「ショートカット」で「それぞれで繰り返す」アクションを使用してリストを処理する
このセクションでは、(前のトピックで)Dark Sky API から返されたデータと「それぞれで繰り返す」アクションを使用して、予報に含まれる各日の平均気温を取得します。「それぞれで繰り返す」アクションを使用すると、ショートカットでリスト内の各項目に対して次々に処理することができます。
8 日分のデータの組を操作するには、出力を「それぞれで繰り返す」アクションに渡してから、各ループ内で一度に 1 日分のデータを取得するようにアクションを設定する必要があります。
日次の最高温度および最低温度の平均を取得するには、「リスト」アクションと 2 つの「繰り返し項目」変数を使用して繰り返しループを作成します。1 番目の「繰り返し項目」変数をタップし、コンテンツの種類を「辞書」に設定してから、各日の最高温度を取得するキー temperatureMax
を入力します。2 番目の「繰り返し項目」に対しても同様に実行し、各日の最低温度を取得するキー temperatureMin
を入力します。
次に、「統計を計算」アクションを使用して 2 つの新しい値の平均を計算し、「端数を処理」アクションを使用してその値の平均気温を分かりやすく読みやすい形式にします。
繰り返しループから渡された後の未加工のデータ値が有用であることを確認するため、曜日を抽出してアラートで使用します。time
キーに設定された別の「繰り返し項目」変数を使用して、API から時刻値を抽出し、「日付を調整」アクションを使用して時刻値から正しい日付を計算します。曜日(「日付を調整」から抽出)を表す変数および平均温度(「端数を処理」から抽出)を「テキスト」アクションに配置して、各ループの最終結果が新しくフォーマットされたデータによるテキスト 1 行になるようにします。
ショートカットが実行されて「それぞれを繰り返す」アクションに到達すると、各日のデータ辞書に対してループを処理し、計算を実行してから、「繰り返しの終了」マーカーに結果を渡します。8 回の繰り返しがすべて終了すると、すべての数値がまとめられて「繰り返しの終了」マーカーに渡され、別のアクションの入力として使用することも「繰り返しの結果」変数として取得することもできるようになります。