Mac用Final Cut ProのSpace Designerの音量エンベロープのコントロール
Space Designerエフェクトの音量エンベロープを使うと、リバーブの初期レベルを設定し、音量の経時的な変化を編集することができます。どの音量エンベロープパラメータも、数値を入力して編集できます。また、パラメータの大部分はグラフィカルに編集できます。Mac用Final Cut ProでSpace Designerエンベロープを編集するを参照してください。
クリップにSpace Designerエフェクトを追加する方法や、エフェクトのコントロールを表示する方法については、Mac用Final Cut ProのクリップにLogicエフェクトを追加するを参照してください。
「Init Level」（Initial Level）ノード/フィールド: IRのアタックフェーズの初期音量を設定します。ノードを垂直方向にドラッグします。この値は、インパルスレスポンスファイルの全体の音量に対するパーセンテージで表されます。通常、アタックフェーズは通常インパルスレスポンスの中で最も音量の大きな部分です。「Init Level」を100 ％に設定すると、初期反射音を最大音量で鳴らすことができます。
「Attack」ノード/フィールド: 音量エンベロープのディケイフェーズが始まるまでの時間を指定します。ノードを水平方向にドラッグします。
「Decay」ノブ/フィールド: ディケイフェーズの長さを設定します。ノードを水平方向にドラッグします。
注記: 全体的なディケイは、「Length」と「Size」のグローバルパラメータ値によって決まります。例えば、「Length」の値が100 ％、「Size」の値が100 ％であれば、ディケイは読み込んだインパルスレスポンス全体と同じ長さになります。
「Exp」（Exponential）ボタン: きわめて自然な響きのリバーブテイルを得るために、音量エンベロープのディケイカーブの形状を指数関数アルゴリズムによって決定します。
「Lin」（Linear）ボタン: 音量エンベロープのディケイカーブの形状を線形アルゴリズムによって決定します。より人工的な響きのリバーブテイルになります。
「End Level」ノード/フィールド: リバーブの最後の音量を設定します。この値は、音量エンベロープ全体に対するパーセンテージで表されます。ノードを垂直方向にドラッグします。
「End Level」を0 ％に設定した場合: リバーブテイルをフェードアウトできます。
「End Level」を100%に設定した場合: 終了位置がリバーブテイル内にある場合、リバーブテイルはフェードアウトされずに突然切れます。終了位置がリバーブテイルの外側にある場合は、「End Level」は作用しません。
ベジェ曲線ノード: ドラッグして、関連するエンベロープフェーズで凸形、凹形、またはS字カーブ形を作成または変更します。