Google WorkspaceからユーザアカウントをApple Business Managerに同期する
ユーザアカウントをGoogle WorkspaceからApple Business Managerに同期することができます。これを行うと、Apple Business Managerのプロパティ(役割など)が、Google Workspaceから読み込んだアカウントデータに統合されます。アカウント情報は、同期をオフにするまで、読み取り専用として追加されます。その際、アカウントは手動アカウントになり、アカウントの属性が編集できるようになります。
初回の同期には、それ以降のサイクルよりも長い時間がかかります。
注記: ユーザグループの同期はサポートされていません。
開始する前に
OIDC接続を使用してGoogle Workspaceと同期する前に、以下を行う必要があります。
必要に応じて、使用するドメインを構成し、確認します。「新しいドメインにリンクする」を参照してください。Google Workspaceと連携するドメインをすでに確認済みの場合は、このプロセスを省略できます。
ドメインを構成、連携し、有効にします。「Google WorkspaceとのFederated Authenticationを使用する」を参照してください。
Google Workspaceの設定を編集する権限のあるGoogle Workspaceの管理者に連絡します。
Google WorkspaceのユーザアカウントとApple Business Manager
Google WorkspaceからApple Business Managerに同期されたユーザアカウントには、デフォルトで職員の役割が割り当てられます。同期が完了すると、「役割」ユーザ属性のみを編集できます。この属性はApple Business Managerのユーザアカウントに保存され、Google Workspaceに書き戻されることはありません。
サインイン属性
Apple Business Managerで管理対象Apple IDに使用する属性は、一意である必要があります。通常は、ユーザのメールアドレスを使用します。ユーザが、Apple Business Managerで管理者の役割を持つ既存のユーザとまったく同じ属性を持っている場合は、同期が実行されず、ソースのフィールドは変更されません。
個人ID(Person ID)
Google WorkspaceのユーザアカウントがApple Business Managerに同期されると、Apple Business ManagerのユーザアカウントにユーザIDが作成されます。このユーザIDは、競合するユーザアカウントを識別するために使用されます。
ユーザIDの変更に関する重要な考慮事項:
以前にGoogle Workspaceから読み込まれたユーザアカウントのユーザIDを変更すると、そのユーザアカウントはGoogle Workspaceと同期されなくなります。
以前にGoogle Workspaceから読み込まれたユーザアカウントのユーザIDを変更した後、そのユーザアカウントを再接続する場合は、競合を解決する必要があります。
Google Workspace Syncを有効にする
Apple Business Managerで、管理者またはユーザマネージャの役割を持つユーザでサインインします。
サイドバーの下部にある自分の名前を選択し、「環境設定」を選択して、「管理対象Apple ID」 を選択します。
「ディレクトリ同期」で、「Google Workspace Sync」をオンにします。
手動で同期する
Apple Business ManagerとGoogle Workspaceを手動で同期して、Google Workspaceで加えられた変更を読み込むことができます。
Apple Business Managerで、管理者またはユーザマネージャの役割を持つユーザでサインインします。
サイドバーの下部にある自分の名前を選択し、「環境設定」を選択して、「管理対象Apple ID」 を選択します。
「Google Workspace Sync」の下の「今すぐ同期」を選択します。