MacでVoiceOverを使ってKeynoteプレゼンテーションを作成する
VoiceOverを使用してMacでKeynoteプレゼンテーションを作成できます。VoiceOverは、画面を見ずにデバイスを使用できるようにする、高度な画面読み上げ機能です。テーマ(デザイン済みスライドレイアウトと要素のセット)から始めて、独自の内容を追加します。統一感を持たせるため、各テーマには、互いに調和するフォント、テキストスタイル、色が使用されています。
注記: VOは VoiceOver修飾キーを表します。
テーマを選択する
スライドのサイズが標準またはワイドのテーマを選択することも、カスタムテーマ(変更して、後でもう一度使用するために保存したテーマ)を選択することもできます。テーマはテーマセレクタで選択します。
MacのKeynoteで、VO+Mキーを押してメニューバーにジャンプし、「ファイル」>「新規」と選択してからReturnキーを押します。
テーマセレクタが開きます。
テンプレートセレクタのコレクションに移動するには、VO+←キーまたはVO+→キーを押してから、VO+Shift+↓キーを押して領域内に移動します。
ワイドまたは標準のテーマを選択するには、VO+←キーまたはVO+→キーを押し、「標準(4:3)」または「ワイド(16:9)」と読み上げられたところで放してから、VO+スペースキーを押してメニューを開きます。VO+↑キーまたはVO+↓キーを押し、オプションが読み上げられたところで放してから、VO+スペースキーを押して目的のテーマを選択します。
テーマのオプションを切り替えるには、いずれかの矢印キーを押してから、Returnキーを押してオプションを選択します。
たとえば、シンプルな黒の背景の写真を紹介するプレゼンテーションを作成する場合は、「写真エッセイ」テーマを選択できます。
スライドのレイアウトを変更する
別のマスタースライドを適用することで、スライドの外観をすばやく変更できます。これは、「フォーマット」サイドバーの「スライドレイアウト」タブで行います。
MacのKeynoteでプレゼンテーションを開き、VO+Uキーを押してローターを開きます。
←/→キーを押し、「ウインドウスポット」と読み上げられたところで放します。次に、↓キーを押して、「コンテンツナビゲータ-スライドナビゲータの表」と読み上げられたところで放します。
スライドナビゲータを選択するには、Returnキーを押してから、VO+Shift+↓キーを押してスライドナビゲータを選択します。
↑/↓キーを押して、編集したいスライドが読み上げられたところで放します。次に、VO+Jを2回押して、「フォーマット」サイドバーの「スライドレイアウト」タブにジャンプします。
注記: 別のサイドバーにジャンプする場合は、ツールバーを使用して「フォーマット」サイドバーに移動できます。現在の位置で、VO+Shift+↑キーを押してから、VO+←キーを押してツールバーに移動します。ツールバー内を移動するために、VO+Shift+↓キーを押します。次に、VO+→キーを押して「フォーマット」ボタンに移動します。VO+スペースバーを押して「フォーマット」ボタンを選択してから、VO+Jキーを2回押して「テキスト」タブにジャンプします。VO+スペースバーを押して選択します。「スライドレイアウト」タブに移動するには、VO+Jキーを3回押します。
現在のスライドレイアウトが読み上げられるようにするには、VO+↓キーを押して、もう一度VO+↓キーを押します。「マスターを変更」と読み上げられます。「マスターを変更」ボタンを選択するには、VO+スペースバーを押します。
マスタースライドのレイアウトのオプションを切り替えるには、VO+任意の矢印キーを押してから、VO+スペースバーを押して目的のレイアウトオプションを選択します。
独自のテキストを追加する
マスタースライドには、タイトル、サブタイトル、本文テキストなどのテキスト要素を含むプレースホルダテキストボックスが含まれています。スライドレイアウト領域で、プレースホルダテキストを独自の内容に置き換えることができます。
MacのKeynoteでプレゼンテーションを開き、VO+Uキーを押してローターを開きます。
←/→キーを押し、「ウインドウスポット」と読み上げられたところで放します。次に、↓キーを押して、「内容-スライドレイアウト領域」と読み上げられたところで放します。
スライドレイアウト領域を選択するには、Returnキーを押してから、VO+Shift+↓キーを押して領域内に移動します。
VO+→キーまたはVO+←キーを押して、編集するテキスト(「タイトル」や「本文」など)が読み上げられたところで放します。
入力して独自のテキストを追加します。
スライド上の別のテキストボックスを編集するには、VO+Shift+↑キーを押してから、VO+Shift+→キーまたはVO+Shift+←キーを押してテキストプレースホルダに移動します。
独自のメディアを追加する
スライド上のプレースホルダメディアを置き換えて、独自のイメージやビデオを追加できます。これはスライドレイアウト領域で行います。
MacのKeynoteでプレゼンテーションを開き、VO+Uキーを押してローターを開きます。
←/→キーを押し、「ウインドウスポット」と読み上げられたところで放します。次に、↓キーを押して、「内容-スライドレイアウト領域」と読み上げられたところで放します。
スライドレイアウト領域を選択するには、Returnキーを押してから、VO+Shift+↓キーを押して領域内に移動します。
VO+→キーまたはVO+←キーを押して、置き換えたいイメージの名前が読み上げられたところで放します。
VO+Shift+Mキーを押してショートカットメニューを開いてから、↓キーを押して「イメージを置き換え」と読み上げられたところで放します。Returnキーを押します。
「写真」メニューで、追加したいイメージまたはビデオに移動してから、VO+スペースバーを押してイメージまたはビデオを選択します。
元のイメージがあったスライド上の位置に、選択したイメージが表示されます。
また、ツールバーの「挿入」メニューを選択して、独自の図形などのオブジェクトを挿入することもできます。
イメージ、オーディオ、およびビデオにアクセシビリティの説明(これらはVoiceOverなどの操作補助技術によって読み上げられます)を追加するには、イメージの説明を追加する、オーディオの説明を追加する、またはビデオの説明を追加するを参照してください。
プレゼンテーションを再生する
Macでプレゼンテーションを再生すると、現在のスライドのテキストとイメージが読み上げられます。プレゼンテーションがフルスクリーンで再生されます。
プレゼンテーションを別のディスプレイで再生する方法については、別のディスプレイでプレゼンテーションを再生するを参照してください。
MacのKeynoteでプレゼンテーションを開き、VO+Uキーを押してローターを開きます。
←/→キーを押し、「ウインドウスポット」と読み上げられたところで放します。次に、↓キーを押して、「コンテンツナビゲータ-スライドナビゲータの表」と読み上げられたところで放します。
スライドレイアウト領域を選択するには、Returnキーを押してから、VO+Shift+↓キーを押して領域内に移動します。
↑/↓キーを押して、最初に表示するスライドが読み上げられたところで放します。Option+Command+Pキーを押してスライドショーを再生します。
スライド上で移動して、イメージやテキストが読み上げられるようにするには、VO+任意の矢印キーを押します。
プレゼンテーションを進めるには、以下のいずれかを実行します:
次のスライドまたはビルドに移動する: →キーを押します。
1つ前のスライドに戻る/スライド上のビルドをリセットする: ←キーを押します。
別のスライドにジャンプする: 数字キーを押してスライドナビゲータを表示し、Command+Aキーを押してテキストフィールドで現在のスライド番号を選択してから、スライド番号を入力します。Returnキーを押します。
プレゼンテーションの再生を停止するには、Esc(Escape)キーを押します。