Macの「メール」でメールの添付ファイルをマークアップする
メッセージの作成中にイメージまたはPDF書類をメッセージに追加するときに、マークアップを使用して、添付ファイルに何かを書いたり描いたり、回転させたり切り取ったり、図形や署名を追加したりできます。
ヒント: マークアップツールを使用すると、独自の描画をメッセージに直接追加することができます。Controlキーを押したままメッセージ本文内の任意の場所をクリックし、「描画を挿入」を選択します。
Macの「メール」アプリケーション で、メッセージに追加した画像やPDFにポインタを合わせます。
添付ファイルの右上隅に表示されるアクションポップアップメニュー をクリックしてから、「マークアップ」を選択します。または、イメージ上で強めのクリックをします。
ポップアップメニューが表示されない場合は、「マークアップ」を有効にする必要があります。アップルメニュー >「システム設定」と選択し、サイドバーで(必要であれば下にスクロールして)「プライバシーとセキュリティ」 をクリックします。右側で「その他」に移動し、「機能拡張」をクリックして、「アクション」をクリックしてから、「マークアップ」チェックボックスを選択してください。
ツールを使用して画像またはPDFをマークアップします。
添付ファイルのどのくらいを表示するかはいつでも調整できます。ポインタを端付近に移動してから、青色のハンドルをドラッグします。
図形、テキスト、または署名を複製するには、Optionキーを押したまま項目をドラッグします。黄色のガイドを使用して項目を揃えることができます。
ツール
説明
スケッチ
図形を一筆で描いてください。
スケッチが標準図形として認識された場合は、その図形で置き換えられます。自分のスケッチを使用する場合は、表示されるパレットから選択してください。
描画
スケッチが標準図形として認識された場合は、その図形で置き換えられます。指でトラックパッドを強く押すと、線が太く、濃くなります。
このツールは、感圧タッチトラックパッドを搭載したMacにのみ表示されます。
シェイプ
図形をクリックしてから、目的の場所にドラッグします。サイズを変更するには、青色のハンドルを使用します。緑色のハンドルになったら、ハンドルを使用して図形を変更します。
以下のツールを使用して、図形を拡大/縮小したり、ハイライトしたりできます:
ルーペ : 拡大したい領域へルーペをドラッグします。拡大率を大きくしたり小さくしたりするには、緑色のハンドルをドラッグします。ルーペのサイズを変更するときは、青色のハンドルをドラッグします。
領域をさらに拡大するには、追加でルーペを作成してそれらを重ねることができ、黄色いガイドを使用するとルーペを揃えることができます。
ハイライト: 目的の場所にハイライトをドラッグします。サイズを変更するには、青色のハンドルを使用します。
テキスト
テキストを入力してから、目的の場所にテキストボックスをドラッグします。
署名
署名のリストが表示される場合は、署名をクリックして目的の場所にドラッグします。サイズを変更するには、青色のハンドルを使用します。
新しい署名を作成するには、「署名」ツールをクリックし、「署名を作成」が表示されている場合はそれをクリックしてから、使用したい署名の作成方法をクリックします:
トラックパッドを使用する: 要求に応じてテキストをクリックし、トラックパッド上で指を使って名前を署名し、終了したらいずれかのキーを押して、「完了」をクリックします。結果が気に入らない場合は、「消去」をクリックしてから、やり直してください。
トラックパッドが対応している場合は、トラックパッドを強めに押すと、太めで色の濃い線で署名できます。
Macコンピュータの内蔵カメラを使用する: 署名(白い紙の上)をカメラに向けます。署名をウインドウの青い線に合わせてください。署名がウインドウに表示されたら、「完了」をクリックします。結果が気に入らない場合は、「消去」をクリックしてから、やり直してください。
iPhoneまたはiPadを使用する: 「デバイスを選択」をクリックしてデバイスを選択します(複数のデバイスが使用可能な場合)。デバイスで、指かApple Pencil(iPadの場合)を使って署名します。結果が気に入らない場合は、「消去」をタップしてから、やり直してください。準備ができたら、「完了」をタップします。
VoiceOver(Macに内蔵のスクリーンリーダー)を使用している場合は、署名を作成するときに署名の説明を追加できます。これは、複数の署名を作成し、目的の署名を確実に使用できるように署名を区別する必要がある場合に特に便利です。「完了」をクリックまたはタップする前に、「説明」ポップアップメニューをクリックし、「イニシャル」などの説明を選択するか、「カスタム」を選択して独自の説明を作成します。PDF書類に署名する準備ができたら、VoiceOverを使って署名のリスト上を移動します。使用したい署名の説明が読み上げられたら、VO+スペースバーを押して選択します。
iCloud Driveを使用する場合は、iCloud Driveがオンになっており、「iCloud Drive」オプションで「メール」が選択されているほかのMacコンピュータでも、署名を利用できます。
署名を削除するには、ポインタをその上に置いてから、(署名の右側に表示されています)をクリックします。この署名は、署名を追加できるどのアプリケーションでも利用できなくなります。
シェイプのスタイル
図形で使用する線の太さと種類を変更して、シャドウを追加します。
枠のカラー
図形で使用する線のカラーを変更します。
塗りつぶしのカラー
図形の内部で使用するカラーを変更します。
テキストスタイル
フォント、またはフォントのスタイルとカラーを変更します。
反時計回りに回転 /時計回りに回転
をクリックすると項目が反時計回りに回転します。回転を続けるにはクリックし続けます。
項目を時計回りに回転させるには、項目が目的の向きになるまでOptionキーを押したまま をクリックします。
切り取る
項目の一部を隠します。フレームの境界線内に残したい領域が表示されるまで、コーナーハンドルをドラッグします。フレームをドラッグして位置を変えることもできます。準備ができたら、「切り取る」をクリックします。
イメージの説明
イメージの説明を入力、表示、または編集します。(イメージに説明があるときは、このツールが強調表示されます。)
イメージの説明はスクリーンリーダーで読み上げることができ、オンラインでイメージを見るのが難しい人の助けになります。例えば、VoiceOver(Macに内蔵のスクリーンリーダー)を使用している場合、VoiceOverコマンドのVO+Shift+Lキーを押して、VoiceOverカーソル内のイメージの説明を読み上げることができます。
注釈 、、
近くにあるiPhone またはiPad を使用して、項目上でスケッチまたは描画して注釈を追加します。両方のデバイスが近くにある場合は、「注釈」 をクリックしてからデバイスを選択します。デバイスが接続されていることを示すために、このツールが強調表示されることがあります。デバイスを使わずに接続を解除する場合は、もう一度ツールをクリックします。
注記: 近くにあるiPhoneまたはiPadを使用して署名したり項目に注釈を追加したりするには、デバイスが連携機能のシステム条件を満たしている必要があります。Appleのサポート記事「Mac、iPhone、iPad、Apple Watchで連係機能を使用するためのシステム条件」を参照してください。
終了したら、「完了」をクリックします。
注釈は、メッセージを送信するまで変更または追加できます。注釈は、送信されるときにイメージまたはPDFの一部になり、受信者を含めて変更できません。