AirPodsのアクティブノイズキャンセリングモードと外部音取り込みモード

AirPods ProとAirPods Maxでは、周囲の音をどの程度聞き取りたいかに応じて、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みのリスニングモードを切り替えたり、リスニングモードをオフにしたりできます。

アクティブノイズキャンセリングモードおよび外部音取り込みモードとは?

AirPods 4(ANC)、AirPods Pro 1、AirPods Pro 2、AirPods Pro 3、AirPods Maxのアクティブノイズキャンセリングでは、外向きのマイクが外部の音を検知し、その音と釣り合うアンチノイズ機能によって、外部の音が耳に届く前に打ち消されます。内向きのマイクは耳の内側の不要な音を聞き取り、それもアンチノイズ機能で取り除きます。

外部音取り込みモードでは周囲の音が聞こえるので、周囲で何が起きているのか耳で察知できます。アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードは、AirPods Proが耳にぴったりと収まっている場合に本領を発揮します。

最新バージョンのiOSやiPadOSでAirPods 4(ANC)、AirPods Pro 2またはAirPods Pro 3をお使いの場合は、適応型オーディオを利用して、周囲の状況に合わせてノイズキャンセリングの設定を調整することもできます。

AirPods Pro 2とAirPods Pro 3では、リスニングモードで、周囲の大きな騒音にさらされている状態を軽減することもできます。

リスニングモードを切り替える

リスニングモードはAirPodsで直接、またはiPhone、iPad、Apple Watch、Macを使って切り替えることができます。モードが切り替わると、チャイム音が鳴ります。

iOS、iPadOS、watchOS、macOSを使ってノイズコントロールモードを切り替える場合は、アクティブノイズキャンセリングが「ノイズキャンセリング」として表示されます。

AirPods Maxでリスニングモードを切り替える

AirPods Maxの装着中は、ノイズコントロールボタンを押して、アクティブノイズキャンセリングモードと外部音取り込みモードを切り替えます。どのモード(アクティブノイズキャンセリング、外部音取り込みモード、オフ)に切り替えるかは、iPhone、iPad、MacのBluetoothの設定画面でカスタマイズできます。

AirPods Maxのノイズコントロールボタンは、右のイヤーカップの上部、Digital Crownの反対側にあります。

AirPods 4(ANC)またはAirPods Proでリスニングモードを切り替える

AirPodの軸部分にある感圧センサーをチャイム音が聞こえるまで長押しします。

AirPods Proの感圧センサー。

両耳にAirPodsを着けているときは、左右いずれかのAirPodの軸部分にある感圧センサーを長押しし、アクティブノイズキャンセリング、外部音取り込みモード、オフの間を切り替えます。AirPods 4(ANC)、AirPods Pro 2、AirPods Pro 3では、適応型オーディオに切り替えることもできます。どのモードに切り替えるかは、iPhone、iPad、MacのAirPodsの設定画面でカスタマイズできます。

AirPodを片方だけ着けている場合にアクティブノイズキャンセリングを使う場合は、iPhoneやiPadで「設定」>「アクセシビリティ」>「AirPods」の順に選択し、「AirPodsを1つだけ装着時にノイズキャンセリング」をオンにします。その後、感圧センサーを長押しすると、リスニングモードが切り替わります。

iPhoneやiPadでリスニングモードを切り替える

  1. iPhoneまたはiPadの画面右上隅から下にスワイプしてコントロールセンターを開きます。

  2. AirPodsを装着した状態で、音量スライダを長押しすると、追加のコントロールが表示されます。

  3. 左下隅のリスニングモードボタンnull をタップします。

    iPhoneのコントロールセンターに音量調節コントロールが表示されているところ。「リスニングモード」ボタンは、音量調節スライダの下の左端のボタンです。
  4. 目的のリスニングモードをタップします。

    iPhoneのコントロールセンターにリスニングモード(「外部音取り込み」「適応型」「ノイズキャンセリング」)が表示されているところ。

リスニングモードのカスタマイズや切り替え操作は、「設定」でも行えます。

  1. AirPodsを耳に着けた状態でiPhoneまたはiPadに接続し、「設定」を選択します。

  2. AirPodsの名前をタップします。

  3. リスニングモードを切り替えるには、「ノイズキャンセリング」または「外部音取り込み」をタップします。AirPods 4(ANC)またはAirPods Proの感圧センサーやAirPods Maxのノイズコントロールボタンで切り替えるリスニングモードを選択しておくには、「ボタンで切り替わるモードの選択」で2つまたは3つのモードを選択してください。

    iPhoneのAirPods Proの設定の「リスニングモード」の各オプション。「名前」フィールドの下に「外部音取り込み」「適応型」「ノイズキャンセリング」の各モードが表示されているところ。

Apple Watchでリスニングモードを切り替える

  1. AirPods ProやAirPods MaxをApple Watchに接続した状態で、サイドボタンを押してコントロールセンターを表示します。

  2. オーディオを聴いている間に、AirPodsのアイコンをタップします。

  3. リスニングモードを選択します。

Macでリスニングモードを切り替える

  1. AirPods ProやAirPods MaxをMacに接続した状態で、MacのメニューバーにあるAirPodsのアイコンをクリックします。

  2. お使いのAirPods ProまたはAirPods Maxを選択し、目的のリスニングモードを選択します。

    Macのメニューバーの「サウンド」メニュー。AirPods ProまたはAirPods Maxをオーディオ出力デバイスとして選択すると、選択可能なノイズコントロールモードが表示されます。

AirPods(ANC)またはAirPods Proの感圧センサーやAirPods Maxのノイズコントロールボタンで切り替えるリスニングモードを2つまたは3つ選択しておくこともできます。

  1. AirPods ProやAirPods MaxをMacに接続した状態で、Appleメニュー  >「システム設定」の順に選択します。

  2. 「長押しして切り替え」をクリックし、切り替えたいリスニングモードを2つまたは3つ選択します。

    Macの「システム設定」でのAirPods Proの設定。

AirPods Proでアクティブノイズキャンセリングが正常に機能しない場合は、こちらの記事で対処法をご確認ください。

リスニングモードをオフにする

  1. iPhoneまたはiPadで、AirPodsをデバイスに接続した状態で、「設定」>「[お使いのAirPods]」と選択します。Macでは、Appleメニュー  >「システム設定」で、お使いのAirPodsを選択します。

  2. 対応デバイス*とペアリングしてあるAirPods Pro 2やAirPods Pro 3で「リスニングモードがオフ」設定をオンにすると、すべてのリスニングモードのテクノロジーをオフにできます。

  3. 「リスニングモード」で「オフ」を選択します。対応デバイスでAirPods Pro 2やAirPods Pro 3のリスニングモードをオフにすると、聴覚保護機能も無効になります。

* 対応デバイスには、iOS 18.1以降を搭載したiPhone、iPadOS 18.1以降を搭載したiPad、macOS Sonoma 15.1以降を搭載したMacコンピュータが含まれます。

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