてくれるようになりました。
Apple Loops
オーディオ Apple Loop をトラック領域の空の部分にドラッグした後で、「トランスポーズ」が確実に機能するようになりました。
リージョンの終了位置が曲の終了位置に近い場合に、そのリージョンから Apple Loops を作成できるようになりました。
Flex Time
オーディオリージョンに対してクオンタイズが有効になっている場合は、「強さ」が自動的に 100 に設定されます。
Smart Control
デュアルタブの Smart Control ディスプレイで、別のタブを確実に選択できるようになりました。
プラグイン
新たに挿入した Space Designer のインスタンスに、リバーブの長さが正しく表示されるようになりました。
プラグインを新しい位置や空のスロットにドラッグすると、カスタマイズした設定がデフォルト設定にリセットされていましたが、この問題が解消しました。
読み込み
テンポ情報を含まないオーディオファイルを GarageBand に読み込むと、警告が表示されるようになりました。
テンポ情報を含むオーディオファイルを GarageBand で空のプロジェクトに読み込んだ場合に、ダイアログが表示されるようになりました。
一般
ボイスメモアプリで作成され、Finder やメールアプリで共有されている .CAF ファイルを GarageBand で適切に開けるようになりました。
GarageBand で「テイクを作成」モードが有効になっている場合、別のリージョンの範囲となっている既存のテイクフォルダの上に MIDI を録音しても、「循環構造です」エラーが表示されなくなりました。
Flex Time をオフにしてからオンに戻した後も、クオンタイズメニューが引き続き表示されます。
コントロールバーのマスター出力のレベルメーターが、出力をモノラルに設定しても機能し続けるようになりました。
GarageBand でムービーを含む曲を保存すると、ムービーファイルを置き換えるか確認するダイアログが表示されていましたが、表示されなくなりました。
曲の中の既存のファイルと同じ名前のオーディオファイルを読み込んでも、既存のファイルが上書きされなくなりました。
GarageBand 10.3.5
• このアップデートでは、安定性が向上し、バグが修正されています。
GarageBand 10.3.4
Metal に対応していない Mac コンピュータでも、Smart Control が正常に機能するようになりました。
GarageBand 10.3.3
新機能/改善点
ループブラウザで、ループタイプでフィルタを適用できるようになりました。
安定性/信頼性
同じ「演奏方法を学ぶ」セッションで「Intro to Guitar」レッスンを 2 度目に開くと、GarageBand が予期せず終了していましたが、この問題が解決しました。
編集
ピアノロールのキーボードのキーが正常なサイズになりました。
一般
システム設定でライトモード/ダークモードが変更された場合、GarageBand でシステムベースのウインドウを開くとすぐにモードが切り替わるようになりました。
入力レベルメーターが、「演奏方法を学ぶ」の設定ウインドウで正常に機能するようになりました。
GarageBand 10.3.2
パフォーマンス
Smart Control が開いているときにサウンドライブラリ、ノートパッド、ループブラウザ、メディアブラウザを開いても、GarageBand がハングしなくなりました。
サウンドライブラリ
Logic Pro または MainStage を使ってサウンドライブラリを移動してある Mac で GarageBand を開いたときに、ライブラリが入っている外付けドライブが接続されていないと、ドライブを接続しないとサウンドにアクセスできないというダイアログが表示されるようになりました。
Logic Pro や MainStage でサウンドライブラリを移動し、そのライブラリが入っている外付けのドライブの接続を解除した後で、GarageBand でサウンドライブラリを再インストールできるようになりました。
iOS 用 GarageBand のプロジェクトを macOS で開いたときに、中国語と日本語の伝統的な音源のインパルス・レスポンス・ファイルが正しく検出されるようになりました。
演奏方法を学ぶ
チューニングが標準的ではない「演奏方法を学ぶ」のレッスンで、チューニングヒントのウインドウが開くようになりました。
Chord Trainer で、コードが正しい位置に表示されるようになりました。
Chord Trainer で、正しいコードや間違ったコードが再生されたときに、以前と同様に、見てわかるようにフィードバックしてくれるようになりました。
一般
GarageBand が、ボイスメモからのドラッグ&ドロップに対応しました。
Smart Control インスペクタが、新しく作成されたプロジェクトで正しく表示されるようになりました。
LCD ディスプレイに、キーの変更の取り消し/やり直しがすぐに反映されるようになりました。
GarageBand のウインドウが、フルスクリーンモードを終了した後も、引き続き表示されるようになりました。
曲のマーカーの終了位置を、より正確に指定できるようになりました。
macOS 用 GarageBand 10.3.1
他社製の Audio Units および PlatinumVerb プラグインにアクセスできなかった問題が解決しました。
macOS 用 GarageBand 10.3
新機能/改善点
2 人の新しい Drummer が、ルーツやジャズの影響を受けたブラシスタイルで演奏してくれます。
無料でダウンロードできるアーティストレッスンが 20 以上あり、ヒットソングを世に送り出した本人がピアノやギターで演奏する方法を教えてくれます。
レゲトン、フューチャーベース、チルラップを含む 1,000 の新しいエレクトロニックループやアーバンループが追加されました。
動物、機械、音声など、400 のサウンドエフェクトを使用できます。新しいサウンドのダウンロード方法について詳しくは、こちらの記事を参照してください。
「Guzheng」「Koto」「Taiko Drums」で中国本土と日本の伝統楽器を演奏したり録音したりできます。
Vintage Mellotron の 5 つのパッチで、曲にクラシックなサウンドを追加できます。
iOS 用 GarageBand との互換性が向上します。
安定性/信頼性
Logic Pro で作成された特定のパッチを読み込む際に、GarageBand が予期せず終了することがなくなりました。
編集
MIDI パンデータを GarageBand で編集できるようになりました。
マーキーツールのヘルプタグに、現在の選択範囲の全体長が、開始位置と終了位置と併せて表示されるようになりました。
ピアノ・ロール・エディタで「command + option」キーを押して、オートメーションのステップ編集が可能になりました。
アクセシビリティ
VoiceOver が、「新規トラック」ダイアログで選択されているトラックの種類を読み上げてくれるようになりました。
トラック領域でリージョンを操作中に、VoiceOver がトラックの名前を読み上げてくれるようになりました。
プラグイン
プラグインウインドウのサイズが、コントロールの数が違うプリセットへの切り替え時に予期せず変更されることがありましたが、この問題が解消しました。
Flex
リージョンエディタで「テンポとピッチに従う」を有効にすると、トラックエディタで Flex も有効になります (まだ有効になっていない場合)。
一般
GarageBand が、ミュージックタイピングの使用時に予期せずノートをサスティンすることがなくなりました。
メトロノームの音量とトーンを GarageBand の環境設定で調整できます。
GarageBand LCD に元通り、時間がミリ秒単位で表示されるようになりました。
「マスターエコー」と「マスターリバーブ」のバイパス設定が、GarageBand プロジェクトに保存されるようになりました。
プロジェクトのキーを変更した後で「取り消す」を実行すると、Apple Loops が元のキーに正しく戻るようになりました。
ソフトウェア音源トラックが、トラックロックが無効になった後で、MIDI 入力に適切に反応するようになりました。
再生中にオーディオを録音できるようになりました。